2018/07/10(火) - 14:41
7月8日に茨城県で開催された全日本BMX選手権の詳細レポートをお届け。男子エリートでは松下巽(神奈川県/全日空商事)が悲願のタイトルを獲得し、エリートとジュニア混走の女子レースでは丹野夏波(神奈川県/白鵬女子高等学校)が先着した。
第35回BMX全日本選手権大会が7月8日に茨城県ひたちなか市になるひたち海浜公園BMXトラックで開催された。
会場となった「ひたち海浜公園」は季節ごとにみはらしの丘と呼ばれる場所がネモフィラやコキアによって一面覆い尽くされ「一度は見ておきたい絶景」としても有名な遊園施設。その中に常設されているBMXレーストラックは2005年に全面改修され国際基準を満たす要素を取り入れたメイントラックと体験走行や初心者のためのサブトラックの二つのコースがある。
途中大幅な改修が施されプロセクションと呼ばれるエリートライダーだけが使用が許されている巨大なキャニオンジャンプが追加された。今年で17期となったBMXスクールは毎年定員オーバーしてしまうほどの盛況ぶりで現役のエリートライダーが講師となり毎月開催され、そこから新たなエリートライダーも輩出し、次世代のエリートライダーも着実に育ってきている。
中部地方から九州地方までの広い範囲を襲った記録的な大雨の影響で数人のライダーが遠征を見送り不参加となったが、公式練習が行われた土曜日は午後から晴れ間が見え気温が上昇し、レース当日の日曜日はじっとしていても汗が流れるほど高気温の中でのレースとなった。
BMXレースを簡単に説明すると、各年齢別で争うチャレンジクラスとエリート、ジュニアの男女のチャンピオンクラスに大きく分けられ、最大8人でレースが行われる。それぞれのクラス共、参加人数に応じて予選から順位を決定する決勝レースを争う最後の8人になるまで4人勝ち上がりのノックダウンシステムでレースが行われる。またクラスによっては参加人数が8人まで満たない場合は3ヒート走った合計のリザルトによって順位が決定される。エリート男子であればスタートからゴールまでわずか40秒ほどの超スプリントレースだ。
男子エリート:松下巽が初優勝
男子エリート、昨年の覇者である長迫吉拓は6月初旬にアゼルバイジャンで行われたBMX世界選手権後、トラック競技の準備のため今回のBMX全日本選手権参加は見送った。2年前に地元大阪で長迫を破り初優勝し今年返り咲きを狙う吉村樹希敢(大阪府/GAN TORRIGER/大阪府)を筆頭に過去何度もビッグレースで表彰台に登りながらも未だ全日本での優勝経験がない松下巽(神奈川県/全日空商事)、先ごろ行われたアジア選手権でエリート3位となり日本人ベストリザルトを残したエリート1年目の池上泰地(大阪府/KUWAHARA BIKE WORKS)、地元茨城出身でこのコースをホームコースとする長谷川湧斗(茨城県/(株)関彰商事)らが覇権を目指し争うことになった。
プロセクションジャンプを使用するため、風が弱まるタイミングを待ち開始された決勝レース、池田大暉(新潟県/ROCKSTAR・RIFT・Tangent)が好スタートを切り先頭でバームと呼ばれる第1ターンに突入、それに続いたのが松下。吉村はスタートに失敗してしまい、地元の長谷川と並んで3番手を争いながら第1バームに突入した。
第1ターンから第2ターンの短い直線で松下と吉村に挟まれてしまった長谷川は行き場所をなくし転倒、そこにイン側のラインを来た池上が巻き込まれてしまった。長谷川のアウト側にいた吉村も行き場所を無くしコースアウトを余儀なくされ第2ターンの裏側に消えていった。
長谷川と吉村の後ろを追った吉井康平(東京都/フォスター電機)は危険を察知しブレーキングし難を逃れそのまま3位でゴール。先頭を行く池田はプロセクションひとつ目のジャンプを飛び過ぎてしまいスタートから稼いだスピードを一気に失うことになるが、粘り続ける。池田を追う松下はジャンプを飛ぶごとに着実にその差を詰め、第3ターン後のリズムセクションで池田を射程圏内に収め、フィニッシュライン手前で池田を捉え、BMX全日本選手権初優勝を決めた。
