2018/11/10(土) - 22:59
主催者発表8千人を動員したスターライトクロスで、アメリカから参戦したスクゥイッド・スクァッド勢が地脚の違いを見せつけた。アンソニー・クラークとサミエル・ルーネルズがそれぞれ男女エリートレースを制し、選手たちの熱い走りに幕張の夜が沸いた。
男子エリート 午後6時半のスタートを待つ photo:Kei Tsuji
男子エリート 最前列に並ぶアンソニー・クラーク(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド) photo:Kei Tsuji
男子エリート ギャリー・ミルバーン(オーストラリア、MAAP)がホールショットを取る photo:Kei Tsuji
サイクルモードの夜を飾る一大イベントに成長したスターライトクロスが今年も帰ってきた。昨年同様UCI.2クラスのレースとして開催されたが、今年はアメリカからスクゥイッド・スクァッド勢が、オーストラリアからはギャリー・ミルバーン(MAAP)が来日。迎え撃つ国内勢も小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)と今井美穂(Co2 Bicycle)の男女全日本王者を筆頭に、弱虫ペダルサイクリングチーム勢や欧州遠征を終えた竹之内悠(東洋フレーム)、前全日本王者沢田時(チームブリヂストンサイクリング)など、豪華メンバーが一堂に会した。
コースはおなじみ幕張海浜公園で、急坂登りとドロップオフの連続区間や、テクニカルなキャンバーが多く含まれるテクニカルなもの。前日には雨がコースを濡らし、転倒者続出の2015年大会再来かと思われたが、幸いエリートレースが始まる頃にはごく一部区間に滑りやすい泥を残すのみとなる。灯りに照らし出される中、走りとMCに沸く観客の前でハイスピードレースが繰り広げられた。
男子エリート 直登をこなすアンソニー・クラーク(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド) photo:Kei Tsuji
男子エリート 1周目にかけて先頭を走る横山航太(シマノレーシング) photo:Kei Tsuji
男子エリート ヨーロッパから帰国した竹之内悠(東洋フレーム) photo:Kei Tsuji
男子エリート 好スタートを切ったギャリー・ミルバーン(オーストラリア、MAAP) photo:Kei Tsuji
男子エリート 序盤からレースをリードするアンソニー・クラーク(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド) photo:Kei Tsuji
男子エリート ハイペース刻んで独走するアンソニー・クラーク(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド) photo:Kei Tsuji
この日の大トリを務めた男子エリートレースは、JBCF幕張クリテリウムとのダブルヘッダーで臨んだ横山航太(シマノレーシング)のスタートダッシュで幕開ける。序盤のシケインではバニーホップを使う織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が先頭を奪うが、続くコーナーでスリップダウン。代わってミルバーン、クラーク、そして前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)という3名が先頭グループを組み上げる。
しかし2周目に入ると先頭グループ内の前田が痛恨のスリップダウンを喫し、2人にアドバンテージを許してしまう。ここでチャンスを感じ、攻めに転じたのは、試走段階から段違いのスピードを披露していたクラークだった。
「1周を終えて自分とギャリーが僅かなリードを得ていることに気づいて、そこで先頭に上がってアタックした」と言うクラークは、コーナーを抜けるたびにスプリントする走りでマージンを積み上げていく。「彼の攻撃で僕の脚は限界に達してしまった」と悔やむミルバーンは遅れ、織田、小坂、前田が入った2番手グループにキャッチされる。その後ろはジュニア全日本王者の村上功太郎(松山工業高校)と沢田がおよそ10秒差で続いた。
荒削りなスタイルはそのままながら、以前よりもパワフルな走りで突き進むクラークは、徐々に逃げ切り優勝に向けての青信号を灯らせていく。6分台という圧倒的なラップタイムに30分消化を待たずに足切りが発生し、レースを走る人数は6周回完了時点で47名、7周回完了時点で29名、最終周回に入る頃には85名スタート中20名が残るのみとなった。
男子エリート 2周目から独走したアンソニー・クラーク(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド) photo:Kei Tsuji
男子エリート クラークを追走する前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Kei Tsuji
男子エリート 追走パックを率いる小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム) photo:Kei Tsuji
男子エリート 後続を突き放すアンソニー・クラーク(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド) photo:Kei Tsuji
