2019/03/11(月) - 09:03
数多くのプロチームをサポートするオランダのサイクルアクセサリーブランドのタックス。2019年モデルは各スマートトレーナーがモデルチェンジを果たしている。今回はベルトドライブ式を採用したミドルグレード「FLUX 2 SMART」をピックアップして紹介しよう。
Neo Smartと並ぶタックスのスマートトレーナーFLUX Smartがモデルチェンジを果たし、ミドルグレードの「FLUX 2」とエントリーグレードの「FLUX S」という2モデルに別れた。いずれも内部構造を第一世代より見直し、走行感向上を図ると同時に信頼性、耐久性向上を実現。高価なスマートトレーナーを長い期間に渡って使用し続けられるのは嬉しいアップデートだ。
今回はミドルグレードのFLUX 2をピックアップして紹介しよう。従来型FLUXの正統進化モデルは"S"、"2"はさらなる高性能化を果たしており、フラッグシップNeoとエントリーグレードFLUX Sとの間を埋めるモデルとして新しく生み出されたもの。見た目、負荷装置のタイプなど大きな違いは無いが、より高負荷トレーニングが可能となっている。
FLUX 2の最大出力は2000W、再現斜度は16%という設定だが、FLUX Sでは1500W、再現斜度10%というスペックが採用されている。フライホイールもFLUX 2の方が重いものを使用しており、低速時でも強いパワーを受け止めてくれるローラー台に仕上げられた。フライホイールの重量は自然な走行感の演出に貢献しており、バーチャルサイクリングなどで激坂にチャレンジしたい方などはFLUX 2が最適である。一方でフライホイールの影響で、体重が軽い方は実走よりも負荷が重く感じられる場合もあるという。
Neo Smartと同様にFLUX 2単体でパワーやケイデンス、速度などを計測してくれるため、このローラー台だけでバーチャルサイクリングを楽しむことができる。パワーの計測精度は±2.5%未満。通信規格はANT+FE-C、Bluetooth Smartの主要なものが採用されているため、PCやスマホ、タブレットとの接続も行いやすい。また、FLUXシリーズはNeoとは異なり電源が必要となる。
タックスのスマートトレーナーはズイフトだけではなく、オリジナルのソフトウェアでも遊ぶことができる。滑らかに画面が動き実走感が非常に良いTacx Desktop Appや、スマートフォン用のTacx Training App、タブレット用のTacx Cycling Appなど、ズイフトの代替案となるだけの魅力があるソフトがラインアップされている。
対応するスプロケットはシマノ/スラムの8~11s、カンパニョーロを使用する場合は別売のオプションが用意する必要がある。エンド規格は130mm、135mm、142×12mmスルーアクスル、148×12mmスルーアクスルに対応している。価格は108,000円(税抜)。
編集部インプレッション
FLUX 2 Smartの踏み心地は想像以上に自然なフィーリングとなっており、踏み始めは負荷が高く、スピードが乗っていくとともに負荷が軽くなってくるイメージだ。最初のペダリングの重さはアウタートップでもなんとか踏み切れるほどで、外で走っている時と同程度の負荷のよう。その後、やや傾きの大きな二次曲線のように滑らかに負荷が軽減していくため、気がついたらペダルが軽くなっている。ストレスを感じにくいところがFLUX 2 Smartの美点だろう。
PCやタブレットとの連携もスムースでバーチャルサイクリングでトレーナーが存在を主張しすぎないのも好印象だ。負荷調整はやや重めに行われているような印象を受けたが、斜度が付く前の平坦区間から坂道に差し掛かった時の慣性が効いているのかもしれない。その後、上り勾配で慣性が失われた時にトレーナーが負荷を調整しているように感じた。ある意味リアルである。
静粛性に関してもベルトドライブ式だからといってノイジーな印象は受けなかった。確かにケイデンスを上げていくと音量も大きくなっていくが、150W前後で軽く回している時はNeo Smartと同程度の静かさのように感じる。音量が大きくなるとは言え驚くほどではない。振動も大きくなく、乗り心地が良い上に騒音ストレスも少ない。その点においてFLUX 2 Smartは価格10万円で納得できるミドルグレードスマートトレーナーだ。
タックス FLUX 2 Smart
駆動方式:ダイレクトドライブ
電源:必要
負荷装置:フライホイール + 電磁石ブレーキ
キャリブレーション:自動スピンダウン式
最大トルク:41Nm
最大ブレーキ力:120N
最大出力:2000ワット
再現斜度:16%
フライホイール:7.6kg
フライホイール効果:31.2kg
サイズ:670mm×642mm×460mm
重量:23.6kg
通信規格:ANT+ FE-C / Bluetooth Smart open
パワー計測精度:2.5%未満の誤差