優勝した松下のコメント:「これまで日本チームが何年も表彰台を独占して来たアジア選手権を今年失ってしまったため、この大会はなんとしても優勝したかった。何年もの間絶対勝とうと臨んでやって来たが、2位や3位ばかりで今回の優勝はすごく嬉しい。プレッシャーは特になかったが職場の同僚が大勢応援に来てくれたので、逆に気分をあげることができた。スタートゲートの開くタイミングがいつもより早く予選1ヒート目は3位だったが、重ねるごとにタイミングを合わせられた。池田選手が第1ストレートは速いのはわかっていたが、リズムセクションから最終バームをうまくスピードを乗せられたので差すことができた。」
2位となった池田のコメント:「スタートした瞬間、松下、吉村に先行されたと思いコンチクショーと思った。とにかく自分に落ち着けと言い聞かせて走ったが、プロセクション1個目で大発射してしまってそれまで溜めていたスピードが全部なくなってしまった。それでもラインをブロックして走ったつもりだが、最後のセクションからフィニッシュラインまで長いので脚がもたなかった。去年いい勝負をしながらも表彰台に乗れなかったので今年は勝つ気で来たが、勝つという気持ちが足りなかったのか、ダメだった」
3位の吉井のコメント:「スタートは吉村選手の隣で自分の方が先に出られると思っていた。出たらラインを潰そうと思っていたが横並びでイン側に入れず長谷川らがイン側にいてラインがなくなってしまってブレーキングしたら第1バーム後何人か絡んだ間をうまく抜けて行けた。ラッキーもあって表彰台に乗れた。望んでいた結果とは違うが少しながら成長を感じている部分もある。来週インドネシアのUCI C1のレースに松下選手と一緒にでるので、そこでは松下選手に勝ちたい」
松下は昨年早稲田大学院を卒業後JOCが就職支援するアスナビを利用して現在の職場に就職、ANAの機内誌などの広報業務をしながら選手活動をしている。またこのコースで行われているスクールの講師を務めている。
3位になった吉井も松下と同じくアスナビで就職。日本一を決めるビッグイベントで表彰台に乗れたことで働きながら選手生活を続けている成功例とも言える。
また予選ヒート3本とも他を寄せ付けない走りで優勝候補と見られていた吉村は「スタートでもたついてしまった。ただ単に力不足」と失意の中コメントしてくれた。吉村の所属チームGAN TRIGGERの監督である北京オリンピック代表の阪本章史は「見ていてもどかしかった。吉村の立場で自分がレース走っていたら勝ってたと思う。」とコメントをくれた。
男子ジュニア:中井飛馬が2連覇
男子ジュニアは出走が8人のため3ヒート合計で争われ、アジア選手権ジュニアチャンピオンの中井飛馬(新潟県/WESTERN RIVER)が危なげなく全てのヒート1着でゴールし、昨年に続き全日本選手権ジュニアクラス連覇を達成した。
中井のコメント:「自信はあったがプレッシャーもあって、自分の走りをすることだけに集中してミスをしないように気をつけた。その結果後続との差を広げて勝つことができてよかった。来年はエリートになるので、勝負に絡める走りをしたい」
女子:ジュニアの丹野夏波が先着 エリート優勝は瀬古遥加
女子はエリート、ジュニアがコンバインドされた3ヒート合計のレースとなった。国内女子選手の絶対的エースである畠山紗英(神奈川県/日本体育大学・REDBULL)はトレーニングプログラムを優先してベースとしているスイスのエーグルに戻ったためこのレースには不在。
ジュニア時代から5年連続チャンピオンの瀬古遥加(三重県/IRC TIRE)とアジア選手権ジュニアチャンピオンの丹野夏波(神奈川県/白鵬女子高等学校)、同2位の永禮美瑠(愛知県/KUWAHARA BIKE WORKS)などの好調ジュニア勢との戦いとなったが、3ヒート共に丹野と永禮のバトルが展開されたが、すべて丹野が先着しジュニア最終年に初優勝。瀬古はジュニア勢に先着を許してしまい、素直に喜べないが今年もチャンピオンジャージに袖を通すことができた。
ジュニア優勝の丹野のコメント:「3ヒート合計のレースだったので1本も気を抜くことができないレースだったが、1、2本目とも1位だったので3本目は多少リラックスして臨めた。プレッシャーはあったが、ジュニア2年目で勝てて良かった。」
