2017/10/20(金) - 16:18
ジャパンカップに参戦するトレック・セガフレードが記者会見を開き、アルベルト・コンタドール(スペイン)と別府史之、ジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー)の3名が抱負を語った。各選手のコメントを紹介する。
チームプレゼンテーションを前に記者会見に臨んだのは、クリテリウム3連覇に期待が掛かる別府史之と、昨年別府の好アシストを務めたジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー)、そしてブエルタ・ア・エスパーニャをもって現役から引退したアルベルト・コンタドール(スペイン)の3名。
渡航疲れで予定よりも早めに切り上げられたインタビューだったが、コンタドールは終始笑顔を交えながら質問に応えた。「犠牲を強いられるプロ生活を終えて、今は普段の生活をエンジョイできてる。その中で初めて日本に来ることができて嬉しい」とも。以下は3選手のコメント。
別府史之:「コンディションはとても良い。チームで狙えばクリテリウムで勝てる」
今回は土曜日にアルベルト選手が走るので盛り上がりに期待できますね。自分は今回スペシャルペイントのバイクに乗りますし、ジャスパー選手のような屈強なアシスト陣も付いてくれています。クリテリウム3連覇を目指したいですね。直前までツアー・オブ・ターキーを走ってきているのでコンディションはとても良い状態です。
クリテリウムではネイサン・ハース(オーストラリア、ディメンションデータ)が狙っているような雰囲気ですが、トレック・セガフレードが自分たちの走りをすれば結果が出ると信じています。ロードレースではBMCやロットNLユンボ、キャノンデール・ドラパックなどのチームがモチベーション高いですね。それらワールドチーム勢中心の展開となるはずなので、注意しなければいけない選手はたくさんいます。
今回は普段フランスにいる家族も来てくれている数少ない機会なので、そこでのモチベーションもあります。日曜日は雨予報でなおさら展開が予期できない部分もあるので、しっかり走りたいですね。
去年はファビアン(カンチェラーラ)選手にアシストされ、今年はアルベルト選手というビッグネームが僕の走りをサポートしてくれます。貴重な事ですし、アルベルト選手に対してはチームメイトだった2007年や、今年のクリテリウム・ドゥ・ドーフィネでは彼のために走ったのですが、それが今回は逆になります。彼に対しても忙しいスケジュールを縫って来日してくれたことに感謝しています。
アルベルト・コンタドール(スペイン)
今回が初来日。日本に来たいという希望はずっとあったけれど、それがやっと叶った。現役で、というわけでこそないけれど、トレック・セガフレードのメンバーとして来日できた事は嬉しいし、空港でもたくさんの出迎えを頂けたので嬉しく思っている。
明日のクリテリウムに対するモチベーションは大きいよ。自分自身どれだけクリテを走れるか興味がある。もちろんジャスパーやフミの方がクリテリウムの走りに長けているだろうけれど、非常に多くのファンが集まると聞いているし、その前で走ることが楽しみだ。
もちろん以前ほどたくさん練習はしていないけれど、クリテを走る以上身体のリズム崩さないように練習をしてきた。明日はスピードレースになる予定だけれど、そこにも照準を合わせてきた。たくさんスケジュールが詰まっている中での来日だけど、食事面でもカロリー制限はしていないし、エネルギーは満タンの状態さ(笑)。
これまでプロとしての生活は犠牲の上に成り立っていた。一日数時間のトレーニング、レース、休息の調整、食べ物のコントロール、一日3回の体重計測、食べ物のカロリーチェックなどなど、今はようやくそういうものから解き放たれた。今は美味しいワインを飲んだり、楽しい生活をエンジョイできているんだ。明日はブエルタ以降初めてのレースイベント。本当のラストレースは上海クリテリウムの予定だけれど、ここ日本で良い走りが出来れば良いと思っている。
ジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー)
非常に長いシーズンだったが、コンディションはそんなに悪くない。昨年はフミをアシストするという目標を叶えることができたが、今年も目標は同じような働きができれば良いと思っている。本戦は厳しいコースでの激しい戦いとなるだろうが、モチベーション高く望んでいきたい。今年は雨予報なので古賀志林道のダウンヒルも注意するポイントになる。モチベーションのある無しで結果が大きく左右されるだろう。
