2017/05/06(土) - 10:41
予想外の勝利に幕を上げた100回目のジロ・デ・イタリア。金星を得たルーカス・ペストルベルガー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)をはじめとした各選手のコメントをお伝えしよう。
プロ初勝利を挙げたルーカス・ペストルベルガー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)
一日を通して風が吹いていたから、かなりハードなステージだった。僕らは逃げにチェザーレ・ベネデッティを送り込んでいたから、フィニッシュに向けて温存することが出来た。自分の調子がいいのはわかっていたけれど、それでも驚きを隠せないよ。サム・ベネットのためにリードアウトをする計画だったけれど、彼と離れてしまったんだ。ギャップが生まれた瞬間に、彼が無線を通して『行け!ルーカス、行け!』と叫ぶのが聞こえて、自分自身で勝負することを決めた。とにかく全力で踏み続けたよ。
チームはすべてのジャージを手に入れていて、ジロにおいて最高の1日になった。僕のキャリアにおいてもとても大きな勝利だよ。プロ初勝利が初めてのグランツールの初日にやってくるなんて。自分が成し遂げたことを実感するのに、しばらくの時間がかかるだろうね。全く計画になかった勝利だけど、これが自転車競技というものだ。
スプリントの先頭をとったカレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・スコット)
今日はペストルベルガーの強烈な動きによって、集団は目まぐるしいフィニッシュとなった。時には一瞬の躊躇のせいで敗れることもあるさ。ピンクジャージ(マリア・ローザ)を着る機会なんて滅多にないことだから、今日の2位という結果は自分にとってほろ苦いものになってしまった。でも、まだまだレースはこれからだ。
3位のアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル)
ラストは状況が目まぐるしく変わり、僕らはチームでまとまって走ることが出来なかった。ジャスパー・デブイストが僕を良いポジションまで導いてくれたが、ペストルベルガーのアタックはとても強力なものだった。彼は今年E3ハーレルベーケで5位にもなっており、強い事は知っていたが、勝利のためスプリントをしたい集団の前に残ることは生半可なことではない。僕もマリアローザを着用するためにスプリントしたが、今日はペストルベルガーが最も強かった。我々のチームは今後数日のうちに別のチャンスにチャレンジするつもりだ。
4位に入ったジャコモ・ニッツォーロ(イタリア、トレック・セガフレード)
驚くべき展開だったと思うけれど、今日のようにコーナーが続くフィニッシュのレイアウトだと稀に起こるケースでもあるね。チームが失敗したなんてことは全く思ってないよ。僕らはしっかりとトレインを組んで、良いポジションをキープ出来ていた。とてもテクニカルなフィニッシュで、僕が勝つためにはライバルを利用する必要があった。自分が何かミスを犯したとは思っていない、ただ脚が無かっただけだ。
今日のようなステージでは、ポジショニングが大切。とてもいい位置につけていたけど、少し調子が良くなかったね。とにかく、今日は特にミスもなくポジション取りにも成功していたから、おおむね満足している。あとはコンディションが上がっていくことを願っている。とにかく冷静にトライしていく中で、勝利を掴めることができたらいいね。
山岳賞を獲得したチェザーレ・ベネデッティ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)
スタートから逃げが形成されることは明らかだった。僕らの計画は出来うる限りの成績を掴むために戦うということだった。だから逃げに乗り、そしてすべてのKOMを獲得するために戦った。エスケープグループではKOM争いに向けて集中していたよ。この100周年のジロで山岳ジャージを着ることが出来てとても幸せさ。その上、ルーカスと共にポディウムに立てたなんて、もう信じられないほどさ。チームにとって最高の一日だね。
落車してタイムを失ったステフェン・クライスヴァイク(オランダ、ロットNLユンボ)
初日からタイムを失うなんて非常に残念だ。フィニッシュ直前は慌ただしいものだったが、それ以外はイージーな日だったんだ。落車直後にチームメイトのヨス・ファンエムデンとともにプロトンに戻ることができたが、さらに先の先頭集団からは離されていてどうすることもできなかった。