エリート優勝の瀬古のコメント:「しっかり準備して来た結果がこれなので、悔しいがこれが今の実力かなと認めている。ジュニアと混走で総合4位となるので、エリート1位でも正直悔しい。」
日本代表ヘッドコーチで、「Systematic BMX」代表の三瓶将廣に今回の全日本選手権を総括してもらった。
「全日本選手権ならではの緊張感で、みんなタイトルを狙って本来はまったく問題ない選手も気負っていてタイトルだからというような雰囲気になっている走りに見えた。大きな舞台での一発勝負のためにはひとつのステップとして、ここで勝てないと世界にも行けない。結果としてはジュニアの男女は順当だった。エリート男子は池田のプロセクションひとつ目のジャンプ失敗はもったいなかった。風もあったのであれですべてのリードがなくなることになった。自分と同世代で小さい頃からライバルだった松下が勝ったのは嬉しい。子供のころから20インチでの全日本のタイトルが一個もなく、東京オリンピックまで2年モチベーションにもなるし、日本のレースシーンを引っ張って行く上でチャンピオンの経験は必要なので、良かったと思う」
BMX代表チームは今後インドネシアでの国際レース、アジア大会、ユースオリンピックなどスケジュールが埋まっている。そして9月からはいよいよオリンピック出場枠をかけてUCIの国別ポイントランキングが始まる。多くの代表選手は9月末にアルゼンチンで行われるワールドカップに参戦予定とのこと。開催国枠だけに頼らず、自力で出場枠を勝ち取ろうとする#bmxteamjapanの姿を是非とも応援していただきたい。
第35回BMX全日本選手権大会が7月8日に茨城県ひたちなか市になるひたち海浜公園BMXトラックで開催された。
会場となった「ひたち海浜公園」は季節ごとにみはらしの丘と呼ばれる場所がネモフィラやコキアによって一面覆い尽くされ「一度は見ておきたい絶景」としても有名な遊園施設。その中に常設されているBMXレーストラックは2005年に全面改修され国際基準を満たす要素を取り入れたメイントラックと体験走行や初心者のためのサブトラックの二つのコースがある。
途中大幅な改修が施されプロセクションと呼ばれるエリートライダーだけが使用が許されている巨大なキャニオンジャンプが追加された。今年で17期となったBMXスクールは毎年定員オーバーしてしまうほどの盛況ぶりで現役のエリートライダーが講師となり毎月開催され、そこから新たなエリートライダーも輩出し、次世代のエリートライダーも着実に育ってきている。
中部地方から九州地方までの広い範囲を襲った記録的な大雨の影響で数人のライダーが遠征を見送り不参加となったが、公式練習が行われた土曜日は午後から晴れ間が見え気温が上昇し、レース当日の日曜日はじっとしていても汗が流れるほど高気温の中でのレースとなった。
BMXレースを簡単に説明すると、各年齢別で争うチャレンジクラスとエリート、ジュニアの男女のチャンピオンクラスに大きく分けられ、最大8人でレースが行われる。それぞれのクラス共、参加人数に応じて予選から順位を決定する決勝レースを争う最後の8人になるまで4人勝ち上がりのノックダウンシステムでレースが行われる。またクラスによっては参加人数が8人まで満たない場合は3ヒート走った合計のリザルトによって順位が決定される。エリート男子であればスタートからゴールまでわずか40秒ほどの超スプリントレースだ。
男子エリート:松下巽が初優勝
男子エリート、昨年の覇者である長迫吉拓は6月初旬にアゼルバイジャンで行われたBMX世界選手権後、トラック競技の準備のため今回のBMX全日本選手権参加は見送った。2年前に地元大阪で長迫を破り初優勝し今年返り咲きを狙う吉村樹希敢(大阪府/GAN TORRIGER/大阪府)を筆頭に過去何度もビッグレースで表彰台に登りながらも未だ全日本での優勝経験がない松下巽(神奈川県/全日空商事)、先ごろ行われたアジア選手権でエリート3位となり日本人ベストリザルトを残したエリート1年目の池上泰地(大阪府/KUWAHARA BIKE WORKS)、地元茨城出身でこのコースをホームコースとする長谷川湧斗(茨城県/(株)関彰商事)らが覇権を目指し争うことになった。
