2018/09/08(土) - 19:40
スイスで開催中のMTB世界選手権3日目にXCO男女U23が行われ、女子レースでスイスが3つ目のアルカンシエルを確保し、男子は南アフリカが優勝。DH予選ではエリートの清水一輝とジュニアの山田淳一がそれぞれ決勝へと駒を進めた。
9月7日のMTB世界選手権(スイス、レンツァーハイデ)3日目はクロスカントリーの男女U23とダウンヒルの予選レースが行われた。コースは鈴木監督曰く「前夜から降り始めた雨の影響で、コースは岩と木の根でXCO、DHI共にコースはスリッピーな状況」で、距離2200mで標高差413mを駆け下りる。以下はJCFに掲載された鈴木監督のレポートで紹介しよう。
「DHコースはターンが多くアウトラインとインラインの選択や、比較的ワイドトラックが多い為スタンダードライン以外の最速ラインを見極めることがポイントとなった。また今まではシーディングラン(出走順位決め)だったものから、今年からルールが変更になり男子ジュニアは60名、男子エリートは80名までの予選となったので、各国緊張感を持っての予選となった。
男子ジュニアには山田淳一(安城農林高等学校)が初参加。 雨は上がったものの濃霧にスリッピーな路面の中スタート。根っこなどで5回ほどスリップして落車もあり予選通過が危ぶまれたが4分16秒076の60位でギリギリではあったが予選通過となった。
男子エリートは清水一輝(株式会社H.L.N.A)と九島勇気がエントリー。先に走り終えた山田にコース状況等を聞き情報共有を行ってからスタート地点に向かった。濃霧の中20分スケジュールが推す形でレースは行われた。九島は前半のセクションでミスをしてしまい膝を痛めて試走のようには走れず予選敗退となった。清水一輝は細かいミスはあったもののイメージに近い形でゴールを迎え予選通過をし、日曜日の決勝に備える」。
クロスカントリーの男子U23レースには平林安里(スペシャライズド レーシング ジャパン)と北林力(ドリームシーカー)、そして小林勇輝(イナーメ信濃山形)が出場。アラン・ハースリー(南アフリカ)が一対一のバトルを繰り広げたクリストファー・ブレヴィンス(アメリカ)を破った後方で、日本勢はパンクやペースメイクに苦しみ、最上位の北林力(ドリームシーカー)もマイナス3ラップという苦しい結果となった。
また、女子U23レースではアレッサンドラ・ケラーがスイスに3枚目のアルカンシエルをもたらし、シナ・フレイ(スイス)も銀メダル獲得と最強スイスチームが層の厚さを見せつける結果となった。以下は日本勢の走りを振り返る鈴木監督のレポート。
「コースは朝のマディ&スリッピーな状況から昼頃には路面も乾きだしドライでの開催となった。日本人3名は中盤より後ろよりからスタート。W杯カナダとフランスの2大会で善戦した平林は中盤ほどでレースを行う。2周目に入り機材トラブルでピットで部品交換でストップし80番手ほどに後退。リスタートして順位をグングン上げていき始めた時に、今度はパンクをしてしまい再度ピットイン。ホイールを交換したが1周11分程度のコースで2度のピットインはダメージが大きく、90位で終了。北林力も集団後方でスタートするが集団内での走りがうまくできずに徐々に単独走になってしまい3周目からは完全に単独になってしまい86位。小林はスタート直後のハイペースと飽和した集団で単独落車をしてしまい、腹部を強打する落車でペースを上げられず92位となった。日本にはないコースのハードさ、競争の激しさなど違いが大きいが世界の壁を感じてしまう結果となった」。
9月7日のMTB世界選手権(スイス、レンツァーハイデ)3日目はクロスカントリーの男女U23とダウンヒルの予選レースが行われた。コースは鈴木監督曰く「前夜から降り始めた雨の影響で、コースは岩と木の根でXCO、DHI共にコースはスリッピーな状況」で、距離2200mで標高差413mを駆け下りる。以下はJCFに掲載された鈴木監督のレポートで紹介しよう。
「DHコースはターンが多くアウトラインとインラインの選択や、比較的ワイドトラックが多い為スタンダードライン以外の最速ラインを見極めることがポイントとなった。また今まではシーディングラン(出走順位決め)だったものから、今年からルールが変更になり男子ジュニアは60名、男子エリートは80名までの予選となったので、各国緊張感を持っての予選となった。
