2017/09/08(金) - 16:01
1戦目の北京中心部から北西部の延慶区に場所を移して「千森杯」第2戦が開催され、平均スピード30km/hを超える男子エリートでは竹之内悠(Team Toyo Frame)が表彰台を僅かに逃す4位入賞。唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)も2戦連続でUCIポイントを確保した。
全長3.5kmのコースは前回と打って変わり、簡易舗装を含む林間コースのフラットセクションがメインで、高速コーナーやスタート後2つある階段+キャンバー下り、フライオーバー、凹凸のある路面などの要素を含むものの、高低差が約13mで全体的に常にペダリングを要するハイスピード&パワー系のレイアウト。
第1戦と同じメンバーの59名が出走したエリート男子は、1周目修了時に竹之内悠(Team Toyo Frame)を含む9名の先頭集団ができ、その後周回を重ねることに人数を減らしながら、終盤で単独アタックしたヨルベン・ヴァンティヘルト(ベルギー、エラ・サーカス)がそのままフィニッシュし、千森杯2連勝を達成。残り2周で1-2位が抜け出し竹之内は3-5位パックでレースを展開するものの、ペースが上がった最終周回でわずかに遅れてしまい、惜しくも表彰台まで2秒差の4位でレースを終えた。
最前列スタートで活躍が期待された小坂光(宇都宮ブリッツエンシクロクロスチーム)はスタート後に痛めた脚の影響でレースを途中棄権。レース前半を10位台で走行した織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)は、転倒した際に起こった機材トラブルで走行不能になりマイナス5ラップでレースを終えた。
同じく35名で争われたエリート女子は、第1戦の表彰台メンバー、ジョイス・ファンデルベーキン(ベルギー、スティーブンスプロサイクリング)、セレナ・ゴードン(アメリカ、ジャイアント・ファクトリーオフロードチーム)、エミリー・カチョレック(アメリカ、スクウィッド)の3名が最終局面までレースを展開し、男子同様に第1戦の覇者ファンデルベーキンが中国シクロクロス2連勝となる勝利を手にした。10位以内が目標と語っていた唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)はスタートで出遅れたものの、中盤以降トップグループを上回るラップで順位を上げて8位に入り、第1戦同様UCIポイントを獲得した。
日本選手団はレース後解散し、レース翌日9月7日(木)に各々、羽田、成田、関西の空港に向けて帰国した。以下は竹之内と唐見のコメントを紹介する。
竹之内悠コメント(Team Toyo Frame):
スタートは前回同様3列目からだったが上手く前に出ることができた。このコースは前で展開しないと縦に伸びてしまうため、スタートが決まり1周終了時点で先頭パック内の9位まで上がれたのでレースに加わることができた。
第1戦はスタート後の落車選手の影響で大きく遅れたが、ラップタイムは良かったのでスタートさえ上手くいけば前で走れる自信はあった。残り2周で3人パックの先頭を引いた後、最終周回中盤の上りでタイスのアタックに離されてしまい表彰台を逃してしまった。平均スピードが30km/hを超える高速レースでセッティングの経験値が足りてない部分があり細かいロスがでたのは課題なので、今回経験できたことを修正してヨーロッパ遠征にのぞみたい。
唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム):
スタートで出遅れてしまい焦ってしまった。その後はスピードの合う選手が見つからなかったので終始一人で走っていたけど集中して前を追えた。今回は試走2日間で日本人選手を含む速い選手と一緒に走り、ラインや走り方は少し改善できたこともあり、順位を上げることができたのはよかった。しかし、全日本やヨーロッパ遠征に向けては、フィジカル、テクニックともにまだまだ足りていないので、今後も足りないスキルを強化していきたい。
全長3.5kmのコースは前回と打って変わり、簡易舗装を含む林間コースのフラットセクションがメインで、高速コーナーやスタート後2つある階段+キャンバー下り、フライオーバー、凹凸のある路面などの要素を含むものの、高低差が約13mで全体的に常にペダリングを要するハイスピード&パワー系のレイアウト。
第1戦と同じメンバーの59名が出走したエリート男子は、1周目修了時に竹之内悠(Team Toyo Frame)を含む9名の先頭集団ができ、その後周回を重ねることに人数を減らしながら、終盤で単独アタックしたヨルベン・ヴァンティヘルト(ベルギー、エラ・サーカス)がそのままフィニッシュし、千森杯2連勝を達成。残り2周で1-2位が抜け出し竹之内は3-5位パックでレースを展開するものの、ペースが上がった最終周回でわずかに遅れてしまい、惜しくも表彰台まで2秒差の4位でレースを終えた。
