2018/12/29(土) - 16:15
リドレーのエアロロード、NOAHの新たなフラッグシップモデル「NOAH FAST」をインプレッション。大幅な減量と更なる空力性能の向上を果たし、あらゆる局面で活躍できるマルチロールファイターへと変貌遂げた新型機をテストした。
リドレー NOAH FAST DISC (c)Makoto.AYANO/cyclowired.jp
山岳用軽量フレーム・HELIUMと並び、プロユースのハイエンドレースバイクとしてリドレーのラインアップの双璧を成すのが、エアロロードのNOAHシリーズだ。2006年にデビューした初代は、刃物のようにエッジの立ったチュービングが特徴で、いかにも空気を切り裂き進んでいきそうなエアロシェイプを今も覚えている方も多いだろう。
初代NOAHのデビューから12年の間、リドレーのエアロロードシリーズとしてそのモデル名は廃れることなく続いてきた。そして今夏、ツール・ド・フランスにおいて電撃的に発表されたのが、第4世代目となる「NOAH FAST」だ。
シートチューブはよりリアホイールに沿った形状
インモールドF-Surface Plusが採用されたダウンチューブ
フロントフォークにもインモールドF-Surface Plusを採用し空力特性を向上
NOAH FASTと言えば、2012年モデルとして登場したフォークとフレームにインテグレートされたVブレーキを搭載し、純粋に空力性能を追い求めたモデルとして、NOAHシリーズの長い歴史の中でも白眉であった。初代NOAH FASTの登場以後、専用ブレーキを搭載したエアロロードのムーブメントを起こしたという点においても、歴史的な意義を持つ1台だったと言えよう。
そんな名車が6年の時を越えて復活した。FASTという言葉が示すように、リドレーがこのバイクに与える使命は只、速くあること。しかし、そのアプローチは6年前と180度異なっている。全てのリソースを空力性能の向上へと振り向けたエアロダイナミクスの申し子のような初代に対し、今作はあらゆる局面を最速で駆け抜けるエアロオールラウンダーとして開発された。
それはフレーム重量が如実に物語っている。前作NOAH SL DISCに対してフレームセットで250gの軽量化を達成したとリドレーは言う。つまり、エアロロードが本来苦手とする登りにおいても、速さを妥協するなんてことは、この新型NOAH FASTにおいてあり得ないということだ。
ヘッドチューブ上部を一段低くすることによりインテグレーションを加速
ケーブルフル内装を実現する専用設計のハンドルシステム
ボリュームたっぷりのダウンチューブ
ボリューム感のあるヘッド周り
一方で、エアロロードのファーストプライオリティでもある空力性能も、更に向上している。開発のカギを握ったのは、リドレーが中心となって2016年に設立した「フランダース・バイクバレー」内の風洞実験施設。徹底的にエアロ性能を追求すべくテストを重ねていく中に、リドレーが蓄積してきたエアロロード開発のノウハウ、そしてグライペルをはじめとする世界最高峰のスプリンターからのフィードバックをマッシュアップし、あらゆる角度から優れたエアロ効果を発揮する究極のエアロプロファイルを手に入れた。
ボリュームたっぷりのダウンチューブ、ドロップしたチェーンステーなど、基本的なシルエットは前作の要素を受け継ぐものの、近づけば近づくほど多くの部分にアップデートが施されていることがわかる。エアロダイナミクスの要となるフロント周りは、特に大幅な変更が加えられているエリアだ。
マッシブな形状のBB周り
もちろんディスクブレーキ専用フレームだ
より一体感を増したフォーククラウンからダウンチューブにかけてのデザインは、フロントホイールとフレームの隙間を埋め、乱流の発生を抑えるもの。フロントフォークも完全新設計となっており、NOAHの特徴であったスリットが廃止される一方で、細かい溝を設けることで気流の剥離を抑える「インモールドF-Surface Plus」に加え、ボトムに乱気流の発生を抑える「F-Wings」が装備される。
インモールドF-Surface Plusを採用するのは、フロントフォークに加え、ヘッドチューブとダウンチューブ、そしてシートポストという4ヶ所。このリドレー独自のテクノロジーは、滑らかな翼断面形状と比較して平均で7%もの空気抵抗を低減する効果があるという。
さらに、一度絞られてからシートチューブに向かってフレアしていたトップチューブも、ヘッド側からシートチューブ方向にテーパーしていくシンプルなデザインに。シートチューブはよりリアホイールに沿った形状へと変更される一方でシートステーは細身のチュービングとされ、エアロと反応性、快適性を高いレベルでバランスさせる設計となっている。
