2019/02/25(月) - 08:06
2月24日、UAE(アラブ首長国連邦)で第1回UAEツアーが開幕。中東レース史上最も豪華なメンバーが揃ったUCIワールドツアーレースは、ユンボ・ヴィズマによるチームタイムトライアル制覇でスタートした。
2018年まで開催されてきたドバイツアーとアブダビツアーが合体する形で、UCIワールドツアーレースとして初開催を迎えたUAEツアー。本格的な山頂フィニッシュが2つ設定された開催期間7日間のステージレースが、真っ平らな16kmコースでのチームタイムトライアルで開幕した。
予定されていたクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)はツアーコロンビアからの疲労回復を優先するため出場を見送ったが、世界王者アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)やトム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)、ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)、リッチー・ポート(オーストラリア、トレック・セガフレード)、プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ)という、グランツールで総合優勝候補に名前が挙がる錚々たるメンバーがUAEに集結した。平坦ステージではエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、ドゥクーニンク・クイックステップ)やカレブ・ユアン(オーストラリア、ロット・スーダル)、マルセル・キッテル(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)が激突する。
中でもこのUAEツアーに一軍を送り込んでいるのは、地元スポンサーに勝利で報いたいUAEチームエミレーツ。2017年アブダビツアー総合優勝者のルイ・コスタ(ポルトガル)やダニエル・マーティン(アイルランド)、ディエゴ・ウリッシ(イタリア)という総合系選手に加え、平坦ステージではフェルナンド・ガビリア(コロンビア)とアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー)のツートップ体制を築いている。
初日はアブダビ南部に位置する広大なアルフダウリヤット島を駆け抜けるチームタイムトライアル。高低差が0mに等しく、スピードが緩むコーナーも少ないハイスピードコースに、18あるUCIワールドチームにガスプロム・ルスヴェロとノボノルディスクを加えた合計20チームが挑んだ。
デュムラン擁するサンウェブに7秒、ニバリ擁するバーレーン・メリダに9秒の差をつけて優勝したのはユンボ・ヴィズマ。平均57.086km/hという猛烈なスピードで平坦コースを駆け抜けたオランダチームが、プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア)を先頭にフィニッシュラインを切った。優勝メンバーのローレンス・デプルス(ベルギー)のSTRAVAログによると、チームTT中の最高スピードは69.1km/h。直線区間ではコンスタントに60km/h超のスピードで巡行しており、残り5kmの平均スピードは64.3km/hに達している。
「確かにTTが得意な選手を揃えていたものの、他のチームも同様に強力なメンバーを集めていたので、厳しいレースには変わりなかった。チームメイト全員が100%の力を出して走ったことを嬉しく思う。素晴らしいシーズンスタートになったし、チームのTT力を実感することができた」と、真っ赤なリーダージャージに袖を通したログリッチェ。
2018年にツール・ド・フランス総合4位、ツール・ド・ロマンディ総合優勝、イツリア・バスクカントリー総合優勝という成績を残している元スキージャンパーは「もちろん総合優勝を狙って走る。今シーズンを通して勝負することになる選手たちがここには揃っている。自分の目標はジロ・デ・イタリアであり、5月に向けて最高の状態を作っていきたい」とコメントしている。
2018年まで開催されてきたドバイツアーとアブダビツアーが合体する形で、UCIワールドツアーレースとして初開催を迎えたUAEツアー。本格的な山頂フィニッシュが2つ設定された開催期間7日間のステージレースが、真っ平らな16kmコースでのチームタイムトライアルで開幕した。
予定されていたクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)はツアーコロンビアからの疲労回復を優先するため出場を見送ったが、世界王者アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)やトム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)、ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)、リッチー・ポート(オーストラリア、トレック・セガフレード)、プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ)という、グランツールで総合優勝候補に名前が挙がる錚々たるメンバーがUAEに集結した。平坦ステージではエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、ドゥクーニンク・クイックステップ)やカレブ・ユアン(オーストラリア、ロット・スーダル)、マルセル・キッテル(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ディメンションデータ)が激突する。