ツール・ド・ヨークシャーでの落車のダメージからは完全に回復している。ただ、まだメンタルが追いついてないんだ。集団スプリントでクラッシュするリスクは今はまだ避けたいね。
text:CW編集部
photo:CorVos
プロ初勝利を挙げたルーカス・ペストルベルガー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ)
一日を通して風が吹いていたから、かなりハードなステージだった。僕らは逃げにチェザーレ・ベネデッティを送り込んでいたから、フィニッシュに向けて温存することが出来た。自分の調子がいいのはわかっていたけれど、それでも驚きを隠せないよ。サム・ベネットのためにリードアウトをする計画だったけれど、彼と離れてしまったんだ。ギャップが生まれた瞬間に、彼が無線を通して『行け!ルーカス、行け!』と叫ぶのが聞こえて、自分自身で勝負することを決めた。とにかく全力で踏み続けたよ。
チームはすべてのジャージを手に入れていて、ジロにおいて最高の1日になった。僕のキャリアにおいてもとても大きな勝利だよ。プロ初勝利が初めてのグランツールの初日にやってくるなんて。自分が成し遂げたことを実感するのに、しばらくの時間がかかるだろうね。全く計画になかった勝利だけど、これが自転車競技というものだ。
スプリントの先頭をとったカレイブ・ユアン(オーストラリア、オリカ・スコット)
今日はペストルベルガーの強烈な動きによって、集団は目まぐるしいフィニッシュとなった。時には一瞬の躊躇のせいで敗れることもあるさ。ピンクジャージ(マリア・ローザ)を着る機会なんて滅多にないことだから、今日の2位という結果は自分にとってほろ苦いものになってしまった。でも、まだまだレースはこれからだ。
3位のアンドレ・グライペル(ドイツ、ロット・ソウダル)
ラストは状況が目まぐるしく変わり、僕らはチームでまとまって走ることが出来なかった。ジャスパー・デブイストが僕を良いポジションまで導いてくれたが、ペストルベルガーのアタックはとても強力なものだった。彼は今年E3ハーレルベーケで5位にもなっており、強い事は知っていたが、勝利のためスプリントをしたい集団の前に残ることは生半可なことではない。僕もマリアローザを着用するためにスプリントしたが、今日はペストルベルガーが最も強かった。我々のチームは今後数日のうちに別のチャンスにチャレンジするつもりだ。
4位に入ったジャコモ・ニッツォーロ(イタリア、トレック・セガフレード)
驚くべき展開だったと思うけれど、今日のようにコーナーが続くフィニッシュのレイアウトだと稀に起こるケースでもあるね。チームが失敗したなんてことは全く思ってないよ。僕らはしっかりとトレインを組んで、良いポジションをキープ出来ていた。とてもテクニカルなフィニッシュで、僕が勝つためにはライバルを利用する必要があった。自分が何かミスを犯したとは思っていない、ただ脚が無かっただけだ。
今日のようなステージでは、ポジショニングが大切。とてもいい位置につけていたけど、少し調子が良くなかったね。とにかく、今日は特にミスもなくポジション取りにも成功していたから、おおむね満足している。あとはコンディションが上がっていくことを願っている。とにかく冷静にトライしていく中で、勝利を掴めることができたらいいね。
山岳賞を獲得したチェザーレ・ベネデッティ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)
スタートから逃げが形成されることは明らかだった。僕らの計画は出来うる限りの成績を掴むために戦うということだった。だから逃げに乗り、そしてすべてのKOMを獲得するために戦った。エスケープグループではKOM争いに向けて集中していたよ。この100周年のジロで山岳ジャージを着ることが出来てとても幸せさ。その上、ルーカスと共にポディウムに立てたなんて、もう信じられないほどさ。チームにとって最高の一日だね。
落車してタイムを失ったステフェン・クライスヴァイク(オランダ、ロットNLユンボ)
初日からタイムを失うなんて非常に残念だ。フィニッシュ直前は慌ただしいものだったが、それ以外はイージーな日だったんだ。落車直後にチームメイトのヨス・ファンエムデンとともにプロトンに戻ることができたが、さらに先の先頭集団からは離されていてどうすることもできなかった。
ツール・ド・ヨークシャーでの落車のダメージからは完全に回復している。ただ、まだメンタルが追いついてないんだ。集団スプリントでクラッシュするリスクは今はまだ避けたいね。
text:CW編集部
photo:CorVos
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