2018/10/07(日) - 16:43
高精度ハブ型パワーメーターで有名なパワータップの各種ラインアップを紹介。今秋より公式オンラインストアでの直販のみに販売ルートを移行しており、従来よりも2~3割ほどプライスダウンを果たしている。
今やトレーニングの指標としてシリアスレーサーからサンデーライダーまで幅広いサイクリストにまで浸透したパワーメーター。幾多のブランドがこぞって参入し、昨今急速にその選択肢を増やしてきたが、その中でも20年も前からパワーメーター開発に取り組み、この分野のリーディングブランドとして多くの人に親しまれてきたのがパワータップである。
今までは通常のパーツ類と同じくプロショップで注文・購入という流れで入手できたが、この度販売ルートをパワータップの輸入代理店キルシュベルクによる、公式オンラインストアの直販のみに一本化。同時の各製品の価格見直しが行われ、全ラインナップで従来価格よりも2~3割ほどプライスダウンを果たしている。今回はそんなパワータップの主要ラインアップを紹介していこう。いずれの製品もBluetooth SMARTとANT+の両通信規格に対応しており、各社サイクルコンピューターと連携が可能だ。
パワータップG3:高精度計測を可能とするハブ型パワーメーター
まず代表作であるハブ型のパワーメーターは皆さんご存知のことだろう。各社パワーメーターのベンチマークとして常に比較対象に上げられるほどの高い計測精度と耐久性を誇るのが特徴。近年主流となっているクランク型のパワーメーターの場合バイクごとに機器を購入しなければならないが、パワータップならホイールを差し替えるだけで複数のバイクで使い回せる使い勝手の良さも兼ね備える。
現在は2012年にデビューした3代目「G3」ハブをメインに、ストレートプルスポーク用の「GS」ハブ、シクロクロスやクロスカントリーで使えるディスクブレーキタイプ、固定ギア用のトラックタイプと幅広いラインアップを揃える。それぞれハブ単体で購入可能なため、自身でスポークとリムを揃えて手組みホイールにて運用して欲しい。
リアハブボディ内部に高性能なひずみゲージを搭載し、入力したパワーが推進力に変わる駆動部分に最も近い場所で測定することでより正確な数値を弾き出す。±1.5%というパワー測定精度を誇り、第三者機関による認証も取得したお墨付きの性能だ。数値の変換や送信などを行う電子ユニットは独立してハブボディ外側に装着されメンテナンス性にも配慮された構造となっている。
またDT240Sハブをベースとして設計されているため、ハブ単体で見ても優れた性能を持つ。フリー構造はDTスイスに特徴的なスターラチェットを採用しており、面で接触した2枚のギアが噛み合うことで素早い反応性を発揮する。またフリーボディは引っ張るだけで着脱が可能となっておりメンテナンス性も高い。センサーなどを搭載するためにやや大きめのボディを採用しているが、通常のDT240ハブからは120g増ほどの重量に収まっており、レース用のホイールにも十分活用できるだろう。
パワータップハブをインストールしたロード用完組ホイールも各種展開される。オリジナルのカーボンクリンチャーリムで組んだAMP(アンプ)シリーズは、リムハイト35mmと50mmの2種類から選べるラインアップ。トレーニング向けとしてDTスイスのR460リムで組んだアルミホイールもリーズナブルで価格で販売される。
新製品としてアラヤのSA-730リムを使用したトラック競技用のアルミクリンチャーホイールや、ヴェロシティの650C向けA23アルミリムを使用したロードホイールなども追加されている。これら完組ホイールのラインアップは今後さらに増えていくとのことで要チェックだ。
商品ページ:http://shop.kirschberg.co.jp/?mode=cate&cbid=1315580&csid=0
パワータップG3 ラインアップ
ハブ単体 G3/GS 63,800円(税込)
G3 トラック 89,800円(税込)
G3 ディスクブレーキ 89,800円(税込)
完組ホイール AMPシリーズ 134,800円(税込、後輪)
DT Swiss R460 79,800円(税込、後輪)
アラヤ SA-730 トラック用 109,800円(税込、後輪)
ヴェロシティ A23 650c ロード用 79,800円(税込、後輪)
P1ペダル:素早いインストールと高い精度が特徴のペダル型パワーメーター
パワータップハブで培った計測テクノロジーを応用し開発されたペダル型パワーメーター「P1」。左右に8つずつ、合計16もの歪みセンサーを搭載しペダリング中のあらゆる角度からのパワーを正確に計測する。1回のペダルストロークごとに40地点で負荷を測定しており、パワータップハブと同等の精度を誇るのが特徴だ。
バイクへの取り付けも通常のペダルと同じく、8mmアーレンキーで締め込むのみと至って簡単。バイク間の付け替えも楽に行えるため、トレーニングバイクとレースバイクで使い分ける人にもオススメの製品となっている。センサーやバッテリーなどは全てペダルの踏み面下部に集約されており、余計な付加パーツなどもなくスタイリッシュなルックスに仕上がる。
