2017/12/19(火) - 13:07
12月17日に開催された関西シクロクロス第5戦ビワコマイアミランド。同シリーズ200戦目を記念する大会に集まった選手と観客を、ヨーロッパ出国を控えた竹之内悠(東洋フレーム)が鮮やかな走りで魅了した。
関西シクロクロスが初開催されたのは今から22年前の1995年。福知山市三段池公園での第1回大会以降、1シーズン8〜10戦をこなして現在に至る。国内シクロクロスを長年牽引する存在であり、現在1大会のエントリー数はコンスタントに700名オーバー。そんな老舗シクロクロスシリーズが通算200回目の開催を迎えた。この日は参加賞として200回記念のステッカーが配られている。
記念大会の舞台となったのは、日本きっての砂地コースとして知られるビワコマイアミランド。その名の通り琵琶湖に面した「マイアミビーチ」が会場で、全長200mの直線的な砂浜の他、深いわだちのできた砂地、松林、舗装路を踏み抜くパワーとテクニックを要する難コースとして知られる。
関西シクロクロスのシリーズランキング順にスタート位置が決まるため、今シーズン同シリーズ初参戦の竹之内悠(東洋フレーム)は最後尾に近い位置からのスタート。57名が出走したC1は先頭スタートの中原義貴(紀州DECOJARACING)が序盤からリードしたが、2周目に入る頃には、猛烈な勢いで前走者をパスし続けた竹之内が2番手に浮上した。
一旦呼吸を整えてから再びペースを上げた竹之内は先頭の中原をパスすると、そのままハイペースを保って砂のコースを突き進んでいく。1周につき30秒ずつ2番手中原を突き放す圧倒的な走りを披露した。
「今シーズン唯一スケジュール的に出場できるのがこのマイアミ大会で、それもたまたま200回記念大会。関西シクロクロスを走れば僕もただの自転車が好きな人間になれる。今の僕にとってはその特別な空間を参加されている皆さんと共有できたのはとても幸せだった」と語るように、楽しみながらイキイキと地元レースを走った竹之内。声をかけながらテンポよく35名の選手を周回遅れにしてフィニッシュした。
「シーズン前半の怪我からの悪いサイクルから復調させたいけれど、それが簡単なことではないと感じています。ただ、レースは続くし、もちろんできる限りの復調に向けた努力は続けます。シーズンを通して良いパフォーマンスを維持する事は内的要因と外的要因を含め、とても難しいことだと痛感していますが、シーズン後半のヨーロッパのどれかのレースでキラッと光るものを見せるつもりでいます。関西シクロクロスの皆さんはもちろん、日本のファンの皆さんにヨーロッパから夢を届けたいです」。1ヶ月ほどの日本帰国を終えた竹之内は12月21日から再びヨーロッパに渡る。次戦は12月26日のUCIワールドカップ第7戦ヒュースデン=ゾルダーの予定だ。
C1には地元滋賀県出身で長年関西シクロクロスに出場している中井路雅(チーム右京)や弟の中井唯晶(京都産業大学)も参戦。それぞれ最後尾スタートながら8位と4位まで順位を上げてフィニッシュしている。2位には中原が、3位には戸谷亮司(岩井商会RACING)が入った。
関西シクロクロスが初開催されたのは今から22年前の1995年。福知山市三段池公園での第1回大会以降、1シーズン8〜10戦をこなして現在に至る。国内シクロクロスを長年牽引する存在であり、現在1大会のエントリー数はコンスタントに700名オーバー。そんな老舗シクロクロスシリーズが通算200回目の開催を迎えた。この日は参加賞として200回記念のステッカーが配られている。
記念大会の舞台となったのは、日本きっての砂地コースとして知られるビワコマイアミランド。その名の通り琵琶湖に面した「マイアミビーチ」が会場で、全長200mの直線的な砂浜の他、深いわだちのできた砂地、松林、舗装路を踏み抜くパワーとテクニックを要する難コースとして知られる。
