2018/06/02(土) - 09:10
イタリアのレーシングバイクブランド、カレラが同社のアイコン的モデルであるPHIBRAをフルモデルチェンジ。4年ぶりに大幅な進化を果たし、軽くエアロとなった次世代バイクとして”NEXT”を冠することとなったイタリアンバイクをインプレッション。
遡ること10年前、初代PHIBRAがデビューした時、その独創的なシルエットは多くの人の心を奪い、幾人もの熱狂的なファンを生み出した。きっとこの記事を読んでいる皆さんの中にも、あの驚愕を覚えている人がいるだろう。
それまで、カレラといえば骨太なレーシングバイクを作る硬派なブランドというイメージだった。実際、通算500勝以上の勝利を収め、不世出のクライマー、マルコ・パンターニが駆ったレーシングブランドとして認知されてきたカレラが、異形のフォルムを持つ前衛アートの様なバイクを送り出したのだから、その衝撃は大きかった。
あまりに斬新なスタイリングに対し、デビュー当初は否定的な意見もちらほらと見受けられたけれど、その唯一性に魅力を感じた人の方が圧倒的に多かった。かくして、PHIBRAはブランドを代表するフラグシップモデルとして、多くの人に愛される人気モデルとなったのだ。
2008年の初代から、2011年にPHIBRA TWO、さらに3年後にPHIBRA EVOと順調にモデルチェンジを重ねてきたPHIBRA。そしてこの2018年、4代目として登場したのがこのPHIBRA NEXTだ。そして、初めて全体的なフォルムに大幅な変更が加えられた世代でもある。
そう、これまでのモデルチェンジでは、チューブトゥチューブ工法からモノコックへと変化が加わったり、カーボン素材をリファインしたり、インテグレートシートポストを廃止したりと、製法や仕様面で大きな変更が加えられてきたものの、実のところアピアランスはほとんど手が加えられてこなかった。PHIBRAをPHIBRAたらしめる、直線をバイクの中に見出すのが難しいほど有機的で艶めかしいデザインを10年間受け継いできたのだ。
そのスタイリングは、当時主流であったメタルフレームでは実現しえなかった独創的なバイクを発表する、というカレラがPHIBRAへ込めた思いの表れであり、裏返せばPHIBRAかくあるべしという、ある種の呪縛でもあったのだろう。時代は変わり、求められるバイクのカタチも変わる。次なる一歩を踏み出した名車に、NEXTという名が与えられるのは自然なことだ。
全体的なシルエットはかなりシンプルに。カーボンの成型技術を誇るような無闇矢鱈な曲線は鳴りを潜め、抑制の利いた端正さを身に着けた。特に顕著なのが縦のラインを担う2箇所、フロントフォークとシートチューブだ。一方で、PHIBRAのコアといえる弓なりのフレーム形状は健在。特に「コンフォートアーチ」とカレラが呼ぶトップチューブからシートステイにかけてのラインは、装飾が廃された分、緊張感さえ漂わせている。
曲線と直線のメリハリが生かされ、これまでのエッセンスを残しながらもシンプルで現代的なスタイルへとリファインされたPHIBRA NEXTだが、決してこの変化はデザインの文脈に追いつくためだけのものではない。ロードバイクの最も本質的な部分、ライディングフィールにおいても最新のバイクであるべく改良が加えられた結果だ。
各チューブには、エアロダイナミクスを考慮した断面形状が与えられ、グランフォンドバイクとしての味付けを活かしつつ、より高速域での走行性能に磨きをかけた。チューブ形状の最適化、カーボン素材・積層の調整によって快適性を維持しつつ、剛性も強化されている。更にその上で120gの軽量化を果たしているというのだから、次世代のバイクと呼ぶに相応しい進化だと言えるだろう。
また、ブレーキは前後共にダイレクトマウント仕様となり、ボトムブラケットもPF86へと変更されている。10年守り抜いたスタイルから、次へと一歩を踏み出したPHIBRA NEXT。栄光のイタリアンブランドが送り出した名車の新たなスタートを二人のライダーはどう見るのか、それではインプレッションへと移ろう。
― インプレッション
「カレラらしさが詰まったグランフォンドレーシング」鈴木卓史(スポーツバイクファクトリー北浦和スズキ)
