2018/09/02(日) - 11:51
「レースより先にフィニッシュに到着したスタッフからの情報が入り、今日は自分向きのステージだとアリエッタ監督に説得された」というアレハンドロ・バルベルデが今大会ステージ2勝目をマーク。ブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージを走った選手たちのコメントを紹介します。
ステージ優勝 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
正直言うと今日の勝利には驚いている。ここまで急勾配の登りだとは予想していなかったけど、レースより先にフィニッシュに到着したスタッフからの情報が入り、今日は自分向きのステージだとアリエッタ監督に説得されたんだ。彼に『昨日のスプリントで先頭を取った選手(サガン)をマークするんだ』と言われた。残り500mから登りが始まるレイアウトは確かに自分向きだった。
まずはタイムを失わないことを心がけ、チャンスがあったからステージ優勝を狙うことにした。サガンの番手につけてスプリント。最初は右側から抜こうとしたけど進路をふさがれてしまったので、数秒ペダルを止めて左側から行くことにした。こういうフィニッシュでペテル(サガン)に勝つのはモチベーションにつながるし、自信を与えてくれるよ。
今はとても調子が良いので、明日からは自分とナイロ(キンタナ)の2人で何ができるかを見極めながら走りたい。ナイロは調子が良いし、できれば2人揃って前に残りたい。明日のステージが終わった時点で、ナイロを単独エースに立てるのか、それとも自分も総合上位をキープすべきなのかが明らかになると思う。ステージ2勝を飾ったし、何もプレッシャーは感じていないよ。
ステージ2位 ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
今日もまた暑くてハードなブエルタらしいステージだった。チーム全体が良い走りをしたと思う。チームメイトのおかげで良いポジションを確保してスプリント。最終ストレートで全力を尽くしたけど、ステージ優勝には届かなかった。今は毎日調子が上がっているのを感じながら走っている状態。今日はブリュッセルのレースで勝利したパスカル・アッカーマンとのダブル勝利を狙っていたので残念だ。
ステージ3位 ダニー・ファンポッペル(オランダ、ロットNLユンボ)
今週ずっとチームは良い走りができている。バルベルデとサガンに次いでステージ3位という結果は悪くない。残り150mから勾配が増すレイアウトだったので落ち着いてスプリント開始のタイミングを待った。でもバルベルデが勢いよく追い抜いていった時点でこれは難しいと感じたよ。今日は最も強い選手が勝った。
ステージ7位 サイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)
逃げがすんなりと決まったので、暑さを除けばとてもイージーなステージだった。トリッキーなフィニッシュではトラブルが起こり得るから、残り15kmを切ってから最大限警戒したよ。集団の前方で走ることを心がけていると、残り600mのラウンドアバウトで先頭近くに出てしまった。タイムを失わないことが最優先だったので、登りスプリントで(バルベルデやサガンに)負けたことを悔しいとは思っていない。いずれにしても彼らに勝つのは不可能だから。明日も暑さが予想されているし、今大会最初の『本当の』試練になると思う。
マイヨロホ ルディ・モラール(フランス、グルパマFDJ)
登りスプリントでサガンに勝ったバルベルデは間違いなく調子が良いし、明日彼を抑え込むのは難しいと思う。自分は短くて急勾配の登りが得意。明日は獲得標高差が4,000mに達する難コースなので、最後の登りに到着した時点で疲れ切っていると思う。とにかく明日マイヨロホの最有力候補はバルベルデだ。
総合10位 エンリク・マス(スペイン、クイックステップフロアーズ)
今朝のミーティングでコースプロフィールを見て、これはペテル(サガン)やアレハンドロ(バルベルデ)向きだと思った。ここまで8ステージをこなしてきて、自分は良い立ち位置につけている。明日は今大会最初の超級山頂フィニッシュ。最終的にこのブエルタで総合トップ10に入りたい。そしてできればステージ優勝したい。
山岳賞ジャージ ルイス・マテマルドネス(スペイン、コフィディス)
良き友人であるアレハンドロ(バルベルデ)の勝利を嬉しく思う。彼は本当に素晴らしい選手であり、ロードレースにおけるレジェンドだ。明日は総合争いだけではなくて山岳賞争いの観点から見てもとても重要なステージ。昨日と今日はしっかり集団内で休めたので、明日は山岳ポイントを狙って山岳賞ジャージをキープしたい。