関西シクロクロスのシリーズランキング順にスタート位置が決まるため、今シーズン同シリーズ初参戦の竹之内悠(東洋フレーム)は最後尾に近い位置からのスタート。57名が出走したC1は先頭スタートの中原義貴(紀州DECOJARACING)が序盤からリードしたが、2周目に入る頃には、猛烈な勢いで前走者をパスし続けた竹之内が2番手に浮上した。
一旦呼吸を整えてから再びペースを上げた竹之内は先頭の中原をパスすると、そのままハイペースを保って砂のコースを突き進んでいく。1周につき30秒ずつ2番手中原を突き放す圧倒的な走りを披露した。
「今シーズン唯一スケジュール的に出場できるのがこのマイアミ大会で、それもたまたま200回記念大会。関西シクロクロスを走れば僕もただの自転車が好きな人間になれる。今の僕にとってはその特別な空間を参加されている皆さんと共有できたのはとても幸せだった」と語るように、楽しみながらイキイキと地元レースを走った竹之内。声をかけながらテンポよく35名の選手を周回遅れにしてフィニッシュした。
「シーズン前半の怪我からの悪いサイクルから復調させたいけれど、それが簡単なことではないと感じています。ただ、レースは続くし、もちろんできる限りの復調に向けた努力は続けます。シーズンを通して良いパフォーマンスを維持する事は内的要因と外的要因を含め、とても難しいことだと痛感していますが、シーズン後半のヨーロッパのどれかのレースでキラッと光るものを見せるつもりでいます。関西シクロクロスの皆さんはもちろん、日本のファンの皆さんにヨーロッパから夢を届けたいです」。1ヶ月ほどの日本帰国を終えた竹之内は12月21日から再びヨーロッパに渡る。次戦は12月26日のUCIワールドカップ第7戦ヒュースデン=ゾルダーの予定だ。
C1には地元滋賀県出身で長年関西シクロクロスに出場している中井路雅(チーム右京)や弟の中井唯晶(京都産業大学)も参戦。それぞれ最後尾スタートながら8位と4位まで順位を上げてフィニッシュしている。2位には中原が、3位には戸谷亮司(岩井商会RACING)が入った。
C1
1位 | 竹之内悠(東洋フレーム) | 1:00:32 |
2位 | 中原義貴(紀州DECOJARACING) | +2:03 |
3位 | 戸谷亮司(岩井商会RACING) | +3:22 |
4位 | 中井唯晶(京都産業大学) | +3:49 |
5位 | 藤川正人(岩井商会RACING) | +3:50 |
6位 | 村田憲治(岩井商会RACING) | +3:51 |
7位 | 川村誠(スクミズマシンワークス) | +3:52 |
8位 | 中井路雅(チーム右京) | +4:46 |
9位 | 岡野樹(TEAMRINGOROAD) | +5:11 |
10位 | 岡拓也 | +5:17 |
CL1
1位 | 宮内佐季子(ClubLa.sistaOffroadTeam) | 0:40:09 |
2位 | 上田順子(ダム部) | +1:15 |
3位 | 藤田桃花(RINGO ROAD) | +1:25 |
4位 | 平田千枝(ClubLa.sistaOffroadTeam) | +1:27 |
5位 | 江嶋綾(INTHEWOODS×MAAP) | +2:10 |
6位 | 鵜飼知春(八ヶ岳CYCLOCROSSCLUB) | +4:32 |
CM1
1位 | 國分圭二(Mt.HASE321) | 0:36:45 |
2位 | 藤井修(きゅうべえsports) | +0:23 |
3位 | 羽鳥和重(cycleclub3UP) | +0:48 |
4位 | 中野政彦(カシャロ水曜夜練) | +1:16 |
5位 | 自檀地崇(シルクロード) | +1:41 |
6位 | 小田健司(DUVE) | +1:48 |
Amazon.co.jp
スドー 砂浴びのすな 1.5kg
スドー