2010/04/03(土) - 10:13
北イタリアを舞台に開催されているセッティマーナ・ロンバルダは、4月2日、3日目の第2ステージが行なわれ、マッティア・ガヴァッツィ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス)が集団スプリントを制して優勝した。日本人の最高位は新城幸也(Bboxブイグテレコム)の53位。
第2ステージはロンバルディア州ベルガモ近郊を舞台にした平坦レース。高低差が50mに満たない1周20kmの周回コースが設定され、ゴールまでスプリンターの脚を弱めるような上りは登場しない。2日連続スプリンター向きのコースが用意された。
平坦コースで逃げを試みたのはジャイロ・エルメティ(イタリア、デローザ・スタックプラスチック)とミハイル・アントノフ(ロシア、イテラ・カチューシャ)。この2人は最大3分28秒のリードを稼ぎ出し、終盤にアントノフが脱落してエルメティの独走に。しかしエルメティもゴール13km手前で吸収された。
メイン集団を積極的に牽引したのはコルナゴ・CSFイノックス。チームメイトにアシストされたガヴァッツィが、ロベルト・フェラーリ(イタリア、デローザ・スタックプラスチック)やアルベルト・ロッド(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ)をスプリントで下した。
ロンバルディア州出身のガヴァッツィは、昨年セッラメンティのメンバーとして出場したツール・ド・ランカウイでステージ3勝を飾った26歳のスプリンター。地元レースでコルナゴ・CSFイノックス移籍後初勝利を飾った。セッティマーナ・ロンバルダでは2年連続ステージ優勝だ。
「地元での勝利は僕に課された使命だったんだ。自分とチームの走りには満足している。チームメイトは一日中働きっ放しだった。ゴール前でチームメイトは消耗し切っていたからフェラーリの番手を取って、いいタイミングで飛び出したんだ。ギア選択も正しかったし、当然の勝利だった」。コルナゴ・CSFイノックスはジロ・デ・イタリア出場を決めており、ガヴァッツィはジロでグランツール初勝利を狙う。
日本人選手は新城幸也(Bboxブイグテレコム)が53位、佐野淳哉(チームNIPPO)が93位。ユキヤは集団スプリントに向けてポジション取りを行なっていたが、ラスト1kmで発生した落車の煽りを受けてスプリントに絡めなかった。
レースは翌日から山岳地帯へと分け入って行く。第3ステージは4つのカテゴリー山岳が設定された山岳コース。ゴールの20km手前に1級山岳が設定され、ゴール地点は標高590mの2級山岳頂上。大会唯一の頂上ゴールだけに総合争いが本格化する。
レース展開はレース公式サイト、選手コメントはガゼッタ紙より。
セッティマーナ・ロンバルダ2010第2ステージ結果
1位 マッティア・ガヴァッツィ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス) 3h52'56"
2位 ロベルト・フェラーリ(イタリア、デローザ・スタックプラスチック)
3位 アルベルト・ロッド(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ)
4位 ユーリ・メトルシェンコ(ウクライナ、アモーレ・エ・ヴィータ)
5位 ファビオ・タボッレ(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ)
6位 ボイ・ファンポッペル(オランダ、ラボバンク・コンチネンタル)
7位 マッテーオ・カラーラ(イタリア、ヴァカンソレイユ)
8位 セバスティアン・シードラー(ドイツ、フォアアールベルク・コラテック)
9位 ラファイ・シュティウィ(チュニジア、アックア・エ・サポーネ)
10位 ピエルパオロ・デネーリ(イタリア、ISD・ネーリ)
53位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)
93位 佐野淳哉(日本、チームNIPPO)
153位 井上和郎(日本、チームNIPPO)
165位 宮澤崇史(日本、チームNIPPO) +1'04"
個人総合成績
1位 ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ) 7h20'51"
2位 マッテーオ・カラーラ(イタリア、ヴァカンソレイユ) +16"
3位 プリジミスラウ・ニエミエツ(ポーランド、ミケ) +20"
4位 リカルド・リッコ(イタリア、チェラミカ・フラミニア) +21"
5位 ルーカ・ザナスカ(イタリア、CDC・カヴァリエーレ) +30"
6位 ロブ・ルーグ(オランダ、ヴァカンソレイユ) +34"
7位 エマヌエーレ・セッラ(イタリア、カルミオオーロ・NGC) +36"
8位 カルロスホセ・オチョア(ベネズエラ、アンドローニ・ジョカトーリ) +40"
9位 リカルド・キアリーニ(イタリア、デローザ・スタックプラスチック) +41"
10位 ヨハン・チョップ(スイス、Bboxブイグテレコム) +42"
