ヘラルドサンツアー3日目にチームスカイが力を見せつけた。逃げグループから飛び出したオウェイン・ドゥールとルーク・ロウ(共にイギリス)がワンツー勝利を飾り、マイケル・ウッズ(EFエデュケーションファースト・ドラパック)は総合首位をキープしている。
細かいアップダウンが続くメルボルン東部を西進 (c)Con Chronis/Herald Sun Tour
最大8分のリードを得て逃げる9名のエスケープ (c)Con Chronis/Herald Sun Tour
メイン集団はミッチェルトン・スコットなどが牽引。後続でチームスカイが蓋をする (c)Con Chronis/Herald Sun Tour
ジェイコ・ヘラルドサンツアー第3ステージの舞台は、メルボルン東側のセールからワラグルを結ぶ161.6km。前半まではフラットだが、中盤の3級山岳を境に細かいアップダウンが続く丘陵地帯に突入する。この日は40km以上に渡るアタック合戦を経てチームスカイ2名やウィル・クラーク(オーストラリア、トレック・セガフレード)を含む9名の逃げグループが生まれた。
5分差で逃げた9名はリードを削りつつ後半のアップダウン区間へと入り、メイン集団前方で発生した落車も手伝って逃げ切りに青信号が灯ると、残り5kmでウェールズ出身のドゥールとロウがアタック。トップチームの脚を見せつけた二人は狙い通り後続を引き離してフィニッシュラインまで到達し、ワンツー勝利を飾った。
逃げグループからアタックするオウェイン・ドゥール(イギリス、チームスカイ) (c)Con Chronis/Herald Sun Tour
抜け出しに成功したオウェイン・ドゥールとルーク・ロウ(イギリス、チームスカイ) (c)Con Chronis/Herald Sun Tour
後続を29秒引き離した2人がフィニッシュ。ドゥールはプロ初勝利を達成 (c)Con Chronis/Herald Sun Tour
リーダージャージを守ったマイケル・ウッズ(EFエデュケーションファースト・ドラパック) (c)Con Chronis/Herald Sun Tour
嬉しいプロ初勝利を挙げた25歳のドゥールは、リオ五輪のトラックチームパシュートチャンピオン。「今日は逃げ有利のステージだったので狙っていたんだ。僕もルークも総合で遅れていたから大きなリードを貰えるはずと考えていた。僕に勝利を譲ってくれたルークに感謝したいよ」と喜びをコメントしている。
一方、メイン集団内でゴールしたウッズはリーダージャージをキープ。「ストレスを感じる1日だった。今日チームは8分差以上まで開いたタイム差を5分まで縮めてコントロール。途中からミッチェルトンが出てきたけれど、彼らは逃げグループを引き戻すことができなかった。ただ自分自身の調子は良いのでこのまま首位をキープしていきたい」と残る2日間を見据えている。



ジェイコ・ヘラルドサンツアー第3ステージの舞台は、メルボルン東側のセールからワラグルを結ぶ161.6km。前半まではフラットだが、中盤の3級山岳を境に細かいアップダウンが続く丘陵地帯に突入する。この日は40km以上に渡るアタック合戦を経てチームスカイ2名やウィル・クラーク(オーストラリア、トレック・セガフレード)を含む9名の逃げグループが生まれた。
5分差で逃げた9名はリードを削りつつ後半のアップダウン区間へと入り、メイン集団前方で発生した落車も手伝って逃げ切りに青信号が灯ると、残り5kmでウェールズ出身のドゥールとロウがアタック。トップチームの脚を見せつけた二人は狙い通り後続を引き離してフィニッシュラインまで到達し、ワンツー勝利を飾った。




嬉しいプロ初勝利を挙げた25歳のドゥールは、リオ五輪のトラックチームパシュートチャンピオン。「今日は逃げ有利のステージだったので狙っていたんだ。僕もルークも総合で遅れていたから大きなリードを貰えるはずと考えていた。僕に勝利を譲ってくれたルークに感謝したいよ」と喜びをコメントしている。
一方、メイン集団内でゴールしたウッズはリーダージャージをキープ。「ストレスを感じる1日だった。今日チームは8分差以上まで開いたタイム差を5分まで縮めてコントロール。途中からミッチェルトンが出てきたけれど、彼らは逃げグループを引き戻すことができなかった。ただ自分自身の調子は良いのでこのまま首位をキープしていきたい」と残る2日間を見据えている。
ジェイコ・ヘラルドサンツアー2019第3ステージ結果
1位 | オウェイン・ドゥール(イギリス、チームスカイ) | 3h28'47" |
2位 | ルーク・ロウ(イギリス、チームスカイ) | |
3位 | リアム・ホワイト(ドラパック・キャノンデール・ホリスティックデヴェロップメント) | +29" |
4位 | ルーク・マッジウェイ(オーストラリア、エヴォプロレーシング) | +36" |
5位 | ライアン・カヴァナー(ニュージーランド、セントジョージコンチネンタル) | |
6位 | コナー・マータ(オーストラリア、オリヴァーズリアルフード) | |
7位 | ニール・ファンデルプローグ(オーストラリア、チームブリッジレーン) | +39" |
8位 | ウィル・クラーク(オーストラリア、トレック・セガフレード) | |
9位 | ネイサン・エリオット(オーストラリア、コルダメンサリアルエステート) | +42" |
10位 | クリストファー・ハルヴォルセン(ノルウェー、チームスカイ) | +1'19" |
個人総合成績
1位 | マイケル・ウッズ(EFエデュケーションファースト・ドラパック) | 8h42'38" |
2位 | リッチー・ポート(オーストラリア、トレック・セガフレード) | +04" |
3位 | ケニー・エリッソンド(フランス、チームスカイ) | +27" |
4位 | ルーカス・ハミルトン(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | +29" |
5位 | ディラン・ファンバーレ(オランダ、チームスカイ) | +31" |
6位 | パヴェル・シヴァコフ(ロシア、チームスカイ) | +53" |
7位 | クリス・ハーパー(オーストラリア、チームブリッジレーン) | +54" |
8位 | ダミアン・ホーゾン(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | +57" |
9位 | ニック・シュルツ(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | |
10位 | ロバート・スタナード(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | +2'04" |
text:So.Isobe
photo:Con Chronis/Herald Sun Tour
photo:Con Chronis/Herald Sun Tour
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