2019/01/01(火) - 00:05
ディーヘムで開催された夜のスーパープレスティージュ第6戦。マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)がマーシャルスタッフと衝突しながらも優勝し、今季20勝目を飾った。
全8戦で争われるスーパープレスティージュも既に第6戦。石畳が敷かれたディーヘム市街地を縫うように駆け巡る名物コースは雨に濡れスリッピーなコンディションに。ホリデーシーズンを過ごす大観衆に見守られる中、煌びやかなナイトレースが開催された。
過酷な過密スケジュールを過ごしている竹之内悠(東洋フレーム)や、3度の世界王者戴冠経験を持つゼネク・スティバル(チェコ、クイックステップフロアーズ)も顔を揃えた男子エリートレースは、ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア)が得意のスタートダッシュで先行した。
好調のトーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア)が積極的にリードする一方、ここまで圧倒的な勝率を誇るマチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)は兄デーヴィッドと共に7,8番手付近で落ち着いたスタートを切る。世界王者ワウト・ヴァンアールト(ベルギー、チベル・セボンオフロードチーム)はその後方に埋もれ、徐々に追い上げる展開を強いられた。
滑りやすいキャンバーや人工的な砂区間、階段、舗装路と目まぐるしく表情を変えるコース上ではやがて、ファンデルポールとマイケル・ヴァントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ビンゴール)が先頭パックを形成。「スタートをミスしてしまったけれど、幸い調子が良くてすぐにポジションを戻すことができた」と言うファンデルポールが次第にレースを掌握していくこととなる。
しかし中盤戦に入る頃、ファンデルポールがコース内にいたマーシャルスタッフと衝突するアクシデントが発生する。頭から突っ込んだファンデルポールは首を抑えつつも復帰し、すぐさま停止中に交わされたヴァントーレンハウトをキャッチ。暫く並走した後に再び独走に入ると、もやはヴァントーレンハウトに対抗策は無かった。
そのままペースを刻んだファンデルポールが今季20勝目を達成。2018年ラストレースを優勝で彩った欧州王者は「目標としているスーパープレスティージュ全戦優勝に一歩前進できたよ。20勝目という節目も嬉しい。(ぶつかったマーシャルスタフが)何をしていたのかは分からないけれど、わざとじゃないのは分かるし彼を責めることもないよ」と振り返っている。
ファンデルポールに遅れを取りながらも粘ったヴァントーレンハウトが2位を守り、ヴァンアールトを切り離し、長時間3位を走行していたファンデルハールを交わしたアールツが3位。大歓声を背に順位を上げたスティバルは21位でレースを終えている。
また、序盤はヴァンアールトやスティバルの背中を見て走った竹之内は、最終的にマイナス4ラップの53位。「今年のディーヘムは序盤は良かったものの、相変わらず2周目の失速が目立ってしまった。マイナス4周という結果は残念だが、今の自分の走りでは仕方ないと思う。まだレースが続くので少しでも良い走りが出来るように前へ進んでいきたい」とコメントを残している。
全8戦で争われるスーパープレスティージュも既に第6戦。石畳が敷かれたディーヘム市街地を縫うように駆け巡る名物コースは雨に濡れスリッピーなコンディションに。ホリデーシーズンを過ごす大観衆に見守られる中、煌びやかなナイトレースが開催された。
過酷な過密スケジュールを過ごしている竹之内悠(東洋フレーム)や、3度の世界王者戴冠経験を持つゼネク・スティバル(チェコ、クイックステップフロアーズ)も顔を揃えた男子エリートレースは、ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア)が得意のスタートダッシュで先行した。
好調のトーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア)が積極的にリードする一方、ここまで圧倒的な勝率を誇るマチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス)は兄デーヴィッドと共に7,8番手付近で落ち着いたスタートを切る。世界王者ワウト・ヴァンアールト(ベルギー、チベル・セボンオフロードチーム)はその後方に埋もれ、徐々に追い上げる展開を強いられた。
滑りやすいキャンバーや人工的な砂区間、階段、舗装路と目まぐるしく表情を変えるコース上ではやがて、ファンデルポールとマイケル・ヴァントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ビンゴール)が先頭パックを形成。「スタートをミスしてしまったけれど、幸い調子が良くてすぐにポジションを戻すことができた」と言うファンデルポールが次第にレースを掌握していくこととなる。
しかし中盤戦に入る頃、ファンデルポールがコース内にいたマーシャルスタッフと衝突するアクシデントが発生する。頭から突っ込んだファンデルポールは首を抑えつつも復帰し、すぐさま停止中に交わされたヴァントーレンハウトをキャッチ。暫く並走した後に再び独走に入ると、もやはヴァントーレンハウトに対抗策は無かった。
そのままペースを刻んだファンデルポールが今季20勝目を達成。2018年ラストレースを優勝で彩った欧州王者は「目標としているスーパープレスティージュ全戦優勝に一歩前進できたよ。20勝目という節目も嬉しい。(ぶつかったマーシャルスタフが)何をしていたのかは分からないけれど、わざとじゃないのは分かるし彼を責めることもないよ」と振り返っている。
ファンデルポールに遅れを取りながらも粘ったヴァントーレンハウトが2位を守り、ヴァンアールトを切り離し、長時間3位を走行していたファンデルハールを交わしたアールツが3位。大歓声を背に順位を上げたスティバルは21位でレースを終えている。
また、序盤はヴァンアールトやスティバルの背中を見て走った竹之内は、最終的にマイナス4ラップの53位。「今年のディーヘムは序盤は良かったものの、相変わらず2周目の失速が目立ってしまった。マイナス4周という結果は残念だが、今の自分の走りでは仕方ないと思う。まだレースが続くので少しでも良い走りが出来るように前へ進んでいきたい」とコメントを残している。
スーパープレスティージュ2018-2019第6戦結果
1位 | マチュー・ファンデルポール(オランダ、コレンドン・サーカス) | 1:03:56 |
2位 | マイケル・ヴァントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ビンゴール) | 1:04:10 |
3位 | トーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア) | 1:04:35 |
4位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア) | 1:04:39 |
5位 | ワウト・ヴァンアールト(ベルギー、チベル・セボンオフロードチーム) | 1:04:52 |
6位 | ケヴィン・パウエルス(ベルギー、マーラックス・ビンゴール) | 1:05:01 |
7位 | クィンティン・ヘルマンス(ベルギー、テレネット・フィデア) | 1:05:08 |
8位 | ヨリス・ニューウィンハイス(オランダ、サンウェブデヴェロップメント) | 1:05:18 |
9位 | ローレンス・スウィーク(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス) | 1:05:25 |
10位 | イェンス・アダムス(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス) | 1:05:30 |
53位 | 竹之内悠(東洋フレーム) | -4Laps |
text:So.Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
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