ポイント賞
ロベルト・フェラーリ(イタリア、デローザ・スタックプラスチック)
新人賞
ロブ・ルーグ(オランダ、ヴァカンソレイユ)
チーム総合成績
ISD・ネーリ
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos
第2ステージはロンバルディア州ベルガモ近郊を舞台にした平坦レース。高低差が50mに満たない1周20kmの周回コースが設定され、ゴールまでスプリンターの脚を弱めるような上りは登場しない。2日連続スプリンター向きのコースが用意された。
平坦コースで逃げを試みたのはジャイロ・エルメティ(イタリア、デローザ・スタックプラスチック)とミハイル・アントノフ(ロシア、イテラ・カチューシャ)。この2人は最大3分28秒のリードを稼ぎ出し、終盤にアントノフが脱落してエルメティの独走に。しかしエルメティもゴール13km手前で吸収された。
メイン集団を積極的に牽引したのはコルナゴ・CSFイノックス。チームメイトにアシストされたガヴァッツィが、ロベルト・フェラーリ(イタリア、デローザ・スタックプラスチック)やアルベルト・ロッド(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ)をスプリントで下した。
ロンバルディア州出身のガヴァッツィは、昨年セッラメンティのメンバーとして出場したツール・ド・ランカウイでステージ3勝を飾った26歳のスプリンター。地元レースでコルナゴ・CSFイノックス移籍後初勝利を飾った。セッティマーナ・ロンバルダでは2年連続ステージ優勝だ。
「地元での勝利は僕に課された使命だったんだ。自分とチームの走りには満足している。チームメイトは一日中働きっ放しだった。ゴール前でチームメイトは消耗し切っていたからフェラーリの番手を取って、いいタイミングで飛び出したんだ。ギア選択も正しかったし、当然の勝利だった」。コルナゴ・CSFイノックスはジロ・デ・イタリア出場を決めており、ガヴァッツィはジロでグランツール初勝利を狙う。
日本人選手は新城幸也(Bboxブイグテレコム)が53位、佐野淳哉(チームNIPPO)が93位。ユキヤは集団スプリントに向けてポジション取りを行なっていたが、ラスト1kmで発生した落車の煽りを受けてスプリントに絡めなかった。
レースは翌日から山岳地帯へと分け入って行く。第3ステージは4つのカテゴリー山岳が設定された山岳コース。ゴールの20km手前に1級山岳が設定され、ゴール地点は標高590mの2級山岳頂上。大会唯一の頂上ゴールだけに総合争いが本格化する。
レース展開はレース公式サイト、選手コメントはガゼッタ紙より。
セッティマーナ・ロンバルダ2010第2ステージ結果
1位 マッティア・ガヴァッツィ(イタリア、コルナゴ・CSFイノックス) 3h52'56"
2位 ロベルト・フェラーリ(イタリア、デローザ・スタックプラスチック)
3位 アルベルト・ロッド(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ)
4位 ユーリ・メトルシェンコ(ウクライナ、アモーレ・エ・ヴィータ)
5位 ファビオ・タボッレ(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ)
6位 ボイ・ファンポッペル(オランダ、ラボバンク・コンチネンタル)
7位 マッテーオ・カラーラ(イタリア、ヴァカンソレイユ)
8位 セバスティアン・シードラー(ドイツ、フォアアールベルク・コラテック)
9位 ラファイ・シュティウィ(チュニジア、アックア・エ・サポーネ)
10位 ピエルパオロ・デネーリ(イタリア、ISD・ネーリ)
53位 新城幸也(日本、Bboxブイグテレコム)
93位 佐野淳哉(日本、チームNIPPO)
153位 井上和郎(日本、チームNIPPO)
165位 宮澤崇史(日本、チームNIPPO) +1'04"
個人総合成績
1位 ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、アンドローニ・ジョカトーリ) 7h20'51"
2位 マッテーオ・カラーラ(イタリア、ヴァカンソレイユ) +16"
3位 プリジミスラウ・ニエミエツ(ポーランド、ミケ) +20"
4位 リカルド・リッコ(イタリア、チェラミカ・フラミニア) +21"
5位 ルーカ・ザナスカ(イタリア、CDC・カヴァリエーレ) +30"
6位 ロブ・ルーグ(オランダ、ヴァカンソレイユ) +34"
7位 エマヌエーレ・セッラ(イタリア、カルミオオーロ・NGC) +36"
8位 カルロスホセ・オチョア(ベネズエラ、アンドローニ・ジョカトーリ) +40"
9位 リカルド・キアリーニ(イタリア、デローザ・スタックプラスチック) +41"
10位 ヨハン・チョップ(スイス、Bboxブイグテレコム) +42"
ポイント賞
ロベルト・フェラーリ(イタリア、デローザ・スタックプラスチック)
新人賞
ロブ・ルーグ(オランダ、ヴァカンソレイユ)
チーム総合成績
ISD・ネーリ
text:Kei Tsuji
photo:Cor Vos