クリートはルックのKEOシリーズ互換で、バッテリーは単四形リチウム乾電池を使用する。耐衝撃などの自社テストもクリアしており、ペダルヒットでも誤動作が生じる心配なく使っていける耐久性も担保されている。ペア重量は電池込みで420g、駆動時間は60時間だ。iOS専用のアプリも配信されており、データ管理や分析にも役立てることができるだろう。また左側にのみセンサーを搭載し、片側計測とすることで価格を抑えた「SINGLE」モデルも用意されているため、予算によって選び分けて欲しい。
商品ページ:http://shop.kirschberg.co.jp/?mode=cate&csid=0&cbid=1959143
パワータップ P1ペダル
P1ペダル 左右ペア 108,000円(税込)
P1ペダル SINGLE 左右ペア 75,000円(税込)
パワーキャル:世界初の心拍ストラップ型パワーメーター
心拍データを元にパワー値を算出する世界初そして唯一の心拍ストラップ型パワーメーター「パワーキャル」。心拍とパワーの関係性を膨大なデータから導き出し、それを元に開発した独自のアルゴリズムによって数値が得られる仕組みなのだという。パワーメーターというと比較的高価な機材になってしまうが、より手軽にパワートレーニングを始めてみたいというライダーにオススメの製品となる。
パワーキャルが得意とするシチュエーションは、ペースの上下が少ない一定強度かつ一定時間以上のライドシーン。例えばローラーでのFTPテストや長めのインターバル練習などでは高い精度で平均パワーを算出してくれる。反対に短時間で強度の上げ下げを繰り返すトレーニングでは測定精度は下がってしまうため、用途に合わせた使用が推奨される。製品の特徴を踏まえ安価にパワートレーニングを取り入れてみてはいかがだろう。
商品ページ:http://shop.kirschberg.co.jp/?pid=72219883
パワータップ パワーキャル
パワーキャル本体+ストラップ 12,800円(税込)
パワーキャルセンサー本体のみ 9,500円(税込)
スマートスピード/ケイデンスセンサー:マグネットレスで測定を可能にするセンサー
加速度センサーを内蔵することでマグネットレスにスピード、またはケイデンスを測定できるセンサーもラインアップ。ラバーバンドでハブシェルもしくはクランクアームに装着するだけなので工具も必要ない。本体に電池をセットした後、センサーを水平に置けばスピードを、垂直に持てばケイデンスを計測するセンサーとして設定される。両方の項目を測定したい場合は2つ用意する必要があるため注意して欲しい。バッテリーはCR2032型コイン電池で、駆動時間は200時間だ。
商品ページ:http://shop.kirschberg.co.jp/?pid=122574326
パワータップ スマートスピード/ケイデンスセンサー
価格:5,500円(税込)
今やトレーニングの指標としてシリアスレーサーからサンデーライダーまで幅広いサイクリストにまで浸透したパワーメーター。幾多のブランドがこぞって参入し、昨今急速にその選択肢を増やしてきたが、その中でも20年も前からパワーメーター開発に取り組み、この分野のリーディングブランドとして多くの人に親しまれてきたのがパワータップである。
今までは通常のパーツ類と同じくプロショップで注文・購入という流れで入手できたが、この度販売ルートをパワータップの輸入代理店キルシュベルクによる、公式オンラインストアの直販のみに一本化。同時の各製品の価格見直しが行われ、全ラインナップで従来価格よりも2~3割ほどプライスダウンを果たしている。今回はそんなパワータップの主要ラインアップを紹介していこう。いずれの製品もBluetooth SMARTとANT+の両通信規格に対応しており、各社サイクルコンピューターと連携が可能だ。
パワータップG3:高精度計測を可能とするハブ型パワーメーター
まず代表作であるハブ型のパワーメーターは皆さんご存知のことだろう。各社パワーメーターのベンチマークとして常に比較対象に上げられるほどの高い計測精度と耐久性を誇るのが特徴。近年主流となっているクランク型のパワーメーターの場合バイクごとに機器を購入しなければならないが、パワータップならホイールを差し替えるだけで複数のバイクで使い回せる使い勝手の良さも兼ね備える。
現在は2012年にデビューした3代目「G3」ハブをメインに、ストレートプルスポーク用の「GS」ハブ、シクロクロスやクロスカントリーで使えるディスクブレーキタイプ、固定ギア用のトラックタイプと幅広いラインアップを揃える。それぞれハブ単体で購入可能なため、自身でスポークとリムを揃えて手組みホイールにて運用して欲しい。
リアハブボディ内部に高性能なひずみゲージを搭載し、入力したパワーが推進力に変わる駆動部分に最も近い場所で測定することでより正確な数値を弾き出す。±1.5%というパワー測定精度を誇り、第三者機関による認証も取得したお墨付きの性能だ。数値の変換や送信などを行う電子ユニットは独立してハブボディ外側に装着されメンテナンス性にも配慮された構造となっている。
またDT240Sハブをベースとして設計されているため、ハブ単体で見ても優れた性能を持つ。フリー構造はDTスイスに特徴的なスターラチェットを採用しており、面で接触した2枚のギアが噛み合うことで素早い反応性を発揮する。またフリーボディは引っ張るだけで着脱が可能となっておりメンテナンス性も高い。センサーなどを搭載するためにやや大きめのボディを採用しているが、通常のDT240ハブからは120g増ほどの重量に収まっており、レース用のホイールにも十分活用できるだろう。
