2019/03/15(金) - 23:08
国内ロードレースのシリーズ戦「Jプロツアー」の2019年シーズンが、16日に開催される「修善寺ロードレース」で開幕する。出場チーム、年間スケジュールをおさらいし、シーズンをプレビューする。
国内ロードレースの2019年シーズンがいよいよ本格開幕を迎える。
JBCF(一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟)が主催するロードレースシリーズ「Jプロツアー」の第1戦と第2戦「修善寺ロードレース」が、3月16日と17日の2日間、日本サイクルスポーツセンターで開催される。それを前に、まずは今年のJプロツアーの開催予定をおさらいしよう。
全23戦のJプロツアー 広島で5戦開催 E1との交流戦も
国内ロードレースの2019年シーズンがいよいよ本格開幕を迎える。
JBCF(一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟)が主催するロードレースシリーズ「Jプロツアー」の第1戦と第2戦「修善寺ロードレース」が、3月16日と17日の2日間、日本サイクルスポーツセンターで開催される。それを前に、まずは今年のJプロツアーの開催予定をおさらいしよう。
全23戦のJプロツアー 広島で5戦開催 E1との交流戦も
2019 Jプロツアー カレンダー
日付 | レース名 | 開催地 | グレード |
---|---|---|---|
3月16日 | 修善寺ロードレース | 日本CSC | シルバー |
3月17日 | 修善寺ロードレース | 日本CSC | ゴールド |
4月21日 | 西日本ロードクラシック 広島大会 | 広島中央森林公園 | プラチナ |
4月28日 | 東日本ロードクラシック 群馬大会 | 群馬CSC | プラチナ |
5月11日 | 宇都宮ロードレース | 栃木県宇都宮市 | ゴールド |
5月12日 | 宇都宮クリテリウム | 栃木県宇都宮市 | ブロンズ |
6月8日 | 那須塩原クリテリウム | 栃木県那須塩原市 | ブロンズ |
6月9日 | やいた片岡ロードレース | 栃木県矢板市 | ゴールド |
6月15日 | 群馬CSC 交流戦6月大会 | 群馬CSC | ブロンズ(任意) |
7月6日 | 東広島サイクルロードレース | 広島県東広島市 | シルバー |
7月7日 | 広島クリテリウム | 広島県広島市 | ブロンズ |
7月14日 | 石川サイクルロードレース | 福島県石川町 | ゴールド |
7月27日 | チームタイムトライアルチャンピオンシップ | 栃木県渡良瀬遊水地 | シルバー |
7月28日 | タイムトライアルチャンピオンシップ | シルバー | |
9月7日 | 群馬CSC 交流戦9月大会 | 群馬CSC | ブロンズ(任意) |
9月8日 | 群馬CSC 交流戦9月大会 | 群馬CSC | ブロンズ(任意) |
9月15日 | 南魚沼ロードレース | 新潟県南魚沼市 | ゴールド |
9月22日 | 経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ | 広島中央森林公園 | プラチナ |
9月28日 | まえばしクリテリウム | 群馬県前橋市 | ブロンズ |
9月29日 | まえばし赤城山ヒルクライム | 群馬県前橋市 | ブロンズ(任意) |
10月5日 | やまぐちTT or クリテリウム(予定) | 群馬県山口市 | ブロンズ |
10月6日 | 秋吉台カルストロードレース | 山口県美祢市 | プラチナ |
10月14日 | 東京クリテリウム 神宮ステージ | 調整中 | シルバー |
開幕早々の4月、第3戦「西日本ロードクラシック」、第4戦「東日本ロードクラシック」と、最高ランクのレースグレード「プラチナ」のレースが続く。5月の宇都宮ラウンド、6月の栃木ラウンドを経て、全日本選手権直後の7月には初開催となる「東広島サイクルロードレース」が開催される。そして8月末ないし9月初頭に開催されていた渡良瀬遊水地でのタイムトライアルチャンピオンシップが、今年は7月末の開催となる。
約1ヶ月の休止期間の後9月に再開し、南魚沼ロードレース、広島中央森林公園で行われる経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップと、ハードなレースが続く。10月の秋吉台カルストロードレースが今年のロードレース最終戦となり、10月半ばに東京クリテリウムが予定されている。広島では計5戦が開催され、栃木と並ぶ開催数となる。
また、「交流戦」として、Jプロツアーの下位カテゴリー「Jエリートツアー」の選手も出場できるレースが設定される。6月と9月の群馬CSC交流戦、9月末の赤城山ヒルクライムの計4戦が交流戦となる(Jプロツアーチームは任意出場のレースとなる)。
東西18チームが揃う2019年Jプロツアーチーム
2019 Jプロツアーチーム
宇都宮ブリッツェン | マトリックスパワータグ |
シマノレーシング | チームブリヂストンサイクリング |
那須ブラーゼン | LEOMOベルマーレ・レーシングチーム |
イナーメ信濃山形 | ヴィクトワール広島 |
KINAN Cycling Team | 弱虫ペダルサイクリングチーム |
東京ヴェントス | FIETS GROEN 日本ロボティクス |
VC福岡 | Honda栃木 |
なるしまフレンドレーシングチーム | 群馬グリフィン |
eNShare-エルドラード | チーム右京 |
昨年シーズン個人総合優勝したチームブリヂストンサイクリングの窪木一茂、チーム総合優勝の宇都宮ブリッツェンが今年も強さを見せるのかは興味のあるところだが、やはり大幅に選手補強を行なったマトリックスパワータグは今年一番の注目だろう。
昨年最終戦に圧倒的な力を見せたフランシスコ・マンセボが正式加入し、開幕戦2連戦に出場する。さらにベネズエラのU23スプリンター、オールイス・アルベルトも要注目だ。来年の東京オリンピックでは、ベネズエラ代表としての出場が期待される若手選手。その実力は早いうちに見られるかもしれない。
そして3年ぶりのJプロツアー復帰となるチーム右京は、日本人選手だけでなく、ベンジャミ・プラデス、ロビー・ハッカーら外国人選手も出場する。近年で一番ハードなシーズンだったと言われる2016年の再来となるか?。
さらには昨年初優勝を挙げた木村圭佑キャプテン率いるシマノレーシング 、ベテラン飯野智行の加入が注目される那須ブラーゼン、才田直人と米谷隆志の実力が開花したLEOMOベルマーレ・レーシングチーム、ツール・ド・おきなわ市民210km優勝の紺野元汰が加入したイナーメ信濃山形、地元レースが増えたヴィクトワール広島、Jプロツアー2年目となる弱虫ペダルサイクリングチームなどの活躍にも注目したい。
会場の内外で新しい試みがスタート
今年から観戦者向けの新しい試みがいくつかスタートする。
まず有料の観覧席「VIP TICKET」が設定され、レース当日に先着20名から40名分が販売される。2,000円でチケットを購入すると、専用のテントスペースで観戦出来るほか、優勝選手との記念撮影や記念品などの特典が用意される。修善寺ロードレースでの販売数は先着20名。2日間ともVIP TICKETテントで観戦するには、1日ごと購入が必要だ。
YouTubeのJプロツアーチャンネルでは、各レースの生中継が行われる。これまでも動画による生中継は行われたが、全レース行われるのは今年が初めてだ。動画はJBCF公式サイトからリンクされる。
注目の開幕戦は16日午前11時30分スタート。
text:Satoru Kato
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