2019/01/02(水) - 12:31
超スリッピーなーマッドコンディションの中開催されたDVVフェルゼクリンゲン・トロフェー第6戦「GPスヴェンネイス」。落車から追い上げたマチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)が今季21勝目を飾った。U23織田はフルラップ40位、梶鉄輝は-2ラップの53位。
年明け早々、1月1日の恒例レースとして開催されている「GPスヴェンネイス」。開催地であるベルギーのバールは、現在テレネット・フィデアを率いるスヴェン・ネイス(ベルギー)が住居を構える場所。偉大な王者の名を冠したこのレースは毎年、新体制のチームや、新機材、新デザインのジャージが披露される場としてもお馴染みだ。
大きな丘を上り下りする区間や、ウォッシュボードやテーブルトップなどが新たに組み込まれ、ダイナミック化を遂げたバールのコースはへビーマッドコンディションに。宇都宮シクロクロスで勝利したフェリペ・オルツ(スペイン、DELIKIA - GINESTAR)が好スタートを切る中、1周目からコースの至る所で落車が発生した。
スタート直後には他選手と絡んだマイケル・ヴァントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ビンゴール)が最後尾まで落ち、ここまで絶好調をキープしている欧州王者マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)は高速コーナーでスリップしそのままコース脇の杭に衝突。復帰した時には20番手まで落としたが、ここから圧巻の追走劇が幕を開けた。
アグレッシブな走りで攻めるファンデルポールはさほど要さず先頭グループまで順位を戻し、すぐさまトーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア)やエリ・イゼルビッド(ベルギー、マーラックス・ビンゴール)をパスして先頭に。追い上げた勢いそのままに飛ばす欧州王者が独走体制に持ち込んだ。
後続ではアールツやイゼルビッド、コルヌ・ファンケッセル(オランダ、テレネット・フィデア)が2番手グループを形成し、やがてローレンス・スウィーク(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス)もジョイン。一時先頭付近を走行した元世界王者ゼネク・スティバル(チェコ、ドゥクゥーニンク・クイックステップ)はビッグジャンプで観客を魅了した。
安定した走りを続けたファンデルポールが幸先良く2019年1勝目。2年連続のGPスヴェンネイス勝利であり、今季勝利数を21に伸ばした欧州王者は「(あの落車で)厄落としができれば良いね(笑)。完全に自分のミスだったけれど勝てて嬉しい」と新年初レースを振り返っている。
熾烈な2位争いはアールツに軍配し、3位のスウィークが久々の表彰台獲得。またこの日はU23レースに織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)と梶鉄輝が出場し、織田はフルラップ完走の40位。梶はマイナス2ラップの53位でレースを終えている。
年明け早々、1月1日の恒例レースとして開催されている「GPスヴェンネイス」。開催地であるベルギーのバールは、現在テレネット・フィデアを率いるスヴェン・ネイス(ベルギー)が住居を構える場所。偉大な王者の名を冠したこのレースは毎年、新体制のチームや、新機材、新デザインのジャージが披露される場としてもお馴染みだ。
大きな丘を上り下りする区間や、ウォッシュボードやテーブルトップなどが新たに組み込まれ、ダイナミック化を遂げたバールのコースはへビーマッドコンディションに。宇都宮シクロクロスで勝利したフェリペ・オルツ(スペイン、DELIKIA - GINESTAR)が好スタートを切る中、1周目からコースの至る所で落車が発生した。
スタート直後には他選手と絡んだマイケル・ヴァントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ビンゴール)が最後尾まで落ち、ここまで絶好調をキープしている欧州王者マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)は高速コーナーでスリップしそのままコース脇の杭に衝突。復帰した時には20番手まで落としたが、ここから圧巻の追走劇が幕を開けた。
アグレッシブな走りで攻めるファンデルポールはさほど要さず先頭グループまで順位を戻し、すぐさまトーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア)やエリ・イゼルビッド(ベルギー、マーラックス・ビンゴール)をパスして先頭に。追い上げた勢いそのままに飛ばす欧州王者が独走体制に持ち込んだ。
後続ではアールツやイゼルビッド、コルヌ・ファンケッセル(オランダ、テレネット・フィデア)が2番手グループを形成し、やがてローレンス・スウィーク(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス)もジョイン。一時先頭付近を走行した元世界王者ゼネク・スティバル(チェコ、ドゥクゥーニンク・クイックステップ)はビッグジャンプで観客を魅了した。
安定した走りを続けたファンデルポールが幸先良く2019年1勝目。2年連続のGPスヴェンネイス勝利であり、今季勝利数を21に伸ばした欧州王者は「(あの落車で)厄落としができれば良いね(笑)。完全に自分のミスだったけれど勝てて嬉しい」と新年初レースを振り返っている。
熾烈な2位争いはアールツに軍配し、3位のスウィークが久々の表彰台獲得。またこの日はU23レースに織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)と梶鉄輝が出場し、織田はフルラップ完走の40位。梶はマイナス2ラップの53位でレースを終えている。
男子エリート結果
1位 | マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス) | 0:55:30 |
2位 | トーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア) | 0:56:04 |
3位 | ローレンス・スウィーク(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス) | 0:56:19 |
4位 | エリ・イゼルビッド(ベルギー、マーラックス・ビンゴール) | 0:56:24 |
5位 | ケヴィン・パウエルス(ベルギー、マーラックス・ビンゴール) | 0:56:27 |
6位 | コルヌ・ファンケッセル(オランダ、テレネット・フィデア) | 0:56:27 |
7位 | トム・メーウセン(ベルギー、コレンドン・サーカス) | 0:56:38 |
8位 | トーマス・ピッドコック(イギリス、TPレーシング) | 0:56:40 |
9位 | マイケル・ヴァントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ビンゴール) | 0:57:01 |
10位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア) | 0:57:12 |
男子U23結果
1位 | ベン・ターナー(イギリス、コレンドン・サーカス) | 0:48:28 |
2位 | ランダー・ロークス(ベルギー、CREAFIN TÜV SUD) | 0:48:36 |
3位 | ロリス・ルイエ(スイス) | 0:48:40 |
40位 | 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) | 0:53:16 |
53位 | 梶鉄輝 | -2laps |
text:So.Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
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