2018/06/07(木) - 10:03
35kmコースを平均スピード57.456km/hで駆け抜け、ライバルたちに37秒以上の大差をつけたチームスカイがクリテリウム・デュ・ドーフィネ第3ステージで勝利。ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)が総合首位に返り咲いた。
開催場所は違えど、ツール・ド・フランス第3ステージと同じ35kmという距離で行われたチームタイムトライアル。7月の本戦に向けての重要なリハーサルで、チームスカイが前半から飛ばした。
2つの中間計測ポイントをトップ通過したチームスカイは、後半にかけてさらにリードを広げる走りを披露する。3人のナショナルTTチャンピオン(クウィアトコウスキー、モスコン、カストロビエホ)にトーマスとゲオゲガンハートを加えた5人でフィニッシュラインに飛び込み、BMCレーシングに37秒、ロット・スーダルに52秒、そしてマイヨジョーヌのダリル・インピー(南アフリカ)擁するミッチェルトン・スコットに56秒の差をつけるタイムで優勝した。
「とても上手く走ることができた。滑らかで速く、完璧な走りだった。チームスカイ史上最高の走りだったと思う」。優勝メンバーの一人ゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)はステージ優勝の走りをそう評した。
第2ステージのフィニッシュ手前で落車して総合首位を失ったミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)は、インピーからマイヨジョーヌを奪い返すことに成功。今大会ステージ2勝目を飾ったクウィアトコウスキーは「昨日の落車の影響が少なくてホッとしている。チームとして勝利するのは最高の気持ち。35kmコースは一見単純に見えてリズムやスピードが常に変化する難しいものだった。でも、テクニックの面でも戦略の面でも今日は完璧な走りだった」と語った。
第3ステージを終えて総合トップ4をチームスカイが固める形となり、総合系の選手としてはダミアーノ・カルーゾ(イタリア、BMCレーシング)が52秒差、ボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、クイックステップフロアーズ)が1分08秒差、アダム・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)が1分17秒差で続く。トーマスは「明日からの厳しい山岳4連戦では毎日様子を見ながらの走りになる。いずれにしてもマイヨジョーヌを最後まで守りたい。確かに(戦略の上で)カードは何枚も持っているけど、厳しい戦いになるのは間違いない」と語っている。
ステージ16位のヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)はライバルチームから2分04秒のタイムロス。新城幸也は「35km追い風基調で、休める区間も無く常にペダルを回し続けなければならなかった。楽なチームタイムトライアルなんて無いことを改めて思い知らされた。さぁ、明日からの4日間は本格的な山岳ステージ、レースの始まりだ!(TEAMユキヤ通信より)」と語り、山岳での巻き返しを図る。
開催場所は違えど、ツール・ド・フランス第3ステージと同じ35kmという距離で行われたチームタイムトライアル。7月の本戦に向けての重要なリハーサルで、チームスカイが前半から飛ばした。
2つの中間計測ポイントをトップ通過したチームスカイは、後半にかけてさらにリードを広げる走りを披露する。3人のナショナルTTチャンピオン(クウィアトコウスキー、モスコン、カストロビエホ)にトーマスとゲオゲガンハートを加えた5人でフィニッシュラインに飛び込み、BMCレーシングに37秒、ロット・スーダルに52秒、そしてマイヨジョーヌのダリル・インピー(南アフリカ)擁するミッチェルトン・スコットに56秒の差をつけるタイムで優勝した。
「とても上手く走ることができた。滑らかで速く、完璧な走りだった。チームスカイ史上最高の走りだったと思う」。優勝メンバーの一人ゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)はステージ優勝の走りをそう評した。
第2ステージのフィニッシュ手前で落車して総合首位を失ったミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)は、インピーからマイヨジョーヌを奪い返すことに成功。今大会ステージ2勝目を飾ったクウィアトコウスキーは「昨日の落車の影響が少なくてホッとしている。チームとして勝利するのは最高の気持ち。35kmコースは一見単純に見えてリズムやスピードが常に変化する難しいものだった。でも、テクニックの面でも戦略の面でも今日は完璧な走りだった」と語った。
第3ステージを終えて総合トップ4をチームスカイが固める形となり、総合系の選手としてはダミアーノ・カルーゾ(イタリア、BMCレーシング)が52秒差、ボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、クイックステップフロアーズ)が1分08秒差、アダム・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)が1分17秒差で続く。トーマスは「明日からの厳しい山岳4連戦では毎日様子を見ながらの走りになる。いずれにしてもマイヨジョーヌを最後まで守りたい。確かに(戦略の上で)カードは何枚も持っているけど、厳しい戦いになるのは間違いない」と語っている。
