大会最初の山岳が登場したジェイコ・ヘラルドサンツアーで、リッチー・ポート(オーストラリア、トレック・セガフレード)と共に逃げたマイケル・ウッズ(EFエデュケーションファースト・ドラパック)が勝利。最終日の女子レースではミッチェルトン・スコットがレースを支配した。
リッチー・ポート(オーストラリア、トレック・セガフレード)が登場 (c)Con Chronis/Herald Sun Tour
総合リーダーのダニエル・マクレー(イギリス、EFエデュケーションファースト・ドラパック)を先頭にスタート (c)Con Chronis/Herald Sun Tour
オーストラリアで開催中のジェイコ・ヘラルドサンツアー(UCI2.1)は2日目。メルボルン近郊のウォンサッギからチャーチルを目指す126kmコースには今大会最初のカテゴリー山岳が登場した。
コースの大部分は平坦基調だが、フィニッシュ手前15kmからは登坂距離3.8km、平均勾配9.4%に達する未舗装を含む登坂「ジェアーララン」が待ち受け、頂上通過後はダウンヒルをこなしてフィニッシュに飛び込む。出身地のタスマニア島近くを走るこの日、リッチー・ポート(オーストラリア、トレック・セガフレード)、そして世界選銅メダルのマイケル・ウッズ(カナダ、EFエデュケーションファースト・ドラパック)がレースを掌握した。
レースをコントロールするミッチェルトン・スコット (c)Con Chronis/Herald Sun Tour
積極的に登りでペースを上げるマイケル・ウッズ(EFエデュケーションファースト・ドラパック) (c)Con Chronis/Herald Sun Tour
ポートをスプリントで下したマイケル・ウッズ(EFエデュケーションファースト・ドラパック) (c)Con Chronis/Herald Sun Tour
二人は砂の浮いた未舗装登坂でケニー・エリッソンド(フランス)とディラン・ファンバーレ(オランダ、共にチームスカイ)やミッチェルトン・スコット勢を引き離し、ローテーションを回しつつフィニッシュラインに到達。一騎打ちのスプリント勝負でウッズが先着した。
第1ステージのダニエル・マクレー(イギリス)に続き、EFエデュケーションファースト・ドラパックは2連勝。マクレーからリーダージャージを引き継いだウッズは「チームとしてオーストラリア連戦は上手く走れていたものの、いまいち結果には繋がっていなかった。皆フラストレーションが溜まっていたけれど、昨日マクレーが勝利したことで気持ちが楽になったんだ。監督と下見を行い、どうステージを攻略するか議論を重ねたことも勝因の一つ。完璧に作戦通りだった」と語っている。
女子レース:ミッチェルトンがレースを支配 ルーシー・ケネディが総合優勝
夏真っ盛りのオーストラリア南部を走る (c)Con Chronis/Herald Sun Tour
最終日となる女子レースも距離こそ短いが、レース終盤に未舗装山岳が用意される点は男子レースと同じ。地元オーストラリアのミッチェルトン・スコットがレースをコントロールし、登りに突入するとダウンアンダーで総合ワンツーを飾ったアマンダ・スプラットとルーシー・ケネディ(共にオーストラリア)が波状攻撃を仕掛けた。
すぐにケネディが独走に持ち込み、スプラットは唯一追従したブロディ・チャップマン(オーストラリア、チームティブコ・SVB)をマーク。バックアップを得たチャップマンは40秒リードを得てフィニッシュし、個人総合優勝を決めた。
未舗装登坂を駆け上がるルーシー・ケネディ(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) (c)Con Chronis/Herald Sun Tour
独走でフィニッシュしたルーシー・ケネディ(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) (c)Con Chronis/Herald Sun Tour
ステージ2位のアマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット)がワンツー勝利を喜ぶ (c)Con Chronis/Herald Sun Tour
ジェイコ・ヘラルドサンツアー女子レーストップスリー (c)Con Chronis/Herald Sun Tour
與那嶺恵理(アレ・チポッリーニ)はスタート直後に変速トラブルに見舞われ、レースを一人きりで走りフィニッシュしたがタイムアウトという結果に。「オーストラリア連戦はほろ苦い終わり方でしたが、2019シーズンは始まったばかり。今日で厄落としができれば良いと思う」とコメントしている。


オーストラリアで開催中のジェイコ・ヘラルドサンツアー(UCI2.1)は2日目。メルボルン近郊のウォンサッギからチャーチルを目指す126kmコースには今大会最初のカテゴリー山岳が登場した。
コースの大部分は平坦基調だが、フィニッシュ手前15kmからは登坂距離3.8km、平均勾配9.4%に達する未舗装を含む登坂「ジェアーララン」が待ち受け、頂上通過後はダウンヒルをこなしてフィニッシュに飛び込む。出身地のタスマニア島近くを走るこの日、リッチー・ポート(オーストラリア、トレック・セガフレード)、そして世界選銅メダルのマイケル・ウッズ(カナダ、EFエデュケーションファースト・ドラパック)がレースを掌握した。