プロセクションジャンプを使用するため、風が弱まるタイミングを待ち開始された決勝レース、池田大暉(新潟県/ROCKSTAR・RIFT・Tangent)が好スタートを切り先頭でバームと呼ばれる第1ターンに突入、それに続いたのが松下。吉村はスタートに失敗してしまい、地元の長谷川と並んで3番手を争いながら第1バームに突入した。
第1ターンから第2ターンの短い直線で松下と吉村に挟まれてしまった長谷川は行き場所をなくし転倒、そこにイン側のラインを来た池上が巻き込まれてしまった。長谷川のアウト側にいた吉村も行き場所を無くしコースアウトを余儀なくされ第2ターンの裏側に消えていった。
長谷川と吉村の後ろを追った吉井康平(東京都/フォスター電機)は危険を察知しブレーキングし難を逃れそのまま3位でゴール。先頭を行く池田はプロセクションひとつ目のジャンプを飛び過ぎてしまいスタートから稼いだスピードを一気に失うことになるが、粘り続ける。池田を追う松下はジャンプを飛ぶごとに着実にその差を詰め、第3ターン後のリズムセクションで池田を射程圏内に収め、フィニッシュライン手前で池田を捉え、BMX全日本選手権初優勝を決めた。
優勝した松下のコメント:「これまで日本チームが何年も表彰台を独占して来たアジア選手権を今年失ってしまったため、この大会はなんとしても優勝したかった。何年もの間絶対勝とうと臨んでやって来たが、2位や3位ばかりで今回の優勝はすごく嬉しい。プレッシャーは特になかったが職場の同僚が大勢応援に来てくれたので、逆に気分をあげることができた。スタートゲートの開くタイミングがいつもより早く予選1ヒート目は3位だったが、重ねるごとにタイミングを合わせられた。池田選手が第1ストレートは速いのはわかっていたが、リズムセクションから最終バームをうまくスピードを乗せられたので差すことができた。」
2位となった池田のコメント:「スタートした瞬間、松下、吉村に先行されたと思いコンチクショーと思った。とにかく自分に落ち着けと言い聞かせて走ったが、プロセクション1個目で大発射してしまってそれまで溜めていたスピードが全部なくなってしまった。それでもラインをブロックして走ったつもりだが、最後のセクションからフィニッシュラインまで長いので脚がもたなかった。去年いい勝負をしながらも表彰台に乗れなかったので今年は勝つ気で来たが、勝つという気持ちが足りなかったのか、ダメだった」
3位の吉井のコメント:「スタートは吉村選手の隣で自分の方が先に出られると思っていた。出たらラインを潰そうと思っていたが横並びでイン側に入れず長谷川らがイン側にいてラインがなくなってしまってブレーキングしたら第1バーム後何人か絡んだ間をうまく抜けて行けた。ラッキーもあって表彰台に乗れた。望んでいた結果とは違うが少しながら成長を感じている部分もある。来週インドネシアのUCI C1のレースに松下選手と一緒にでるので、そこでは松下選手に勝ちたい」
松下は昨年早稲田大学院を卒業後JOCが就職支援するアスナビを利用して現在の職場に就職、ANAの機内誌などの広報業務をしながら選手活動をしている。またこのコースで行われているスクールの講師を務めている。
3位になった吉井も松下と同じくアスナビで就職。日本一を決めるビッグイベントで表彰台に乗れたことで働きながら選手生活を続けている成功例とも言える。
また予選ヒート3本とも他を寄せ付けない走りで優勝候補と見られていた吉村は「スタートでもたついてしまった。ただ単に力不足」と失意の中コメントしてくれた。吉村の所属チームGAN TRIGGERの監督である北京オリンピック代表の阪本章史は「見ていてもどかしかった。吉村の立場で自分がレース走っていたら勝ってたと思う。」とコメントをくれた。
男子ジュニア:中井飛馬が2連覇
男子ジュニアは出走が8人のため3ヒート合計で争われ、アジア選手権ジュニアチャンピオンの中井飛馬(新潟県/WESTERN RIVER)が危なげなく全てのヒート1着でゴールし、昨年に続き全日本選手権ジュニアクラス連覇を達成した。
中井のコメント:「自信はあったがプレッシャーもあって、自分の走りをすることだけに集中してミスをしないように気をつけた。その結果後続との差を広げて勝つことができてよかった。来年はエリートになるので、勝負に絡める走りをしたい」
