インドネシアのジャカルタで開催されているアジア選手権のトラックも最終日を迎えた。女子ケイリンでは小林優香、女子マディソンでは梶原悠未&古山稀絵ペアが優勝。男子マディソンは窪木一茂&橋本英也ペアが銅メダルを獲得した。JCFのレポートを紹介しよう。



女子マディソンで優勝を果たした梶原悠未、古山稀絵ペア女子マディソンで優勝を果たした梶原悠未、古山稀絵ペア (c)2019 JCF
女子マディソン表彰式 アジアチャンピオンジャージを着る梶原悠未、古山稀絵女子マディソン表彰式 アジアチャンピオンジャージを着る梶原悠未、古山稀絵 (c)2019 JCF女子ケイリンでは15年ぶりの日本人優勝となった。金メダルをかけるのは小林優香女子ケイリンでは15年ぶりの日本人優勝となった。金メダルをかけるのは小林優香 (c)2019 JCF


ライバルたちに競り勝った小林優香ライバルたちに競り勝った小林優香 (c)2019 JCF
1月13日、アジア選手権トラック競技は最終日を迎え、男女マディソン、女子ケイリンなどが行われた。

女子マディソンはアジア大会の雪辱を晴らすべく梶原悠未/古山稀絵ペアが出場。レースでは、好位置でレースを進める古山からハンドスリングを受けた梶原が持ち前のスプリント力を生かす形を主に得点を重ね、韓国とマッチレースの状態で終盤へ。倍点となる最終フィニッシュのスプリントで韓国に先着し、日本はマディソンで連覇を果たした。

男子マディソンは窪木一茂/橋本英也のペアで出場。中盤で韓国と中国に先行を許し3位、銅メダルとなった。

女子ケイリンはスプリントと同じく小林優香と太田りゆが出場しともに決勝へ進出。決勝では目まぐるしく展開が動くなか、見事な追い上げを見せた小林が1着。五輪メダリストが複数存在し、レベルの高いアジア選手権女子ケイリンでは15年ぶりの日本人によるチャンピオンとなった。

男子マディソンで銅メダルを獲得した窪木一茂、橋本英也ペア男子マディソンで銅メダルを獲得した窪木一茂、橋本英也ペア (c)2019 JCF
小林優香コメント
アジア選手権で初めて金メダルをとることができた。今大会は勉強になることもあり、次のワールドカップ、世界選手権にむけてしっかり仕上げていきたい。

梶原悠未コメント
今までのアジアのレースとは全く異なる厳しいレース展開。それを二人で乗り越え勝てて本当にうれしい。

古山稀絵コメント
今後のワールドカップでアジアチャンピオンジャージを着れることを誇りに思う。
アジア選手権2019 トラック5日目 結果
男子マディソン
1位 韓国(IM Jaeyeon、KIM Okcheol) 81点
2位 中国(GUO Liang、SHEN Pingan) 41点
3位 日本(窪木一茂、橋本英也) 33点
女子ケイリン
1位 小林優香(日本)
2位 リー・ワイジー(ホンコンチャイナ)
3位 ゾン・ティエンシー(中国)
4位 太田りゆ(日本)
女子スクラッチ
1位 HUANG Ting Ying(台湾)
2位 SHEN Shanrong(中国)
3位 PANG Yao(香港)
8位 鈴木奈央(日本)
女子マディソン
1位 日本(梶原悠未、古山稀絵) 28点
2位 韓国(KIM Youri、NA Ahreum) 23点
3位 ウズベキスタン(KNEBELEVA Ekaterina、ZABELINSKAYA Olga) 14点
男子ジュニア オムニアム
1位 PEKHOTIN Daniil(カザフスタン) 133点
2位 PRAHESTA Angga Dwi Wahyu(インドネシア) 129点
3位 CHANG Chih Sheng(台湾) 116点
5位 高橋舜(日本) 112点
女子ジュニア ケイリン
1位 SUN Jingye(中国)
2位 LEE, Sze Wing(香港)
3位 JITMAT, Yaowaret(タイ)
7位 飯田風音(日本)
text&photo:2019 JCF

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