いい意味で期待を裏切られましたね。カレラのラインアップの中ではエンデュランスカテゴリーを担うバイクだと聞いていたので、カレラもおとなしいバイクを作るようになったんだな、なんて思っていたのですが、漕ぎ出した瞬間に「あ、やっぱりカレラのバイクだ」と思わずニヤリとしてしまうような軽快さを感じました。
カレラのバイクって、どのモデルにも共通しているのがすごく軽やかな乗り味なんですけど、このバイクも例外ではなかったですね。いわゆるエンデュランスバイクと聞いて想像するような、穏やかで低重心な乗り味とは一線を画していました。
正直言って、レースでも全然問題なく使えるでしょうね。どのあたりがエンデュランスバイクなのか、と言われればポジションくらいでしょうか。ハンドルを上げてコンフォート寄りのポジションを出しやすいとは思いますね。
でも、基本的には速く走るために作られたバイクなのだと思います。いわゆるヨーロッパのグランフォンドを走るためのバイクなのでしょう。日本のロングライドとは違って、レーススピードでどんどん走っていくような長距離ライドを気持ちよく走るための性能が詰まっているな、と。
ハンドリングも安楽志向ではなく、クイックな印象です。集団の中で、空いたスペースに入り込んでいくことも容易にできそうで、そんなところもレーシーな雰囲気を感じます。もちろん、超高弾性のカーボンをふんだんに使用しているようなハイエンドバイクと比べれば、見劣りする部分はありますが、この価格帯としてはトップレベルのパフォーマンスを見せてくれます。
前作に比べると、ルックスはかなり大人しくなりましたよね。前のデザインも個性的で人気がありましたけど、ボトルケージ台座の位置などはデザイン優先で犠牲にされている部分でもありました。シンプルな見た目になりましたが、そういった部分の扱いやすさも改善されているので、バイクとしての性能は格段に進化していると言えます。
結局、カレラというブランドはレースがルーツにあるのでしょうね。どのバイクもレースで使える性能を担保しつつ、その中で味付けを変えているのでしょう。同社ERAKLE AIRなどはよりロードレースやクリテリウムなどに向いた性能ですし、このPHIBRA NEXTはもう少し長距離のグランフォンドなどにフォーカスした味付けです。
快適性もそれなりに確保されており、普通の舗装路を走る分にはなんら問題はないレベルに仕上がっています。短距離の反応性が問われる場面であれば、他のバイクを選んでもいいですが、ある程度の距離をより速く競い合いながら走るようなシチュエーションにはぴったりですね。手頃な価格でレーシーなイタリアンバイクを手に入れたいという方にはぜひ検討してみてほしいですね。
「ウィップ感が心地よいオールラウンドレーサー」紺野元汰(SBC)
登りが気持ちいいバイクですね!ウィップ感がある踏み味なのですが、その返りのリズムが速くてキビキビと登ってくれます。特に漕ぎ出しの軽さは特筆ものですね。ダンシングでぐいぐいと踏んでいったときに、リズムに乗せやすいですね。
乗り心地もかなり高いレベルです。今回荒れた路面もわざと走ってみたのですが、弾かれるようなことは無かったです。ロングライドでもしっかりとダメージを抑えてくれそうな印象でした。一方で、ハンドリングはかなりシャープなイメージです。エンデュランスバイクにありがちなダルさは一切なく、下りでも意のままにコントロールできる反応性があります。
快適性を演出しているのはフロントフォークのように感じました。かなりボリューミーなので意外かもしれませんが、しっかりと振動をいなしてくれる仕事人です。一方で、リアバックはウィップ感の演出に一役買っているようです。
突き上げをいなす前側と踏み込んだ時のしなりをコントロールしている後ろ側のバランスが絶妙ですね。このトータルでのまとまりこそが、PHIBRA NEXTの真髄なのかもしれません。エンデュランスレーシングバイクとして、非常に高い完成度を持っています。
エンデュランスバイクといっても、長い距離を楽に走るというよりは、アップダウンのあるコースを出来るだけハイペースを維持しながら走っていくような用途が向いているでしょう。日本でいえば、ツール・ド・おきなわやニセコクラシックのような長距離レースが一番向いていると思います。様々なシチュエーションに卒なく対応するオールラウンド性能がきっと役に立つはずです。
