2019/03/05(火) - 09:26
数多くのオリジナルブランドを展開すると同時に海外ブランドの販売も手がける東京サンエス。独創的なアイデアを具現化するオリジナルパーツや、ソーマなど海外ブランドが揃えられた展示会が開催された。
ワンバイエス、ディズナ、グランジなど数多くのオリジナルブランド展開や、リッチーやソーマなど海外ブランドの販売などを行う東京サンエス。独創性あふれるオリジナルパーツにはコアなファンが多く、新パーツがお披露目されるサイクルモードではエンスージアストたちがカタログを求めてブースへと訪れるとか。
そんな東京サンエスが春の展示会を東京のアーツ千代田3331にて開催。受付前に飾られ目立っていたプロダクトはサイクルモードでも展示されていたフォークオフセット量を調整できるカーボンフォーク(OBS-RBD 1.25TH ロードベンドディスク 1.25スルーアクスル)だ。
フォークエンドの金具の向きを入れ替えるだけで、オフセットを53mmと48mmを選ぶことができるというユニークなプロダクトだ。フォークオフセットを調整することは、自転車の直進安定性に関わるトレイル値が変動することとなる。トレイル値は小さくなると操舵が俊敏になり、対して大きくなると直進安定性が強くなるもの。
例えばハンドルバーバッグなど重量物をフロント側に積載した場合、直進安定性に優れていればハンドルが取られる心配は少なくなる。しかし、直進安定性が高すぎるとスポーツバイクの俊敏な回頭性の味が薄くなってしまう。このフォークであればその日のライドに合わせてオフセットを切り替えることができる。荷物を運ぶツーリングから気軽なサイクリングどちらも楽しんでいるサイクリストや、自転車の性能で遊びたいサイクリストにピッタリなプロダクトだ。
このフォークは本所工研のH27というフェンダーに合わせたクラウン形状を採用している。見事なまでH27がピタリとフィットする造形に作り込んでおり、展示車両を見る機会があればクラウン部を覗き込んでもらいたい。タイヤクリアランスはH27装着状態で28c、フェンダー無しでは32c。振動低減のテクノロジーVDSや、フォークベンドによる衝撃吸収など機能が盛りだくさんな事もこのフォークのポイントだ。
展示見本としてこのフォークが搭載されていたバイクは現在開発中のスチールフレーム/ディスクブレーキのロードバイクだった。オーソドックスな造りを堅持しつつもスタンダードとなりつつあるディスクブレーキとした新型スポルティーフだ。このバイクは純粋に自転車を、サイクリングを楽しんでもらいたいという想いから作られているという。
現在ワンバイエスにラインアップされているJFFシリーズのバイクは、#805Z(CX:アルミ+ディスクブレーキ)、#803(CX:アルミ+カンチブレーキ)、#801(CX:スチール+ディスクブレーキ)、#501(ロード:スチール+リム)という4種類。
東京サンエスの展示会ではユニークな製品がたくさん並べられており、自分にマッチするものがあるかどうかを探すのも面白いひと時。今回発見したのは、現在開発中の3Dプリンターで出力した新型ハンドルのモックや、踏み面に角度がつけられたビンディングペダル。次回のサイクルモードでは製品版になっているのかと思うとワクワクする。
ズラリと並べられた製品の中で存在感を主張していたのが、既にリリース済みのジェイ・クランクだった。スラム互換のダイレクトマウント式チェーンリングを採用したモデルだ。このチェーンリングは剛性に優れており、変速もバッチリと決まるとショップから評価を得ているのだとか。チェーンリング重量は47/31Tで178g。
ディズナのニーザー2ハンドルは、元々はVenoのボーダレスカーボンハンドルバーの設計思想をアレンジしたアルミモデルの第2世代。東京サンエスが販売を行うソーマからの要望を受けてニーザーハンドルを改良したものだ。サンフランシスコのソーマユーザー達はこの様にライズしたハンドルを好んで使用しているという。
また今回の展示会ではJFFシリーズを始め、ソーマとその姉妹ブランドであるニューアルビオンのバイクが完成車の状態で展示されていたこともトピック。東京サンエスのオリジナルパーツやソーマ製のパーツを組み合わせて、車体ごとのバイクカスタマイズの方向性を示すことで、ショップの方にも展示自転車の遊び方などを感じ取ってもらおうというものだ。
