2017/11/05(日) - 14:50
サイクルモードのブース紹介第8弾は、ミノウラのローラー体験が人気の深谷産業、グエルチョッティ社長も来場したミズタニ自転車、パールイズミ、BOMA、そしてハンドメイドバイシクルコレクションに並んだ各ブースを紹介します。
深谷産業:ミノウラのローラー台試乗が人気、イスラエル発の新興ウェアブランドも
エディメルクスやナルーマスクといったブランドを押し出す深谷産業は、ミノウラとコラボレーションしたブースを出展。目玉はZWIFTに対応した新開発のスマートトレーナー「KAGURA(神楽)」の体験試乗コーナーで、他にもmodoru kikakuと共同開発したスタイリッシュなバイクスタンド、シクロクロスのアップにも最適なスルーアクスル対応ハイブリッドトレーナー、クルマ積みの自由度を高める各種マウントなど、自転車のある生活を提案するミノウラ製品が多数勢揃い。
毎年おなじみ3本ローラーの試乗体験は、スタッフのサポートもあって「初めての人でも乗れるようになる!」という評判。イスラエルから日本初上陸したリーズナブルかつ高機能のサイクリングウェア「funkier(ファンキアー)」や、花粉症の方の助けになる本格スポーツ用マスク「ナルーマスク」といった新しいブランドが多数並ぶ。
もちろんベルギーが誇るエディメルクスも忘れてはならない存在だ。今年はニューモデルこそないものの、鮮やかなブルーに塗られたレーシングバイク、サンレモ76など、玄人好みのラインアップが揃い踏み中だ。
ミズタニ自転車:オリジナルEバイクSeraph登場、グエルチョッティやフィードバックスポーツも
ブロンプトンやトムソン、セラSMPなど通好みのサイクルパーツを手掛けるミズタニ自転車ブースの正面を飾るのは、Eスポーツバイク「Seraph」だ。ミズタニ自転車がかつて発売していた懐かしのネーミングが与えられたシリーズで、第1作となるE-01SはシマノのEバイクコンポーネント「Steps」を搭載したアルミフラットバーロードで、これからを見据えて開発・発売された入魂の作だという。
取り扱い2年目となったグエルチョッティにはイタリアからアレッサンドロ・グエルチョッティ社長が来日していた。ちょっと強面ながら気さくなナイスガイで、「ぜひ日本の一般ユーザーと話す機会を持ちたい」とのことなので、気になる方はミズタニブースを是非訪れてみては?
他にもフィードバックスポーツや、多数のカラーが見ても楽しめるデフィートのソックス、SMPサドル、リーフスプリングサスペンションを搭載したLAUFなど、通好みのラインナップが多数揃っている。
パールイズミ:秋冬用ウェアが各種試着可能、新作のトライアスロンスーツの展示も
ジャパニーズブランドとして日本人にも馴染みの深いパールイズミは秋冬モデルを中心にブースを展開。気温0度~15度までの使用温度帯別に分かれたレイアウトがされる。大きな特徴は展示してある全てのウェアが試着できること。展開する各サイズがブースには揃い、姿見鏡も各所に設置、かつ試着室も男女ともに2ルーム設けられるほどとなる。
機能としては従来から大きな変更はないというが、トレンドに合わせた細身のスタイルが採用されており、それに伴いより伸縮性の高い素材を用いることで幅広い人へのフィッティングに配慮した作りとなる。デザインも今年モデルに変更されており、ジャージとビブタイツ上下で同じグラフィックやカラーを採用しているのもポイントだ。レディースモデルやアーバンモデルも同様に展開される。
今年の秋冬モデルでは新たにウインドブレークライトという素材を投入。風を通さず、しかしやや薄手の起毛素材といったもので、冬場のトレーニング時に暑くなりすぎる問題を解消してくれる製品となる。同素材はアームウォーマーやレッグウォーマー、長袖ジャージ等に用いられるという。
また、新作となるトライアスロンスーツも展示。デザインオーダー専用品でチームウェアとして大いに活用できそうな製品だ。ラン・スイム・バイクの3種目に対応した専用の設計となっており、バイク用のパッドと比較してやや薄いものを採用することで走りやすさにも配慮。背中や袖部分には空力性能も高い独自の素材を配すなど、妥協のないクオリティを実現している。半袖タイプとタンクトップタイプの2種類が用意される。
BOMA:同社初となる軽量レーシングバイク「CIEL(シエル)」を発表
カーボン素材に特化した製品ラインナップで展開を続けるBOMA(ボーマ)は、新作バイク「CIEL(シエル)」を発表。同社初となる軽量レーシングバイクでフレーム重量は745g、展示車の仕様で6.2kgに仕上がる。従来よりも品質の高い製法を採用しカーボン積層を最適化、シンプルなフレームワークも相まって、高い剛性はそのままに軽量化を果たしているという。