シートポストもエアロを高める工夫を施している
ヘッドチューブにもインモールドF-Surface Plus採用し、気流の剥離を抑える
乱気流の発生を抑えるF-Wingsを配置
既に前作でケーブルフル内装システム「F-Steererv」を完成させていたリドレーだが、更にそのシステムに磨きをかけた。ヘッドチューブ上部を一段低くし、専用スペーサーを使用することによって、フレームとコックピットのインテグレーションを強めたデザインを実現。新たに開発した専用設計のバーステムと合わせて、更なる空気抵抗の減少と滑らかなハンドリングを実現した。
ただ空力性能だけを追い求めるのではなく、実走シーンにおいて最速たらんと発表されたNOAH FAST DISC。エアロで軽く、コンフォータブル。そんな全てのロードバイクが夢見る高性能を目指して開発されたリドレーの最新鋭機の素顔に、2人のインプレッションライダーが迫る。
― インプレッション
「他の追随を許さない圧倒的なエアロダイナミクス」高木友明(アウトドアスペース風魔横浜)
世界トップレースに投入されるエアロロードとあって、スプリントで勝利するための高い剛性とエアロ性能を併せ持った性能をひしひしと感じます。平地の急加速とトップスピードまでの伸びに関しては、他の追随を許さない性能を持っていますね。流石トップスプリンターの1人であるアンドレ・グライペルが使用するバイクだなと感心させられます。
「他の追随を許さない圧倒的なエアロダイナミクス」高木友明(アウトドアスペース風魔横浜)
フレーム剛性は全体から重厚な硬さを感じます。その中でも特にBB周りの剛性は非常に高い印象です。これが優れた推進性能を実現しているように思いますね。一定以上の高い出力で踏み込んであげると伸びるような加速をしていきます。10の力で踏むと12の推進力を返してくれるようなスピードの伸びがありますね。
また踏み続けるようなシチュエーションにもしっかりと対応してくれます。重厚な硬さとは裏腹に脚への反発というのはそこまで感じないので、平坦巡航でパワーをかけ続けるような場面でも活きてくるでしょう。スプリントも高速巡航にも対応した”平坦番長”のような立ち位置が身上のバイクですね。
エアロダイナミクスに関しては、中速域からそのままトップスピードまで持っていくような加速の場面で空力抵抗の少なさを感じる事ができました。そのためトップスピードまでの加速感を強く感じられる走りが非常に楽しいですね。もちろん巡航時もエアロ感は十二分に発揮してくれていると思います。
ダウンチューブと前輪が接近したエアロな形状のせいか、ハンドリングはやや癖がありますね。コーナーの進入時にラインを定めにくいような印象ですが、進入角度がきまり実際に曲がっていくと思った通りの軌道を描いてくれました。慣れていけば問題ない範囲でしょう。
スプリントも巡航も出来るバイクですので、サーキットエンデューロのようなイベントではその真価を発揮してくれると思います。クリテリウムのように加減速の多い平坦レースでも良いですね。平坦メインの競技性の高いイベント全般で活躍してくれるバイクだと思います。
「明らかな空力の良さを感じるスプリントバイク」西谷雅史さん(サイクルポイント オーベスト)
ザ・エアロロードといったバイクで、直線を巡航させると圧倒的な空力の良さを感じますね。個人的にエアロフレームには懐疑的な部分もあったのですが、明らかなエアロダイナミクスの高さというのは圧倒的な武器になるかと思います。
「明らかな空力の良さを感じるスプリントバイク」西谷雅史さん(サイクルポイント オーベスト) 特にフロント周りのエアロダイナミクス性能は高いですね。一体型のハンドルや少し長めにデザインされたヘッドチューブ、フロントフォークなど、バイクの中で最初に風が当たる部分の形状が煮詰められており、空気の抜けを良くしているように感じます。
一方、エアロ性能の向上に一役買っているステム一体型ハンドルは、ドロップ部分が少し送り気味の設計になっているのが気になりました。ですのでハンドルはしゃくり気味のセッティングで使いたい人にとっては合わない人も出てくるのではないかなと思います。ただ、ハンドルの剛性感は非常に高くスプリントでもがいてもしっかりとパワーを伝えてくれるので、バイクと非常にマッチしていると感じました。
またフレーム自体も非常に硬いですね。造形的にそこまでボリュームがある形状ではありませんが、パワーをかけて踏んだときにはその剛性感を感じ取ることができます。上手く加速させていくにはそれなりの踏力が必要ですが、高い出力に対しては相応の反応を持って加速してくれますし、トップスピードの伸びの良さはスプリンターバイクならではといったところでしょう。