ステージ16位のヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)はライバルチームから2分04秒のタイムロス。新城幸也は「35km追い風基調で、休める区間も無く常にペダルを回し続けなければならなかった。楽なチームタイムトライアルなんて無いことを改めて思い知らされた。さぁ、明日からの4日間は本格的な山岳ステージ、レースの始まりだ!(TEAMユキヤ通信より)」と語り、山岳での巻き返しを図る。
クリテリウム・デュ・ドーフィネ2018第3ステージ結果
順位 | チーム | タイム | 平均スピード |
---|---|---|---|
1位 | チームスカイ | 0:36:33 | 57.456 |
2位 | BMCレーシング | 0:00:37 | 56.477 |
3位 | ロット・スーダル | 0:00:52 | 56.100 |
4位 | ミッチェルトン・スコット | 0:00:56 | 56.025 |
5位 | クイックステップフロアーズ | 0:01:01 | 55.876 |
6位 | トレック・セガフレード | 0:01:26 | 55.263 |
7位 | アージェードゥーゼール | 0:01:29 | 55.191 |
8位 | モビスター | 0:01:31 | 55.166 |
9位 | ロットNLユンボ | 0:01:32 | 55.118 |
10位 | グルパマFDJ | 0:01:33 | 55.094 |
11位 | ディメンションデータ | 0:01:41 | 54.926 |
12位 | EFエデュケーションファースト・ドラパック | 0:01:44 | 54.854 |
13位 | ボーラ・ハンスグローエ | 0:01:45 | 54.806 |
14位 | アスタナ | 0:01:48 | 54.735 |
15位 | カチューシャ・アルペシン | 0:01:49 | 54.735 |
16位 | バーレーン・メリダ | 0:02:04 | 54.357 |
17位 | ヴィタルコンセプト | 0:02:20 | 54.008 |
18位 | フォルトゥネオ・サムシック | 0:02:25 | 53.892 |
19位 | コフィディス | 0:02:27 | 53.823 |
20位 | UAEチームエミレーツ | 0:02:28 | 53.823 |
21位 | ワンティ・グループゴベール | 0:03:10 | 52.852 |
22位 | サンウェブ | 0:03:19 | 52.654 |
個人総合成績
1位 | ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ) | 9:28:21 |
2位 | ジャンニ・モスコン(イタリア、チームスカイ) | 0:00:03 |
3位 | ヨナタン・カストロビエホ(スペイン、チームスカイ) | 0:00:09 |
4位 | ゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ) | 0:00:21 |
5位 | ブレント・ブックウォルター(アメリカ、BMCレーシング) | 0:00:48 |
6位 | ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、BMCレーシング) | 0:00:52 |
7位 | ジョセフ・ロスコフ(アメリカ、BMCレーシング) | 0:00:53 |
8位 | ダリル・インピー(南アフリカ、ミッチェルトン・スコット) | 0:00:54 |
9位 | イェンス・クークレール(ベルギー、ロット・スーダル) | 0:01:01 |
10位 | ボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、クイックステップフロアーズ) | 0:01:08 |
ポイント賞
1位 | ダリル・インピー(南アフリカ、ミッチェルトン・スコット) | 45pts |
2位 | パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | 45pts |
3位 | ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ) | 31pts |
山岳賞
1位 | ブリース・フェイユ(フランス、フォルトゥネオ・サムシック) | 9pts |
2位 | ピエールリュック・ペリション(フランス、フォルトゥネオ・サムシック) | 9pts |
3位 | ニコラ・エデ(フランス、コフィディス) | 8pts |
ヤングライダー賞
1位 | ジャンニ・モスコン(イタリア、チームスカイ) | 9:28:24 |
2位 | ローレンス・デプルス(ベルギー、クイックステップフロアーズ) | 0:01:13 |
3位 | ティシュ・ベノート(ベルギー、ロット・スーダル) |
チーム総合成績
1位 | チームスカイ | 27:12:09 |
2位 | BMCレーシング | 0:00:56 |
3位 | ロット・スーダル | 0:01:09 |
text:Kei Tsuji
photo:CorVos
photo:CorVos
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