一方で、短距離のクリテリウムやスプリントなどでは、もう少しパワフルなバイクの方が向いているかもしれません。なので、自分の走り方や脚質に合わせて選ぶといいでしょうね。集団内で落ち着いて走っている方が性に合っているという人にはぴったりの一台だと思います。
デザインがいかにもカレラのバイクだと主張しているのも、プラスポイントです。個性的で所有もしっかりと満たしてくれる一方で、性能もおろそかにしていないのはとても好感が持てるバイクです。
カレラ PHIBRA NEXT
カラー:A9-171(レッド)、A9-172(ブラック)、A9-173(ブルー)
サイズ:XS、S、M、L、XL
重量:フレーム990g、フォーク350g
BB:PF86×41
価格:280,000円(税抜、フレームセット)
インプレッションライダーのプロフィール
鈴木卓史(スポーツバイクファクトリー北浦和スズキ)
スポーツバイクファクトリー北浦和スズキの店長兼代表取締役を務める。大手自転車ショップで修行を積んだ後、独立し現在の店舗を構える。週末はショップのお客さんとのライドやトライアスロンに力を入れている。「買ってもらった方に自転車を長く続けてもらう」ことをモットーに、ポジションやフィッティングを追求すると同時に、ツーリングなどのイベントを開催することで走る場を提供し、ユーザーに満足してもらうことを第一に考える。
CWレコメンドショップページ
ショップHP
紺野元汰(SBC湘南藤沢店)
神奈川県内に5店舗を構えるSBCの湘南藤沢店に勤務する、走れるスタッフ。高校時代にロードレースの世界に入って以降は橋川健さんの元でベルギー武者修行も経験し、2014年のジャパンカップオープンレースで2位、Jプロツアーでピュアホワイトジャージを経験。2年のブランクを経てスタッフとなった今はSBCヴェルテックスレーシングの一員としてツール・ド・おきなわ210kmで優勝を目指す。
SBC港北センター南店 CWレコメンドショップページ
SBC ショップHP
ウェア協力:Ale
ヘルメット協力:HJC
text:Naoki.Yasuoka
photo:Makoto.AYANO
遡ること10年前、初代PHIBRAがデビューした時、その独創的なシルエットは多くの人の心を奪い、幾人もの熱狂的なファンを生み出した。きっとこの記事を読んでいる皆さんの中にも、あの驚愕を覚えている人がいるだろう。
それまで、カレラといえば骨太なレーシングバイクを作る硬派なブランドというイメージだった。実際、通算500勝以上の勝利を収め、不世出のクライマー、マルコ・パンターニが駆ったレーシングブランドとして認知されてきたカレラが、異形のフォルムを持つ前衛アートの様なバイクを送り出したのだから、その衝撃は大きかった。
あまりに斬新なスタイリングに対し、デビュー当初は否定的な意見もちらほらと見受けられたけれど、その唯一性に魅力を感じた人の方が圧倒的に多かった。かくして、PHIBRAはブランドを代表するフラグシップモデルとして、多くの人に愛される人気モデルとなったのだ。
2008年の初代から、2011年にPHIBRA TWO、さらに3年後にPHIBRA EVOと順調にモデルチェンジを重ねてきたPHIBRA。そしてこの2018年、4代目として登場したのがこのPHIBRA NEXTだ。そして、初めて全体的なフォルムに大幅な変更が加えられた世代でもある。
そう、これまでのモデルチェンジでは、チューブトゥチューブ工法からモノコックへと変化が加わったり、カーボン素材をリファインしたり、インテグレートシートポストを廃止したりと、製法や仕様面で大きな変更が加えられてきたものの、実のところアピアランスはほとんど手が加えられてこなかった。PHIBRAをPHIBRAたらしめる、直線をバイクの中に見出すのが難しいほど有機的で艶めかしいデザインを10年間受け継いできたのだ。
そのスタイリングは、当時主流であったメタルフレームでは実現しえなかった独創的なバイクを発表する、というカレラがPHIBRAへ込めた思いの表れであり、裏返せばPHIBRAかくあるべしという、ある種の呪縛でもあったのだろう。時代は変わり、求められるバイクのカタチも変わる。次なる一歩を踏み出した名車に、NEXTという名が与えられるのは自然なことだ。
