2017/08/26(土) - 12:02
マテイ・モホリッチ(スロベニア、UAEチームエミレーツ)が独走勝利を飾ったブエルタ第7ステージ。逃げメンバーのコメントや、アルベルト・コンタドール(スペイン、トレック・セガフレード)が語る週末の展望を紹介する。
ステージ優勝:マテイ・モホリッチ(スロベニア、UAEチームエミレーツ)
信じられない気分だよ!暫く勝利から遠ざかっていたのでとても嬉しい。別の日にも逃げに加わっていたけれど、その時はコースが自分向きではなくてベストを尽くしたものの4位に終わってしまっていた。今日はとても体調が良かったこともあってチームが逃げに送り込んでくれ、そのあとは終盤に向けてなるべくエネルギーを消費しないように努めていたんだ。単独となってからは自分のダウンヒルスキルを活かすことができた。チャンスをくれたチームに報いる勝利になったよ。
ステージ2位のパウェル・ポリャンスキー(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ)
逃げグループは上手く機能していて、全員が最後の登りを待っていた。モホリッチが先頭に出た時、自分の調子は良かったけれどホセホアキン・ロハスを一緒に連れて行きたくなかったので、少し躊躇してしまった。ダウンヒルでは一緒に居た他の2人が全力で牽かなかったんだ。モホリッチは非常に強かったので捉えることができなかった。自分の調子はいい。ブエルタの先はまだ長く、多くのチャンスが訪れるはずだ。チームの為にも勝ちたいので、トライし続けるつもりだ。
ステージ3位のホセ・ロハス(スペイン、モビスター)
数秒差で勝利を逃したことはとても悲しいけれど、その日強い選手が勝利するだけだ。モホリッチは今日コース上でベストな選手だった。彼を祝福するよ。モホリッチは登りが最も厳しくなる前にアタックしていた。登りの頂上で彼を捉えることができたが、その時点でもうへとへとに疲れてしまっていた。コーナーを抜けた後差をつけられたが、残りの選手たちは協調しなかった。危険な動きだということはわかっていたが、少しの間だけ躊躇ってしまい、モホリッチが勝てるだけの猶予を与えてしまったんだ。
自分の調子は良い。ブエルタはまだ1週間で、我々はまだ戦える脚が残っている。今日は強力なライバルに逃げられてしまったが、レースは終わっていない。ステージ優勝は何にも変えられない価値があるから、それを目指して戦い続けるよ。
総合7位に上がったイェツセ・ボル(オランダ、マンサナ・ポストボン)
とてもハッピー。このステージで私の相棒となってくれたアルデマル・レイエスと他のチームメイト達の働きには非常に感謝している。僕らの今日の目標だった逃げに乗ることだけではなく、そこで積極的に走ることが出来た。逃げメンバーが集団に追いつかれることがなかったのでステージ優勝も考えたけれど、なかなか難しい。素晴らしいチームワークのお陰で、総合7位になり、レース中には僕の人生で始めてブエルタのバーチャルリーダーになることが出来た。
山岳賞2位に浮上したトーマス・デヘント(ベルギー、ロット・ソウダル)
スタート後、逃げがすぐに出来て、うまくローテーションを回すことが出来たよ。7分のリードを得る事ができてもなお僕らの勢いが収まることはなかった。僕は最後の登りが重要なことは知っていたから、エネルギーを節約したかった。その前の攻撃は無意味だったね。誰もが登りを全力で登っていたけど、モホリッチは少しずつ確実にリードを広げていった。彼は逃げグループの選手の中でも脚を少し残していたようだ。
最も強い選手が今日勝利したことは明らかだ。モホリッチは非常に熟練したテクニックを持つダウンヒラーとして知られているから、下りでそのタイムギャップを埋めることは出来なかった。僕は最後の平坦路でチャンスを得たけど、ラスト1kmの時点で可能性が無いことが分かった。
僕は今日できるだけのことをしたし、ステージ優勝だけを目指していたので、トップ3に入ることには執着しなかったんだ。でも毎日脚の調子は良くなっているし、ツールが終わって以来初めてのレースとなるこのブエルタで攻撃を続けて行きたいと思っている。
総合首位のクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)
今日は全てをコントロール下に置き続けることができたと思う。昨日ほどクレイジーな展開ではなかったし、イアン・スタナードとクリスティアン・クネースがプロトンを牽き切ってくれた。彼らに大きな感謝を伝えたい。彼らのお陰で私はまだ総合首位だ。明日はフィニッシュ前の18%の登りで、総合成績の争いが起こるはずだ。
アルベルト・コンタドール(スペイン、トレック・セガフレード)
明日と日曜日は脚のある選手にとっては美しい日になるはず。だからだからロングステージとなった今日からどれだけ回復できているかが鍵となる。フルームはもうこれ以上タイム差は要らないと言うけれど、僕個人としては彼はもっとリードが欲しいと感じているはずだ。なぜならグランツールにおいては少しのタイムロスが後々響くことになるから。彼に少しのトラブルでも起きればライバル達にリードを奪われるだろう。彼はタイムトライアルが速いけれど、まだまだたくさんのステージが残っている。だからフルームは間違いなくどこかで仕掛けてくるはずだ。
