2017/09/04(月) - 15:02
9/3(日)、中国の北京で5回目となるシクロクロスのUCIクラス1レース「千森杯」が開催された。選手11名で臨んだ日本勢では竹之内悠(Team Toyo Frame)と唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)がUCIポイントを獲得した。
千森杯の1戦目が行われた豊台地区は北京市中心部から西に位置し、北京国際空港からバスで約1時間ほど。滞在しているホテルから会場まで約9kmの道のりを選手達は自走で移動し、予備機材はメカニックがバスに積込み会場まで持ち込んだ。
コースは北宮国家森林公園の一部を使用し、スタート&フィニッシュ地点の平地エリアをベースに、標高差15mと25mの2つのループを林間コースに設置した1周2.5km。滑りやすいコーナーや脚力の必要な登坂、ギアが回りきるほどハイスピードなダウンヒルセクションなど、テクニカルかつフィジカルも要求される。天気予報が示した当日の気温は28℃と高めで、路面も乾燥していて砂埃が立ち、多くの選手がボトルに水を用意して挑んだ。
ベルギー、オランダ、アメリカ、オーストラリアなどから集まった59名が出走したエリート男子は、スタート直後に落車があり有力選手の位置取りに若干影響があったものの、BMXのベルギー国内タイトル獲得経験のある23歳の若手、ヨルベン・ヴァンティヘルト(ベルギー、エラ・サーカス)が、昨年の勝者であり、今回の参加者で最も高いUCIランキングを持つマルセル・ヴィルトハーベル(スイス、スコット・スラム)に13秒の差をつけて優勝した。
35名で争われたエリート女子は、ベルギー最高峰のシクロクロスシリーズ、スーパープレスティージュでトップ10内に入る実績を持つジョイス・ファンデルベーキン(ベルギー、スティーブンスプロサイクリング)が、主に米国内で活動するセレナ・ゴードン(アメリカ、ジャイアント・ファクトリーオフロードチーム)とエミリー・カチョレック(アメリカ、スクウィッド)との三つ巴のバトルを最終周回で制して優勝し、男女ともにベルギー勢が千森杯の初戦を制した。
日本からは大会側のセレクションで選ばれたエリート男子8名、女子3名が参加し、エリート男子では竹之内悠(東洋フレーム)が日本人最高位となる7位に。エリート女子では唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が11位になり、ともに上位15位までに与えられるUCIポイントを獲得した。また、今年2月のシクロクロス東京に出場したスクウィッドのカチョレックとクラークが男女それぞれ3位で表彰台に登っている。
次戦は、9/6(水)に場所を移して万里の長城近くにある観光の町、延慶地区で開催される。以下は竹之内と唐見のコメント。
竹之内悠(Team Toyo Frame):
スタート直後落車があった影響で、30番くらいまで埋もれてしまった。コースが幅の広くないコーナーが多いコースだったので全体的にコーナーでは無理をせず、コースの中盤から後半にかける長めの上りでしっかり踏んで、前のパックに合流を繰り返した。落車で埋もれたおかげで、今日は気持ちをしっかり切り替えられたので終始ポジティブなレースができたし、今シーズンに向けて昨年までとは違う取り組みをしていたのが、良い方向に向かっていることも今日確認できたのは数字とは別に収穫だった。
次戦も臨機応変にどんな形になっても良い結果と内容を伴うレースをする努力をしたい。
唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム):
今回中国遠征を決めたのは、今シーズン全日本に向けての準備のスタートと、年末にチームでオランダ遠征が決定しているのでUCIポイントの獲得が目的で参戦した。レースは、中盤から集中が切れてしまいミスを連発してしまったのが悔やまれる。参加メンバーとのフィジカルレベルでは、最低でもトップ10には入りたいので、次戦はできることを修正してのぞみたい。
千森杯の1戦目が行われた豊台地区は北京市中心部から西に位置し、北京国際空港からバスで約1時間ほど。滞在しているホテルから会場まで約9kmの道のりを選手達は自走で移動し、予備機材はメカニックがバスに積込み会場まで持ち込んだ。
コースは北宮国家森林公園の一部を使用し、スタート&フィニッシュ地点の平地エリアをベースに、標高差15mと25mの2つのループを林間コースに設置した1周2.5km。滑りやすいコーナーや脚力の必要な登坂、ギアが回りきるほどハイスピードなダウンヒルセクションなど、テクニカルかつフィジカルも要求される。天気予報が示した当日の気温は28℃と高めで、路面も乾燥していて砂埃が立ち、多くの選手がボトルに水を用意して挑んだ。