全体的なシルエットはかなりシンプルに。カーボンの成型技術を誇るような無闇矢鱈な曲線は鳴りを潜め、抑制の利いた端正さを身に着けた。特に顕著なのが縦のラインを担う2箇所、フロントフォークとシートチューブだ。一方で、PHIBRAのコアといえる弓なりのフレーム形状は健在。特に「コンフォートアーチ」とカレラが呼ぶトップチューブからシートステイにかけてのラインは、装飾が廃された分、緊張感さえ漂わせている。
曲線と直線のメリハリが生かされ、これまでのエッセンスを残しながらもシンプルで現代的なスタイルへとリファインされたPHIBRA NEXTだが、決してこの変化はデザインの文脈に追いつくためだけのものではない。ロードバイクの最も本質的な部分、ライディングフィールにおいても最新のバイクであるべく改良が加えられた結果だ。
各チューブには、エアロダイナミクスを考慮した断面形状が与えられ、グランフォンドバイクとしての味付けを活かしつつ、より高速域での走行性能に磨きをかけた。チューブ形状の最適化、カーボン素材・積層の調整によって快適性を維持しつつ、剛性も強化されている。更にその上で120gの軽量化を果たしているというのだから、次世代のバイクと呼ぶに相応しい進化だと言えるだろう。
また、ブレーキは前後共にダイレクトマウント仕様となり、ボトムブラケットもPF86へと変更されている。10年守り抜いたスタイルから、次へと一歩を踏み出したPHIBRA NEXT。栄光のイタリアンブランドが送り出した名車の新たなスタートを二人のライダーはどう見るのか、それではインプレッションへと移ろう。
― インプレッション
「カレラらしさが詰まったグランフォンドレーシング」鈴木卓史(スポーツバイクファクトリー北浦和スズキ)
いい意味で期待を裏切られましたね。カレラのラインアップの中ではエンデュランスカテゴリーを担うバイクだと聞いていたので、カレラもおとなしいバイクを作るようになったんだな、なんて思っていたのですが、漕ぎ出した瞬間に「あ、やっぱりカレラのバイクだ」と思わずニヤリとしてしまうような軽快さを感じました。
カレラのバイクって、どのモデルにも共通しているのがすごく軽やかな乗り味なんですけど、このバイクも例外ではなかったですね。いわゆるエンデュランスバイクと聞いて想像するような、穏やかで低重心な乗り味とは一線を画していました。
正直言って、レースでも全然問題なく使えるでしょうね。どのあたりがエンデュランスバイクなのか、と言われればポジションくらいでしょうか。ハンドルを上げてコンフォート寄りのポジションを出しやすいとは思いますね。
でも、基本的には速く走るために作られたバイクなのだと思います。いわゆるヨーロッパのグランフォンドを走るためのバイクなのでしょう。日本のロングライドとは違って、レーススピードでどんどん走っていくような長距離ライドを気持ちよく走るための性能が詰まっているな、と。
ハンドリングも安楽志向ではなく、クイックな印象です。集団の中で、空いたスペースに入り込んでいくことも容易にできそうで、そんなところもレーシーな雰囲気を感じます。もちろん、超高弾性のカーボンをふんだんに使用しているようなハイエンドバイクと比べれば、見劣りする部分はありますが、この価格帯としてはトップレベルのパフォーマンスを見せてくれます。
前作に比べると、ルックスはかなり大人しくなりましたよね。前のデザインも個性的で人気がありましたけど、ボトルケージ台座の位置などはデザイン優先で犠牲にされている部分でもありました。シンプルな見た目になりましたが、そういった部分の扱いやすさも改善されているので、バイクとしての性能は格段に進化していると言えます。
結局、カレラというブランドはレースがルーツにあるのでしょうね。どのバイクもレースで使える性能を担保しつつ、その中で味付けを変えているのでしょう。同社ERAKLE AIRなどはよりロードレースやクリテリウムなどに向いた性能ですし、このPHIBRA NEXTはもう少し長距離のグランフォンドなどにフォーカスした味付けです。
