2012年のツール・ド・フランス覇者であるブラドレー・ウィギンズ(イギリス、チームウィギンス)が、ボート競技で2020年に開催される東京オリンピックに出場を目指すと発言した。



ボート競技で東京オリンピックを目指す可能性を示唆したブラドレー・ウィギンズ(イギリス)ボート競技で東京オリンピックを目指す可能性を示唆したブラドレー・ウィギンズ(イギリス) photo:Bettini
リオ五輪 男子チームパーシュートではイギリスチームを金メダルに導いたリオ五輪 男子チームパーシュートではイギリスチームを金メダルに導いた photo:Bettiniイギリス最大のニュースメディアBBCが報じたところによると、ウィギンズはボート競技での東京オリンピック2020参加に向け、今年の12月にロンドンで行われる全英室内ローイング選手権(室内で行えるボート漕艇マシンを使った競技)に出場する予定であると明かした。

2020年の東京オリンピック時には40歳となるウィギンズだが、BBCの記者に対し、「時間が無く、妄想的と思われてしまうかもしれないが、(漕艇マシン上のパワーなどの)数字はかなり良い値を記録している」とコメント。トレーニングは友人でありボート競技のオリンピック金メダリストでもあるジェームス・クラックネル氏に指導してもらっているという。

イギリス・マンチェスターで行われた企業のイベントでは「自転車競技を引退した後、健康のために室内で行えるマシンローイングを始めたんだ。そうしたらパワー数値が結構良い値を記録し始めたから、今では専門的に週7日のトレーニングを行っているんだ。本当にメダルを取る競技レベルまで行けるかどうか、これから見極めるつもりだよ。もし金メダルが取れたら6個目のオリンピック金メダルと言う事になるね。」と話したという。

ウィギンズは2000年のシドニー大会から数えて合計8つのメダルを獲得しており、昨年のリオ五輪では自転車トラック競技の団体追い抜きで金メダルの数を5個に増やしている。

text:Kosuke.Kamata

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