ベルギー、オランダ、アメリカ、オーストラリアなどから集まった59名が出走したエリート男子は、スタート直後に落車があり有力選手の位置取りに若干影響があったものの、BMXのベルギー国内タイトル獲得経験のある23歳の若手、ヨルベン・ヴァンティヘルト(ベルギー、エラ・サーカス)が、昨年の勝者であり、今回の参加者で最も高いUCIランキングを持つマルセル・ヴィルトハーベル(スイス、スコット・スラム)に13秒の差をつけて優勝した。
35名で争われたエリート女子は、ベルギー最高峰のシクロクロスシリーズ、スーパープレスティージュでトップ10内に入る実績を持つジョイス・ファンデルベーキン(ベルギー、スティーブンスプロサイクリング)が、主に米国内で活動するセレナ・ゴードン(アメリカ、ジャイアント・ファクトリーオフロードチーム)とエミリー・カチョレック(アメリカ、スクウィッド)との三つ巴のバトルを最終周回で制して優勝し、男女ともにベルギー勢が千森杯の初戦を制した。
日本からは大会側のセレクションで選ばれたエリート男子8名、女子3名が参加し、エリート男子では竹之内悠(東洋フレーム)が日本人最高位となる7位に。エリート女子では唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が11位になり、ともに上位15位までに与えられるUCIポイントを獲得した。また、今年2月のシクロクロス東京に出場したスクウィッドのカチョレックとクラークが男女それぞれ3位で表彰台に登っている。
次戦は、9/6(水)に場所を移して万里の長城近くにある観光の町、延慶地区で開催される。以下は竹之内と唐見のコメント。
竹之内悠(Team Toyo Frame):
スタート直後落車があった影響で、30番くらいまで埋もれてしまった。コースが幅の広くないコーナーが多いコースだったので全体的にコーナーでは無理をせず、コースの中盤から後半にかける長めの上りでしっかり踏んで、前のパックに合流を繰り返した。落車で埋もれたおかげで、今日は気持ちをしっかり切り替えられたので終始ポジティブなレースができたし、今シーズンに向けて昨年までとは違う取り組みをしていたのが、良い方向に向かっていることも今日確認できたのは数字とは別に収穫だった。
次戦も臨機応変にどんな形になっても良い結果と内容を伴うレースをする努力をしたい。
唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム):
今回中国遠征を決めたのは、今シーズン全日本に向けての準備のスタートと、年末にチームでオランダ遠征が決定しているのでUCIポイントの獲得が目的で参戦した。レースは、中盤から集中が切れてしまいミスを連発してしまったのが悔やまれる。参加メンバーとのフィジカルレベルでは、最低でもトップ10には入りたいので、次戦はできることを修正してのぞみたい。
H3
千森杯2017第1戦
男子エリート
1位 | ヨーベン・ヴァンティヘルト(ベルギー、エラ・サーカス) | 1h03'10" |
2位 | マルセル・ヴィルトハーベル(スイス、スコット・スラム) | +13" |
3位 | アンソニー・クラーク(アメリカ、スクィッド) | +35" |
7位 | 竹之内悠(Team Toyo Frame) | +1'23" |
19位 | 小坂光(宇都宮ブリッツエンシクロクロスチーム) | +2'57" |
24位 | 小坂正則(スワコレーシングチーム) | +3'54" |
25位 | 織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +4'03" |
30位 | 中里仁(Speedvagen Family Racing) | +5'05" |
34位 | 重田兼吾(Team CUORE) | +5'24" |
38位 | 斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT) | +6'00" |
47位 | 向山浩司(SNEL CYCLOCROSS TEAM) | -4Lap |
女子エリート
1位 | ジョイス・ファンデルベーキン(ベルギー、スティーブンスプロサイクリング) | 39'38" |
2位 | セレナ・ゴードン(アメリカ、ジャイアント・ファクトリーオフロードチーム) | +06" |
3位 | エミリー・カチョレック(アメリカ、スクウィッド) | +08" |
11位 | 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +2'07" |
24位 | 福本千佳(Live GARDEN Bici Stelle) | +5'35" |
26位 | 須藤むつみ(Ready Go JAPAN) | +6'41" |
text:斎藤 朋寛
photo:阿部 昌一
photo:阿部 昌一
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