2017/05/01(月) - 17:38
記念すべき第100回ジロ・デ・イタリア開幕を控え、各チームが続々と出場メンバーリストを発表中。ディフェンディングチャンピオンのヴィンチェンツォ・ニーバリ（イタリア）擁するバーレーン・メリダやチームスカイ、8名体制で臨むアスタナなどの布陣を見ていこう。
ツアー・オブ・クロアチアで総合優勝したヴィンチェンツォ・ニーバリ（イタリア、バーレーン・メリダ） photo:www.tourofcroatia.com
バーレーン・メリダはクロアチアでチームワークを予行演習済み photo:www.tourofcroatia.com
ディフェンディングチャンピオンのヴィンチェンツォ・ニーバリ（イタリア）は新チームを率いてジロに凱旋する。16戦目のグランツアーを迎える「メッシーナの鮫」は「100回大会に前回王者として参加できること、そして地元シチリア島を訪れることができるのが嬉しい。100%の走りをすれば優勝への道は見えてくるはず」と自信をコメントしている。
ニーバリとハビエル・モレノ（スペイン）、ヴァレリオ・アニョーリ（イタリア）らほとんどのアシスト陣はツアー・オブ・クロアチアでチームワークを予行演習済みであり、総合優勝という最高の弾みを持ってジロに乗り込んでくる。アルデンヌ連戦からレース復帰するエンリーコ・ガスパロット（イタリア）もニーバリのために動く。
ツアー・オブ・アルプスで総合優勝したゲラント・トーマス（イギリス、チームスカイ） photo:CorVos
ツアー・オブ・アルプスでワンツーフィニッシュするゲラント・トーマス（イギリス、チームスカイ）とミケル・ランダ（スペイン、チームスカイ） photo:CorVos
イギリスのチームスカイは予定通り、ゲラント・トーマス（イギリス）をエース、ミケル・ランダ（スペイン）をサブエースに据える体制でマリアローザを狙う構え。これまで重要な山岳アシストとして活躍してきた30歳のトーマスにとって初のグランツールエースだが、先のツアー・オブ・アルプス総合優勝などコンディションは上々だ。
2015年のジロで3位を射止めているランダもアルプスでは第3ステージでトーマスと共にワンツーフィニッシュしており、ジロでの連携にも期待できる。ケニー・エリッソンド（フランス）やディエゴ・ローザ（イタリア）、セバスティアン・エナオ（コロンビア）など、エースとしても劣らないクライマーが2人のアシストを務める。
8名体制で臨むアスタナ (c)www.astanaproteam.kz
ミケーレ・スカルポーニがエースを務める予定だったアスタナは、代役を立てず8名で21日間の戦いに挑む。ルイスレオン・サンチェス（スペイン）やパオロ・ティラロンゴ（イタリア）など経験豊富なベテランが揃っており、ステージ優勝を狙って積極的な展開を見せるはず。アレクサンドル・ヴィノクロフGMは「ミケーレは空からチームを見守ってくれるはず。彼のため、そして彼がいつも私たちに示していたように、笑顔を忘れずに戦っていきたい」と語っている。
サーシャ・モードロ（イタリア）のスプリントを狙うUAEチームエミレーツ photo:www.tourofcroatia.com
総合トップ10とステージを狙うドメニコ・ポッツォヴィーヴォ（イタリア、アージェードゥーゼル・ラモンディアール） photo:Kei Tsuji
UAEチームエミレーツの狙いは二つ。クロアチアをトップ5で終えたヤン・ポランツェ（スロベニア）の総合と、ロベルト・フェラーリ&サーシャ・モードロ（共にイタリア）のスプリントだ。元世界王者のルイ・コスタ（ポルトガル）にとっては初のジロ出場。
ツアー・オブ・クロアチアでチーム総合優勝に輝いたCCCスプランディ・ポルコウィチェ photo:www.tourofcroatia.com所属する2名のイタリア人選手を出場させるのはアージェードゥーゼル・ラモンディアール。エースは2014年大会で総合5位に入っている小柄なドメニコ・ポッツォヴィーヴォ（イタリア）で、トップ10入りと山岳でのステージ優勝を目標に掲げている。
ワイルドカード枠を得たCCCスプランディ・ポルコウィチェはクロアチアで総合3位に入ったヤン・ハート（チェコ）と同4位のフェリックス・グロスシャルトナー（オーストリア）でステージ優勝を狙っていく。
text:So.Isobe