二人は砂の浮いた未舗装登坂でケニー・エリッソンド(フランス)とディラン・ファンバーレ(オランダ、共にチームスカイ)やミッチェルトン・スコット勢を引き離し、ローテーションを回しつつフィニッシュラインに到達。一騎打ちのスプリント勝負でウッズが先着した。
第1ステージのダニエル・マクレー(イギリス)に続き、EFエデュケーションファースト・ドラパックは2連勝。マクレーからリーダージャージを引き継いだウッズは「チームとしてオーストラリア連戦は上手く走れていたものの、いまいち結果には繋がっていなかった。皆フラストレーションが溜まっていたけれど、昨日マクレーが勝利したことで気持ちが楽になったんだ。監督と下見を行い、どうステージを攻略するか議論を重ねたことも勝因の一つ。完璧に作戦通りだった」と語っている。
女子レース:ミッチェルトンがレースを支配 ルーシー・ケネディが総合優勝

最終日となる女子レースも距離こそ短いが、レース終盤に未舗装山岳が用意される点は男子レースと同じ。地元オーストラリアのミッチェルトン・スコットがレースをコントロールし、登りに突入するとダウンアンダーで総合ワンツーを飾ったアマンダ・スプラットとルーシー・ケネディ(共にオーストラリア)が波状攻撃を仕掛けた。
すぐにケネディが独走に持ち込み、スプラットは唯一追従したブロディ・チャップマン(オーストラリア、チームティブコ・SVB)をマーク。バックアップを得たチャップマンは40秒リードを得てフィニッシュし、個人総合優勝を決めた。




與那嶺恵理(アレ・チポッリーニ)はスタート直後に変速トラブルに見舞われ、レースを一人きりで走りフィニッシュしたがタイムアウトという結果に。「オーストラリア連戦はほろ苦い終わり方でしたが、2019シーズンは始まったばかり。今日で厄落としができれば良いと思う」とコメントしている。
ジェイコ・ヘラルドサンツアー2019第2ステージ結果
1位 | マイケル・ウッズ(EFエデュケーションファースト・ドラパック) | 2h55'44" |
2位 | リッチー・ポート(オーストラリア、トレック・セガフレード) | |
3位 | ケニー・エリッソンド(フランス、チームスカイ) | +17" |
4位 | ディラン・ファンバーレ(オランダ、チームスカイ) | +19" |
5位 | ルーカス・ハミルトン(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | |
6位 | パヴェル・シヴァコフ(ロシア、チームスカイ) | +43" |
7位 | クリス・ハーパー(オーストラリア、チームブリッジレーン) | |
8位 | ダミアン・ホーゾン(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | |
9位 | ニック・シュルツ(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | |
10位 | ロバート・スタナード(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | +1'54" |
個人総合成績
1位 | マイケル・ウッズ(EFエデュケーションファースト・ドラパック) | 5h12'32" |
2位 | リッチー・ポート(オーストラリア、トレック・セガフレード) | +04" |
3位 | ケニー・エリッソンド(フランス、チームスカイ) | +27" |
4位 | ルーカス・ハミルトン(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | +29" |
5位 | ディラン・ファンバーレ(オランダ、チームスカイ) | +33" |
6位 | パヴェル・シヴァコフ(ロシア、チームスカイ) | +53" |
7位 | クリス・ハーパー(オーストラリア、チームブリッジレーン) | +57" |
8位 | ダミアン・ホーゾン(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | |
9位 | ニック・シュルツ(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | |
10位 | ロバート・スタナード(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | +2'04" |
ジェイコ・ヘラルドサンツアー女子レース2019第2ステージ結果
1位 | ルーシー・ケネディ(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | 2h28'02" |
2位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | +39" |
3位 | ブロディ・チャップマン(オーストラリア、チームティブコ・SVB) | |
4位 | エリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード) | +1'24" |
5位 | ジェナ・メリック(ニュージーランド、マイクギアーホームズ) | +1'28" |
6位 | エミリー・ローパー(オーストラリア、コルダメンサ・リアルエステートオーストラリア) | +1'51" |
7位 | ルス・ウィンダー(アメリカ、トレック・セガフレード) | +2'06" |
8位 | グレイス・ブラウン(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | +2'35" |
9位 | アリソン・ジャクソン(カナダ、チームティブコ・SVB) | +2'49" |
10位 | ジェイミー・グニング(オーストラリア、スペシャライズド・ウィメンズレーシング) | +2'50" |
個人総合成績
1位 | ルーシー・ケネディ(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | 4h58'21" |
2位 | アマンダ・スプラット(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | +36" |
3位 | ブロディ・チャップマン(オーストラリア、チームティブコ・SVB) | +45" |
4位 | ジェナ・メリック(ニュージーランド、マイクギアーホームズ) | +1'48" |
5位 | エリザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、トレック・セガフレード) | +1'54" |
6位 | エミリー・ローパー(オーストラリア、コルダメンサ・リアルエステートオーストラリア) | +2'20" |
7位 | ルス・ウィンダー(アメリカ、トレック・セガフレード) | +2'37" |
8位 | グレイス・ブラウン(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | +2'52" |
9位 | アリソン・ジャクソン(カナダ、チームティブコ・SVB) | +3'00" |
10位 | ジェイミー・グニング(オーストラリア、スペシャライズド・ウィメンズレーシング) | +3'17" |
text:So.Isobe
photo:Con Chronis/Herald Sun Tour
photo:Con Chronis/Herald Sun Tour
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