男子エリート 追走パックからアタックする前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Kei Tsuji
2番手グループでは、クラークを追いかけた前田がしばらく単独で走ったものの、最終的に3名(小坂、織田、ミルバーン)が吸収。アタック合戦を続ける4名と、先頭クラークとの差は最終的に45秒以上にまで広がった。
最後まで安定した走りを続けたクラークは、これまでの来日歴の中で初となるUCIレース優勝を達成。フィニッシュ後はチームリーダーのカチョレックや、女子レースで優勝していたルーネルズらと固く抱き合った。
「勝てて嬉しいよ。今回の勝利は息子にプレゼントしたい。今シーズンに対してものすごく練習を重ねてきたので、それが結果に繋がったと思う。レースが大好きだし、どんな状況でも全力で挑む僕の姿勢を日本のみんなの前で示したかった」とクラークは言う。「すごく調子が良かったんだ。アタックした次の周には15秒リードだと聞いて、これはいけるかもしれないと感じた。コーナーではミスしないよう丁寧に走って、直線では毎回スプリントし続けた。スタートからフィニッシュまでスムーズに走れたことにも満足しているよ」。
一方、2番手グループのスプリント争いは熾烈を極めた。最終ストレート前のテクニカルセクションを前にアタックした小坂が先頭を譲らず先着し、2番手はミルバーンに割って入られた差を詰め切れなかった前田。4位ミルバーン、5位に「最終周回はずっと脚が攣っていた」という織田が入った。その後ろでは単独走を続けていた竹之内が入った。
「今日は有力選手が多く、海外勢も含めれば全日本選手権よりも速いペースで進むと考え、集中して臨みました。あまり前半の身体の動きが悪くリードを許してしまい、2位狙いにシフト。最後は上手く作戦がハマりましたね」と小坂は振り返っている。
男子エリート 独走で勝利したアンソニー・クラーク(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド) photo:Kei Tsuji
男子エリート 2位争いのスプリントは小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)に軍配 photo:Kei Tsuji
男子エリート 表彰台に登るアンソニー・クラーク(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド)ら photo:Kei Tsuji
女子エリートレース:今井を突き放したルーネルズが独走勝利
17時にスタートを迎えた女子エリートレースへの出場数は20名。スタート直後から全日本王者の今井美穂(Co2 Bicycle)が飛ばし、ここにサミエル・ルーネルズ(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド)と松本璃奈(TEAM SCOTT)が続く展開で40分のレースが幕開ける。
UCI茨城シクロクロスで勝利した唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)はスタートダッシュで埋もれ、先頭では今井の刻むハイペースに松本が脱落。今井と、「彼女はとても強くて上手いから、なるべくリードを与えず冷静に後ろから展開を見ていた」と言うルーネルズが先頭パックを組み上げた。
女子エリート ホールショットを取った今井美穂(Co2 Bicycle) photo:Kei Tsuji
女子エリート スタートからしばらくエミリー・カチョレック(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド)が先行 photo:Kei Tsuji
先頭二人は付かず離れずの距離で後続を引き離していき、残り3周でルーネルズが攻撃に打って出る。「急勾配の登り返しやキャンバーが多く、思っていたよりもずっとテクニカルで大好きなコースだった」と言うルーネルズは平坦区間で一気に5秒以上のリードを稼ぎ、粘る今井との差を開いていく。「離された後も諦めずに踏めたのですが、差を縮めることはできませんでした」と振り返る全日本王者だったがその後方、3位争いを繰り広げるエミリー・カチョレック(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド)と西山みゆき(東洋フレーム)との差は十分にあった。
ルーネルズと今井は単独走のままそれぞれフィニッシュし、1位と2位を確保。ルーネルズにとっては昨年の野辺山、宇都宮に続く日本のUCIレース3勝目だ。「良いレースができて嬉しい。残り3周の時点で思いっきりアタックして、独走するのに十分なリードを稼ぐことができた」と言うルーネルズ。今年は既に男子レースで勝利したクラークらと共に中国、オーストラリアなど世界各地のレースを転戦して日本に乗り込んできていた。
2位に滑り込んだ今井は言う。「最終的に2位でしたが、切り離されてからも諦めずに良い走りを続けられたことが良かった。仕事が忙しくて思うように練習ができない状態だったのですが、徐々に調子を上げることができています。全日本選手権まであと一ヶ月なのでこのまま仕上げていきたい」。
