2018/07/01(日) - 01:07
Jプロツアー第11戦のJBCF西日本クラシック広島大会が、広島県中央森林公園で開催され、スプリント勝負を制した窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )が優勝した。女子は唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が序盤から逃げ切りで優勝した。
全日本選手権から1週間というタイミングでの開催となった西日本ロードクラシック広島大会。レースレーティングはJBCFの中で最も高いAAAA(クアトロ・エー)に指定されるレースだ。
梅雨明けした関東地方では晴れて30度以上になったこの日、会場となる広島中央森林公園周辺は朝から大雨が降る天気。一時は太陽が顔をのぞかせたが、Jプロツアーがスタートする午後には再び雨が降り始め、レースの進行と共に強くなった。
1周12.3kmのコースを9周で行われたJプロツアーのレースは、序盤から動いた。2周目、入部正太朗(シマノレーシング)の飛び出しに湊諒(シマノレーシング)、雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)、佐野淳哉(マトリックスパワータグ)が追従し、4人の逃げ集団が形成される。メイン集団とのタイム差は一気に50秒まで開く。
4周目、佐野が遅れて3人になった逃げ集団だが、メイン集団との差は1分20秒まで開く。レース後半に入ると、マトリックスパワータグや那須ブラーゼンがメイン集団のペースアップを図り、逃げ集団との差を縮めていく。
最終周回の9周目、逃げ集団から湊が遅れて2人となった逃げ集団とメイン集団の差は30秒まで縮まる。さらにメイン集団は差を詰めていき、残り6km付近で吸収する。
その後はアタック合戦となり、全日本チャンピオンの山本元喜(キナンサイクリングチーム)もアタックするが決定打とならず。最後はスプリント勝負に持ち込まれ、窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )が優勝した。
「厳しいレースでした。ブラーゼンをはじめとして他のチームが積極的に集団を引いてくれたので、あれが無ければレースは終わってましたね。
僕らは大久保さんと堀の3人しかいなくて、3人ともかなり厳しい状態でした。偶然にも佐野選手が逃げから遅れたことでマトリックスも集団を引かなければならなくなり、一定ペースで引いてくれてタイム差も縮まってきました。30秒差くらいでラスト1周に入れれば行けると感じていましたが、その通りになって本当に展開に恵まれて勝てたという感じです」と、レースを振り返る窪木。
「明日はクリテリウムですが、僕らはトラック選手を揃えてクリテリウムは得意なのですが、先日の那須塩原クリテリウムのようなこともあるので、コースも似ているし、初開催だから何が起こるかわからないですね」と、気を引き締めた。
全日本選手権から1週間というタイミングでの開催となった西日本ロードクラシック広島大会。レースレーティングはJBCFの中で最も高いAAAA(クアトロ・エー)に指定されるレースだ。
梅雨明けした関東地方では晴れて30度以上になったこの日、会場となる広島中央森林公園周辺は朝から大雨が降る天気。一時は太陽が顔をのぞかせたが、Jプロツアーがスタートする午後には再び雨が降り始め、レースの進行と共に強くなった。
1周12.3kmのコースを9周で行われたJプロツアーのレースは、序盤から動いた。2周目、入部正太朗(シマノレーシング)の飛び出しに湊諒(シマノレーシング)、雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)、佐野淳哉(マトリックスパワータグ)が追従し、4人の逃げ集団が形成される。メイン集団とのタイム差は一気に50秒まで開く。
4周目、佐野が遅れて3人になった逃げ集団だが、メイン集団との差は1分20秒まで開く。レース後半に入ると、マトリックスパワータグや那須ブラーゼンがメイン集団のペースアップを図り、逃げ集団との差を縮めていく。
最終周回の9周目、逃げ集団から湊が遅れて2人となった逃げ集団とメイン集団の差は30秒まで縮まる。さらにメイン集団は差を詰めていき、残り6km付近で吸収する。
その後はアタック合戦となり、全日本チャンピオンの山本元喜(キナンサイクリングチーム)もアタックするが決定打とならず。最後はスプリント勝負に持ち込まれ、窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )が優勝した。
「厳しいレースでした。ブラーゼンをはじめとして他のチームが積極的に集団を引いてくれたので、あれが無ければレースは終わってましたね。
僕らは大久保さんと堀の3人しかいなくて、3人ともかなり厳しい状態でした。偶然にも佐野選手が逃げから遅れたことでマトリックスも集団を引かなければならなくなり、一定ペースで引いてくれてタイム差も縮まってきました。30秒差くらいでラスト1周に入れれば行けると感じていましたが、その通りになって本当に展開に恵まれて勝てたという感じです」と、レースを振り返る窪木。
「明日はクリテリウムですが、僕らはトラック選手を揃えてクリテリウムは得意なのですが、先日の那須塩原クリテリウムのようなこともあるので、コースも似ているし、初開催だから何が起こるかわからないですね」と、気を引き締めた。
