2017/12/27(水) - 12:10
マテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン)が圧倒的な力でワールドカップ第7戦を制圧。竹之内悠(東洋フレーム)は53位、ジュニアの村上功太郎(松山工業高校)は44位でレースを終えた。
1か月後に迫った世界選手権に向け、各選手のコンディショニングに注目が集まる年末。シクロクロスワールドカップ第7戦がベルギー・フランダース東部のリンブルフ州ヒュースデン=ゾルダーにて開催された。
欧州遠征中の竹之内悠(東洋フレーム)とジュニア王者の村上功太郎(松山工業高校)も参戦したこのレース。直近では2016年に世界選手権が開催された格式あるサーキットコースが舞台であり、その際はワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン)が初のエリートタイトル獲得を生み出した。
66名がスタートした男子エリートレースは、今季絶好調を維持しているマテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン)のホールショットで幕開ける。ここにファンアールトとラース・ファンデルハール(オランダ)とダーン・ソエテ(ベルギー)のテレネットコンビが合流し、4名の先頭グループが生まれた。
ファンアールトとファンデルハールが刻むハイペースにフィデアの2人は距離を空け、後方からは徐々にコンディションを上げるローレンス・スウィーク(ベルギー、エラ・サーカス)が追走。全9周回中の4周目にスウィークが単独3番手に浮上すると、直後に先頭争いも動いた。
「正直に言えば、序盤はあまり調子が良くなかった。でも中盤になって突然脚が回り始めてきたんだ」と振り返るファンデルポールがペースアップを図ると、若干のリードを与えてしまったファンアールトは徐々に失速。ワールドカップリーダーの証である赤白ジャージに身を包んだファンデルポールがフィニッシュまで続く独走に持ち込んだ。
先々週のナミュールこそ体調不良で3位に沈んだファンデルポールだったが、5日間の休養を経て復活。その走りは2位グループを組んだファンアールトとスウィークすら圧倒し、その差を1分弱にまで広げてみせる。
最後の1周はペースを緩めたものの、平均スピード26.6km/hで距離28.01kmを駆け抜けたファンデルポールは、フィニッシュ地点でウイリーを披露してレースを終える。その33秒後、ロングスパートで世界王者を振り切ったスウィークが2位を射止めた。
「一人になってから先が長かったけれど、集中できていたので自信を持って攻めた。ここ数日体調が悪く、スタートラインに並んでも?マークが浮かんでいたものの、今は全く心配は消え去った」とゴール後に語ったファンデルポール。
強いレース運びで2位に入ったスウィークは「マテューに追いつくことはできなかったけれど、一騎打ちでワウトを打ち負かせてハッピーだ。このまま調子を上げていきたい」とコメントしている。ベテランのケヴィン・パウエルス(マーラックス・ナポレオンゲームス)が不調のベルギー勢、スウィークの復活でファンデルポール包囲網を形成できるかに注目が集まる。
また、竹之内は53位でレースを終了。今年2月のシクロクロス東京で優勝したスティーブ・シェネル(フランス、シャザル・キャニオン)は16位、宇都宮シクロクロスで圧勝したフェリペ・オルツ(スペイン、GINESTAR - DELIKIA)は22位に入っている。男子ジュニアに出場した村上は44位だった。
1か月後に迫った世界選手権に向け、各選手のコンディショニングに注目が集まる年末。シクロクロスワールドカップ第7戦がベルギー・フランダース東部のリンブルフ州ヒュースデン=ゾルダーにて開催された。
欧州遠征中の竹之内悠(東洋フレーム)とジュニア王者の村上功太郎(松山工業高校)も参戦したこのレース。直近では2016年に世界選手権が開催された格式あるサーキットコースが舞台であり、その際はワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン)が初のエリートタイトル獲得を生み出した。
66名がスタートした男子エリートレースは、今季絶好調を維持しているマテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン)のホールショットで幕開ける。ここにファンアールトとラース・ファンデルハール(オランダ)とダーン・ソエテ(ベルギー)のテレネットコンビが合流し、4名の先頭グループが生まれた。
ファンアールトとファンデルハールが刻むハイペースにフィデアの2人は距離を空け、後方からは徐々にコンディションを上げるローレンス・スウィーク(ベルギー、エラ・サーカス)が追走。全9周回中の4周目にスウィークが単独3番手に浮上すると、直後に先頭争いも動いた。
「正直に言えば、序盤はあまり調子が良くなかった。でも中盤になって突然脚が回り始めてきたんだ」と振り返るファンデルポールがペースアップを図ると、若干のリードを与えてしまったファンアールトは徐々に失速。ワールドカップリーダーの証である赤白ジャージに身を包んだファンデルポールがフィニッシュまで続く独走に持ち込んだ。
先々週のナミュールこそ体調不良で3位に沈んだファンデルポールだったが、5日間の休養を経て復活。その走りは2位グループを組んだファンアールトとスウィークすら圧倒し、その差を1分弱にまで広げてみせる。
最後の1周はペースを緩めたものの、平均スピード26.6km/hで距離28.01kmを駆け抜けたファンデルポールは、フィニッシュ地点でウイリーを披露してレースを終える。その33秒後、ロングスパートで世界王者を振り切ったスウィークが2位を射止めた。
「一人になってから先が長かったけれど、集中できていたので自信を持って攻めた。ここ数日体調が悪く、スタートラインに並んでも?マークが浮かんでいたものの、今は全く心配は消え去った」とゴール後に語ったファンデルポール。
強いレース運びで2位に入ったスウィークは「マテューに追いつくことはできなかったけれど、一騎打ちでワウトを打ち負かせてハッピーだ。このまま調子を上げていきたい」とコメントしている。ベテランのケヴィン・パウエルス(マーラックス・ナポレオンゲームス)が不調のベルギー勢、スウィークの復活でファンデルポール包囲網を形成できるかに注目が集まる。
また、竹之内は53位でレースを終了。今年2月のシクロクロス東京で優勝したスティーブ・シェネル(フランス、シャザル・キャニオン)は16位、宇都宮シクロクロスで圧勝したフェリペ・オルツ(スペイン、GINESTAR - DELIKIA)は22位に入っている。男子ジュニアに出場した村上は44位だった。
UCIシクロクロスワールドカップ2017-2018第7戦結果
1位 | マテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン) | 1h03’16” |
2位 | ローレンス・スウィーク(ベルギー、エラ・サーカス) | +33” |
3位 | ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン) | |
4位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア) | +1’18” |
5位 | ダーン・ソエテ(ベルギー、テレネット・フィデア) | +1’39” |
6位 | コルヌ・ファンケッセル(オランダ、テレネット・フィデア) | +1’54” |
7位 | ティム・メルリエ(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン) | +1’55” |
8位 | トーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア) | +1’58” |
9位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ネポレオンゲームス) | +2’07” |
10位 | イェンス・アダムス(ベルギー、パウエルスサウゼン) | +2’40” |
53位 | 竹之内悠(東洋フレーム) |
text:So.Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
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