登りに関してはフレームの重量が少しあるので苦手ですね。またエアロと剛性を重視したためか、快適性もやや劣る印象です。ですが平坦のアドバンテージは優れたものがあるので、そういった部分には割り切りが必要になってくるでしょうね。
バイクの特性を考えると、やはり平坦メインのサーキットレースイベントでは映える性能を持っていると思います。高速域での走行も難なくこなしますし、そこから加速しくていくようなゴールスプリントでも高いパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。スプリンターバイクとして立ち位置がしっかりしているで、スプリントでレースに勝利したいと考えるライダーにはベストバイだと思います。
リドレー NOAH FAST DISC (c)Makoto.AYANO/cyclowired.jp
リドレー NOAH FAST DISC フレームセット
素材:60ton、40ton、30ton HM Carbon
カラー:NFD01Am
サイズ:XS、S、M
価格:476,000円(税抜)
インプレッションライダーのプロフィール
高木友明(アウトドアスペース風魔横浜) 高木友明(アウトドアスペース風魔横浜)
横浜駅から徒歩10分、ベイサイドエリアに店舗を構えるアウトドアスペース風魔横浜の店長。前職メッセンジャーの経験を活かし自転車業界へ。自身はロードバイクをメインに最近はレース活動にも力を入れる実走派だ。ショップはロード・MTBの2本柱で幅広い自転車遊びを提案している。物を売るだけでなくお客さんと一緒にスポーツサイクルを楽しむことを大事にし、イベント参加なども積極的に行っている。
CWレコメンドショップページ
アウトドアスペース風魔横浜 ショップHP
西谷雅史(サイクルポイント オーベスト) 西谷雅史(サイクルポイント オーベスト)
東京都調布市にある「サイクルポイント オーベスト」店長。チームオーベストを率い、自らも積極的にレースに参戦。過去にはツール・ド・おきなわ市民200kmや、ジャパンカップオープンレースなどの国内ビックレースにて優勝を経験。2016年にはニセコクラシック年代別優勝も果たし、今なお衰えを知らない”最速店長”の一人である。
サイクルポイント オーベストFacebook
text:Naoki.Yasuoka
photo:Makoto.AYANO
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山岳用軽量フレーム・HELIUMと並び、プロユースのハイエンドレースバイクとしてリドレーのラインアップの双璧を成すのが、エアロロードのNOAHシリーズだ。2006年にデビューした初代は、刃物のようにエッジの立ったチュービングが特徴で、いかにも空気を切り裂き進んでいきそうなエアロシェイプを今も覚えている方も多いだろう。
初代NOAHのデビューから12年の間、リドレーのエアロロードシリーズとしてそのモデル名は廃れることなく続いてきた。そして今夏、ツール・ド・フランスにおいて電撃的に発表されたのが、第4世代目となる「NOAH FAST」だ。
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NOAH FASTと言えば、2012年モデルとして登場したフォークとフレームにインテグレートされたVブレーキを搭載し、純粋に空力性能を追い求めたモデルとして、NOAHシリーズの長い歴史の中でも白眉であった。初代NOAH FASTの登場以後、専用ブレーキを搭載したエアロロードのムーブメントを起こしたという点においても、歴史的な意義を持つ1台だったと言えよう。
そんな名車が6年の時を越えて復活した。FASTという言葉が示すように、リドレーがこのバイクに与える使命は只、速くあること。しかし、そのアプローチは6年前と180度異なっている。全てのリソースを空力性能の向上へと振り向けたエアロダイナミクスの申し子のような初代に対し、今作はあらゆる局面を最速で駆け抜けるエアロオールラウンダーとして開発された。
それはフレーム重量が如実に物語っている。前作NOAH SL DISCに対してフレームセットで250gの軽量化を達成したとリドレーは言う。つまり、エアロロードが本来苦手とする登りにおいても、速さを妥協するなんてことは、この新型NOAH FASTにおいてあり得ないということだ。
