2017/05/18(木) - 11:16
大きな逃げ切りが決まったジロ・デ・イタリア第11ステージ。少人数のスプリントを制したオマール・フライレ(スペイン、ディメンションデータ)を中心に、逃げに入った選手と総合勢のコメントを紹介しよう。
オマール・フライレ(スペイン、ディメンションデータ)
今日の結果は信じられないほど嬉しいよ!まだ夢の中にいるみたいだ。今日のステージが自分に向いているということは分かっていた。コースプロフィールを見て、このステージにチェックを入れていたんだ。”17”は僕のラッキーナンバーなんだ。今朝、ガールフレンドに電話していたら「今日はあなたの日よ」と言われたんだよ。彼女は正しかったね!
ランダがアタックを仕掛けた時、ついていくことが最善だと思えたんだ。追走グループに捕まった後は、ライバル達が最後の登りでアタックしていたけれど、出来るだけペースを崩さず力を溜めて山頂付近でアタックを仕掛けたんだ。スプリントでは、ルイ・コスタが最大の壁になると分かっていた。でも、今日は僕が速かったね。キャリアで最高の一日になったよ。
ルイ・コスタ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)
今日は逃げに乗ることを最も重要視していたし、そのために全力を投入した。アタックし、そして勝利するためにベストを尽くしたけれど、最後の最後では届かなかったね。このステージで勝ちきれなかったことには、とてもがっかりしている。でも、大丈夫。まだジロは続くし、同じようなチャンスのあるステージもいくつか残っている。とにかく集中して走ることが一番大切なことだ。
タネル・カンゲルト(エストニア、アスタナ)
今日はとても厳しいステージになると知っていた。自分と(ダリオ・)カタルドのどちらもが逃げに乗るために集団の前方に位置取りしていた。ラスト2kmでは、3人の先頭集団がそこまで離れていないと知って、ブリッジをかけた。カタルドが完璧なチームプレイをしてくれたこと、そしてわずかな登り勾配と向かい風が吹いていたから追いつくことが出来た。とにかく、総合成績で2分を取り返すことができたのはとても満足しているよ。
ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、バーレーン・メリダ)
第8ステージでは2位で今日は5位。コンディションは非常に上がっているけど、正しい方向に行かないものが常にある。少しだけ幸運が必要だね。カンゲルトがアタックを仕掛けた時、私はフォローせず少し待ちましたが、短いストレートで仕掛けたときは遅すぎた。
トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)
今日のステージは我々が予想したとおりの展開となった。最初の登りで逃げ集団が形成されるまではハードだったけれど、ストレスとは感じなかった。ローレンス(テンダム)が前にいると、私は守られていると強く感じるんだ。
総合成績のタイム差は余裕がある。ライバルたちは山で私に対してタイム差を縮めないといけないから、プレッシャーは彼らのほうが大きいはず。ただ、私は全ての登りを知っているわけではなくて、2015年のトレーニングキャンプで登ったモルティローロとステルヴィオしか走った経験はないんだ。でも、ビデオで予習できるので恐れることはないはずだ。
ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
有力な総合勢の中で弱さを見せた選手はいなかったけれど、今日のように長く激しいステージは全員から平等にエネルギーを奪っていく。私たちは、どんなチャンスも逃さずに動いていくつもりだよ。
アンドレイ(・アマドール)が2分差を取り返すことができたのはチームにとってもいい結果だ。土曜日のオローパ山頂フィニッシュでは、タイム差を返上するつもりだよ。
アンドレイ・アマドール(コスタリカ、モビスター)
我々が逃げる動きを見せた時にリーダーチームがどう動くか見るために、集団の先頭でスタートした。エスケープグループが上手く抜け出した時に、カンゲルトと一緒にジャンプアップ。結果的にその逃げが容認されたんだ。問題は多くのライダーが先頭にでなかったため、メイン集団とのタイム差を広げる事ができなかったこと。
ステージ優勝のために戦えないことは少し残念だ。1日中先頭交代に加わっていたから、全てを得ることはできないよね。我々の目的はレースを緊張させ、速くすることでサンウェブの動きをみることだった。彼らは上手く対応していたようだね。フィニッシュでは大きなギャップもなかったけれど、全員にとってタフな1日だったよ。
ナイロの総合優勝を狙うというただ一つの目的にとって、僕の総合成績があがったことは価値があることだと思う。総合上位を狙うライダーにとって、僕は危険な存在となったはずだ。僕の脚とチームメートたちの仕事が上手くいき、可能な限りナイロのそばにいられることを願うよ。
ゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)
次の2日間をどのように過ごせるか、それによってこのジロの明確なイメージを掴めるようになるだろうね。イージーなステージが2日続くのは、私にとってはとても有利に働くはず。とにかく一日中苦しかったね、膝も痛むし、フィニッシュするだけで全力を尽くしている状態だよ。昨日よりも辛かったよ。タイムトライアルは1時間もかからなかったけれど、今日は4時間半も苦しみ続けていたんだ。
ステフェン・クライスヴァイク(オランダ、ロットNLユンボ)
どうすれば良かったんだろう。ここ最近、調子の良さを感じないけれど、まだ皆は希望を捨てていない。去年のようには走れていないんだ。今日はトリッキーなステージだったけれど、登りでは先頭グループにいるべきだった。
思い通りに走れなかったことはとてもつらい。このジロには大きな目標を立てていただけに、今の状況にフラストレーションが溜まっているよ。
text:Naoki.YASUOKA、Gakuto.Fujiwara
オマール・フライレ(スペイン、ディメンションデータ)
今日の結果は信じられないほど嬉しいよ!まだ夢の中にいるみたいだ。今日のステージが自分に向いているということは分かっていた。コースプロフィールを見て、このステージにチェックを入れていたんだ。”17”は僕のラッキーナンバーなんだ。今朝、ガールフレンドに電話していたら「今日はあなたの日よ」と言われたんだよ。彼女は正しかったね!