text:Kei Tsuji
ステージ優勝 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
正直言うと今日の勝利には驚いている。ここまで急勾配の登りだとは予想していなかったけど、レースより先にフィニッシュに到着したスタッフからの情報が入り、今日は自分向きのステージだとアリエッタ監督に説得されたんだ。彼に『昨日のスプリントで先頭を取った選手(サガン)をマークするんだ』と言われた。残り500mから登りが始まるレイアウトは確かに自分向きだった。
まずはタイムを失わないことを心がけ、チャンスがあったからステージ優勝を狙うことにした。サガンの番手につけてスプリント。最初は右側から抜こうとしたけど進路をふさがれてしまったので、数秒ペダルを止めて左側から行くことにした。こういうフィニッシュでペテル(サガン)に勝つのはモチベーションにつながるし、自信を与えてくれるよ。
今はとても調子が良いので、明日からは自分とナイロ(キンタナ)の2人で何ができるかを見極めながら走りたい。ナイロは調子が良いし、できれば2人揃って前に残りたい。明日のステージが終わった時点で、ナイロを単独エースに立てるのか、それとも自分も総合上位をキープすべきなのかが明らかになると思う。ステージ2勝を飾ったし、何もプレッシャーは感じていないよ。
ステージ2位 ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
今日もまた暑くてハードなブエルタらしいステージだった。チーム全体が良い走りをしたと思う。チームメイトのおかげで良いポジションを確保してスプリント。最終ストレートで全力を尽くしたけど、ステージ優勝には届かなかった。今は毎日調子が上がっているのを感じながら走っている状態。今日はブリュッセルのレースで勝利したパスカル・アッカーマンとのダブル勝利を狙っていたので残念だ。
ステージ3位 ダニー・ファンポッペル(オランダ、ロットNLユンボ)
今週ずっとチームは良い走りができている。バルベルデとサガンに次いでステージ3位という結果は悪くない。残り150mから勾配が増すレイアウトだったので落ち着いてスプリント開始のタイミングを待った。でもバルベルデが勢いよく追い抜いていった時点でこれは難しいと感じたよ。今日は最も強い選手が勝った。
ステージ7位 サイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)
逃げがすんなりと決まったので、暑さを除けばとてもイージーなステージだった。トリッキーなフィニッシュではトラブルが起こり得るから、残り15kmを切ってから最大限警戒したよ。集団の前方で走ることを心がけていると、残り600mのラウンドアバウトで先頭近くに出てしまった。タイムを失わないことが最優先だったので、登りスプリントで(バルベルデやサガンに)負けたことを悔しいとは思っていない。いずれにしても彼らに勝つのは不可能だから。明日も暑さが予想されているし、今大会最初の『本当の』試練になると思う。
マイヨロホ ルディ・モラール(フランス、グルパマFDJ)
登りスプリントでサガンに勝ったバルベルデは間違いなく調子が良いし、明日彼を抑え込むのは難しいと思う。自分は短くて急勾配の登りが得意。明日は獲得標高差が4,000mに達する難コースなので、最後の登りに到着した時点で疲れ切っていると思う。とにかく明日マイヨロホの最有力候補はバルベルデだ。
総合10位 エンリク・マス(スペイン、クイックステップフロアーズ)
今朝のミーティングでコースプロフィールを見て、これはペテル(サガン)やアレハンドロ(バルベルデ)向きだと思った。ここまで8ステージをこなしてきて、自分は良い立ち位置につけている。明日は今大会最初の超級山頂フィニッシュ。最終的にこのブエルタで総合トップ10に入りたい。そしてできればステージ優勝したい。
山岳賞ジャージ ルイス・マテマルドネス(スペイン、コフィディス)
良き友人であるアレハンドロ(バルベルデ)の勝利を嬉しく思う。彼は本当に素晴らしい選手であり、ロードレースにおけるレジェンドだ。明日は総合争いだけではなくて山岳賞争いの観点から見てもとても重要なステージ。昨日と今日はしっかり集団内で休めたので、明日は山岳ポイントを狙って山岳賞ジャージをキープしたい。
text:Kei Tsuji
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