また、3位争いは最終周回の直登区間で西山にミスが生まれ、その隙を突いたカチョレックが先着。これによりクラーク、ルーネルズ、カチョレックとスクゥイッドのメンバー全員が表彰台に乗る結果となった。
女子エリート サミエル・ルーネルズ(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド)と今井美穂(Co2 Bicycle)に松本璃奈(TEAM SCOTT)が合流 photo:Kei Tsuji
女子エリート 独走するサミエル・ルーネルズ(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド) photo:Kei Tsuji
女子エリート 3位争いを繰り広げるエミリー・カチョレック(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド)と西山みゆき(東洋フレーム) photo:Kei Tsuji
女子エリート 独走で勝利したサミエル・ルーネルズ(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド) photo:Kei Tsuji



サイクルモードの夜を飾る一大イベントに成長したスターライトクロスが今年も帰ってきた。昨年同様UCI.2クラスのレースとして開催されたが、今年はアメリカからスクゥイッド・スクァッド勢が、オーストラリアからはギャリー・ミルバーン(MAAP)が来日。迎え撃つ国内勢も小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)と今井美穂(Co2 Bicycle)の男女全日本王者を筆頭に、弱虫ペダルサイクリングチーム勢や欧州遠征を終えた竹之内悠(東洋フレーム)、前全日本王者沢田時(チームブリヂストンサイクリング)など、豪華メンバーが一堂に会した。
コースはおなじみ幕張海浜公園で、急坂登りとドロップオフの連続区間や、テクニカルなキャンバーが多く含まれるテクニカルなもの。前日には雨がコースを濡らし、転倒者続出の2015年大会再来かと思われたが、幸いエリートレースが始まる頃にはごく一部区間に滑りやすい泥を残すのみとなる。灯りに照らし出される中、走りとMCに沸く観客の前でハイスピードレースが繰り広げられた。






この日の大トリを務めた男子エリートレースは、JBCF幕張クリテリウムとのダブルヘッダーで臨んだ横山航太(シマノレーシング)のスタートダッシュで幕開ける。序盤のシケインではバニーホップを使う織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)が先頭を奪うが、続くコーナーでスリップダウン。代わってミルバーン、クラーク、そして前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)という3名が先頭グループを組み上げる。
しかし2周目に入ると先頭グループ内の前田が痛恨のスリップダウンを喫し、2人にアドバンテージを許してしまう。ここでチャンスを感じ、攻めに転じたのは、試走段階から段違いのスピードを披露していたクラークだった。
「1周を終えて自分とギャリーが僅かなリードを得ていることに気づいて、そこで先頭に上がってアタックした」と言うクラークは、コーナーを抜けるたびにスプリントする走りでマージンを積み上げていく。「彼の攻撃で僕の脚は限界に達してしまった」と悔やむミルバーンは遅れ、織田、小坂、前田が入った2番手グループにキャッチされる。その後ろはジュニア全日本王者の村上功太郎(松山工業高校)と沢田がおよそ10秒差で続いた。
荒削りなスタイルはそのままながら、以前よりもパワフルな走りで突き進むクラークは、徐々に逃げ切り優勝に向けての青信号を灯らせていく。6分台という圧倒的なラップタイムに30分消化を待たずに足切りが発生し、レースを走る人数は6周回完了時点で47名、7周回完了時点で29名、最終周回に入る頃には85名スタート中20名が残るのみとなった。





2番手グループでは、クラークを追いかけた前田がしばらく単独で走ったものの、最終的に3名(小坂、織田、ミルバーン)が吸収。アタック合戦を続ける4名と、先頭クラークとの差は最終的に45秒以上にまで広がった。
最後まで安定した走りを続けたクラークは、これまでの来日歴の中で初となるUCIレース優勝を達成。フィニッシュ後はチームリーダーのカチョレックや、女子レースで優勝していたルーネルズらと固く抱き合った。
「勝てて嬉しいよ。今回の勝利は息子にプレゼントしたい。今シーズンに対してものすごく練習を重ねてきたので、それが結果に繋がったと思う。レースが大好きだし、どんな状況でも全力で挑む僕の姿勢を日本のみんなの前で示したかった」とクラークは言う。「すごく調子が良かったんだ。アタックした次の周には15秒リードだと聞いて、これはいけるかもしれないと感じた。コーナーではミスしないよう丁寧に走って、直線では毎回スプリントし続けた。スタートからフィニッシュまでスムーズに走れたことにも満足しているよ」。
一方、2番手グループのスプリント争いは熾烈を極めた。最終ストレート前のテクニカルセクションを前にアタックした小坂が先頭を譲らず先着し、2番手はミルバーンに割って入られた差を詰め切れなかった前田。4位ミルバーン、5位に「最終周回はずっと脚が攣っていた」という織田が入った。その後ろでは単独走を続けていた竹之内が入った。