JBCF西日本ロードクラシック広島大会 P1クラスタ結果(110.7km)
1位 | 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング ) | 2時間46分39秒 |
2位 | 横山航太(シマノレーシング) | +0秒 |
3位 | 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) | |
4位 | アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ) | |
5位 | 中西健児(キナンサイクリングチーム) | |
6位 | 山本元喜(キナンサイクリングチーム) | +4秒 |
Jプロツアーリーダー 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )
U23リーダー 小山貴大(シマノレーシング)
Fクラスタ 唐見実世子が逃げ切り勝ち
女子チャンピオンシップの懸かったFクラスタは3周36.9km。1周目から唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が独走態勢を築き、2位以下に2分差をつけて逃げ切った。
「全日本で自分の走りがうまく出来なかったので、何が原因かを考えて1週間過ごしました」と話す唐見。「でも今日は3周で全日本とは全く違うレースだったので参考にはならないのですが、調子は上がってきてると思います。今日は下山さんあたりが鍵を握っていると考えていて、失敗したらスプリントになるから出来るだけ早く人数を絞ろうと思っていました。なので早い段階で1人になりましたが、後ろとのタイム差を教えてもらっていたので、落車などない限り行けると思っていました。
明日のクリテリウムは厳しいコースだと聞いているので、まず今日の疲れをしっかり取って臨みたいと思います。広島は地元なので、コースの至るところで応援してもらいました。明日は広島市内なので、応援に応えられるよう走り抜きたいです」と、コメントした。
U23リーダー 小山貴大(シマノレーシング)
Fクラスタ 唐見実世子が逃げ切り勝ち
女子チャンピオンシップの懸かったFクラスタは3周36.9km。1周目から唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が独走態勢を築き、2位以下に2分差をつけて逃げ切った。
「全日本で自分の走りがうまく出来なかったので、何が原因かを考えて1週間過ごしました」と話す唐見。「でも今日は3周で全日本とは全く違うレースだったので参考にはならないのですが、調子は上がってきてると思います。今日は下山さんあたりが鍵を握っていると考えていて、失敗したらスプリントになるから出来るだけ早く人数を絞ろうと思っていました。なので早い段階で1人になりましたが、後ろとのタイム差を教えてもらっていたので、落車などない限り行けると思っていました。
明日のクリテリウムは厳しいコースだと聞いているので、まず今日の疲れをしっかり取って臨みたいと思います。広島は地元なので、コースの至るところで応援してもらいました。明日は広島市内なので、応援に応えられるよう走り抜きたいです」と、コメントした。
Fクラスタ 結果(36.9km)
1位 | 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) | 30分51秒 |
2位 | 合田祐美子(CORRIDORE BIORACER) | +2分 |
3位 | 下山美寿々(CORRIDORE BIORACER) | +2分58秒 |
E1(49.2kmkm)
1位 | 寺崎武郎(バルバレーシングクラブ) | 1時間16分2秒 |
2位 | 日野凌羽(松山城南高校 自転車競技部) | +0秒 |
3位 | 藤田涼平(サイタマサイクルプロジェクト) | +1秒 |
4位 | 岩本克也(Team UKYO Reve) | +2秒 |
5位 | 雑賀大輔(湾岸サイクリングユナイテッド) | |
6位 | 長谷川彰浩(Team UKYO Reve) | +3秒 |
E2(36.9km)
1位 | 渡邊諒馬(松山城南高校 自転車競技部) | 58分32秒 |
2位 | 塩崎隼秀(松山城南高校 自転車競技部) | +1秒 |
3位 | 北宅柊麻(松山城南高校 自転車競技部) | +2秒 |
4位 | 清水一弘(Team UKYO Reve) | +3秒 |
5位 | 夛田裕樹(Team Grandi Petit) | |
6位 | 渡邊誉大(NIKO Factory) | +4秒 |
E3 (36.9km)
1位 | 中村弦太(eNShare Cycling Team) | 58分23秒 |
2位 | 真鍋諒太(ボンシャンス) | +0秒 |
3位 | 秋好佑太(VC FUKUOKA(エリート)) | |
4位 | 鎌田晃輝(VC FUKUOKA(エリート)) | |
5位 | 城島大樹(モジュマ エリアゼロナナゴ) | |
6位 | 木原与志寛(Team Kermis Cross) |
text:Satoru Kato
photo:Satoru Kato, Kensaku Sakai
photo:Satoru Kato, Kensaku Sakai
Amazon.co.jp