ツアー・オブ・クロアチアで総合優勝したヴィンチェンツォ・ニーバリ（イタリア、バーレーン・メリダ） photo:www.tourofcroatia.comバーレーン・メリダはクロアチアでチームワークを予行演習済み photo:www.tourofcroatia.comディフェンディングチャンピオンのヴィンチェンツォ・ニーバリ（イタリア）は新チームを率いてジロに凱旋する。16戦目のグランツアーを迎える「メッシーナの鮫」は「100回大会に前回王者として参加できること、そして地元シチリア島を訪れることができるのが嬉しい。100%の走りをすれば優勝への道は見えてくるはず」と自信をコメントしている。
ニーバリとハビエル・モレノ（スペイン）、ヴァレリオ・アニョーリ（イタリア）らほとんどのアシスト陣はツアー・オブ・クロアチアでチームワークを予行演習済みであり、総合優勝という最高の弾みを持ってジロに乗り込んでくる。アルデンヌ連戦からレース復帰するエンリーコ・ガスパロット（イタリア）もニーバリのために動く。
ツアー・オブ・アルプスで総合優勝したゲラント・トーマス（イギリス、チームスカイ） photo:CorVosツアー・オブ・アルプスでワンツーフィニッシュするゲラント・トーマス（イギリス、チームスカイ）とミケル・ランダ（スペイン、チームスカイ） photo:CorVosイギリスのチームスカイは予定通り、ゲラント・トーマス（イギリス）をエース、ミケル・ランダ（スペイン）をサブエースに据える体制でマリアローザを狙う構え。これまで重要な山岳アシストとして活躍してきた30歳のトーマスにとって初のグランツールエースだが、先のツアー・オブ・アルプス総合優勝などコンディションは上々だ。
2015年のジロで3位を射止めているランダもアルプスでは第3ステージでトーマスと共にワンツーフィニッシュしており、ジロでの連携にも期待できる。ケニー・エリッソンド（フランス）やディエゴ・ローザ（イタリア）、セバスティアン・エナオ（コロンビア）など、エースとしても劣らないクライマーが2人のアシストを務める。
8名体制で臨むアスタナ (c)www.astanaproteam.kzミケーレ・スカルポーニがエースを務める予定だったアスタナは、代役を立てず8名で21日間の戦いに挑む。ルイスレオン・サンチェス（スペイン）やパオロ・ティラロンゴ（イタリア）など経験豊富なベテランが揃っており、ステージ優勝を狙って積極的な展開を見せるはず。アレクサンドル・ヴィノクロフGMは「ミケーレは空からチームを見守ってくれるはず。彼のため、そして彼がいつも私たちに示していたように、笑顔を忘れずに戦っていきたい」と語っている。
サーシャ・モードロ（イタリア）のスプリントを狙うUAEチームエミレーツ photo:www.tourofcroatia.com総合トップ10とステージを狙うドメニコ・ポッツォヴィーヴォ（イタリア、アージェードゥーゼル・ラモンディアール） photo:Kei TsujiUAEチームエミレーツの狙いは二つ。クロアチアをトップ5で終えたヤン・ポランツェ（スロベニア）の総合と、ロベルト・フェラーリ&サーシャ・モードロ（共にイタリア）のスプリントだ。元世界王者のルイ・コスタ（ポルトガル）にとっては初のジロ出場。
ツアー・オブ・クロアチアでチーム総合優勝に輝いたCCCスプランディ・ポルコウィチェ photo:www.tourofcroatia.com所属する2名のイタリア人選手を出場させるのはアージェードゥーゼル・ラモンディアール。エースは2014年大会で総合5位に入っている小柄なドメニコ・ポッツォヴィーヴォ（イタリア）で、トップ10入りと山岳でのステージ優勝を目標に掲げている。ワイルドカード枠を得たCCCスプランディ・ポルコウィチェはクロアチアで総合3位に入ったヤン・ハート（チェコ）と同4位のフェリックス・グロスシャルトナー（オーストリア）でステージ優勝を狙っていく。
アージェードゥーゼル・ラモンディアール
ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ（イタリア）
ユベール・デュポン（フランス）
マッテーオ・モンタグーティ（イタリア）
クレメン・シェヴリエ（フランス）
ベン・ガスタウアー（ルクセンブルク）
カンタン・ジョレギ（フランス）
アレクサンドル・ジェニエス（フランス）
フランソワ・ビダール（フランス）
