2018/03/23(金) - 22:18
栃木県を舞台に開催されるUCIステージレース「ツール・ド・とちぎ」が、渡良瀬遊水地で行われた第1ステージの個人タイムトライアルで開幕。マイケル・ポッター(オーストラリアン・サイクリング・アカデミー・ライド・サンシャイン・コースト、オーストラリア)が初日を制した。増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が2位に続いている。
2回目の開催となるツール・ド・とちぎは個人タイムトライアルでスタートする。栃木県最南部にある渡良瀬遊水地の外周を走る1周7.2km。Jプロツアーのタイムトライアルチャンピオンシップでもお馴染みのコースだ。
関東地方は2日前には一部で積もるほどの雪が降ったが、この日は朝から晴れ。渡良瀬遊水地近くの佐野市では、4月上旬並みの16℃まで気温が上がった。レースがスタートした午後は雲が多くなって風が吹き始めたものの、レースに影響するほど強くはならずに済んだ。
30秒間隔でスタートしていく個人タイムトライアル。まずターゲットタイムを出したのは岡篤志(宇都宮ブリッツェン)。9分7秒98を出して暫定トップに立つ。トビー・オーチャード(オーストラリアン・サイクリング・アカデミー・ライド・サンシャイン・コースト:以下オーストラリアン・サイクリング・アカデミー)が9分9秒台で続くが、9分10秒を切る選手が出ないまま、終盤のスタート順に進む。
69番目にスタートした増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が、岡を上回る9分5秒19を出して暫定トップに立つと、増田の次にスタートしたパク・サンフン(LXサイクリング、韓国)が9分7秒14のタイムで暫定2位となり、増田と岡の間に割り込む。そして最後から3番目にスタートしたマイケル・ポッター(オーストラリアン・サイクリング・アカデミー)が、ただ1人8分台を出して増田を上回る。最後にスタートした昨年覇者のベンジャミン・ヒル(リュブリャナ・グスト・ザウラム、オーストラリア)はトップタイムを更新出来ず、ポッターの第1ステージ優勝が決まった。
「短時間のタイムトライアルはタフでハードだったけれど、勝ってリーダージャージを着れたので良いスタートになったと思う。チームは強いメンバーが揃っているので、このジャージを出来るだけ守っていきたい」とコメントしたポッターは弱冠20歳。ステージレースの総合を狙える選手だという。
一方、2位の増田は「直前の(Jプロツアーの)修善寺ロードであまり調子が良くなかったけれど、その後日に日に良くなっていると感じていた。今日は自分のベストを出そうと考えていた。1位になれなかったので結果には満足していないが、調子は悪くないと感じている。このレースは総合優勝を目指して出場しているので、明日から逆転出来るように頑張りたい」と語った。
明日の第2ステージは、小山市から日光市までの105kmのロードレース。1位ポッターと2位増田の間についた10秒差がどう影響してくるのか注目だ。
2回目の開催となるツール・ド・とちぎは個人タイムトライアルでスタートする。栃木県最南部にある渡良瀬遊水地の外周を走る1周7.2km。Jプロツアーのタイムトライアルチャンピオンシップでもお馴染みのコースだ。
関東地方は2日前には一部で積もるほどの雪が降ったが、この日は朝から晴れ。渡良瀬遊水地近くの佐野市では、4月上旬並みの16℃まで気温が上がった。レースがスタートした午後は雲が多くなって風が吹き始めたものの、レースに影響するほど強くはならずに済んだ。
30秒間隔でスタートしていく個人タイムトライアル。まずターゲットタイムを出したのは岡篤志(宇都宮ブリッツェン)。9分7秒98を出して暫定トップに立つ。トビー・オーチャード(オーストラリアン・サイクリング・アカデミー・ライド・サンシャイン・コースト:以下オーストラリアン・サイクリング・アカデミー)が9分9秒台で続くが、9分10秒を切る選手が出ないまま、終盤のスタート順に進む。
69番目にスタートした増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が、岡を上回る9分5秒19を出して暫定トップに立つと、増田の次にスタートしたパク・サンフン(LXサイクリング、韓国)が9分7秒14のタイムで暫定2位となり、増田と岡の間に割り込む。そして最後から3番目にスタートしたマイケル・ポッター(オーストラリアン・サイクリング・アカデミー)が、ただ1人8分台を出して増田を上回る。最後にスタートした昨年覇者のベンジャミン・ヒル(リュブリャナ・グスト・ザウラム、オーストラリア)はトップタイムを更新出来ず、ポッターの第1ステージ優勝が決まった。
「短時間のタイムトライアルはタフでハードだったけれど、勝ってリーダージャージを着れたので良いスタートになったと思う。チームは強いメンバーが揃っているので、このジャージを出来るだけ守っていきたい」とコメントしたポッターは弱冠20歳。ステージレースの総合を狙える選手だという。
一方、2位の増田は「直前の(Jプロツアーの)修善寺ロードであまり調子が良くなかったけれど、その後日に日に良くなっていると感じていた。今日は自分のベストを出そうと考えていた。1位になれなかったので結果には満足していないが、調子は悪くないと感じている。このレースは総合優勝を目指して出場しているので、明日から逆転出来るように頑張りたい」と語った。
明日の第2ステージは、小山市から日光市までの105kmのロードレース。1位ポッターと2位増田の間についた10秒差がどう影響してくるのか注目だ。
ツール・ド・とちぎ 第1ステージ 結果(渡良瀬遊水地 個人タイムトライアル 7.2km)
1位 | マイケル・ポッター(オーストラリアン・サイクリング・アカデミー・ライド・サンシャイン・コースト) | 8分55秒74 |
2位 | 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) | +9秒45 |
3位 | パク・サンフン(LXサイクリングチーム、韓国) | +11秒40 |
4位 | 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) | +12秒24 |
5位 | ベンジャミン・ヒル(リュブリャナ・グスト・ザウラム) | +13秒99 |
6位 | トビー・オーチャード(オーストラリアン・サイクリング・アカデミー・ライド・サンシャイン・コースト) | +14秒01 |
7位 | レイモンド・クレダー(チーム右京、オランダ)) | +17秒93 |
8位 | ロビー・ハッカー(チーム右京、オーストラリア) | +19秒80 |
9位 | 渡邉翔太郎(愛三工業レーシングチーム) | +21秒23 |
10位 | パク・コンウ(LXサイクリングチーム、韓国) | +22秒69 |
ポイント賞(第1ステージ終了時)
1位 | マイケル・ポッター(オーストラリアン・サイクリング・アカデミー・ライド・サンシャイン・コースト) | 10p |
2位 | 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) | 9p |
3位 | パク・サンフン(LXサイクリングチーム、韓国) | 8p |
チーム総合(第1ステージ終了時)
1位 | オーストラリアン・サイクリング・アカデミー・ライド・サンシャイン・コースト | 27分25秒 |
2位 | 宇都宮ブリッツェン | +8秒 |
3位 | チーム右京 | +23秒 |
text&photo:Satoru Kato
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