ロット・スーダルが使用するヘルメットブランド、HJCからタイムトライアルヘルメット「Adwatt」が登場。モーターサイクル向けヘルメットの開発で培ったエアロダイナミクステクノロジーを投入したリアルレーシングヘルメットだ。



HJC Adwatt(ブラック)HJC Adwatt(ブラック) (c)ジェイピースポーツグループ
2018シーズンからサイクルスポーツ業界に新規参入しているHJC。モーターサイクル向けのヘルメットブランドとして1971年に設立した企業で、現在ではオートバイヘルメットのトップブランドとして、motoGPライダーにもヘルメットを供給している。

そんなHJCからワールドチームのロット・スーダルも使用しているタイムトライアルヘルメット「Adwatt(アドワット)」が登場した。オートバイ用ヘルメットの開発で培われたエアロダイナミクスの知識や経験を投入し、TTレースで勝利するための優れたパフォーマンスを実現したレーシングヘルメットに仕上がる。

HJCの誇る自社風洞実験施設でテストされているHJCの誇る自社風洞実験施設でテストされている (c)ジェイピースポーツグループ体に沿うように設計された流線形状のデザイン体に沿うように設計された流線形状のデザイン (c)ジェイピースポーツグループ

高品質な日本製のシールドを採用高品質な日本製のシールドを採用 (c)ジェイピースポーツグループヘルメット内の空気を逃がす排気ポートと、空気の流れを整えるためのリブが設けられているヘルメット内の空気を逃がす排気ポートと、空気の流れを整えるためのリブが設けられている (c)ジェイピースポーツグループ

300km/h以上で走るオートバイレースではエアロダイナミクスの追求は必要不可欠。そのためHJCでは自社風洞実験施設を持っており、このAdwattもそこでのテストを元に設計。流線型のショートテールデザインと、オートバイのヘルメットにも採用されるエアロフィンを搭載し、高速域で優れた空力性能を発揮するよう作られている。

ベンチレーションホールは後方に小さく2つのみ配置。流体の流れを絞ることで流速を増加させ、低速部に比べて低い圧力を発生させる流体力学におけるベンチュリ効果を応用することで空気の流れを活性化。小さなホールだがより効果的なベンチレーション効果を発揮するよう設計されている。

HJC Adwatt(ホワイト)HJC Adwatt(ホワイト) (c)ジェイピースポーツグループ
シールドは日本の愛知県にある光学メーカーの製品を採用。オートバイ向けに使用される曇りや歪みを抑えた高品質なシールドとなっている。脱着はマグネット式だ。また、持ち運びに重宝するハードケースも付属する。

サイズはM(55-59cm)とL(58-62cm)の2種類を用意。カラーはブラックとホワイトの2色とし、どちらも2本線のラインが中央部に入るレーシーなデザインとなっている。価格は38,000円(税抜)で、取り扱いはジェイピースポーツグループだ。

ツール・ド・フランス2018第3ステージで使用されたAdwattツール・ド・フランス2018第3ステージで使用されたAdwatt photo:Makoto.AYANO


HJC Adwatt
サイズ:M(55-59cm)、L(58-62cm)
重 量:280g(±10g)ヘルメットのみ
カラー:ブラック、ホワイト
価 格:38,000円(税抜)
※JCF公認

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