2017/03/28(火) - 17:18
第2弾に続き、国内トップチームのバイクを紹介する今回は、マトリックスパワータグ、Honda栃木、インタープロサイクリングアカデミー、VICTOIRE広島、そして弱虫ペダルサイクリングチームをピックアップ。
マトリックスパワータグ フォーカス IZALCO MAX、CAYO
吉田隼人が初日のクリテリウムで優勝、2日目のロードレースで2位に入り、ルビーレッドジャージを獲得したマトリックスパワータグ。メインバイクは例年通りフォーカスのオールラウンドモデル「IZALCO MAX」で、写真の土井雪広は他メンバーに先駆けて鮮やかな2017カラーを駆っていた。
コンポーネントはR9100系デュラエースだが、パーツが整い次第順次パイオニアのペダリングモニターを搭載したデュラエースR9150系Di2に切り替わっていく予定だそう。ホイールはマヴィックの各モデルを選手の好みで選択されており、土井はCOSMIC ULTIMATE、佐野淳也はCOSMIC CARBON 40と使い分けていた。タイヤもマヴィックだ。
土井はスペシャライズドのボディージオメトリーフィットでフィッティングを行っているため、コラムトップキャップにはその証が。通じてサドルはS-WORKS POWER、シートポストやステムなども同様にスペシャライズド製でまとめられていた。バーテープはスパカズだ。
また、チーム中唯一佐野だけがエンデュランスモデルのCAYOを使っており、その理由は「BB剛性がより高く、体重とパワーを受け止めてくれるから」。また、非常に目立っていたスペシャルペイントのヘルメットに関しては、特に本人もペイントモチーフはよく知らないそう。ボルト類はもちろん興津螺旋のチタンボルト。
Honda 栃木 コーダーブルーム FARNA ULTIMATE、PRO、PRO AERO
宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼンに続く栃木第3のトップチームとして活動中のHONDA栃木。小田恵利花を加入させたことでも注目を集めた同チームが駆るのは引き続きコーダーブルームで、既存のFARNA PROに加え、リリースされたばかりの進化モデル「FARNA ULTIMATE」と、高剛性のエアロモデル「FARNA PRO AERO」の3種類を使い分けていた。
FARNA ULTIMATEは軽量かつしなりを活かした走りが特徴で、エースの石井祥平と阿部航大のイチオシモデルだという。バイクはいずれもチームジャージに合わせたペイントが施されており、チェーンステーにはHONDAロゴ、フロントフォーク内側にはウエイブニャンの姿も。タイヤはパナレーサーのサポートを受けており、その他のパーツは選手個人に任せられているという。
インタープロサイクリングアカデミー アルゴン18 GALLIUM
ニールプライド南信スバル改め、インタープロサイクリングアカデミーは今年フレームを一新し、UCIワールドツアーチームのアスタナも使うカナディアンブランドのアルゴン18を駆る。メインバイクはミドルグレードのオールラウンダーGALLIUM(ガリウム)で、インターマックスとアルゴン18両社のサポートを受けているという。
まだパーツ到着が間に合っていないというものの、コンポーネントは2017シーズンからスラムへと変更され、FORCEで統一される予定で、クランクセットはローターだ。パーツ構成に大きな変化は無く、ノヴァテックホイール(50mmハイトを持つR5の使用率が高かった)やマキシスのタイヤ、SIXTHのステムやハンドルなどが使われている。
VICTOIRE広島 トンプソン CAPELLA、FORCE
中四国唯一の地域密着型トップチームとして活動しているVICTOIRE(ヴィクトワール)広島が駆るのは、チームカラーのオレンジにペイントされた、トンプソン。オールラウンダーのCAPELLAとエアロモデルのFORCEを選手の好みで選択しており、写真は大塚航のCAPELLAだ。
バーテープはチームカラーのスパカズで統一されており、コンポーネントやホイールなどは特に制約が無い様子。オレンジのパイオニアペダリングモニターを使う選手もおり、写真のバイクのチェーンステーには傷つきを防止するためにオレンジの養生テープが貼り付けられていた。安価で耐久性も高く使い勝手が良いのだそう。
弱虫ペダルサイクリングチーム フェルト FR1、AR1
Jプロツアーチーム同等の戦力を誇り、Jエリートツアーを賑わせている弱虫ペダルサイクリングチームの機材もピックアップした。機材は今シーズンからフェルトへと切り替わり、チームカラーの差し色が入るオールラウンダーのFR1をメインバイクに使う。写真はベトナムで開催された9日間の女子レース「ビワセカップ」で総合優勝し、JBCF宇都宮でも両日3位に食い込んだ唐見実世子のFR1。
選手によってはエアロロードのAR1を使い、2013年のタイムトライアル全日本王者である大場政登志もその一人。マイナス17度のステムを使い前傾姿勢を深くしている点がスピードマンらしい。
基本的にホイールやコンポーネントの縛りは無いが、チェーンはKMCのゴールドで統一されている。クランクはROTORを使う選手が多く、チーム内の楕円ギア使用率が高い点が特徴。タイヤはパナレーサーで、唐見のバイクにはパナレーサーから限定発売されたチューブラータイヤ、RACE TEAM Edition1が組み合わせられていたほか、クリンチャーモデルもレースで使用されていた。また、サドルとバーテープはファブリック製で、バーテープは選手の好みで色を使い分けていた。
