2019/03/17(日) - 09:25
国内ロードレースの開幕戦となるJプロツアー第1戦「修善寺ロードレースDay-1」が開催され、マトリックスパワータグのオールイス・アルベルトが優勝した。
2019年のJプロツアーは、東京オリンピックの会場にもなる日本サイクルスポーツセンターで開幕戦を迎えた。
2日間開催の修善寺ロードレース。初日のDay-1は、Jプロツアーの他にE1、E3が行われた。昨年までは全クラスタ開催が原則だったが、今年は同一コースでの2日間開催の場合は、E3以外はどちらか1日の開催となる。それにより各クラスタのレース距離を伸ばすことが狙いだ(今回に限り、Jプロツアーは2日間開催)。
悪天候の予報が出ていたが、雲多めながらも晴れ間が出るほどの天気に恵まれた。しかし強めの冷たい風が吹き続け、寒さを感じる中でのレースとなった。
オールイス・アルベルトが日本初公式戦で優勝
コースは伝統の5kmサーキットを逆回り(右回り)。Jプロツアーは12周60kmで行われた。途中、4周目終了時と8周目終了時に中間スプリントポイントが設定され、先頭通過すると優勝ポイントの20%が獲得できる。レースを活性化させるために今年から導入されたポイントシステムだ。
スタート直後からアタックが繰り返され、集団は縦に長く伸ばされる。1回目のスプリントポイントを、オールイス・アルベルト(マトリックスパワータグ)が獲得。この動きをきっかけに9人が先行する。その後メンバーが入れ替わり、新たに8人の逃げ集団が形成される。
メンバーは、オールイス・アルベルト、ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ )、サム・クローム、ロビー・ハッカー(チーム右京)、石橋学、平塚吉光(チームブリヂストンサイクリング)、中田拓也(シマノレーシング )、小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
メイン集団との差は最大で1分以上まで開くが、レース終盤にかけて徐々に縮まっていく。
2回目のスプリントポイントはホセが先頭通過してレースが終盤に入ると、30秒前後に詰まったメイン集団との差に呼応して逃げ集団でのアタック合戦が始まる。最終周回、ハッカーのアタックにオールイス、クロームが追従し、3人が先行する。メイン集団は遅れた5人を吸収して追走して20秒まで差を詰めるが、先行した3人を吸収できず、勝負は3人に絞られた。
残り100m、ホームストレートに続く登りから先頭で現れたのはオールイス。追いすがるクロームとハッカー、さらにその後方に迫る集団を見て勝利を確信すると、両腕を広げてフィニッシュ。来日後初の公式戦で優勝して見せた。
「登りが厳しくてハイスピードなコース。短距離だけど厳しいレースだった。それでも日本で初めてのレースで勝てて嬉しい。チームにありがとうと言いたい。明日は距離が長くなるけれど、行けると思う」と、オールイスはコメントした。
一方、序盤から積極的に動いて逃げに乗り、終盤まで残った石橋が敢闘賞となった。
「来週にツール・ド・とちぎが控えているので、それに向けてコンディションチェックをしておきたかったこともあって、序盤から動きました。8人の逃げが決まってからは全体に落ち着いて回せるようになりました。平塚選手も逃げにのって良い形になったと思いましたが、マトリックスと右京も強い選手が2人いたので難しい展開になりました。
最後は負けてしましましたが、初戦の感触をつかむには良かったし、UCIレース並に高いレベルのレースが出来ることは自分達にはプラスになるので、良いことと思います」と語った。
2019年のJプロツアーは、東京オリンピックの会場にもなる日本サイクルスポーツセンターで開幕戦を迎えた。
2日間開催の修善寺ロードレース。初日のDay-1は、Jプロツアーの他にE1、E3が行われた。昨年までは全クラスタ開催が原則だったが、今年は同一コースでの2日間開催の場合は、E3以外はどちらか1日の開催となる。それにより各クラスタのレース距離を伸ばすことが狙いだ(今回に限り、Jプロツアーは2日間開催)。
悪天候の予報が出ていたが、雲多めながらも晴れ間が出るほどの天気に恵まれた。しかし強めの冷たい風が吹き続け、寒さを感じる中でのレースとなった。
オールイス・アルベルトが日本初公式戦で優勝
コースは伝統の5kmサーキットを逆回り(右回り)。Jプロツアーは12周60kmで行われた。途中、4周目終了時と8周目終了時に中間スプリントポイントが設定され、先頭通過すると優勝ポイントの20%が獲得できる。レースを活性化させるために今年から導入されたポイントシステムだ。
スタート直後からアタックが繰り返され、集団は縦に長く伸ばされる。1回目のスプリントポイントを、オールイス・アルベルト(マトリックスパワータグ)が獲得。この動きをきっかけに9人が先行する。その後メンバーが入れ替わり、新たに8人の逃げ集団が形成される。
メンバーは、オールイス・アルベルト、ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ )、サム・クローム、ロビー・ハッカー(チーム右京)、石橋学、平塚吉光(チームブリヂストンサイクリング)、中田拓也(シマノレーシング )、小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
メイン集団との差は最大で1分以上まで開くが、レース終盤にかけて徐々に縮まっていく。
2回目のスプリントポイントはホセが先頭通過してレースが終盤に入ると、30秒前後に詰まったメイン集団との差に呼応して逃げ集団でのアタック合戦が始まる。最終周回、ハッカーのアタックにオールイス、クロームが追従し、3人が先行する。メイン集団は遅れた5人を吸収して追走して20秒まで差を詰めるが、先行した3人を吸収できず、勝負は3人に絞られた。
残り100m、ホームストレートに続く登りから先頭で現れたのはオールイス。追いすがるクロームとハッカー、さらにその後方に迫る集団を見て勝利を確信すると、両腕を広げてフィニッシュ。来日後初の公式戦で優勝して見せた。
「登りが厳しくてハイスピードなコース。短距離だけど厳しいレースだった。それでも日本で初めてのレースで勝てて嬉しい。チームにありがとうと言いたい。明日は距離が長くなるけれど、行けると思う」と、オールイスはコメントした。
一方、序盤から積極的に動いて逃げに乗り、終盤まで残った石橋が敢闘賞となった。
「来週にツール・ド・とちぎが控えているので、それに向けてコンディションチェックをしておきたかったこともあって、序盤から動きました。8人の逃げが決まってからは全体に落ち着いて回せるようになりました。平塚選手も逃げにのって良い形になったと思いましたが、マトリックスと右京も強い選手が2人いたので難しい展開になりました。
最後は負けてしましましたが、初戦の感触をつかむには良かったし、UCIレース並に高いレベルのレースが出来ることは自分達にはプラスになるので、良いことと思います」と語った。
P1クラスタ(60km)結果
Jプロツアーリーダー オールイス・アルベルト(マトリックスパワータグ )
U23リーダー 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)
敢闘賞 石橋学(チームブリヂストンサイクリング )
text&photo:Satoru.Kato
U23リーダー 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)
敢闘賞 石橋学(チームブリヂストンサイクリング )
text&photo:Satoru.Kato
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