男子ジュニアには山田淳一(安城農林高等学校)が初参加。 雨は上がったものの濃霧にスリッピーな路面の中スタート。根っこなどで5回ほどスリップして落車もあり予選通過が危ぶまれたが4分16秒076の60位でギリギリではあったが予選通過となった。
男子エリートは清水一輝(株式会社H.L.N.A)と九島勇気がエントリー。先に走り終えた山田にコース状況等を聞き情報共有を行ってからスタート地点に向かった。濃霧の中20分スケジュールが推す形でレースは行われた。九島は前半のセクションでミスをしてしまい膝を痛めて試走のようには走れず予選敗退となった。清水一輝は細かいミスはあったもののイメージに近い形でゴールを迎え予選通過をし、日曜日の決勝に備える」。
クロスカントリーの男子U23レースには平林安里(スペシャライズド レーシング ジャパン)と北林力(ドリームシーカー)、そして小林勇輝(イナーメ信濃山形)が出場。アラン・ハースリー(南アフリカ)が一対一のバトルを繰り広げたクリストファー・ブレヴィンス(アメリカ)を破った後方で、日本勢はパンクやペースメイクに苦しみ、最上位の北林力(ドリームシーカー)もマイナス3ラップという苦しい結果となった。
また、女子U23レースではアレッサンドラ・ケラーがスイスに3枚目のアルカンシエルをもたらし、シナ・フレイ(スイス)も銀メダル獲得と最強スイスチームが層の厚さを見せつける結果となった。以下は日本勢の走りを振り返る鈴木監督のレポート。
「コースは朝のマディ&スリッピーな状況から昼頃には路面も乾きだしドライでの開催となった。日本人3名は中盤より後ろよりからスタート。W杯カナダとフランスの2大会で善戦した平林は中盤ほどでレースを行う。2周目に入り機材トラブルでピットで部品交換でストップし80番手ほどに後退。リスタートして順位をグングン上げていき始めた時に、今度はパンクをしてしまい再度ピットイン。ホイールを交換したが1周11分程度のコースで2度のピットインはダメージが大きく、90位で終了。北林力も集団後方でスタートするが集団内での走りがうまくできずに徐々に単独走になってしまい3周目からは完全に単独になってしまい86位。小林はスタート直後のハイペースと飽和した集団で単独落車をしてしまい、腹部を強打する落車でペースを上げられず92位となった。日本にはないコースのハードさ、競争の激しさなど違いが大きいが世界の壁を感じてしまう結果となった」。
XCO 男子U23結果(29km)
1位 | アラン・ハースリー(南アフリカ) | 1h21'22" |
2位 | クリストファー・ブレヴィンス(アメリカ) | +27" |
3位 | デーヴィッド・ノルドマン(オランダ) | +1'05" |
86位 | 北林力(ドリームシーカー) | -3LAP |
90位 | 平林安里(スペシャライズド レーシング ジャパン) | -4LAP |
92位 | 小林勇輝(イナーメ信濃山形) | -5LAP |
XCO 女子U23結果(25.2km)
1位 | アレッサンドラ・ケラー(スイス) | 1h22'53" |
2位 | シナ・フレイ(スイス) | +1'22" |
3位 | マリカ・トーヴォ(イタリア) | +1'40" |
DHI男子エリート予選
1位 | ブルック・マクドナルド(ニュージーランド) | 3'03"206 |
2位 | ロリス・バージエ(フランス) | +00"609 |
3位 | コナー・フェアオン(オーストラリア) | +01"781 |
58位 | 清水一輝(株式会社H.L.N.A) | +18"457 |
84位 | 九島勇気 | +27"379 |
DHI男子ジュニア 予選
1位 | ケイド・エドワーズ(イギリス) | 3'11"171 |
2位 | パトリック・バトラー(オーストラリア) | +08"202 |
3位 | カイ・アアーン(オーストラリア) | +09"914 |
60位 | 山田淳一(安城農林高等学校) | +1'04"905 |
text:JCF
photo:UCI
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