ジュリアン・ベラール（フランス）
ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ（イタリア）
ユベール・デュポン（フランス）
マッテーオ・モンタグーティ（イタリア）
クレメン・シェヴリエ（フランス）
ベン・ガスタウアー（ルクセンブルク）
カンタン・ジョレギ（フランス）
アレクサンドル・ジェニエス（フランス）
フランソワ・ビダール（フランス）
ジュリアン・ベラール（フランス）
アスタナ
ペリョ・ビルバオ（スペイン）
ザンドス・ビジギトフ（カザフスタン）
ダリオ・カタルド（イタリア）
ジェスパー・ハンセン（デンマーク）
タネル・カンゲルト（エストニア）
ルイスレオン・サンチェス（スペイン）
パオロ・ティラロンゴ（イタリア）
アンドレイ・ツェイツ（カザフスタン）
ペリョ・ビルバオ（スペイン）
ザンドス・ビジギトフ（カザフスタン）
ダリオ・カタルド（イタリア）
ジェスパー・ハンセン（デンマーク）
タネル・カンゲルト（エストニア）
ルイスレオン・サンチェス（スペイン）
パオロ・ティラロンゴ（イタリア）
アンドレイ・ツェイツ（カザフスタン）
チームスカイ
フィリップ・ダイグナン（アイルランド）
ケニー・エリッソンド（フランス）
ミカル・ゴワシュ（ポーランド）
セバスティアン・エナオ（コロンビア）
ヴァシル・キリエンカ（ベラルーシ）
ミケル・ランダ（スペイン）
サルヴァトーレ・プッチョ（イタリア）
ディエゴ・ローザ（イタリア）
ゲラント・トーマス（イギリス）
フィリップ・ダイグナン（アイルランド）
ケニー・エリッソンド（フランス）
ミカル・ゴワシュ（ポーランド）
セバスティアン・エナオ（コロンビア）
ヴァシル・キリエンカ（ベラルーシ）
ミケル・ランダ（スペイン）
サルヴァトーレ・プッチョ（イタリア）
ディエゴ・ローザ（イタリア）
ゲラント・トーマス（イギリス）
バーレーン・メリダ
ヴィンチェンツォ・ニーバリ（イタリア）
ヴァレリオ・アニョーリ（イタリア）
マヌエーレ・ボアーロ（イタリア）
エンリーコ・ガスパロット（イタリア）
ハビエル・モレノ（スペイン）
フランコ・ペリツォッティ（イタリア）
ルカ・ピベルニク（スロベニア）
カンスタンティン・シウツォウ（イタリア）
ジョヴァンニ・ヴィスコンティ（イタリア）
ヴィンチェンツォ・ニーバリ（イタリア）
ヴァレリオ・アニョーリ（イタリア）
マヌエーレ・ボアーロ（イタリア）
エンリーコ・ガスパロット（イタリア）
ハビエル・モレノ（スペイン）
フランコ・ペリツォッティ（イタリア）
ルカ・ピベルニク（スロベニア）
カンスタンティン・シウツォウ（イタリア）
ジョヴァンニ・ヴィスコンティ（イタリア）
UAEチームエミレーツ
ルイ・コスタ（ポルトガル）
ヴァレリオ・コンティ（イタリア）
ヤン・ポランツェ（スロベニア）
マルコ・マルカート（イタリア）
マテイ・モホリッチ（スロベニア）
エドワルド・ラヴァージ（イタリア）
シモーネ・ペティッリ（イタリア）
ロベルト・フェラーリ（イタリア）
サーシャ・モードロ（イタリア）
ルイ・コスタ（ポルトガル）
ヴァレリオ・コンティ（イタリア）
ヤン・ポランツェ（スロベニア）
マルコ・マルカート（イタリア）
マテイ・モホリッチ（スロベニア）
エドワルド・ラヴァージ（イタリア）
シモーネ・ペティッリ（イタリア）
ロベルト・フェラーリ（イタリア）
サーシャ・モードロ（イタリア）
CCCスプランディ・ポルコウィチェ
マルチン・ビアロブロッキ（ポーランド）
フェリックス・グロスシャルトナー（オーストリア）
ヤン・ハート（チェコ）
ウカシュ・オウシャン（ポーランド）
マチェイ・パテルスキー（ポーランド）
シモーネ・ポンツィ（イタリア）
ブラニスラウ・サモイラウ（ベラルーシ）
ミカエル・シュレゲル（チェコ）
ヤン・トラトニク（スロベニア）
マルチン・ビアロブロッキ（ポーランド）
フェリックス・グロスシャルトナー（オーストリア）
ヤン・ハート（チェコ）
ウカシュ・オウシャン（ポーランド）
マチェイ・パテルスキー（ポーランド）
シモーネ・ポンツィ（イタリア）
ブラニスラウ・サモイラウ（ベラルーシ）
ミカエル・シュレゲル（チェコ）
ヤン・トラトニク（スロベニア）
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