ニーザーハンドルなど奇抜なデザインもバイクにアッセンブルしてみると使い方や完成車とした時のイメージを捉えることができる。ショップスタッフの方もカタログ上では伝わりきらない情報や雰囲気を掴めたことだろう。
ソーマの人気モデルはグラベルロードのFog Cutterだ。42cのタイヤを飲み込むクリアランスを備えている上、ラックやフェンダー用のアイレットも備えられており、グラベルを楽しむバイクとしても、スポルティーフとしてもアレンジできる懐の深さが魅力だ。
ミキストのコミューターBuena Vistaこそがソーマらしさを体現しているバイクと担当者は言う。さらに、サンフランシスコに拠点を構えるソーマらしく、トレイル環境を遊ぶためのMTBフレームも用意している。Valhallenは148mmのリアエンド、スルーアクスル、140mmトラベルのサス対応のハードテール。最新規格が盛り込まれたこの27.5+バイクはトレイル遊びするのにピッタリだろう。
今回はソーマの姉妹ブランドであるニューアルビオンもパーツを組んだ状態で展示されており、存在感をアピールしていた。この2ブランドの違いは使用する金属チューブにあり、ソーマはタンゲのプレステージ、ニューアルビオンはタンゲのインフィニティやチャンピオン2などを使用。より手の届きやすいブランドとなっている。
ラインアップはミキストのSTARLINGと650Bホイール対応のアドベンチャーバイクのDRAKEという2種類。STARLINGはスタイルのある日常生活を彩ってくれる存在となるだろう。
DRAKEは2インチ幅のタイヤを飲み込むことができるクリアランスを備えており、パーツの組み方次第でどのような遊びにも対応させられることが特徴。650b×40cのスリックタイヤを履かせればグラベルロードとして、ブロックタイヤを履かせればよりアグレシッブなトレイルまで楽しめるようになるはずだ。コミューターとしてもマッチしてくれるだろう。
今回の展示会ではJFFやソーマのバイクから自転車の楽しみ方には沢山の種類があると感じさせられた。自分の楽しみ方にマッチした自転車を見つけ、好みに合わせてアレンジすることが自転車を長きに渡って楽しむコツなのだろう。
以下は展示会の様子をフォトレポート。
載せきれなかった写真はフォトギャラリーにて
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ワンバイエス、ディズナ、グランジなど数多くのオリジナルブランド展開や、リッチーやソーマなど海外ブランドの販売などを行う東京サンエス。独創性あふれるオリジナルパーツにはコアなファンが多く、新パーツがお披露目されるサイクルモードではエンスージアストたちがカタログを求めてブースへと訪れるとか。
そんな東京サンエスが春の展示会を東京のアーツ千代田3331にて開催。受付前に飾られ目立っていたプロダクトはサイクルモードでも展示されていたフォークオフセット量を調整できるカーボンフォーク(OBS-RBD 1.25TH ロードベンドディスク 1.25スルーアクスル)だ。
フォークエンドの金具の向きを入れ替えるだけで、オフセットを53mmと48mmを選ぶことができるというユニークなプロダクトだ。フォークオフセットを調整することは、自転車の直進安定性に関わるトレイル値が変動することとなる。トレイル値は小さくなると操舵が俊敏になり、対して大きくなると直進安定性が強くなるもの。
例えばハンドルバーバッグなど重量物をフロント側に積載した場合、直進安定性に優れていればハンドルが取られる心配は少なくなる。しかし、直進安定性が高すぎるとスポーツバイクの俊敏な回頭性の味が薄くなってしまう。このフォークであればその日のライドに合わせてオフセットを切り替えることができる。荷物を運ぶツーリングから気軽なサイクリングどちらも楽しんでいるサイクリストや、自転車の性能で遊びたいサイクリストにピッタリなプロダクトだ。
このフォークは本所工研のH27というフェンダーに合わせたクラウン形状を採用している。見事なまでH27がピタリとフィットする造形に作り込んでおり、展示車両を見る機会があればクラウン部を覗き込んでもらいたい。タイヤクリアランスはH27装着状態で28c、フェンダー無しでは32c。振動低減のテクノロジーVDSや、フォークベンドによる衝撃吸収など機能が盛りだくさんな事もこのフォークのポイントだ。