最前列スタートで活躍が期待された小坂光(宇都宮ブリッツエンシクロクロスチーム)はスタート後に痛めた脚の影響でレースを途中棄権。レース前半を10位台で走行した織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)は、転倒した際に起こった機材トラブルで走行不能になりマイナス5ラップでレースを終えた。
同じく35名で争われたエリート女子は、第1戦の表彰台メンバー、ジョイス・ファンデルベーキン(ベルギー、スティーブンスプロサイクリング)、セレナ・ゴードン(アメリカ、ジャイアント・ファクトリーオフロードチーム)、エミリー・カチョレック(アメリカ、スクウィッド)の3名が最終局面までレースを展開し、男子同様に第1戦の覇者ファンデルベーキンが中国シクロクロス2連勝となる勝利を手にした。10位以内が目標と語っていた唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)はスタートで出遅れたものの、中盤以降トップグループを上回るラップで順位を上げて8位に入り、第1戦同様UCIポイントを獲得した。
日本選手団はレース後解散し、レース翌日9月7日(木)に各々、羽田、成田、関西の空港に向けて帰国した。以下は竹之内と唐見のコメントを紹介する。
竹之内悠コメント(Team Toyo Frame):
スタートは前回同様3列目からだったが上手く前に出ることができた。このコースは前で展開しないと縦に伸びてしまうため、スタートが決まり1周終了時点で先頭パック内の9位まで上がれたのでレースに加わることができた。
第1戦はスタート後の落車選手の影響で大きく遅れたが、ラップタイムは良かったのでスタートさえ上手くいけば前で走れる自信はあった。残り2周で3人パックの先頭を引いた後、最終周回中盤の上りでタイスのアタックに離されてしまい表彰台を逃してしまった。平均スピードが30km/hを超える高速レースでセッティングの経験値が足りてない部分があり細かいロスがでたのは課題なので、今回経験できたことを修正してヨーロッパ遠征にのぞみたい。
唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム):
スタートで出遅れてしまい焦ってしまった。その後はスピードの合う選手が見つからなかったので終始一人で走っていたけど集中して前を追えた。今回は試走2日間で日本人選手を含む速い選手と一緒に走り、ラインや走り方は少し改善できたこともあり、順位を上げることができたのはよかった。しかし、全日本やヨーロッパ遠征に向けては、フィジカル、テクニックともにまだまだ足りていないので、今後も足りないスキルを強化していきたい。
H3
千森杯2017第2戦
男子エリート
1位 | ヨルベン・ヴァンティヘルト(ベルギー、エラ・サーカス) | 1h01’10” |
2位 | マルセル・ヴィルトハーベル(スイス、スコット・スラム) | +07” |
3位 | タイス・ファンアメロンゲン(オランダ、DESTIL-ZZPR.nl) | +08” |
4位 | 竹之内悠(Team Toyo Frame) | +10” |
22位 | 小坂正則(スワコレーシングチーム) | +3'44" |
28位 | 斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT) | +5'25" |
32位 | 中里仁(Speedvagen Family Racing) | +5'38" |
37位 | 重田兼吾(Team CUORE) | +6'50" |
48位 | 向山浩司(SNEL CYCLOCROSS TEAM) | -5LAP |
50位 | 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) | -5LAP |
DNF | 小坂光(宇都宮ブリッツエンシクロクロスチーム) |
女子エリート
1位 | ジョイス・ファンデルベーキン(ベルギー、スティーブンスプロサイクリング) | 46’34” |
2位 | セレナ・ゴードン(アメリカ、ジャイアント・ファクトリーオフロードチーム) | +01" |
3位 | エミリー・カチョレック(アメリカ、スクウィッド) | +04" |
8位 | 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +1'26" |
26位 | 福本千佳(Live GARDEN Bici Stelle) | +4'38" |
32位 | 須藤むつみ(Ready Go JAPAN) | -1LAP |
text:斎藤朋寛
photo:阿部昌一
photo:阿部昌一
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