スプロケット:付属しない、Shimano/SRAM 8s 9s 10s 11s対応、Campagnoloはオプション
価格:108,000円(税抜)
Neo Smartと並ぶタックスのスマートトレーナーFLUX Smartがモデルチェンジを果たし、ミドルグレードの「FLUX 2」とエントリーグレードの「FLUX S」という2モデルに別れた。いずれも内部構造を第一世代より見直し、走行感向上を図ると同時に信頼性、耐久性向上を実現。高価なスマートトレーナーを長い期間に渡って使用し続けられるのは嬉しいアップデートだ。
今回はミドルグレードのFLUX 2をピックアップして紹介しよう。従来型FLUXの正統進化モデルは"S"、"2"はさらなる高性能化を果たしており、フラッグシップNeoとエントリーグレードFLUX Sとの間を埋めるモデルとして新しく生み出されたもの。見た目、負荷装置のタイプなど大きな違いは無いが、より高負荷トレーニングが可能となっている。
FLUX 2の最大出力は2000W、再現斜度は16%という設定だが、FLUX Sでは1500W、再現斜度10%というスペックが採用されている。フライホイールもFLUX 2の方が重いものを使用しており、低速時でも強いパワーを受け止めてくれるローラー台に仕上げられた。フライホイールの重量は自然な走行感の演出に貢献しており、バーチャルサイクリングなどで激坂にチャレンジしたい方などはFLUX 2が最適である。一方でフライホイールの影響で、体重が軽い方は実走よりも負荷が重く感じられる場合もあるという。
Neo Smartと同様にFLUX 2単体でパワーやケイデンス、速度などを計測してくれるため、このローラー台だけでバーチャルサイクリングを楽しむことができる。パワーの計測精度は±2.5%未満。通信規格はANT+FE-C、Bluetooth Smartの主要なものが採用されているため、PCやスマホ、タブレットとの接続も行いやすい。また、FLUXシリーズはNeoとは異なり電源が必要となる。
タックスのスマートトレーナーはズイフトだけではなく、オリジナルのソフトウェアでも遊ぶことができる。滑らかに画面が動き実走感が非常に良いTacx Desktop Appや、スマートフォン用のTacx Training App、タブレット用のTacx Cycling Appなど、ズイフトの代替案となるだけの魅力があるソフトがラインアップされている。
対応するスプロケットはシマノ/スラムの8~11s、カンパニョーロを使用する場合は別売のオプションが用意する必要がある。エンド規格は130mm、135mm、142×12mmスルーアクスル、148×12mmスルーアクスルに対応している。価格は108,000円(税抜)。
編集部インプレッション
FLUX 2 Smartの踏み心地は想像以上に自然なフィーリングとなっており、踏み始めは負荷が高く、スピードが乗っていくとともに負荷が軽くなってくるイメージだ。最初のペダリングの重さはアウタートップでもなんとか踏み切れるほどで、外で走っている時と同程度の負荷のよう。その後、やや傾きの大きな二次曲線のように滑らかに負荷が軽減していくため、気がついたらペダルが軽くなっている。ストレスを感じにくいところがFLUX 2 Smartの美点だろう。
PCやタブレットとの連携もスムースでバーチャルサイクリングでトレーナーが存在を主張しすぎないのも好印象だ。負荷調整はやや重めに行われているような印象を受けたが、斜度が付く前の平坦区間から坂道に差し掛かった時の慣性が効いているのかもしれない。その後、上り勾配で慣性が失われた時にトレーナーが負荷を調整しているように感じた。ある意味リアルである。
静粛性に関してもベルトドライブ式だからといってノイジーな印象は受けなかった。確かにケイデンスを上げていくと音量も大きくなっていくが、150W前後で軽く回している時はNeo Smartと同程度の静かさのように感じる。音量が大きくなるとは言え驚くほどではない。振動も大きくなく、乗り心地が良い上に騒音ストレスも少ない。その点においてFLUX 2 Smartは価格10万円で納得できるミドルグレードスマートトレーナーだ。
タックス FLUX 2 Smart
駆動方式:ダイレクトドライブ
電源:必要
負荷装置:フライホイール + 電磁石ブレーキ
キャリブレーション:自動スピンダウン式
最大トルク:41Nm
最大ブレーキ力:120N
最大出力:2000ワット
再現斜度:16%
フライホイール:7.6kg
フライホイール効果:31.2kg
サイズ:670mm×642mm×460mm
重量:23.6kg
通信規格:ANT+ FE-C / Bluetooth Smart open
パワー計測精度:2.5%未満の誤差
スプロケット:付属しない、Shimano/SRAM 8s 9s 10s 11s対応、Campagnoloはオプション
価格:108,000円(税抜)
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