2018/10/22(月) - 17:55
ジャパンカップの大会終了後の夜、EFエデュケーションファースト・ドラパックpbキャノンデールのアフターパーティが開催。今年はライムグリーンからピンクに色替えして、雰囲気もガラッと変わった。超陽気なノリのパーティの模様をどうぞ。
マッティ・ブレッシェルが3位となりポディウムに登ったEFエデュケーションファースト・ドラパックpbキャノンデール。2年前のような優勝ではなかったが、ひとまずは成功ということでスポンサーの変わった2018シーズンを終える。
このパーティはその新スポンサーとなったEFエデュケーションファーストの主導で開催された。キャノンデールのマーケ担当、カズさんこと山本和弘さんからは「今年のパーティは今までとははっちゃけ具合も毛色が違うものになりますから!」と招待時に言われていたので少しは覚悟していったのだけれど、ホテルニューイタヤの開演前の会場に入るやいなや、その場の雰囲気に圧倒される。全身ピンクの人でいっぱいって、何ごと...?
まだパーティ開宴前からノリノリの人たち。去年とは違う、危ない香りがする...。すぐさま帰ろうかとも思ったけど、まぁ仕事だからと開演を待つ。どうやら、その人達はEFつまりイー・エフ・エデュケーション・ファースト社の社員のみなさんがほとんどだとか。知った顔の自転車関係者、かつてからのチームのサポーターさんも困惑気味の表情で、「来るとこ間違えましたかね。。」とひそひそ。
「いつもの格好ではないですよ」との広報担当者の一言にひとまず安心。同社は言語習得や国際交流、海外留学プログラムを展開する企業で、簡単に言うとこのパーティに集まったピンクの人の多くは語学講師で、ノリの良い授業を行っているんだろうなと納得。思い返せば存続の危機にあったチームを救い、新スポンサーとなった同社。昨年の今頃、日本で撮影された新ジャージがチームのスタートだったなぁ、と思い出す。つまりこの場に集っているのは今年新たにチームのスポンサーとなった社の、新たなサポーターたちというわけだ。
どうやら、世界中で開催されるメジャーレースの最終日には、こうした同様のパーティを企画・開催しているそうだ。実際、この日もSNSのタイムラインには同じように中国でピンクに身を包んで歌って踊っているリゴベルト・ウランの動画がシェアされていた。
プロサイクリングの世界はあまり知らなかった皆さんだが、ジャパンカップでチームの応援をして皆ファンになったようだ。選手を壇上に招き、質問コーナーに。すっかり日本で「ドンちゃん」と呼ばれていることが本人にも認識されてしまったジョセフロイド・ドンブロウスキーは彼女と一緒に登場し、戸惑いながらも踊りの輪に加わった。料理好きと聞いたけど、得意な料理は?の質問に「スシを作るのを楽しんでるよ。酢飯や具材を用意して、海苔で巻いていくのが楽しい。他にはバーベキューとか」と答える。
3位になったマッティ・ブレシェルはガールフレンドは居るのか?の質問に、2週間後に結婚することを発表。ベルギーのクラシックに勝つのがキャリアの夢だけど、来年のジャパンカップには妻となるガールフレンドを連れて来日して、レースにも勝つことが目標と話し、大喝采を浴びた。そしてパーティは好き?の問いに困りながら「Yes」と答えると、会場のピンクの人たちが飛びかかってきて胴上げ、そのまま会場全体を巻き込んでのクラブ状態が始まってしまった。
ホンモノのDJが盛り上げるBGMでノリノリで歌い踊り、会場全体で踊りだすという流れに。ちょっと怖面のブレシェルだが、ノリはピカイチだった。ローガン・オーウェンはピンクのコスチュームがピタピタで、TTで着るスキンスーツよりタイトフィットで背中のジッパーが上がらない、と爆笑をさらう。サイラス・モンクはクールな表情でDJに挑戦、こちらもノリノリ。
ポルトガル人のホセ・フェルナンデスはピンクバニーのブラジル語学人講師に質問されてタジタジ。陽気に見えて生真面目な印象だった。そして監督のチャールズ・ウェゲリウスは自身が選手として走った時代と、今の近代レースの違いを聞かれて「昔に比べてレース界はオープンになって、選手やファンとの距離も近くなったのが変化だと思う。ジャパンカップはとくに」と話す。
メカニックやマッサーも登壇して、自転車レースのことを知らない「ピンクの人たち」から素朴な質問が寄せられる。登りで身体を冷やさないよう新聞紙をお腹に入れること、タイヤの空気圧はクルマが2気圧程度なのにロードバイクは7気圧にもなること、サドルもカチカチに硬いのに、その上で何時間も過ごすことが信じられないといった話、好きな補給食はライスケーキ、バナナ、などなど自転車レースのイロハを学べる話が展開された。そのやり取りはさすが語学ビジネスのプロだけあって、勉強になる表現が次々に出てくるのが面白かった(こんな講師から楽しく語学が学べるなら面白いかも、と思えた)。
選手が使うジャージやサコッシュのプレゼントで会場が沸き、会の中締めには全員で記念撮影。こんなにピンクな変な集合写真は今までに経験がない....。しかしパーティはおそらくエンドレスで続いたのだろう。かなり変なノリで盛り上がってしまったパーティタイムの様子はショートムービーでどうぞ。
photo&text:Makoto.AYANO
マッティ・ブレッシェルが3位となりポディウムに登ったEFエデュケーションファースト・ドラパックpbキャノンデール。2年前のような優勝ではなかったが、ひとまずは成功ということでスポンサーの変わった2018シーズンを終える。
このパーティはその新スポンサーとなったEFエデュケーションファーストの主導で開催された。キャノンデールのマーケ担当、カズさんこと山本和弘さんからは「今年のパーティは今までとははっちゃけ具合も毛色が違うものになりますから!」と招待時に言われていたので少しは覚悟していったのだけれど、ホテルニューイタヤの開演前の会場に入るやいなや、その場の雰囲気に圧倒される。全身ピンクの人でいっぱいって、何ごと...?