パワータップハブをインストールしたロード用完組ホイールも各種展開される。オリジナルのカーボンクリンチャーリムで組んだAMP(アンプ)シリーズは、リムハイト35mmと50mmの2種類から選べるラインアップ。トレーニング向けとしてDTスイスのR460リムで組んだアルミホイールもリーズナブルで価格で販売される。
新製品としてアラヤのSA-730リムを使用したトラック競技用のアルミクリンチャーホイールや、ヴェロシティの650C向けA23アルミリムを使用したロードホイールなども追加されている。これら完組ホイールのラインアップは今後さらに増えていくとのことで要チェックだ。
商品ページ:http://shop.kirschberg.co.jp/?mode=cate&cbid=1315580&csid=0
パワータップG3 ラインアップ
ハブ単体 G3/GS 63,800円(税込)
G3 トラック 89,800円(税込)
G3 ディスクブレーキ 89,800円(税込)
完組ホイール AMPシリーズ 134,800円(税込、後輪)
DT Swiss R460 79,800円(税込、後輪)
アラヤ SA-730 トラック用 109,800円(税込、後輪)
ヴェロシティ A23 650c ロード用 79,800円(税込、後輪)
P1ペダル:素早いインストールと高い精度が特徴のペダル型パワーメーター
パワータップハブで培った計測テクノロジーを応用し開発されたペダル型パワーメーター「P1」。左右に8つずつ、合計16もの歪みセンサーを搭載しペダリング中のあらゆる角度からのパワーを正確に計測する。1回のペダルストロークごとに40地点で負荷を測定しており、パワータップハブと同等の精度を誇るのが特徴だ。
バイクへの取り付けも通常のペダルと同じく、8mmアーレンキーで締め込むのみと至って簡単。バイク間の付け替えも楽に行えるため、トレーニングバイクとレースバイクで使い分ける人にもオススメの製品となっている。センサーやバッテリーなどは全てペダルの踏み面下部に集約されており、余計な付加パーツなどもなくスタイリッシュなルックスに仕上がる。
クリートはルックのKEOシリーズ互換で、バッテリーは単四形リチウム乾電池を使用する。耐衝撃などの自社テストもクリアしており、ペダルヒットでも誤動作が生じる心配なく使っていける耐久性も担保されている。ペア重量は電池込みで420g、駆動時間は60時間だ。iOS専用のアプリも配信されており、データ管理や分析にも役立てることができるだろう。また左側にのみセンサーを搭載し、片側計測とすることで価格を抑えた「SINGLE」モデルも用意されているため、予算によって選び分けて欲しい。
商品ページ:http://shop.kirschberg.co.jp/?mode=cate&csid=0&cbid=1959143
パワータップ P1ペダル
P1ペダル 左右ペア 108,000円(税込)
P1ペダル SINGLE 左右ペア 75,000円(税込)
パワーキャル:世界初の心拍ストラップ型パワーメーター
心拍データを元にパワー値を算出する世界初そして唯一の心拍ストラップ型パワーメーター「パワーキャル」。心拍とパワーの関係性を膨大なデータから導き出し、それを元に開発した独自のアルゴリズムによって数値が得られる仕組みなのだという。パワーメーターというと比較的高価な機材になってしまうが、より手軽にパワートレーニングを始めてみたいというライダーにオススメの製品となる。
パワーキャルが得意とするシチュエーションは、ペースの上下が少ない一定強度かつ一定時間以上のライドシーン。例えばローラーでのFTPテストや長めのインターバル練習などでは高い精度で平均パワーを算出してくれる。反対に短時間で強度の上げ下げを繰り返すトレーニングでは測定精度は下がってしまうため、用途に合わせた使用が推奨される。製品の特徴を踏まえ安価にパワートレーニングを取り入れてみてはいかがだろう。
商品ページ:http://shop.kirschberg.co.jp/?pid=72219883
パワータップ パワーキャル
パワーキャル本体+ストラップ 12,800円(税込)
パワーキャルセンサー本体のみ 9,500円(税込)
スマートスピード/ケイデンスセンサー:マグネットレスで測定を可能にするセンサー
加速度センサーを内蔵することでマグネットレスにスピード、またはケイデンスを測定できるセンサーもラインアップ。ラバーバンドでハブシェルもしくはクランクアームに装着するだけなので工具も必要ない。本体に電池をセットした後、センサーを水平に置けばスピードを、垂直に持てばケイデンスを計測するセンサーとして設定される。両方の項目を測定したい場合は2つ用意する必要があるため注意して欲しい。バッテリーはCR2032型コイン電池で、駆動時間は200時間だ。
商品ページ:http://shop.kirschberg.co.jp/?pid=122574326
パワータップ スマートスピード/ケイデンスセンサー
価格:5,500円(税込)
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