2018/12/10(月) - 09:29
ロードとMTBどちらのジャンルでも強豪とパートナーシップを組んでいるスイスの自転車ブランド・スコット。充実するMTBラインアップに登場したRANSOM930をピックアップして紹介しよう。下り性能を重視したMTBエンデューロバイクであり、日本の里山やパークで楽しく遊ぶことのできるバイクとなっている。
スコット RANSOM930 (c)スコットジャパン
モータースポーツのラリーのようにタイム計測のダウンヒル区間と、ダウンヒルのスタートまでの登り区間で構成されるMTBのエンデューロレース。使用するマウンテンバイクには下りをアグレッシブに攻めることができる性能と、リエゾン区間の登りを軽快に走ることができる性能の両立が求められる。
スコットのラインアップではオールマウンテン系のGENIUS(ジーニアス)がMTBエンデューロレースバイクにあたる。クロスカントリー競技でニノ・シューターの大活躍を支えるSPARKのテクノロジーを受け継ぐアップデートが施され登坂性能とダウンヒルの安定性を実現していた。
GENIUSにはサスペンショントラベル量が150mmの通常モデルに加えて、さらにトラベル量が大きいGENIUS LTが用意されていた。その後継として2019年モデルからデビューしたのがRANSOMだ。近年、オールマウンテン系MTBのトラベル量が増加する傾向にあり、スコットのRANSOMも前後170mmのサスペンションを搭載した。激しい下りでも飛ぶようなスピードでダウンヒルを楽しめるだろう。
スラムのNX Eagleが採用される (c)スコットジャパン
トップチューブにはRANSOMのロゴがあしらわれている (c)スコットジャパン
RANSOMにはスコットお馴染みのTWINROCが搭載されており、前後サスペンションのロックアウトをワンアクションで操作することが可能となっている。ハンドルから手を離さず操作できるため、常にシチュエーションにマッチしたモードで走ることができる。
モードのコントロールはダンピング特性の変化だけでなく、ジオメトリーにも影響を与える。サスペンションが最も沈むモードでは、ライダーがバイクに乗るとサグ値までBBが沈み込む。対してロックアウトモードではBBは高い位置のままで留まるため、XCモデルのようなクライミング性能を発揮することができる。
また、RANSOMはフロントシングル専用バイクとしてフレーム設計が行われている。ディレイラーを搭載しないことで、メインピボット幅をGENIUS LTの54.6mmから63.1mmへと拡幅。トラニオンマウントのサスペンション設計とあわせ、BB周りとリアスイングアームの剛性強化に貢献している。登坂時のペダリングパワーを最大限に推進力へと変換し、ダウンヒルでの安定感に貢献する設計となっている。
スコットのTWINLOCを採用する
フロントシングル専用とすることでメインピボット幅を広げ、剛性を高めた (c)scott
プロテクターも標準装備されている (c)scott
27.5インチと29erのどちらも対応するタイヤクリアランスとなっている (c)scott
飛び石などによる破損を防ぐため、スコットはRANSOMのダウンチューブの下にプロテクターを装備。さらにチェーンステーとシートステーにはノイズを抑えてくれる新開発のプロテクターも配置されている。
RANSOMは27.5インチ、29erどちらのホイール/タイヤに対応している。27.5インチホイールの場合は2.8インチ幅、2.6インチホイールの場合は2.6インチ幅のタイヤを装着することが可能。幅広のタイヤを履かせることで、下りをよりアグレッシブに攻めることが可能となるだろう。
日本国内で展開されるのはアルミフレームのRANSOM930。スラムNX Eagleをメインコンポーネントに据え、ブレーキはシマノMT500を採用する。ハンドルバーなど各種パーツはシンクロス製。タイヤはマキシスのMinion DHだ。価格は389,000円(税抜)。
スコット RANSOM930
フレーム:Ransom Alloy SL 6011 custom butted / VLK Virtual 4 Link kinematic 27.5 (2.6 & 2.8) and 29(2.4 & 2.6) tire compatible with Geo -B
トラベル量:F/170-Lockout R/170-120-Lockout
フォーク:Rock Shox Yari RL Solo Air 15x110mm Maxle stealth axle / Tapered Steerer Reb. Adj. / 2Modes / Lockout / 170mm travel
リアショック:X-Fusion NUDE Trunnion SCOTT custom w. travel / geo adj. 3 modes: Lockout - TractionControl -Descend Reb. Adj. Travel 170 - 120
リモートシステム:SCOTT TwinLoc TSP Technology Suspension - Seatpost Remote below Bar / 3 modes / integ.Grip clamp
リアディレイラー:SRAM NX / Eagle 12 Speed
ブレーキ:Shimano MT500 Disc 203/F and 180/R mm SM-RT54 CL Rotor
クランクセット:SRAM NX Eagle DUB Boos 32T