まだパーティ開宴前からノリノリの人たち。去年とは違う、危ない香りがする...。すぐさま帰ろうかとも思ったけど、まぁ仕事だからと開演を待つ。どうやら、その人達はEFつまりイー・エフ・エデュケーション・ファースト社の社員のみなさんがほとんどだとか。知った顔の自転車関係者、かつてからのチームのサポーターさんも困惑気味の表情で、「来るとこ間違えましたかね。。」とひそひそ。
「いつもの格好ではないですよ」との広報担当者の一言にひとまず安心。同社は言語習得や国際交流、海外留学プログラムを展開する企業で、簡単に言うとこのパーティに集まったピンクの人の多くは語学講師で、ノリの良い授業を行っているんだろうなと納得。思い返せば存続の危機にあったチームを救い、新スポンサーとなった同社。昨年の今頃、日本で撮影された新ジャージがチームのスタートだったなぁ、と思い出す。つまりこの場に集っているのは今年新たにチームのスポンサーとなった社の、新たなサポーターたちというわけだ。
どうやら、世界中で開催されるメジャーレースの最終日には、こうした同様のパーティを企画・開催しているそうだ。実際、この日もSNSのタイムラインには同じように中国でピンクに身を包んで歌って踊っているリゴベルト・ウランの動画がシェアされていた。
プロサイクリングの世界はあまり知らなかった皆さんだが、ジャパンカップでチームの応援をして皆ファンになったようだ。選手を壇上に招き、質問コーナーに。すっかり日本で「ドンちゃん」と呼ばれていることが本人にも認識されてしまったジョセフロイド・ドンブロウスキーは彼女と一緒に登場し、戸惑いながらも踊りの輪に加わった。料理好きと聞いたけど、得意な料理は?の質問に「スシを作るのを楽しんでるよ。酢飯や具材を用意して、海苔で巻いていくのが楽しい。他にはバーベキューとか」と答える。
3位になったマッティ・ブレシェルはガールフレンドは居るのか?の質問に、2週間後に結婚することを発表。ベルギーのクラシックに勝つのがキャリアの夢だけど、来年のジャパンカップには妻となるガールフレンドを連れて来日して、レースにも勝つことが目標と話し、大喝采を浴びた。そしてパーティは好き?の問いに困りながら「Yes」と答えると、会場のピンクの人たちが飛びかかってきて胴上げ、そのまま会場全体を巻き込んでのクラブ状態が始まってしまった。
ホンモノのDJが盛り上げるBGMでノリノリで歌い踊り、会場全体で踊りだすという流れに。ちょっと怖面のブレシェルだが、ノリはピカイチだった。ローガン・オーウェンはピンクのコスチュームがピタピタで、TTで着るスキンスーツよりタイトフィットで背中のジッパーが上がらない、と爆笑をさらう。サイラス・モンクはクールな表情でDJに挑戦、こちらもノリノリ。
ポルトガル人のホセ・フェルナンデスはピンクバニーのブラジル語学人講師に質問されてタジタジ。陽気に見えて生真面目な印象だった。そして監督のチャールズ・ウェゲリウスは自身が選手として走った時代と、今の近代レースの違いを聞かれて「昔に比べてレース界はオープンになって、選手やファンとの距離も近くなったのが変化だと思う。ジャパンカップはとくに」と話す。
メカニックやマッサーも登壇して、自転車レースのことを知らない「ピンクの人たち」から素朴な質問が寄せられる。登りで身体を冷やさないよう新聞紙をお腹に入れること、タイヤの空気圧はクルマが2気圧程度なのにロードバイクは7気圧にもなること、サドルもカチカチに硬いのに、その上で何時間も過ごすことが信じられないといった話、好きな補給食はライスケーキ、バナナ、などなど自転車レースのイロハを学べる話が展開された。そのやり取りはさすが語学ビジネスのプロだけあって、勉強になる表現が次々に出てくるのが面白かった(こんな講師から楽しく語学が学べるなら面白いかも、と思えた)。
選手が使うジャージやサコッシュのプレゼントで会場が沸き、会の中締めには全員で記念撮影。こんなにピンクな変な集合写真は今までに経験がない....。しかしパーティはおそらくエンドレスで続いたのだろう。かなり変なノリで盛り上がってしまったパーティタイムの様子はショートムービーでどうぞ。
photo&text:Makoto.AYANO
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