女子:ジュニアの丹野夏波が先着 エリート優勝は瀬古遥加
女子はエリート、ジュニアがコンバインドされた3ヒート合計のレースとなった。国内女子選手の絶対的エースである畠山紗英(神奈川県/日本体育大学・REDBULL)はトレーニングプログラムを優先してベースとしているスイスのエーグルに戻ったためこのレースには不在。
ジュニア時代から5年連続チャンピオンの瀬古遥加(三重県/IRC TIRE)とアジア選手権ジュニアチャンピオンの丹野夏波(神奈川県/白鵬女子高等学校)、同2位の永禮美瑠(愛知県/KUWAHARA BIKE WORKS)などの好調ジュニア勢との戦いとなったが、3ヒート共に丹野と永禮のバトルが展開されたが、すべて丹野が先着しジュニア最終年に初優勝。瀬古はジュニア勢に先着を許してしまい、素直に喜べないが今年もチャンピオンジャージに袖を通すことができた。
ジュニア優勝の丹野のコメント:「3ヒート合計のレースだったので1本も気を抜くことができないレースだったが、1、2本目とも1位だったので3本目は多少リラックスして臨めた。プレッシャーはあったが、ジュニア2年目で勝てて良かった。」
エリート優勝の瀬古のコメント:「しっかり準備して来た結果がこれなので、悔しいがこれが今の実力かなと認めている。ジュニアと混走で総合4位となるので、エリート1位でも正直悔しい。」
日本代表ヘッドコーチで、「Systematic BMX」代表の三瓶将廣に今回の全日本選手権を総括してもらった。
「全日本選手権ならではの緊張感で、みんなタイトルを狙って本来はまったく問題ない選手も気負っていてタイトルだからというような雰囲気になっている走りに見えた。大きな舞台での一発勝負のためにはひとつのステップとして、ここで勝てないと世界にも行けない。結果としてはジュニアの男女は順当だった。エリート男子は池田のプロセクションひとつ目のジャンプ失敗はもったいなかった。風もあったのであれですべてのリードがなくなることになった。自分と同世代で小さい頃からライバルだった松下が勝ったのは嬉しい。子供のころから20インチでの全日本のタイトルが一個もなく、東京オリンピックまで2年モチベーションにもなるし、日本のレースシーンを引っ張って行く上でチャンピオンの経験は必要なので、良かったと思う」
BMX代表チームは今後インドネシアでの国際レース、アジア大会、ユースオリンピックなどスケジュールが埋まっている。そして9月からはいよいよオリンピック出場枠をかけてUCIの国別ポイントランキングが始まる。多くの代表選手は9月末にアルゼンチンで行われるワールドカップに参戦予定とのこと。開催国枠だけに頼らず、自力で出場枠を勝ち取ろうとする#bmxteamjapanの姿を是非とも応援していただきたい。
男子エリート結果
1位 | 松下巽(神奈川県/全日空商事) |
2位 | 池田大暉(新潟県/ROCKSTAR・Rift・Tangent) |
3位 | 吉井康平(東京都/フォスター電機) |
女子エリート結果
1位 | 瀬古遥加(三重県/IRC TIRE) |
2位 | 朝比奈綾香(大阪府) |
男子ジュニア結果
1位 | 中井飛馬(新潟県/WESTERN RIVER) |
2位 | 増田優一(大阪府/大阪偕星学園高等学校) |
3位 | 島田遼(広島県/GAN TRIGGER AIC OSHU) |
女子ジュニア結果
1位 | 丹野夏波(神奈川県/白鵬女子高等学校) |
2位 | 永禮美瑠(愛知県/KUWAHARA BIKE WORKS) |
3位 | 早川優衣(岡山県) |
text&photo:Satoshi.Oda/Kasukabe Vision FILMz
Amazon.co.jp
OGK KABUTO(オージーケーカブト) ヘルメット IXA-C TECT ホワイトパープル サイズ:XL/XXL
OGK KABUTO(オージーケーカブト)
OGK KABUTO(オージーケーカブト) ヘルメット IXA MAGIC ブルー サイズ:M/L
OGK KABUTO(オージーケーカブト)
OGK KABUTO(オージーケーカブト) ヘルメット IXA-C VICTAS ホワイトレッド サイズ:XL/XXL
OGK KABUTO(オージーケーカブト)