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一方で、エアロロードのファーストプライオリティでもある空力性能も、更に向上している。開発のカギを握ったのは、リドレーが中心となって2016年に設立した「フランダース・バイクバレー」内の風洞実験施設。徹底的にエアロ性能を追求すべくテストを重ねていく中に、リドレーが蓄積してきたエアロロード開発のノウハウ、そしてグライペルをはじめとする世界最高峰のスプリンターからのフィードバックをマッシュアップし、あらゆる角度から優れたエアロ効果を発揮する究極のエアロプロファイルを手に入れた。
ボリュームたっぷりのダウンチューブ、ドロップしたチェーンステーなど、基本的なシルエットは前作の要素を受け継ぐものの、近づけば近づくほど多くの部分にアップデートが施されていることがわかる。エアロダイナミクスの要となるフロント周りは、特に大幅な変更が加えられているエリアだ。
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より一体感を増したフォーククラウンからダウンチューブにかけてのデザインは、フロントホイールとフレームの隙間を埋め、乱流の発生を抑えるもの。フロントフォークも完全新設計となっており、NOAHの特徴であったスリットが廃止される一方で、細かい溝を設けることで気流の剥離を抑える「インモールドF-Surface Plus」に加え、ボトムに乱気流の発生を抑える「F-Wings」が装備される。
インモールドF-Surface Plusを採用するのは、フロントフォークに加え、ヘッドチューブとダウンチューブ、そしてシートポストという4ヶ所。このリドレー独自のテクノロジーは、滑らかな翼断面形状と比較して平均で7%もの空気抵抗を低減する効果があるという。
さらに、一度絞られてからシートチューブに向かってフレアしていたトップチューブも、ヘッド側からシートチューブ方向にテーパーしていくシンプルなデザインに。シートチューブはよりリアホイールに沿った形状へと変更される一方でシートステーは細身のチュービングとされ、エアロと反応性、快適性を高いレベルでバランスさせる設計となっている。
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既に前作でケーブルフル内装システム「F-Steererv」を完成させていたリドレーだが、更にそのシステムに磨きをかけた。ヘッドチューブ上部を一段低くし、専用スペーサーを使用することによって、フレームとコックピットのインテグレーションを強めたデザインを実現。新たに開発した専用設計のバーステムと合わせて、更なる空気抵抗の減少と滑らかなハンドリングを実現した。
ただ空力性能だけを追い求めるのではなく、実走シーンにおいて最速たらんと発表されたNOAH FAST DISC。エアロで軽く、コンフォータブル。そんな全てのロードバイクが夢見る高性能を目指して開発されたリドレーの最新鋭機の素顔に、2人のインプレッションライダーが迫る。
― インプレッション
「他の追随を許さない圧倒的なエアロダイナミクス」高木友明(アウトドアスペース風魔横浜)
世界トップレースに投入されるエアロロードとあって、スプリントで勝利するための高い剛性とエアロ性能を併せ持った性能をひしひしと感じます。平地の急加速とトップスピードまでの伸びに関しては、他の追随を許さない性能を持っていますね。流石トップスプリンターの1人であるアンドレ・グライペルが使用するバイクだなと感心させられます。
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フレーム剛性は全体から重厚な硬さを感じます。その中でも特にBB周りの剛性は非常に高い印象です。これが優れた推進性能を実現しているように思いますね。一定以上の高い出力で踏み込んであげると伸びるような加速をしていきます。10の力で踏むと12の推進力を返してくれるようなスピードの伸びがありますね。
また踏み続けるようなシチュエーションにもしっかりと対応してくれます。重厚な硬さとは裏腹に脚への反発というのはそこまで感じないので、平坦巡航でパワーをかけ続けるような場面でも活きてくるでしょう。スプリントも高速巡航にも対応した”平坦番長”のような立ち位置が身上のバイクですね。
エアロダイナミクスに関しては、中速域からそのままトップスピードまで持っていくような加速の場面で空力抵抗の少なさを感じる事ができました。そのためトップスピードまでの加速感を強く感じられる走りが非常に楽しいですね。もちろん巡航時もエアロ感は十二分に発揮してくれていると思います。