ハンドルバー:Syncros Hixon 2.0 Rise / Alloy 60610D.B. 20mm rise / 8° / 780mm Syncros Pro lock-on grips
タイヤ:Front : Maxxis Minion DHF / 2.6" / 60TPI Kevlar Bead / EXO / TR / Dual / Rear : Maxxis Minion DHF / 2.6" / 60TPI Kevlar Bead EXO
価格:389,000円(税抜)
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モータースポーツのラリーのようにタイム計測のダウンヒル区間と、ダウンヒルのスタートまでの登り区間で構成されるMTBのエンデューロレース。使用するマウンテンバイクには下りをアグレッシブに攻めることができる性能と、リエゾン区間の登りを軽快に走ることができる性能の両立が求められる。
スコットのラインアップではオールマウンテン系のGENIUS(ジーニアス)がMTBエンデューロレースバイクにあたる。クロスカントリー競技でニノ・シューターの大活躍を支えるSPARKのテクノロジーを受け継ぐアップデートが施され登坂性能とダウンヒルの安定性を実現していた。
GENIUSにはサスペンショントラベル量が150mmの通常モデルに加えて、さらにトラベル量が大きいGENIUS LTが用意されていた。その後継として2019年モデルからデビューしたのがRANSOMだ。近年、オールマウンテン系MTBのトラベル量が増加する傾向にあり、スコットのRANSOMも前後170mmのサスペンションを搭載した。激しい下りでも飛ぶようなスピードでダウンヒルを楽しめるだろう。
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モードのコントロールはダンピング特性の変化だけでなく、ジオメトリーにも影響を与える。サスペンションが最も沈むモードでは、ライダーがバイクに乗るとサグ値までBBが沈み込む。対してロックアウトモードではBBは高い位置のままで留まるため、XCモデルのようなクライミング性能を発揮することができる。
また、RANSOMはフロントシングル専用バイクとしてフレーム設計が行われている。ディレイラーを搭載しないことで、メインピボット幅をGENIUS LTの54.6mmから63.1mmへと拡幅。トラニオンマウントのサスペンション設計とあわせ、BB周りとリアスイングアームの剛性強化に貢献している。登坂時のペダリングパワーを最大限に推進力へと変換し、ダウンヒルでの安定感に貢献する設計となっている。
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RANSOMは27.5インチ、29erどちらのホイール/タイヤに対応している。27.5インチホイールの場合は2.8インチ幅、2.6インチホイールの場合は2.6インチ幅のタイヤを装着することが可能。幅広のタイヤを履かせることで、下りをよりアグレッシブに攻めることが可能となるだろう。
日本国内で展開されるのはアルミフレームのRANSOM930。スラムNX Eagleをメインコンポーネントに据え、ブレーキはシマノMT500を採用する。ハンドルバーなど各種パーツはシンクロス製。タイヤはマキシスのMinion DHだ。価格は389,000円(税抜)。
スコット RANSOM930
フレーム:Ransom Alloy SL 6011 custom butted / VLK Virtual 4 Link kinematic 27.5 (2.6 & 2.8) and 29(2.4 & 2.6) tire compatible with Geo -B
トラベル量:F/170-Lockout R/170-120-Lockout
フォーク:Rock Shox Yari RL Solo Air 15x110mm Maxle stealth axle / Tapered Steerer Reb. Adj. / 2Modes / Lockout / 170mm travel
リアショック:X-Fusion NUDE Trunnion SCOTT custom w. travel / geo adj. 3 modes: Lockout - TractionControl -Descend Reb. Adj. Travel 170 - 120
リモートシステム:SCOTT TwinLoc TSP Technology Suspension - Seatpost Remote below Bar / 3 modes / integ.Grip clamp
リアディレイラー:SRAM NX / Eagle 12 Speed
ブレーキ:Shimano MT500 Disc 203/F and 180/R mm SM-RT54 CL Rotor
クランクセット:SRAM NX Eagle DUB Boos 32T
ハンドルバー:Syncros Hixon 2.0 Rise / Alloy 60610D.B. 20mm rise / 8° / 780mm Syncros Pro lock-on grips
タイヤ:Front : Maxxis Minion DHF / 2.6" / 60TPI Kevlar Bead / EXO / TR / Dual / Rear : Maxxis Minion DHF / 2.6" / 60TPI Kevlar Bead EXO
価格:389,000円(税抜)
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