嘉義市から新港までの136kmで行なわれたツール・ド・台湾(UCI2.2)の第2ステージ。序盤に形成された逃げグループの中から3名が飛び出し、大集団を振り切ってゴールまで逃げ切った。ステージ優勝のロマン・ジイエンターエフ(カザフスタンナショナルチーム)は総合トップに立っている。

日本チームが積極的に集団のペースをコントロール日本チームが積極的に集団のペースをコントロール photo:www.khhtri.org.tw嘉義市をスタートし、アップダウンを繰り返しながら新港へ。最後は観光名所奉天宮前の比較的フラットな周回コースだ。この日は海から吹き付ける強風が選手たちを苦しめた。

レースは序盤から盛一大(愛三工業レーシングチーム)を含む7名の逃げグループが形成され、遅れて4名がこれに合流。この逃げグループは、シマノレーシングやマトリックス・パワータグがコントロールするメイン集団から最大1分20秒のリードを得た。

マクドナルドを下して先頭でゴールするロマン・ジイエンターエフ(カザフスタンナショナルチーム)マクドナルドを下して先頭でゴールするロマン・ジイエンターエフ(カザフスタンナショナルチーム) photo:www.khhtri.org.tw強風の中を逃げ続ける先頭グループからは、ゴールが近づくとロマン・ジイエンターエフ(カザフスタンナショナルチーム)、ピーター・マクドナルド(オーストラリア、ドラパック・ポルシェ)、ソ・ソクキュ(韓国、ソウルサイクリング)の3名が飛び出し、奉天宮の周回コースを逃げ続けた。

結局30名ほどに絞られたメイン集団は先頭3名の逃げ切りを許してしまい、最後はジイエンターエフがオーストラリアチャンピオンジャージのマクドナルドを下して勝利。ジイエンターエフは同時に総合トップに立った。

メイン集団はリーダージャージのパク・ソンホ(韓国、ソウルサイクリング)が先頭でゴール。スプリントに絡んだ辻善光(日本、マトリックス・パワータグ)が日本人最高位の10位に入っている。


ツール・ド・台湾2009第2ステージ結果 136km
1位 ロマン・ジイエンターエフ(カザフスタンナショナルチーム)3h12'02"
2位 ピーター・マクドナルド(オーストラリア、ドラパック・ポルシェ)
3位 ソ・ソクキュ(韓国、ソウルサイクリング)+02"
4位 パク・ソンホ(韓国、ソウルサイクリング)+33"
5位 ディーン・ウィンザー(オーストラリア、ドラパック・ポルシェ)
6位 クルジストフ・ジェゾウスキー(ポーランド、メリダヨーロッパ)
7位 アルドイノ・イレシチ(スロベニア、チームタイプ1)
8位 ディミトリ・グルージェフ(カザフスタンナショナルチーム)+35"
9位 クウォーク・ホーティン(香港、香港チーム)
10位 辻善光(日本、マトリックス・パワータグ)

個人総合成績
1位 ロマン・ジイエンターエフ(カザフスタンナショナルチーム)5h09'40"
2位 ピーター・マクドナルド(オーストラリア、ドラパック・ポルシェ)+06"
3位 ソ・ソクキュ(韓国、ソウルサイクリング)+07"
4位 パク・ソンホ(韓国、ソウルサイクリング)+31"
5位 アルドイノ・イレシチ(スロベニア、チームタイプ1)+38"
6位 クルジストフ・ジェゾウスキー(ポーランド、メリダヨーロッパ)+41"
7位 西谷泰治(日本、愛三工業レーシングチーム)
8位 ディミトリ・グルージェフ(カザフスタンナショナルチーム)+43"
9位 ワォン・カンポー(香港、香港チーム)+44"
10位 ダニエル・ブラウンシュタイン(オーストラリア、ドラパック・ポルシェ)

ポイント賞
パク・ソンホ(韓国、ソウルサイクリング)

アジアンライダー賞
ロマン・ジイエンターエフ(カザフスタンナショナルチーム)

チーム総合成績
ドラパック・ポルシェ

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