「今日は有力選手が多く、海外勢も含めれば全日本選手権よりも速いペースで進むと考え、集中して臨みました。あまり前半の身体の動きが悪くリードを許してしまい、2位狙いにシフト。最後は上手く作戦がハマりましたね」と小坂は振り返っている。



女子エリートレース:今井を突き放したルーネルズが独走勝利
17時にスタートを迎えた女子エリートレースへの出場数は20名。スタート直後から全日本王者の今井美穂(Co2 Bicycle)が飛ばし、ここにサミエル・ルーネルズ(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド)と松本璃奈(TEAM SCOTT)が続く展開で40分のレースが幕開ける。
UCI茨城シクロクロスで勝利した唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)はスタートダッシュで埋もれ、先頭では今井の刻むハイペースに松本が脱落。今井と、「彼女はとても強くて上手いから、なるべくリードを与えず冷静に後ろから展開を見ていた」と言うルーネルズが先頭パックを組み上げた。


先頭二人は付かず離れずの距離で後続を引き離していき、残り3周でルーネルズが攻撃に打って出る。「急勾配の登り返しやキャンバーが多く、思っていたよりもずっとテクニカルで大好きなコースだった」と言うルーネルズは平坦区間で一気に5秒以上のリードを稼ぎ、粘る今井との差を開いていく。「離された後も諦めずに踏めたのですが、差を縮めることはできませんでした」と振り返る全日本王者だったがその後方、3位争いを繰り広げるエミリー・カチョレック(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド)と西山みゆき(東洋フレーム)との差は十分にあった。
ルーネルズと今井は単独走のままそれぞれフィニッシュし、1位と2位を確保。ルーネルズにとっては昨年の野辺山、宇都宮に続く日本のUCIレース3勝目だ。「良いレースができて嬉しい。残り3周の時点で思いっきりアタックして、独走するのに十分なリードを稼ぐことができた」と言うルーネルズ。今年は既に男子レースで勝利したクラークらと共に中国、オーストラリアなど世界各地のレースを転戦して日本に乗り込んできていた。
2位に滑り込んだ今井は言う。「最終的に2位でしたが、切り離されてからも諦めずに良い走りを続けられたことが良かった。仕事が忙しくて思うように練習ができない状態だったのですが、徐々に調子を上げることができています。全日本選手権まであと一ヶ月なのでこのまま仕上げていきたい」。
また、3位争いは最終周回の直登区間で西山にミスが生まれ、その隙を突いたカチョレックが先着。これによりクラーク、ルーネルズ、カチョレックとスクゥイッドのメンバー全員が表彰台に乗る結果となった。




男子エリート結果
1位 | アンソニー・クラーク(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド) | 1h03’59” |
2位 | 小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム) | 1h04’32” |
3位 | 前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム) | |
4位 | ギャリー・ミルバーン(オーストラリア、MAAP) | 1h04’33” |
5位 | 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) | |
6位 | 竹之内悠(東洋フレーム) | 1h06’17” |
7位 | 沢田時(チームブリヂストンサイクリング) | 1h06’32” |
8位 | 村上巧太郎(松山工業高校) | 1h06’38” |
9位 | 斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT) | 1h07’15” |
10位 | 中里仁(SPEEDVAGEN Family Racing) | 1h07’35” |
女子エリート結果
1位 | サミエル・ルーネルズ(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド) | 49’10” |
2位 | 今井美穂(Co2 Bicycle) | 49’42” |
3位 | エミリー・カチョレック(アメリカ、スクゥイッド・スクァッド) | 50’00” |
4位 | 西山みゆき(東洋フレーム) | 50’27” |
5位 | フィオナ・モーリス(オーストラリア、MAAP) | 51’16” |
6位 | 松本璃奈(TEAM SCOTT) | 51’29” |
7位 | 西形舞(TRCパナマレッズ) | 53’23” |
8位 | 赤松綾(Simwroks CX Racing) | 54’06” |
9位 | 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) | 55’06” |
10位 | 橋口陽子(AXシクロクロスチーム) | 55’30” |
text:So.Isobe
photo:Kei.Tsuji
photo:Kei.Tsuji
Amazon.co.jp