2018/02/17(土) - 14:45
距離20.3kmの個人タイムトライアルで、最終走者のゲラント・トーマス(イギリス)がトップタイムをマークしてステージ優勝と首位堅持に成功。ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド)が総合2位にジャンプアップし、チームスカイが総合ワンツーを固める結果に。
風光明媚な沿岸部を駆け抜けるアルガルヴェ第3ステージ photo:CorVos
ポルトガルで開催中のヴォルタ・アン・アルガルヴェ(UCI2.HC)は、総合争いを大きく左右する第3ステージの個人タイムトライアルを迎えた。
ラゴアを発着するコースは20.3kmと比較的短めだが、この日活躍するヴィクトール・カンペナールツ(ベルギー、ロット・スーダル)の言葉を借りれば「2つの急勾配の丘とスピードの乗るダウンヒルが組み合わされた、ものすごくテクニカルなコース」。そのためこの日のリザルト上位にはTTスペシャリストに加え、総合系の選手たちも顔を揃えることとなる。
この日序盤に圧倒的なタイムを刻んだのが、ヨーロッパTT王者のスキンスーツを着て走ったカンペナールツだった。アルガルヴェ開幕前に「僕の狙いは金曜日に勝つこと。オフシーズンに質の高い練習を重ねたので、少なくともトップ5に食い込む自身はある」と語っていた26歳は、24分20秒で暫定首位に立ちホットシートに座る。
長くホットシートに座ったヴィクトール・カンペナールツ(ベルギー、ロット・スーダル) photo:CorVos
ステージ6位のトニ・マルティン(ドイツ、カチューシャ・アルペシン) photo:voltaaoalgarve.com/João Fonseca
バウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード)はタイムを伸ばせず photo:voltaaoalgarve.com/João Fonseca
ステージ5位のネルソン・オリヴェイラ(ポルトガル、モビスター) photo:voltaaoalgarve.com/João Fonseca
その後スタートしたシュテファン・キュング(スイス、BMCレーシング)は2か所の中間計測地点でトップタイム通過するもゴールで8秒届かず、元世界王者で現ドイツ王者のトニ・マルティン(カチューシャ・アルペシン)も16秒及ばない。自国の期待を背負ったネルソン・オリヴェイラ(ポルトガル、モビスター)は好走したものの、カンペナールツのタイムには及ばなかった。
総合上位勢もテクニカルコースに明暗が別れた。ダニエル・マーティン(アイルランド、UAEチームエミレーツ)やツアー・ダウンアンダー覇者リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシング)、ハイメ・ロソン(スペイン、モビスター)はタイムを伸ばせず、総合順位をロソンは2位から7位、マーティンは4位から16位、ポートは11位から17位へと落としてしまう。
一方、前日にステージ優勝したミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)はキュングに迫るタイムで総合2位に上げ、最終走者で総合首位のゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)は第1中間計測を1位通過。途中で前走者のロソンを追い抜いたトーマスの走りに視線が注がれた。
スイスTT王者のシュテファン・キュング(BMCレーシング)はステージ3位 photo:voltaaoalgarve.com/João Fonseca
ポイント賞リーダージャージを着て走ったミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)はステージ4位 photo:voltaaoalgarve.com/João Fonseca
登りをこなす最終走者のゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ) photo:voltaaoalgarve.com/João Fonseca
勢いよくフィニッシュラインに飛び込んだトーマスのタイムは、24分09秒。カンペナールツを11秒引き離す圧倒的なスピードを披露しステージ優勝と総合首位堅守を決めた。
「嬉しいのはもちろん、昨日から言っているようにこんな結果は全く予想していなかった」と言うトーマス。「シーズン開幕戦は身体の状態もよく把握できていないけれど、冬に重ねてきた練習の成果が現れたと思う。序盤から力を感じていたし、最後まで維持できた。今回は強力な選手が多い中で出した結果なので嬉しいよ」。
この日を終えて、総合1位にトーマスと2位にクウィアトコウスキー、10位にヴァシル・キリエンカ(ベラルーシ)とチームスカイ勢が総合力を見せつける結果に。26歳のルーカス・ヴィシニオウスキー(ポーランド、チームスカイ)もステージ10位に入り存在感を見せつけた。
総合リードを広げたゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ) photo:voltaaoalgarve.com/João Fonseca

ポルトガルで開催中のヴォルタ・アン・アルガルヴェ(UCI2.HC)は、総合争いを大きく左右する第3ステージの個人タイムトライアルを迎えた。
ラゴアを発着するコースは20.3kmと比較的短めだが、この日活躍するヴィクトール・カンペナールツ(ベルギー、ロット・スーダル)の言葉を借りれば「2つの急勾配の丘とスピードの乗るダウンヒルが組み合わされた、ものすごくテクニカルなコース」。そのためこの日のリザルト上位にはTTスペシャリストに加え、総合系の選手たちも顔を揃えることとなる。
この日序盤に圧倒的なタイムを刻んだのが、ヨーロッパTT王者のスキンスーツを着て走ったカンペナールツだった。アルガルヴェ開幕前に「僕の狙いは金曜日に勝つこと。オフシーズンに質の高い練習を重ねたので、少なくともトップ5に食い込む自身はある」と語っていた26歳は、24分20秒で暫定首位に立ちホットシートに座る。