軽量フレームというと強度に不安を持つ人もいるだろう。だがこのシエルは各チューブにエッジを持たせた形状を採用することで、落車等で横から加わる衝撃に対し耐久性を確保しているのだという。
ブースの目玉展示としては、西陣織で編み込んだカーボンを使用した特別モデルのスウープトラックとヴァイドproの2台だろう。美しい織り目がフレームに浮かび上がる高級感溢れる1台となっている。これもひとえに日本ブランドだからこそなせるコラボレーションだろう。
また、従来アルミホイールに冠していた「ウーラノス」の名を新たにブランド名とした、アルミフレーム完成車も登場。BOMAのレーシングなイメージとは一変。完成車価格10万円と非常にリーズナブルな車体となり、よりエントリーレベルに向けた製品となる。東京サイクルデザイン学校とコラボレーションしたデザインが採用され、エントリーグレードながらハイセンスなルックスに仕上がっている。
東武トップツアーズ:来年も数多くの海外サイクリングツアーを企画中
ホノルルセンチュリーライド(HCR)ツアーやグランフォンドピナレロツアーを始めとする、海外サイクリングツアーを手がける東武トップツアーズ。ブース内には今年9月に行われたHCRツアーの写真が一面に貼られ、ツアーの様子がどんなものなのか見て分かる展示となっていた。
サイクルモード最終日の3日目にはHCRツアートークショーも行われ、サポートとして毎年参加している今中大介さんや絹代さんが登場。楽しげに思い出を語りながらツアーの流れを説明してくれた。トークショーの時間に合わせ、ツアーの一般参加メンバーも集合するほど。それほど参加者同士も仲良くなれる、リピートも多いツアーなのだ。
既に来年行うツアーもいくつか企画されており、ライドロンドンに参加する英国旅ツアー、チェンライで行われるセンチュリーライドツアーなどは今月より発売される。また例年通りHCRツアーやグランフォンドピナレロツアーも開催されるという。ぜひぜひ各ツアーをチェックしてほしい。
ハンドメイドバイシクルコレクション:国内7ブランドがこだわりのバイクを展示
その名の通りハンドメイドフレームを手がけるブランドが集まった本ブース。数多くのフレームビルダーが存在する国内から、今年は7つのブランドが各社こだわりのバイクを展示した。名前を挙げていくと、鶴岡レーシング、マキノ、ケルビム、WELD ONE、macchi(マッキ)、HELAVNA(ヘラブナ)、東洋フレームというブランドたち。
美しいメッキ加工を施したモデルや、最新規格を取り入れたもの、素材や工法にこだわったものなど、思わず見惚れてしまうバイクばかりだ。以下、写真一覧にて紹介したい。
text&photo:CW編集部
深谷産業:ミノウラのローラー台試乗が人気、イスラエル発の新興ウェアブランドも
エディメルクスやナルーマスクといったブランドを押し出す深谷産業は、ミノウラとコラボレーションしたブースを出展。目玉はZWIFTに対応した新開発のスマートトレーナー「KAGURA(神楽)」の体験試乗コーナーで、他にもmodoru kikakuと共同開発したスタイリッシュなバイクスタンド、シクロクロスのアップにも最適なスルーアクスル対応ハイブリッドトレーナー、クルマ積みの自由度を高める各種マウントなど、自転車のある生活を提案するミノウラ製品が多数勢揃い。
毎年おなじみ3本ローラーの試乗体験は、スタッフのサポートもあって「初めての人でも乗れるようになる!」という評判。イスラエルから日本初上陸したリーズナブルかつ高機能のサイクリングウェア「funkier(ファンキアー)」や、花粉症の方の助けになる本格スポーツ用マスク「ナルーマスク」といった新しいブランドが多数並ぶ。
もちろんベルギーが誇るエディメルクスも忘れてはならない存在だ。今年はニューモデルこそないものの、鮮やかなブルーに塗られたレーシングバイク、サンレモ76など、玄人好みのラインアップが揃い踏み中だ。
ミズタニ自転車:オリジナルEバイクSeraph登場、グエルチョッティやフィードバックスポーツも
ブロンプトンやトムソン、セラSMPなど通好みのサイクルパーツを手掛けるミズタニ自転車ブースの正面を飾るのは、Eスポーツバイク「Seraph」だ。ミズタニ自転車がかつて発売していた懐かしのネーミングが与えられたシリーズで、第1作となるE-01SはシマノのEバイクコンポーネント「Steps」を搭載したアルミフラットバーロードで、これからを見据えて開発・発売された入魂の作だという。
取り扱い2年目となったグエルチョッティにはイタリアからアレッサンドロ・グエルチョッティ社長が来日していた。ちょっと強面ながら気さくなナイスガイで、「ぜひ日本の一般ユーザーと話す機会を持ちたい」とのことなので、気になる方はミズタニブースを是非訪れてみては?