text:So.Isobe
photo:Yuichiro.Hosoda,Makoto.AYANO
チームプレゼンテーションを前に記者会見に臨んだのは、クリテリウム3連覇に期待が掛かる別府史之と、昨年別府の好アシストを務めたジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー)、そしてブエルタ・ア・エスパーニャをもって現役から引退したアルベルト・コンタドール(スペイン)の3名。
渡航疲れで予定よりも早めに切り上げられたインタビューだったが、コンタドールは終始笑顔を交えながら質問に応えた。「犠牲を強いられるプロ生活を終えて、今は普段の生活をエンジョイできてる。その中で初めて日本に来ることができて嬉しい」とも。以下は3選手のコメント。
別府史之:「コンディションはとても良い。チームで狙えばクリテリウムで勝てる」
今回は土曜日にアルベルト選手が走るので盛り上がりに期待できますね。自分は今回スペシャルペイントのバイクに乗りますし、ジャスパー選手のような屈強なアシスト陣も付いてくれています。クリテリウム3連覇を目指したいですね。直前までツアー・オブ・ターキーを走ってきているのでコンディションはとても良い状態です。
クリテリウムではネイサン・ハース(オーストラリア、ディメンションデータ)が狙っているような雰囲気ですが、トレック・セガフレードが自分たちの走りをすれば結果が出ると信じています。ロードレースではBMCやロットNLユンボ、キャノンデール・ドラパックなどのチームがモチベーション高いですね。それらワールドチーム勢中心の展開となるはずなので、注意しなければいけない選手はたくさんいます。
今回は普段フランスにいる家族も来てくれている数少ない機会なので、そこでのモチベーションもあります。日曜日は雨予報でなおさら展開が予期できない部分もあるので、しっかり走りたいですね。
去年はファビアン(カンチェラーラ)選手にアシストされ、今年はアルベルト選手というビッグネームが僕の走りをサポートしてくれます。貴重な事ですし、アルベルト選手に対してはチームメイトだった2007年や、今年のクリテリウム・ドゥ・ドーフィネでは彼のために走ったのですが、それが今回は逆になります。彼に対しても忙しいスケジュールを縫って来日してくれたことに感謝しています。
アルベルト・コンタドール(スペイン)
今回が初来日。日本に来たいという希望はずっとあったけれど、それがやっと叶った。現役で、というわけでこそないけれど、トレック・セガフレードのメンバーとして来日できた事は嬉しいし、空港でもたくさんの出迎えを頂けたので嬉しく思っている。
明日のクリテリウムに対するモチベーションは大きいよ。自分自身どれだけクリテを走れるか興味がある。もちろんジャスパーやフミの方がクリテリウムの走りに長けているだろうけれど、非常に多くのファンが集まると聞いているし、その前で走ることが楽しみだ。
もちろん以前ほどたくさん練習はしていないけれど、クリテを走る以上身体のリズム崩さないように練習をしてきた。明日はスピードレースになる予定だけれど、そこにも照準を合わせてきた。たくさんスケジュールが詰まっている中での来日だけど、食事面でもカロリー制限はしていないし、エネルギーは満タンの状態さ(笑)。
これまでプロとしての生活は犠牲の上に成り立っていた。一日数時間のトレーニング、レース、休息の調整、食べ物のコントロール、一日3回の体重計測、食べ物のカロリーチェックなどなど、今はようやくそういうものから解き放たれた。今は美味しいワインを飲んだり、楽しい生活をエンジョイできているんだ。明日はブエルタ以降初めてのレースイベント。本当のラストレースは上海クリテリウムの予定だけれど、ここ日本で良い走りが出来れば良いと思っている。
ジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー)
非常に長いシーズンだったが、コンディションはそんなに悪くない。昨年はフミをアシストするという目標を叶えることができたが、今年も目標は同じような働きができれば良いと思っている。本戦は厳しいコースでの激しい戦いとなるだろうが、モチベーション高く望んでいきたい。今年は雨予報なので古賀志林道のダウンヒルも注意するポイントになる。モチベーションのある無しで結果が大きく左右されるだろう。
text:So.Isobe
photo:Yuichiro.Hosoda,Makoto.AYANO
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