ランダがアタックを仕掛けた時、ついていくことが最善だと思えたんだ。追走グループに捕まった後は、ライバル達が最後の登りでアタックしていたけれど、出来るだけペースを崩さず力を溜めて山頂付近でアタックを仕掛けたんだ。スプリントでは、ルイ・コスタが最大の壁になると分かっていた。でも、今日は僕が速かったね。キャリアで最高の一日になったよ。
ルイ・コスタ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)
今日は逃げに乗ることを最も重要視していたし、そのために全力を投入した。アタックし、そして勝利するためにベストを尽くしたけれど、最後の最後では届かなかったね。このステージで勝ちきれなかったことには、とてもがっかりしている。でも、大丈夫。まだジロは続くし、同じようなチャンスのあるステージもいくつか残っている。とにかく集中して走ることが一番大切なことだ。
タネル・カンゲルト(エストニア、アスタナ)
今日はとても厳しいステージになると知っていた。自分と(ダリオ・)カタルドのどちらもが逃げに乗るために集団の前方に位置取りしていた。ラスト2kmでは、3人の先頭集団がそこまで離れていないと知って、ブリッジをかけた。カタルドが完璧なチームプレイをしてくれたこと、そしてわずかな登り勾配と向かい風が吹いていたから追いつくことが出来た。とにかく、総合成績で2分を取り返すことができたのはとても満足しているよ。
ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、バーレーン・メリダ)
第8ステージでは2位で今日は5位。コンディションは非常に上がっているけど、正しい方向に行かないものが常にある。少しだけ幸運が必要だね。カンゲルトがアタックを仕掛けた時、私はフォローせず少し待ちましたが、短いストレートで仕掛けたときは遅すぎた。
トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)
今日のステージは我々が予想したとおりの展開となった。最初の登りで逃げ集団が形成されるまではハードだったけれど、ストレスとは感じなかった。ローレンス(テンダム)が前にいると、私は守られていると強く感じるんだ。
総合成績のタイム差は余裕がある。ライバルたちは山で私に対してタイム差を縮めないといけないから、プレッシャーは彼らのほうが大きいはず。ただ、私は全ての登りを知っているわけではなくて、2015年のトレーニングキャンプで登ったモルティローロとステルヴィオしか走った経験はないんだ。でも、ビデオで予習できるので恐れることはないはずだ。
ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)
有力な総合勢の中で弱さを見せた選手はいなかったけれど、今日のように長く激しいステージは全員から平等にエネルギーを奪っていく。私たちは、どんなチャンスも逃さずに動いていくつもりだよ。
アンドレイ(・アマドール)が2分差を取り返すことができたのはチームにとってもいい結果だ。土曜日のオローパ山頂フィニッシュでは、タイム差を返上するつもりだよ。
アンドレイ・アマドール(コスタリカ、モビスター)
我々が逃げる動きを見せた時にリーダーチームがどう動くか見るために、集団の先頭でスタートした。エスケープグループが上手く抜け出した時に、カンゲルトと一緒にジャンプアップ。結果的にその逃げが容認されたんだ。問題は多くのライダーが先頭にでなかったため、メイン集団とのタイム差を広げる事ができなかったこと。
ステージ優勝のために戦えないことは少し残念だ。1日中先頭交代に加わっていたから、全てを得ることはできないよね。我々の目的はレースを緊張させ、速くすることでサンウェブの動きをみることだった。彼らは上手く対応していたようだね。フィニッシュでは大きなギャップもなかったけれど、全員にとってタフな1日だったよ。
ナイロの総合優勝を狙うというただ一つの目的にとって、僕の総合成績があがったことは価値があることだと思う。総合上位を狙うライダーにとって、僕は危険な存在となったはずだ。僕の脚とチームメートたちの仕事が上手くいき、可能な限りナイロのそばにいられることを願うよ。
ゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)
次の2日間をどのように過ごせるか、それによってこのジロの明確なイメージを掴めるようになるだろうね。イージーなステージが2日続くのは、私にとってはとても有利に働くはず。とにかく一日中苦しかったね、膝も痛むし、フィニッシュするだけで全力を尽くしている状態だよ。昨日よりも辛かったよ。タイムトライアルは1時間もかからなかったけれど、今日は4時間半も苦しみ続けていたんだ。
ステフェン・クライスヴァイク(オランダ、ロットNLユンボ)
どうすれば良かったんだろう。ここ最近、調子の良さを感じないけれど、まだ皆は希望を捨てていない。去年のようには走れていないんだ。今日はトリッキーなステージだったけれど、登りでは先頭グループにいるべきだった。
思い通りに走れなかったことはとてもつらい。このジロには大きな目標を立てていただけに、今の状況にフラストレーションが溜まっているよ。
text:Naoki.YASUOKA、Gakuto.Fujiwara
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