2017/11/02(木) - 18:29
石畳の激坂コッペンベルグをコースに含むDVVフェルゼクリンゲン・トロフェーで、マテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン)が今季12勝目をマーク。調子を上げるトーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア)が2位に入った。
日曜日にヨーロッパ選手権を控える中で開催されたDVVフェルゼクリンゲン・トロフェー第2戦の舞台は、ロンド・ファン・フラーンデレンでお馴染み石畳の激坂を組み込んだ「コッペンベルグクロス」。常にアップダウンを繰り返す上、パヴェや凹凸のある草地か体力を搾り取る厳しいレイアウトが選手の体力を試す。
荒れに荒れたコッペンベルグを目指してスタートしたのは、竹之内悠(東洋フレーム)を含む38人。ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア)が好スタートを切り、ペダルキャッチにミスしたマテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン)もすぐにポジションを復帰する。
絶好調ファンデルポールが序盤に抜け出しを試みると、トーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア)やローレンス・スウィーク(ベルギー、エラリアルエステート・サーカス)、世界王者ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン)らが追走グループを形成。暫く独走したオランダ王者は総合タイム争いのためのボーナスポイントを獲ると集団に戻ることを選択した。
すると「前戦ですごく調子が良かったから今日もトライした」と言うアールツが加速する。ファンデルポールとファンアールト、ファンデルハールの3名を引き連れたが、決定的なリードは奪えずに踏みやめる。すると5周回を残したコッペンベルグの頂上でファンデルハールがアタックした。
「今日はチーム戦に持ち込もうと考えた。アールツも強かったので、何か仕掛けてみたかったんだ」というファンデルハールは瞬く間に15秒ほどを稼ぎ出し、ライバルが見合う隙に勝利したDVV初戦を思い起こさせる展開に持ち込んだ。
ここで追走に打って出たのがファンアールトだった。ライバルを引き連れながら猛プッシュを続け、ファンデルハールの回収に成功したが、力を使い切った世界王者はここで脱落。「中盤までは調子よく感じていたが、足が動かなくなった。とても失望している」と言う世界王者は一旦戦線を離れ、世界選手権を見据えて温暖な南イタリアで調整に入るという。
ライバルの離脱を確認したファンデルポールが勝利に向けてアタックすると、フィデア勢との差は徐々に離れていく。最後まで粘ったアールツを12秒抑え、コッペンベルグを踏み切ったファンデルポールが今季12勝目をマーク。フィニッシュ直後には地面に倒れ込んだ。
ファンデルハールが3位に入り、4位はファンアールト。竹之内はラップアウトに終わったものの「今年のコッペンベルククロスも沢山の悠コールと声援に包んで頂き、走らせてもらいました。 今年は走りで応えられず、残念でしたが、また次のレースに向けて頑張ります」とコメントを残している。
日曜日にヨーロッパ選手権を控える中で開催されたDVVフェルゼクリンゲン・トロフェー第2戦の舞台は、ロンド・ファン・フラーンデレンでお馴染み石畳の激坂を組み込んだ「コッペンベルグクロス」。常にアップダウンを繰り返す上、パヴェや凹凸のある草地か体力を搾り取る厳しいレイアウトが選手の体力を試す。
荒れに荒れたコッペンベルグを目指してスタートしたのは、竹之内悠(東洋フレーム)を含む38人。ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア)が好スタートを切り、ペダルキャッチにミスしたマテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン)もすぐにポジションを復帰する。
絶好調ファンデルポールが序盤に抜け出しを試みると、トーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア)やローレンス・スウィーク(ベルギー、エラリアルエステート・サーカス)、世界王者ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン)らが追走グループを形成。暫く独走したオランダ王者は総合タイム争いのためのボーナスポイントを獲ると集団に戻ることを選択した。
すると「前戦ですごく調子が良かったから今日もトライした」と言うアールツが加速する。ファンデルポールとファンアールト、ファンデルハールの3名を引き連れたが、決定的なリードは奪えずに踏みやめる。すると5周回を残したコッペンベルグの頂上でファンデルハールがアタックした。
「今日はチーム戦に持ち込もうと考えた。アールツも強かったので、何か仕掛けてみたかったんだ」というファンデルハールは瞬く間に15秒ほどを稼ぎ出し、ライバルが見合う隙に勝利したDVV初戦を思い起こさせる展開に持ち込んだ。
ここで追走に打って出たのがファンアールトだった。ライバルを引き連れながら猛プッシュを続け、ファンデルハールの回収に成功したが、力を使い切った世界王者はここで脱落。「中盤までは調子よく感じていたが、足が動かなくなった。とても失望している」と言う世界王者は一旦戦線を離れ、世界選手権を見据えて温暖な南イタリアで調整に入るという。
ライバルの離脱を確認したファンデルポールが勝利に向けてアタックすると、フィデア勢との差は徐々に離れていく。最後まで粘ったアールツを12秒抑え、コッペンベルグを踏み切ったファンデルポールが今季12勝目をマーク。フィニッシュ直後には地面に倒れ込んだ。
ファンデルハールが3位に入り、4位はファンアールト。竹之内はラップアウトに終わったものの「今年のコッペンベルククロスも沢山の悠コールと声援に包んで頂き、走らせてもらいました。 今年は走りで応えられず、残念でしたが、また次のレースに向けて頑張ります」とコメントを残している。
DVVフェルゼクリンゲン・トロフェー2017-2018第2戦
1位 | マテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン) | 1h07’49” |
2位 | トーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア) | +12” |
3位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア) | +24” |
4位 | ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン) | +1’14” |
5位 | ケヴィン・パウエルス(ベルギー、マーラックス・ネポレオンゲームス) | +1’29” |
6位 | イェンス・アダムス(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス) | +1’30” |
7位 | コルヌ・ファンケッセル(オランダ、テレネット・フィデア) | +1’36” |
8位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ネポレオンゲームス) | +1’42” |
9位 | クラース・ファントルノート(ベルギー、マーラックス・ネポレオンゲームス) | +1’49” |
10位 | ローレンス・スウィーク(ベルギー、エラリアルエステート・サーカス) | +1’50” |
28位 | 竹之内悠(東洋フレーム) | Lap |
text:So.Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
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