他にもフィードバックスポーツや、多数のカラーが見ても楽しめるデフィートのソックス、SMPサドル、リーフスプリングサスペンションを搭載したLAUFなど、通好みのラインナップが多数揃っている。
パールイズミ:秋冬用ウェアが各種試着可能、新作のトライアスロンスーツの展示も
ジャパニーズブランドとして日本人にも馴染みの深いパールイズミは秋冬モデルを中心にブースを展開。気温0度~15度までの使用温度帯別に分かれたレイアウトがされる。大きな特徴は展示してある全てのウェアが試着できること。展開する各サイズがブースには揃い、姿見鏡も各所に設置、かつ試着室も男女ともに2ルーム設けられるほどとなる。
機能としては従来から大きな変更はないというが、トレンドに合わせた細身のスタイルが採用されており、それに伴いより伸縮性の高い素材を用いることで幅広い人へのフィッティングに配慮した作りとなる。デザインも今年モデルに変更されており、ジャージとビブタイツ上下で同じグラフィックやカラーを採用しているのもポイントだ。レディースモデルやアーバンモデルも同様に展開される。
今年の秋冬モデルでは新たにウインドブレークライトという素材を投入。風を通さず、しかしやや薄手の起毛素材といったもので、冬場のトレーニング時に暑くなりすぎる問題を解消してくれる製品となる。同素材はアームウォーマーやレッグウォーマー、長袖ジャージ等に用いられるという。
また、新作となるトライアスロンスーツも展示。デザインオーダー専用品でチームウェアとして大いに活用できそうな製品だ。ラン・スイム・バイクの3種目に対応した専用の設計となっており、バイク用のパッドと比較してやや薄いものを採用することで走りやすさにも配慮。背中や袖部分には空力性能も高い独自の素材を配すなど、妥協のないクオリティを実現している。半袖タイプとタンクトップタイプの2種類が用意される。
BOMA:同社初となる軽量レーシングバイク「CIEL(シエル)」を発表
カーボン素材に特化した製品ラインナップで展開を続けるBOMA(ボーマ)は、新作バイク「CIEL(シエル)」を発表。同社初となる軽量レーシングバイクでフレーム重量は745g、展示車の仕様で6.2kgに仕上がる。従来よりも品質の高い製法を採用しカーボン積層を最適化、シンプルなフレームワークも相まって、高い剛性はそのままに軽量化を果たしているという。
軽量フレームというと強度に不安を持つ人もいるだろう。だがこのシエルは各チューブにエッジを持たせた形状を採用することで、落車等で横から加わる衝撃に対し耐久性を確保しているのだという。
ブースの目玉展示としては、西陣織で編み込んだカーボンを使用した特別モデルのスウープトラックとヴァイドproの2台だろう。美しい織り目がフレームに浮かび上がる高級感溢れる1台となっている。これもひとえに日本ブランドだからこそなせるコラボレーションだろう。
また、従来アルミホイールに冠していた「ウーラノス」の名を新たにブランド名とした、アルミフレーム完成車も登場。BOMAのレーシングなイメージとは一変。完成車価格10万円と非常にリーズナブルな車体となり、よりエントリーレベルに向けた製品となる。東京サイクルデザイン学校とコラボレーションしたデザインが採用され、エントリーグレードながらハイセンスなルックスに仕上がっている。
東武トップツアーズ:来年も数多くの海外サイクリングツアーを企画中
ホノルルセンチュリーライド(HCR)ツアーやグランフォンドピナレロツアーを始めとする、海外サイクリングツアーを手がける東武トップツアーズ。ブース内には今年9月に行われたHCRツアーの写真が一面に貼られ、ツアーの様子がどんなものなのか見て分かる展示となっていた。
サイクルモード最終日の3日目にはHCRツアートークショーも行われ、サポートとして毎年参加している今中大介さんや絹代さんが登場。楽しげに思い出を語りながらツアーの流れを説明してくれた。トークショーの時間に合わせ、ツアーの一般参加メンバーも集合するほど。それほど参加者同士も仲良くなれる、リピートも多いツアーなのだ。
既に来年行うツアーもいくつか企画されており、ライドロンドンに参加する英国旅ツアー、チェンライで行われるセンチュリーライドツアーなどは今月より発売される。また例年通りHCRツアーやグランフォンドピナレロツアーも開催されるという。ぜひぜひ各ツアーをチェックしてほしい。
ハンドメイドバイシクルコレクション:国内7ブランドがこだわりのバイクを展示
その名の通りハンドメイドフレームを手がけるブランドが集まった本ブース。数多くのフレームビルダーが存在する国内から、今年は7つのブランドが各社こだわりのバイクを展示した。名前を挙げていくと、鶴岡レーシング、マキノ、ケルビム、WELD ONE、macchi(マッキ)、HELAVNA(ヘラブナ)、東洋フレームというブランドたち。
美しいメッキ加工を施したモデルや、最新規格を取り入れたもの、素材や工法にこだわったものなど、思わず見惚れてしまうバイクばかりだ。以下、写真一覧にて紹介したい。
text&photo:CW編集部
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