text&photo:So.Isobe
マトリックスパワータグ フォーカス IZALCO MAX、CAYO
吉田隼人が初日のクリテリウムで優勝、2日目のロードレースで2位に入り、ルビーレッドジャージを獲得したマトリックスパワータグ。メインバイクは例年通りフォーカスのオールラウンドモデル「IZALCO MAX」で、写真の土井雪広は他メンバーに先駆けて鮮やかな2017カラーを駆っていた。
コンポーネントはR9100系デュラエースだが、パーツが整い次第順次パイオニアのペダリングモニターを搭載したデュラエースR9150系Di2に切り替わっていく予定だそう。ホイールはマヴィックの各モデルを選手の好みで選択されており、土井はCOSMIC ULTIMATE、佐野淳也はCOSMIC CARBON 40と使い分けていた。タイヤもマヴィックだ。
土井はスペシャライズドのボディージオメトリーフィットでフィッティングを行っているため、コラムトップキャップにはその証が。通じてサドルはS-WORKS POWER、シートポストやステムなども同様にスペシャライズド製でまとめられていた。バーテープはスパカズだ。
また、チーム中唯一佐野だけがエンデュランスモデルのCAYOを使っており、その理由は「BB剛性がより高く、体重とパワーを受け止めてくれるから」。また、非常に目立っていたスペシャルペイントのヘルメットに関しては、特に本人もペイントモチーフはよく知らないそう。ボルト類はもちろん興津螺旋のチタンボルト。
Honda 栃木 コーダーブルーム FARNA ULTIMATE、PRO、PRO AERO
宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼンに続く栃木第3のトップチームとして活動中のHONDA栃木。小田恵利花を加入させたことでも注目を集めた同チームが駆るのは引き続きコーダーブルームで、既存のFARNA PROに加え、リリースされたばかりの進化モデル「FARNA ULTIMATE」と、高剛性のエアロモデル「FARNA PRO AERO」の3種類を使い分けていた。
FARNA ULTIMATEは軽量かつしなりを活かした走りが特徴で、エースの石井祥平と阿部航大のイチオシモデルだという。バイクはいずれもチームジャージに合わせたペイントが施されており、チェーンステーにはHONDAロゴ、フロントフォーク内側にはウエイブニャンの姿も。タイヤはパナレーサーのサポートを受けており、その他のパーツは選手個人に任せられているという。
インタープロサイクリングアカデミー アルゴン18 GALLIUM
ニールプライド南信スバル改め、インタープロサイクリングアカデミーは今年フレームを一新し、UCIワールドツアーチームのアスタナも使うカナディアンブランドのアルゴン18を駆る。メインバイクはミドルグレードのオールラウンダーGALLIUM(ガリウム)で、インターマックスとアルゴン18両社のサポートを受けているという。
まだパーツ到着が間に合っていないというものの、コンポーネントは2017シーズンからスラムへと変更され、FORCEで統一される予定で、クランクセットはローターだ。パーツ構成に大きな変化は無く、ノヴァテックホイール(50mmハイトを持つR5の使用率が高かった)やマキシスのタイヤ、SIXTHのステムやハンドルなどが使われている。
VICTOIRE広島 トンプソン CAPELLA、FORCE
中四国唯一の地域密着型トップチームとして活動しているVICTOIRE(ヴィクトワール)広島が駆るのは、チームカラーのオレンジにペイントされた、トンプソン。オールラウンダーのCAPELLAとエアロモデルのFORCEを選手の好みで選択しており、写真は大塚航のCAPELLAだ。
バーテープはチームカラーのスパカズで統一されており、コンポーネントやホイールなどは特に制約が無い様子。オレンジのパイオニアペダリングモニターを使う選手もおり、写真のバイクのチェーンステーには傷つきを防止するためにオレンジの養生テープが貼り付けられていた。安価で耐久性も高く使い勝手が良いのだそう。
弱虫ペダルサイクリングチーム フェルト FR1、AR1
Jプロツアーチーム同等の戦力を誇り、Jエリートツアーを賑わせている弱虫ペダルサイクリングチームの機材もピックアップした。機材は今シーズンからフェルトへと切り替わり、チームカラーの差し色が入るオールラウンダーのFR1をメインバイクに使う。写真はベトナムで開催された9日間の女子レース「ビワセカップ」で総合優勝し、JBCF宇都宮でも両日3位に食い込んだ唐見実世子のFR1。
選手によってはエアロロードのAR1を使い、2013年のタイムトライアル全日本王者である大場政登志もその一人。マイナス17度のステムを使い前傾姿勢を深くしている点がスピードマンらしい。
基本的にホイールやコンポーネントの縛りは無いが、チェーンはKMCのゴールドで統一されている。クランクはROTORを使う選手が多く、チーム内の楕円ギア使用率が高い点が特徴。タイヤはパナレーサーで、唐見のバイクにはパナレーサーから限定発売されたチューブラータイヤ、RACE TEAM Edition1が組み合わせられていたほか、クリンチャーモデルもレースで使用されていた。また、サドルとバーテープはファブリック製で、バーテープは選手の好みで色を使い分けていた。
text&photo:So.Isobe
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