快適性もそれなりに確保されており、普通の舗装路を走る分にはなんら問題はないレベルに仕上がっています。短距離の反応性が問われる場面であれば、他のバイクを選んでもいいですが、ある程度の距離をより速く競い合いながら走るようなシチュエーションにはぴったりですね。手頃な価格でレーシーなイタリアンバイクを手に入れたいという方にはぜひ検討してみてほしいですね。
「ウィップ感が心地よいオールラウンドレーサー」紺野元汰(SBC)
登りが気持ちいいバイクですね!ウィップ感がある踏み味なのですが、その返りのリズムが速くてキビキビと登ってくれます。特に漕ぎ出しの軽さは特筆ものですね。ダンシングでぐいぐいと踏んでいったときに、リズムに乗せやすいですね。
乗り心地もかなり高いレベルです。今回荒れた路面もわざと走ってみたのですが、弾かれるようなことは無かったです。ロングライドでもしっかりとダメージを抑えてくれそうな印象でした。一方で、ハンドリングはかなりシャープなイメージです。エンデュランスバイクにありがちなダルさは一切なく、下りでも意のままにコントロールできる反応性があります。
快適性を演出しているのはフロントフォークのように感じました。かなりボリューミーなので意外かもしれませんが、しっかりと振動をいなしてくれる仕事人です。一方で、リアバックはウィップ感の演出に一役買っているようです。
突き上げをいなす前側と踏み込んだ時のしなりをコントロールしている後ろ側のバランスが絶妙ですね。このトータルでのまとまりこそが、PHIBRA NEXTの真髄なのかもしれません。エンデュランスレーシングバイクとして、非常に高い完成度を持っています。
エンデュランスバイクといっても、長い距離を楽に走るというよりは、アップダウンのあるコースを出来るだけハイペースを維持しながら走っていくような用途が向いているでしょう。日本でいえば、ツール・ド・おきなわやニセコクラシックのような長距離レースが一番向いていると思います。様々なシチュエーションに卒なく対応するオールラウンド性能がきっと役に立つはずです。
一方で、短距離のクリテリウムやスプリントなどでは、もう少しパワフルなバイクの方が向いているかもしれません。なので、自分の走り方や脚質に合わせて選ぶといいでしょうね。集団内で落ち着いて走っている方が性に合っているという人にはぴったりの一台だと思います。
デザインがいかにもカレラのバイクだと主張しているのも、プラスポイントです。個性的で所有もしっかりと満たしてくれる一方で、性能もおろそかにしていないのはとても好感が持てるバイクです。
カレラ PHIBRA NEXT
カラー:A9-171(レッド)、A9-172(ブラック)、A9-173(ブルー)
サイズ:XS、S、M、L、XL
重量:フレーム990g、フォーク350g
BB:PF86×41
価格:280,000円(税抜、フレームセット)
インプレッションライダーのプロフィール
鈴木卓史(スポーツバイクファクトリー北浦和スズキ)
スポーツバイクファクトリー北浦和スズキの店長兼代表取締役を務める。大手自転車ショップで修行を積んだ後、独立し現在の店舗を構える。週末はショップのお客さんとのライドやトライアスロンに力を入れている。「買ってもらった方に自転車を長く続けてもらう」ことをモットーに、ポジションやフィッティングを追求すると同時に、ツーリングなどのイベントを開催することで走る場を提供し、ユーザーに満足してもらうことを第一に考える。
CWレコメンドショップページ
ショップHP
紺野元汰(SBC湘南藤沢店)
神奈川県内に5店舗を構えるSBCの湘南藤沢店に勤務する、走れるスタッフ。高校時代にロードレースの世界に入って以降は橋川健さんの元でベルギー武者修行も経験し、2014年のジャパンカップオープンレースで2位、Jプロツアーでピュアホワイトジャージを経験。2年のブランクを経てスタッフとなった今はSBCヴェルテックスレーシングの一員としてツール・ド・おきなわ210kmで優勝を目指す。
SBC港北センター南店 CWレコメンドショップページ
SBC ショップHP
ウェア協力:Ale
ヘルメット協力:HJC
text:Naoki.Yasuoka
photo:Makoto.AYANO
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