2018/05/29(火) - 14:30
Jプロツアーを走るトップ選手たちのバイクを紹介する第3弾。今回はシマノレーシング、那須ブラーゼン、群馬グリフィン、そしてVC福岡という4チームを紹介。
シマノレーシング
ジャイアント TCR ADVANCED SL
国内屈指の伝統を持つシマノレーシングは、今年もジャイアントのオールラウンドバイクであるTCR ADVANCED SLを駆る。シーズン前半は昨年から使用しているホワイトのフレームを使っていたが、宇都宮2連戦やツアー・オブ・ジャパンからブラックの2018年カラーが順次投入されている。スペック自体は変わらないが、横山航太によれば「ブラックはホワイトとは違ってマット仕上げで塗装が薄いためか、ほんの少しだけ乗り味がマイルドな気がします」とのこと。
シマノが母体となるだけに、ほとんどのパーツがシマノとPROで統一されている。全バイクにR9150系デュラエースDi2がフル搭載されているほか、当然パワーメーターを搭載したクランクFC-R9100-Pを用いている。パイオニア使用率が高い国内において、シマノ製品をチーム単位で使うのはシマノレーシングと愛三工業レーシング、そしてチーム右京の3チーム。バイクがインテグラルシートポスト、そしてメンテナンスの都合上Di2バッテリーは外装式だ。
シマノがサポートする他チームと同じく、ホイールはR9100系デュラエースのC40とC60、もしくは9000世代のC24。組み合わせるタイヤはヴィットリアのCORSAで、23mmと25mm幅が混在していた。
また、ステムはジャイアントのオーバードライブ2(上側コラム径1-1/4インチ)に対応した製品で、前側からクランプボルトを締めこむ(通常製品は後ろ側から締めこむ)供給専用品を使用する割合も高い。VIBEシリーズのエアロハンドルが搭載されたバイクも確認できた。サドルもPROの各モデルを選手の好みによって使い分ける。
那須ブラーゼン
ボーマ CIEL、VIDE pro
ボーマから機材供給を受ける那須ブラーゼンは、745gと軽さを追い求めた新型モデル「CIEL」を実戦投入中。他にもチームの協力で生まれた高剛性モデルのVIDE proなど各モデルが使用されていた。
ゴールドのハブとスポークが目立つホイールはボーマのチューブラーモデルTH-11CC。パナレーサーのサポートを受けているため、RACE A EVO3を基本に、タイヤ剛性を向上させレスポンスの向上とエネルギーロスの低減を狙ったRACE TEAM Edition1も使用されていた。
コンポーネントはシマノ6800系アルテグラで、クランクのみパイオニアのペダリングモニターを搭載した9000系デュラエース。SHAKES製のブラケットフードはイエローとグレーの新色に差し替えられていた。ペダルはルックで、2018年からブラックバーンのバーテープを巻いている。ボルト類などはチームカラーのイエローが使われ、メカニックのこだわりが見て取れる。
群馬グリフィン
グリフィン GF-3400
設立4年目のシーズンを戦う群馬グリフィンのバイクは、スポンサーでもあるサイクルショップタキザワなどで発売されているオリジナルカーボンフレーム「GF-3400」。シマノからサポートを受けており、R8000系アルテグラや、PROのPLTシリーズなど同社製品を使用中だ。パワーメーターはチームカラーのパイオニア。
ホイールは台湾ブランドのクローダーで、RWT38を中心に軽量なロープロファイルのカーボンホイールも使われている。国内チームでは唯一ソーヨータイヤを使い、25mm幅のGODEREがその中心。スピンのケミカル剤を使う事も特徴だ。
VC FUKUOKA
コルナゴ V2-R、V1-R、C-RSなど
九州の地元密着型チームとして活動するVC福岡はコルナゴのサポートを受ける。コンプリートモデルのC-RSのほか、フルモデルチェンジを果たした軽量モデルV2-Rを使うメンバーも多い。先代のV1-RやC60、かつて存在したアルミモデルのSTRADA SLも混在している様子。その他機材に制約はないという。
