サイクルアパレルブランドのRaphaが新たにロードバイク向けのサドルをリリース。ClassicとPro Teamという2種類のモデルにて展開される。全モデルカーボン素材使用というプレミアムスペックのサドルラインアップを紹介しよう。



Raphaから新たにロードバイク向けサドルが登場Raphaから新たにロードバイク向けサドルが登場 (c)rapha.cc
サイクリストにとって身体と接するパーツというのは非常に重要な物として考えられてきた。要するにハンドル、ペダル(シューズ)、サドルという3点である。特にサドルは一部のマニアから”旅”と形容されるほどで、その合う合わないというのはサイクリストにとって永遠とも言える課題である。自分にマッチするサドルを探求するサイクリストたちに対し、Raphaは自社のビブショーツとマッチする独自のサドルをリリースすることで一つの解決策を提示する。

2年の開発期間を経て誕生したというRaphaのサドルラインアップは、大きく分けて2種類の座面形状を用意。クラシカルで丸みを帯びた形状の「Classic」と、現代的なルックスに仕上がる平面形状の「Pro Team」である。その上でそれぞれ座面の横幅は130mmと145mmの2サイズがラインアップ。加えてPro Teamサドルには中央部に穴を開けたCut Outモデルも用意される。

Rapha Classic Saddle(ホワイト)Rapha Classic Saddle(ホワイト) (c)rapha.cc
Rapha Classic Saddleは、同ブランドの定番ヒット商品であるClassic BibshortsⅡと組み合わせて使用することを想定したロードバイク向けサドル。曲線的で伝統的なラウンド形状に最新素材を融合させることで、快適なライドを演出してくれる。

シェルはナイロン素材をベースにカーボンで補強を施すことで軽量性と耐久性を確保。そのシェルとワンピース構造のカーボンレールをノーズ部分とテール部分で接続することでしなりを発生させ、快適性を高める構造だ。なおレールのサイズは7x9mmのオーバーサイズとなる。

ワンピース構造のカーボンレールがノーズ部分で固定される。ワンピース構造のカーボンレールがノーズ部分で固定される。 (c)rapha.ccレーザーエッチング加工を施された金属プレートが配されるレーザーエッチング加工を施された金属プレートが配される (c)rapha.cc


Rapha Classic Saddle(ブラック)Rapha Classic Saddle(ブラック) (c)rapha.cc
シェルの上には適度な硬さに調節されたフォームを配し、それをパンチング加工の施された耐水マイクロファイバーで覆う。シームレスなトップカバーによる滑らかな座面は、シンプルで上品なルックスに寄与するとともにペダリング時の擦れも抑制してくれる作りだ。

レールを支えるためのテール部分にはレーザーエッチング加工を施した金属プレートが配され、Raphaのロゴを刻印。ノーズ部分にも金属パーツを使用し高級感を演出している。カラーはどんなバイクにも合うシンプルな単色のブラックとホワイトの2色をラインアップ。価格は30,000円(関税込)だ。

Rapha Pro Team Carbon SaddleRapha Pro Team Carbon Saddle (c)rapha.cc
Rapha Pro Team Carbon Saddleはレールとシェルにカーボン素材を使用することで、軽量に仕上げたレーシングモデル。ノーマルな座面のモデルとともに、圧迫を軽減するために中央部に穴が開けられたPro Team Carbon Saddle Cut Outもラインアップされる。Pro Team BibshortsⅡと組み合わせることで最適なフィット感を実現するよう開発されており、アグレッシブなライドに適したレーシングサドルに仕上がる。

イタリアの工房にてハンドメイドで製造されるカーボンシェルは、極限の軽さと最大限の快適性を両立する薄い形状。そこに少し長めに設計されたワンピース構造のカーボンレールを組み合わせることで、シェルにハンモックのような柔軟性を持たせ、快適性を高める構造だ。レール径は7x9mmのオーバーサイズ。Cut Outモデルは更にデリケートゾーンへの圧迫も軽減するようデザインされているため、長時間のライドでもストレスなく走り切ることが出来るだろう。

ノーズの固定部にも金属パーツが使用され高級感を醸し出すノーズの固定部にも金属パーツが使用され高級感を醸し出す photo:Makoto.AYANO「今日は飛ぶように走れた」を意味する”I WAS FLYING TODAY”の刻印が入る「今日は飛ぶように走れた」を意味する”I WAS FLYING TODAY”の刻印が入る photo:Makoto.AYANO

フルカーボンシェルにより、最低限の重量で最大の快適性を発揮するフルカーボンシェルにより、最低限の重量で最大の快適性を発揮する (c)rapha.cc中央部をカットアウトすることにより、圧迫感を軽減させる中央部をカットアウトすることにより、圧迫感を軽減させる (c)rapha.cc

中央部がCut Outされたモデルも用意される中央部がCut Outされたモデルも用意される photo:Makoto.AYANO
加えてポリウレタンフォームの密度を適度に調整することで、ライダーの体重に合った最適なフィット感を実現。サドルトップには耐水マイクロファイバーを使用し耐久性にも長ける。フラットな座面は幅広いライディングポジションにも対応する他、重量は最軽量モデルで141gと非常に軽く仕上がっているのもポイント。カラーはブラックのみの展開で、価格は48,000円(関税込)だ。

シンプルなデザインはどんなバイクにもマッチするだろうシンプルなデザインはどんなバイクにもマッチするだろう (c)rapha.cc


Rapha Classic Saddle
シェル:カーボン補強ナイロンシェル
レール:カーボン製ワンピース構造
カバー:ポリウレタンフォーム、耐水マイクロファイバー
重量:179g±5%
カラー:ホワイト、ブラック、RCC
横幅:130mm、145mm
価格:30,000円(関税込)
製品情報:https://www.rapha.cc/jp/ja/shop/classic-saddle---130mm/product/CAD01XX

Rapha Pro Team Carbon Saddle
シェル:カーボン
レール:カーボン製ワンピース構造
カバー:ポリウレタンフォーム、耐水マイクロファイバー
重量:141g±5%(Cut Out、130mmモデル)
座面形状:ノーマル、カットアウト
カラー:ブラック、RCC
横幅:130mm、145mm
価格:48,000円(関税込)
製品情報:https://www.rapha.cc/jp/ja/shop/pro-team-carbon-saddle---130mm/product/…

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