text:CW編集部
ステージ優勝:マテイ・モホリッチ(スロベニア、UAEチームエミレーツ)
信じられない気分だよ!暫く勝利から遠ざかっていたのでとても嬉しい。別の日にも逃げに加わっていたけれど、その時はコースが自分向きではなくてベストを尽くしたものの4位に終わってしまっていた。今日はとても体調が良かったこともあってチームが逃げに送り込んでくれ、そのあとは終盤に向けてなるべくエネルギーを消費しないように努めていたんだ。単独となってからは自分のダウンヒルスキルを活かすことができた。チャンスをくれたチームに報いる勝利になったよ。
ステージ2位のパウェル・ポリャンスキー(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ)
逃げグループは上手く機能していて、全員が最後の登りを待っていた。モホリッチが先頭に出た時、自分の調子は良かったけれどホセホアキン・ロハスを一緒に連れて行きたくなかったので、少し躊躇してしまった。ダウンヒルでは一緒に居た他の2人が全力で牽かなかったんだ。モホリッチは非常に強かったので捉えることができなかった。自分の調子はいい。ブエルタの先はまだ長く、多くのチャンスが訪れるはずだ。チームの為にも勝ちたいので、トライし続けるつもりだ。
ステージ3位のホセ・ロハス(スペイン、モビスター)
数秒差で勝利を逃したことはとても悲しいけれど、その日強い選手が勝利するだけだ。モホリッチは今日コース上でベストな選手だった。彼を祝福するよ。モホリッチは登りが最も厳しくなる前にアタックしていた。登りの頂上で彼を捉えることができたが、その時点でもうへとへとに疲れてしまっていた。コーナーを抜けた後差をつけられたが、残りの選手たちは協調しなかった。危険な動きだということはわかっていたが、少しの間だけ躊躇ってしまい、モホリッチが勝てるだけの猶予を与えてしまったんだ。
自分の調子は良い。ブエルタはまだ1週間で、我々はまだ戦える脚が残っている。今日は強力なライバルに逃げられてしまったが、レースは終わっていない。ステージ優勝は何にも変えられない価値があるから、それを目指して戦い続けるよ。
総合7位に上がったイェツセ・ボル(オランダ、マンサナ・ポストボン)
とてもハッピー。このステージで私の相棒となってくれたアルデマル・レイエスと他のチームメイト達の働きには非常に感謝している。僕らの今日の目標だった逃げに乗ることだけではなく、そこで積極的に走ることが出来た。逃げメンバーが集団に追いつかれることがなかったのでステージ優勝も考えたけれど、なかなか難しい。素晴らしいチームワークのお陰で、総合7位になり、レース中には僕の人生で始めてブエルタのバーチャルリーダーになることが出来た。
山岳賞2位に浮上したトーマス・デヘント(ベルギー、ロット・ソウダル)
スタート後、逃げがすぐに出来て、うまくローテーションを回すことが出来たよ。7分のリードを得る事ができてもなお僕らの勢いが収まることはなかった。僕は最後の登りが重要なことは知っていたから、エネルギーを節約したかった。その前の攻撃は無意味だったね。誰もが登りを全力で登っていたけど、モホリッチは少しずつ確実にリードを広げていった。彼は逃げグループの選手の中でも脚を少し残していたようだ。
最も強い選手が今日勝利したことは明らかだ。モホリッチは非常に熟練したテクニックを持つダウンヒラーとして知られているから、下りでそのタイムギャップを埋めることは出来なかった。僕は最後の平坦路でチャンスを得たけど、ラスト1kmの時点で可能性が無いことが分かった。
僕は今日できるだけのことをしたし、ステージ優勝だけを目指していたので、トップ3に入ることには執着しなかったんだ。でも毎日脚の調子は良くなっているし、ツールが終わって以来初めてのレースとなるこのブエルタで攻撃を続けて行きたいと思っている。
総合首位のクリストファー・フルーム(イギリス、チームスカイ)
今日は全てをコントロール下に置き続けることができたと思う。昨日ほどクレイジーな展開ではなかったし、イアン・スタナードとクリスティアン・クネースがプロトンを牽き切ってくれた。彼らに大きな感謝を伝えたい。彼らのお陰で私はまだ総合首位だ。明日はフィニッシュ前の18%の登りで、総合成績の争いが起こるはずだ。
アルベルト・コンタドール(スペイン、トレック・セガフレード)
明日と日曜日は脚のある選手にとっては美しい日になるはず。だからだからロングステージとなった今日からどれだけ回復できているかが鍵となる。フルームはもうこれ以上タイム差は要らないと言うけれど、僕個人としては彼はもっとリードが欲しいと感じているはずだ。なぜならグランツールにおいては少しのタイムロスが後々響くことになるから。彼に少しのトラブルでも起きればライバル達にリードを奪われるだろう。彼はタイムトライアルが速いけれど、まだまだたくさんのステージが残っている。だからフルームは間違いなくどこかで仕掛けてくるはずだ。
text:CW編集部
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