中でもこのUAEツアーに一軍を送り込んでいるのは、地元スポンサーに勝利で報いたいUAEチームエミレーツ。2017年アブダビツアー総合優勝者のルイ・コスタ(ポルトガル)やダニエル・マーティン(アイルランド)、ディエゴ・ウリッシ(イタリア)という総合系選手に加え、平坦ステージではフェルナンド・ガビリア(コロンビア)とアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー)のツートップ体制を築いている。
初日はアブダビ南部に位置する広大なアルフダウリヤット島を駆け抜けるチームタイムトライアル。高低差が0mに等しく、スピードが緩むコーナーも少ないハイスピードコースに、18あるUCIワールドチームにガスプロム・ルスヴェロとノボノルディスクを加えた合計20チームが挑んだ。
デュムラン擁するサンウェブに7秒、ニバリ擁するバーレーン・メリダに9秒の差をつけて優勝したのはユンボ・ヴィズマ。平均57.086km/hという猛烈なスピードで平坦コースを駆け抜けたオランダチームが、プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア)を先頭にフィニッシュラインを切った。優勝メンバーのローレンス・デプルス(ベルギー)のSTRAVAログによると、チームTT中の最高スピードは69.1km/h。直線区間ではコンスタントに60km/h超のスピードで巡行しており、残り5kmの平均スピードは64.3km/hに達している。
「確かにTTが得意な選手を揃えていたものの、他のチームも同様に強力なメンバーを集めていたので、厳しいレースには変わりなかった。チームメイト全員が100%の力を出して走ったことを嬉しく思う。素晴らしいシーズンスタートになったし、チームのTT力を実感することができた」と、真っ赤なリーダージャージに袖を通したログリッチェ。
2018年にツール・ド・フランス総合4位、ツール・ド・ロマンディ総合優勝、イツリア・バスクカントリー総合優勝という成績を残している元スキージャンパーは「もちろん総合優勝を狙って走る。今シーズンを通して勝負することになる選手たちがここには揃っている。自分の目標はジロ・デ・イタリアであり、5月に向けて最高の状態を作っていきたい」とコメントしている。
UAEツアー2019第1ステージ結果
順位 | チーム名 | タイム | 平均時速 |
---|---|---|---|
1位 | ユンボ・ヴィズマ | 0:16:49 | 57.086 |
2位 | サンウェブ | 0:00:07 | 56.693 |
3位 | バーレーン・メリダ | 0:00:09 | 56.582 |
4位 | チームスカイ | 0:00:14 | 56.305 |
5位 | モビスター | 0:00:18 | 56.086 |
6位 | CCCチーム | 0:00:24 | 55.760 |
7位 | ドゥクーニンク・クイックステップ | 0:00:26 | 55.652 |
8位 | EFエデュケーションファースト | 55.652 | |
9位 | ボーラ・ハンスグローエ | 0:00:28 | 55.545 |
10位 | ディメンションデータ | 55.545 | |
11位 | グルパマFDJ | 0:00:29 | 55.491 |
12位 | ミッチェルトン・スコット | 0:00:32 | 55.331 |
13位 | UAEチームエミレーツ | 0:00:36 | 55.120 |
14位 | トレック・セガフレード | 0:00:43 | 54.753 |
15位 | アスタナ | 54.753 | |
16位 | ロット・スーダル | 0:00:45 | 54.649 |
17位 | カチューシャ・アルペシン | 54.649 | |
18位 | アージェードゥーゼール | 0:00:54 | 54.186 |
19位 | ガスプロム・ルスヴェロ | 0:00:57 | 54.034 |
20位 | ノボノルディスク | 0:01:46 | 51.659 |
個人総合成績
1位 | プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ) | 0:16:49 |
2位 | ローレンス・デプルス(ベルギー、ユンボ・ヴィズマ) | |
3位 | ヨス・ファンエムデン(オランダ、ユンボ・ヴィズマ) | |
4位 | クーン・ボウマン(オランダ、ユンボ・ヴィズマ) | |
5位 | マックス・ヴァルシャイド(ドイツ、サンウェブ) | 0:00:07 |
6位 | チャド・ハガ(アメリカ、サンウェブ) | |
7位 | トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ) | |
8位 | ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、サンウェブ) | |
9位 | ニキアス・アルント(ドイツ、サンウェブ) | |
10位 | ローハン・デニス(オーストラリア、バーレーン・メリダ) | 0:00:08 |
ヤングライダー賞
1位 | ローレンス・デプルス(ベルギー、ユンボ・ヴィズマ) | 0:16:49 |
2位 | クリストファー・ハルヴォルセン(ノルウェー、チームスカイ) | 0:00:14 |
3位 | パヴェル・シヴァコフ(ロシア、チームスカイ) |
チーム総合成績
1位 | ユンボ・ヴィズマ | 0:16:49 |
2位 | サンウェブ | 0:00:07 |
3位 | バーレーン・メリダ | 0:00:09 |
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