text:So.Isobe
シマノレーシング
ジャイアント TCR ADVANCED SL
国内屈指の伝統を持つシマノレーシングは、今年もジャイアントのオールラウンドバイクであるTCR ADVANCED SLを駆る。シーズン前半は昨年から使用しているホワイトのフレームを使っていたが、宇都宮2連戦やツアー・オブ・ジャパンからブラックの2018年カラーが順次投入されている。スペック自体は変わらないが、横山航太によれば「ブラックはホワイトとは違ってマット仕上げで塗装が薄いためか、ほんの少しだけ乗り味がマイルドな気がします」とのこと。
シマノが母体となるだけに、ほとんどのパーツがシマノとPROで統一されている。全バイクにR9150系デュラエースDi2がフル搭載されているほか、当然パワーメーターを搭載したクランクFC-R9100-Pを用いている。パイオニア使用率が高い国内において、シマノ製品をチーム単位で使うのはシマノレーシングと愛三工業レーシング、そしてチーム右京の3チーム。バイクがインテグラルシートポスト、そしてメンテナンスの都合上Di2バッテリーは外装式だ。
シマノがサポートする他チームと同じく、ホイールはR9100系デュラエースのC40とC60、もしくは9000世代のC24。組み合わせるタイヤはヴィットリアのCORSAで、23mmと25mm幅が混在していた。
また、ステムはジャイアントのオーバードライブ2(上側コラム径1-1/4インチ)に対応した製品で、前側からクランプボルトを締めこむ(通常製品は後ろ側から締めこむ)供給専用品を使用する割合も高い。VIBEシリーズのエアロハンドルが搭載されたバイクも確認できた。サドルもPROの各モデルを選手の好みによって使い分ける。
那須ブラーゼン
ボーマ CIEL、VIDE pro
ボーマから機材供給を受ける那須ブラーゼンは、745gと軽さを追い求めた新型モデル「CIEL」を実戦投入中。他にもチームの協力で生まれた高剛性モデルのVIDE proなど各モデルが使用されていた。
ゴールドのハブとスポークが目立つホイールはボーマのチューブラーモデルTH-11CC。パナレーサーのサポートを受けているため、RACE A EVO3を基本に、タイヤ剛性を向上させレスポンスの向上とエネルギーロスの低減を狙ったRACE TEAM Edition1も使用されていた。
コンポーネントはシマノ6800系アルテグラで、クランクのみパイオニアのペダリングモニターを搭載した9000系デュラエース。SHAKES製のブラケットフードはイエローとグレーの新色に差し替えられていた。ペダルはルックで、2018年からブラックバーンのバーテープを巻いている。ボルト類などはチームカラーのイエローが使われ、メカニックのこだわりが見て取れる。
群馬グリフィン
グリフィン GF-3400
設立4年目のシーズンを戦う群馬グリフィンのバイクは、スポンサーでもあるサイクルショップタキザワなどで発売されているオリジナルカーボンフレーム「GF-3400」。シマノからサポートを受けており、R8000系アルテグラや、PROのPLTシリーズなど同社製品を使用中だ。パワーメーターはチームカラーのパイオニア。
ホイールは台湾ブランドのクローダーで、RWT38を中心に軽量なロープロファイルのカーボンホイールも使われている。国内チームでは唯一ソーヨータイヤを使い、25mm幅のGODEREがその中心。スピンのケミカル剤を使う事も特徴だ。
VC FUKUOKA
コルナゴ V2-R、V1-R、C-RSなど
九州の地元密着型チームとして活動するVC福岡はコルナゴのサポートを受ける。コンプリートモデルのC-RSのほか、フルモデルチェンジを果たした軽量モデルV2-Rを使うメンバーも多い。先代のV1-RやC60、かつて存在したアルミモデルのSTRADA SLも混在している様子。その他機材に制約はないという。
text:So.Isobe
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