スチールチューブで世界的シェアを誇るパイプメーカー、コロンブスより同社のカーボンチューブを用いたロードフレーム「GENIUS+GRAMMY」が登場。全面ブラックのシンプルなルックスと、フレーム重量900gの軽量性が特徴の製品だ。



コロンブス GENIUS+GRAMMY(完成車イメージ)コロンブス GENIUS+GRAMMY(完成車イメージ) (c)ポディウム
1919年に創業した総合スチールチューブメーカー「A.L.コロンブス」。自転車だけでなく車や航空機、家具といった幅広い製品用のチューブを製造していたが、そこから1977年に自転車部門を独立させて出来たのが現在の「コロンブス」となる。高品質で軽量なバテッドチューブは当時のプロからも評判が高く、フェリーチェ・ジモンディやエディ・メルクス、グレッグ・レモンといった伝説的な選手らも同社のチューブを用いたフレームにて数々の輝かしい勝利を収めている。

近年はアルミチューブやカーボンチューブにまでそのラインアップを増やしているコロンブス。そんな同社のカーボンチューブ「GENIUS」を使用した同名のフレームセットが登場した。GENIUSといえば、同社最高級パイプとして90年代に販売されていたニバクロームチューブで有名だが、その名をカーボンチューブのフラッグシップにも採用した流れとなる。

ブランドロゴはグロス仕上げでダウンチューブに配されるブランドロゴはグロス仕上げでダウンチューブに配される (c)ポディウム直線的でオーソドックスなフレームワークとオールブラックのカラーが特徴のフレーム直線的でオーソドックスなフレームワークとオールブラックのカラーが特徴のフレーム (c)ポディウム
シェル幅の広いBB86.5がパワー伝達性を向上させるシェル幅の広いBB86.5がパワー伝達性を向上させる (c)ポディウムケーブル類は全てフレーム内装となるケーブル類は全てフレーム内装となる (c)ポディウム

東レのカーボンファイバーを使用した高品質なモノコックフレームは、直線的でオーソドックスなルックスと角形チューブを多用した堅実なデザインが特徴的。各チューブの厚みをそれぞれのセクションに応じて変更することで、剛性を確保しつつ軽量化を図った結果、フレーム重量900gの軽さを手に入れている。

GENIUSフレームに合わせられるのが、フルカーボンモノコックでできた同社の「GRAMMY」フォークである。ベンドフォークによって振動吸収性や直進安定性を向上させつつ、剛性を高めることでハンドリング性能も追求している。タイヤクリアランスは25Cまで対応だという。

その他フロントディレイラーは直付け、シートポストは27.2mm径、BBはプレスフィット86.5mmといったスペックとなり、コンポーネントは機械式/電動式の両対応となる。カラーはフレーム各部でマットとグロスを使い分けるオールブラックの1色展開だ。フレームセットでの販売となり、53と55の2サイズがラインアップ。価格は160,000円(税抜)で、取り扱いはポディウムとなる。

フレーム重量900gの軽量性と剛性をバランスさせたGENIUS+GRAMMYフレーム重量900gの軽量性と剛性をバランスさせたGENIUS+GRAMMY (c)ポディウム


コロンブス GENIUS+GRAMMY フレームセット
サイズ:53、55
BB規格:プレスフィット86.5mm
ヘッドセット(付属):1-1/8-1.5
シートポスト径:27.2mm
フレーム重量:900g(53サイズ)
価格:160,000円(税抜)

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