その後スタートしたシュテファン・キュング(スイス、BMCレーシング)は2か所の中間計測地点でトップタイム通過するもゴールで8秒届かず、元世界王者で現ドイツ王者のトニ・マルティン(カチューシャ・アルペシン)も16秒及ばない。自国の期待を背負ったネルソン・オリヴェイラ(ポルトガル、モビスター)は好走したものの、カンペナールツのタイムには及ばなかった。
総合上位勢もテクニカルコースに明暗が別れた。ダニエル・マーティン(アイルランド、UAEチームエミレーツ)やツアー・ダウンアンダー覇者リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシング)、ハイメ・ロソン(スペイン、モビスター)はタイムを伸ばせず、総合順位をロソンは2位から7位、マーティンは4位から16位、ポートは11位から17位へと落としてしまう。
一方、前日にステージ優勝したミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ)はキュングに迫るタイムで総合2位に上げ、最終走者で総合首位のゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)は第1中間計測を1位通過。途中で前走者のロソンを追い抜いたトーマスの走りに視線が注がれた。



勢いよくフィニッシュラインに飛び込んだトーマスのタイムは、24分09秒。カンペナールツを11秒引き離す圧倒的なスピードを披露しステージ優勝と総合首位堅守を決めた。
「嬉しいのはもちろん、昨日から言っているようにこんな結果は全く予想していなかった」と言うトーマス。「シーズン開幕戦は身体の状態もよく把握できていないけれど、冬に重ねてきた練習の成果が現れたと思う。序盤から力を感じていたし、最後まで維持できた。今回は強力な選手が多い中で出した結果なので嬉しいよ」。
この日を終えて、総合1位にトーマスと2位にクウィアトコウスキー、10位にヴァシル・キリエンカ(ベラルーシ)とチームスカイ勢が総合力を見せつける結果に。26歳のルーカス・ヴィシニオウスキー(ポーランド、チームスカイ)もステージ10位に入り存在感を見せつけた。

ステージ結果
1位 | ゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ) | 24’09” |
2位 | ヴィクトール・カンペナールツ(ベルギー、ロット・スーダル) | +11” |
3位 | シュテファン・キュング(スイス、BMCレーシング) | +19” |
4位 | ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ) | +22” |
5位 | ネルソン・オリヴェイラ(ポルトガル、モビスター) | |
6位 | トニ・マルティン(ドイツ、カチューシャ・アルペシン) | +27” |
7位 | ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシング) | +47” |
8位 | ボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、クイックステップフロアーズ) | +49” |
9位 | ヴァシル・キリエンカ(ベラルーシ、チームスカイ) | +50” |
10位 | ルーカス・ヴィシニオウスキー(ポーランド、チームスカイ) | +51” |
個人総合成績
1位 | ゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ) | 10h01’58” |
2位 | ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ) | +22” |
3位 | ネルソン・オリヴェイラ(ポルトガル、モビスター) | +32” |
4位 | ボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、クイックステップフロアーズ) | +52” |
5位 | ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシング) | +53” |
6位 | バウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード) | +1’01” |
7位 | ハイメ・ロソン(スペイン、モビスター) | +1’18” |
8位 | マキシミリアン・シャフマン(ドイツ、クイックステップフロアーズ) | +1’19” |
9位 | フェリックス・グロスチャートナー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ) | +1’20” |
10位 | ヴァシル・キリエンカ(ベラルーシ、チームスカイ) | +1’24” |
ポイント賞
1位 | ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ) | 25pts |
2位 | ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ、ロットNLユンボ) | 25pts |
3位 | バウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード) | 20pts |
山岳賞
1位 | ベンジャミン・キング(アメリカ、ディメンションデータ) | 15pts |
2位 | ミカル・クウィアトコウスキー(ポーランド、チームスカイ) | 10pts |
3位 | リカルド・メストレ(ポルトガル、W52/FCポルト) | 9pts |
ヤングライダー賞
1位 | サム・オーメン(オランダ、チームサンウェブ) | 10h03’51” |
2位 | レナード・ケムナ(ドイツ、チームサンウェブ) | +2’26” |
3位 | ホセ・フェルナンデス(ポルトガル、W52/FCポルト) | +3’23” |
チーム総合成績
1位 | チームスカイ | 20h07’31” |
2位 | モビスター | +1’52” |
3位 | クイックステップフロアーズ | +1’56” |
text:So.Isobe
photo:CorVos, voltaaoalgarve.com/João Fonseca
photo:CorVos, voltaaoalgarve.com/João Fonseca
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