ダウンチューブと前輪が接近したエアロな形状のせいか、ハンドリングはやや癖がありますね。コーナーの進入時にラインを定めにくいような印象ですが、進入角度がきまり実際に曲がっていくと思った通りの軌道を描いてくれました。慣れていけば問題ない範囲でしょう。
スプリントも巡航も出来るバイクですので、サーキットエンデューロのようなイベントではその真価を発揮してくれると思います。クリテリウムのように加減速の多い平坦レースでも良いですね。平坦メインの競技性の高いイベント全般で活躍してくれるバイクだと思います。
「明らかな空力の良さを感じるスプリントバイク」西谷雅史さん(サイクルポイント オーベスト)
ザ・エアロロードといったバイクで、直線を巡航させると圧倒的な空力の良さを感じますね。個人的にエアロフレームには懐疑的な部分もあったのですが、明らかなエアロダイナミクスの高さというのは圧倒的な武器になるかと思います。
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一方、エアロ性能の向上に一役買っているステム一体型ハンドルは、ドロップ部分が少し送り気味の設計になっているのが気になりました。ですのでハンドルはしゃくり気味のセッティングで使いたい人にとっては合わない人も出てくるのではないかなと思います。ただ、ハンドルの剛性感は非常に高くスプリントでもがいてもしっかりとパワーを伝えてくれるので、バイクと非常にマッチしていると感じました。
またフレーム自体も非常に硬いですね。造形的にそこまでボリュームがある形状ではありませんが、パワーをかけて踏んだときにはその剛性感を感じ取ることができます。上手く加速させていくにはそれなりの踏力が必要ですが、高い出力に対しては相応の反応を持って加速してくれますし、トップスピードの伸びの良さはスプリンターバイクならではといったところでしょう。
登りに関してはフレームの重量が少しあるので苦手ですね。またエアロと剛性を重視したためか、快適性もやや劣る印象です。ですが平坦のアドバンテージは優れたものがあるので、そういった部分には割り切りが必要になってくるでしょうね。
バイクの特性を考えると、やはり平坦メインのサーキットレースイベントでは映える性能を持っていると思います。高速域での走行も難なくこなしますし、そこから加速しくていくようなゴールスプリントでも高いパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。スプリンターバイクとして立ち位置がしっかりしているで、スプリントでレースに勝利したいと考えるライダーにはベストバイだと思います。
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リドレー NOAH FAST DISC フレームセット
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カラー:NFD01Am
サイズ:XS、S、M
価格:476,000円(税抜)
インプレッションライダーのプロフィール
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横浜駅から徒歩10分、ベイサイドエリアに店舗を構えるアウトドアスペース風魔横浜の店長。前職メッセンジャーの経験を活かし自転車業界へ。自身はロードバイクをメインに最近はレース活動にも力を入れる実走派だ。ショップはロード・MTBの2本柱で幅広い自転車遊びを提案している。物を売るだけでなくお客さんと一緒にスポーツサイクルを楽しむことを大事にし、イベント参加なども積極的に行っている。
CWレコメンドショップページ
アウトドアスペース風魔横浜 ショップHP
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東京都調布市にある「サイクルポイント オーベスト」店長。チームオーベストを率い、自らも積極的にレースに参戦。過去にはツール・ド・おきなわ市民200kmや、ジャパンカップオープンレースなどの国内ビックレースにて優勝を経験。2016年にはニセコクラシック年代別優勝も果たし、今なお衰えを知らない”最速店長”の一人である。
サイクルポイント オーベストFacebook
text:Naoki.Yasuoka
photo:Makoto.AYANO
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