展示見本としてこのフォークが搭載されていたバイクは現在開発中のスチールフレーム/ディスクブレーキのロードバイクだった。オーソドックスな造りを堅持しつつもスタンダードとなりつつあるディスクブレーキとした新型スポルティーフだ。このバイクは純粋に自転車を、サイクリングを楽しんでもらいたいという想いから作られているという。
現在ワンバイエスにラインアップされているJFFシリーズのバイクは、#805Z(CX:アルミ+ディスクブレーキ)、#803(CX:アルミ+カンチブレーキ)、#801(CX:スチール+ディスクブレーキ)、#501(ロード:スチール+リム)という4種類。
東京サンエスの展示会ではユニークな製品がたくさん並べられており、自分にマッチするものがあるかどうかを探すのも面白いひと時。今回発見したのは、現在開発中の3Dプリンターで出力した新型ハンドルのモックや、踏み面に角度がつけられたビンディングペダル。次回のサイクルモードでは製品版になっているのかと思うとワクワクする。
ズラリと並べられた製品の中で存在感を主張していたのが、既にリリース済みのジェイ・クランクだった。スラム互換のダイレクトマウント式チェーンリングを採用したモデルだ。このチェーンリングは剛性に優れており、変速もバッチリと決まるとショップから評価を得ているのだとか。チェーンリング重量は47/31Tで178g。
ディズナのニーザー2ハンドルは、元々はVenoのボーダレスカーボンハンドルバーの設計思想をアレンジしたアルミモデルの第2世代。東京サンエスが販売を行うソーマからの要望を受けてニーザーハンドルを改良したものだ。サンフランシスコのソーマユーザー達はこの様にライズしたハンドルを好んで使用しているという。
また今回の展示会ではJFFシリーズを始め、ソーマとその姉妹ブランドであるニューアルビオンのバイクが完成車の状態で展示されていたこともトピック。東京サンエスのオリジナルパーツやソーマ製のパーツを組み合わせて、車体ごとのバイクカスタマイズの方向性を示すことで、ショップの方にも展示自転車の遊び方などを感じ取ってもらおうというものだ。
ニーザーハンドルなど奇抜なデザインもバイクにアッセンブルしてみると使い方や完成車とした時のイメージを捉えることができる。ショップスタッフの方もカタログ上では伝わりきらない情報や雰囲気を掴めたことだろう。
ソーマの人気モデルはグラベルロードのFog Cutterだ。42cのタイヤを飲み込むクリアランスを備えている上、ラックやフェンダー用のアイレットも備えられており、グラベルを楽しむバイクとしても、スポルティーフとしてもアレンジできる懐の深さが魅力だ。
ミキストのコミューターBuena Vistaこそがソーマらしさを体現しているバイクと担当者は言う。さらに、サンフランシスコに拠点を構えるソーマらしく、トレイル環境を遊ぶためのMTBフレームも用意している。Valhallenは148mmのリアエンド、スルーアクスル、140mmトラベルのサス対応のハードテール。最新規格が盛り込まれたこの27.5+バイクはトレイル遊びするのにピッタリだろう。
今回はソーマの姉妹ブランドであるニューアルビオンもパーツを組んだ状態で展示されており、存在感をアピールしていた。この2ブランドの違いは使用する金属チューブにあり、ソーマはタンゲのプレステージ、ニューアルビオンはタンゲのインフィニティやチャンピオン2などを使用。より手の届きやすいブランドとなっている。
ラインアップはミキストのSTARLINGと650Bホイール対応のアドベンチャーバイクのDRAKEという2種類。STARLINGはスタイルのある日常生活を彩ってくれる存在となるだろう。
DRAKEは2インチ幅のタイヤを飲み込むことができるクリアランスを備えており、パーツの組み方次第でどのような遊びにも対応させられることが特徴。650b×40cのスリックタイヤを履かせればグラベルロードとして、ブロックタイヤを履かせればよりアグレシッブなトレイルまで楽しめるようになるはずだ。コミューターとしてもマッチしてくれるだろう。
今回の展示会ではJFFやソーマのバイクから自転車の楽しみ方には沢山の種類があると感じさせられた。自分の楽しみ方にマッチした自転車を見つけ、好みに合わせてアレンジすることが自転車を長きに渡って楽しむコツなのだろう。
以下は展示会の様子をフォトレポート。
載せきれなかった写真はフォトギャラリーにて
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