2017/03/09(木) - 08:28
ティレーノ〜アドリアティコの開幕を告げる22.7kmのチームタイムトライアル。平均スピード58.371km/hで平坦路を駆け抜け、最後までメンバーを揃えたBMCレーシングが勝利した。
「二つの海のレース(ティレニア海からアドリア海まで)」という名前に相応しく、ティレニア海に面したリード・ディ・カマイオーレでティレーノ〜アドリアティコは開幕した。
初日は今年も海沿いの保養地を走る22.7kmのチームタイムトライアル。8名が一斉にスタートし、隊列を組む22チームが平坦コースを駆け抜けた。
前半から飛ばしたのはアメリカのBMCレーシングで、チームTT世界チャンピオンのクイックステップフロアーズを寄せ付けないスピードで快走。終盤まで8名全員で走り、7名でフィニッシュラインを切ったBMCレーシングが23分20秒のトップタイムで優勝した。
トム・ボーネン(ベルギー)を先頭にフィニッシュしたステージ2位のクイックステップフロアーズとは17秒差。平均スピードは58.371km/hに及んだ。気象条件は異なるが、BMCレーシングは同じコースで前年に記録したタイムを35秒も上回った。
チームリーダーのティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ)は「チームでステージ優勝を果たすのは格別だ。BMCレーシングのアイデンティティーとも言える種目で結果を残すことができてよかった。プレッシャーをはねのけて掴んだ勝利はチームの自信につながる。自分はまだレース距離を稼げていないけど、自信を持って総合争いに挑みたい」とコメントしている。
青いリーダージャージに袖を通したのは先頭でフィニッシュしたダミアーノ・カルーゾ(イタリア)。「最高の気分だ。夢がかなった気分。ローハン・デニスとシュテファン・キュングの2人が今日は強力な牽引を見せてくれた。とてもとても速いペースで走りきった。(クイックステップフロアーズとの)17秒差には正直驚いたよ。このジャージを着て走る明日からのステージが楽しみだ」とイタリアンレースで首位を走るイタリアンは語っている。
UCIワールドチームが順当に上位に入る中、苦しい走りを強いられたのはゲラント・トーマス(イギリス)を擁するチームスカイ。終盤にジャンニ・モスコン(イタリア)がバトンホイールの突然の破損により落車し、同様にディエゴ・ローザ(イタリア)とミケル・ランダ(スペイン)もホイールトラブルによって失速してしまう。モスコンはマンホールの穴がホイール破損の原因だと語っている。
チームスカイはフィニッシュ時間計測に1名足らない4名での走行になり、チームメイトの復帰を待った影響でBMCレーシングから1分42秒遅れでフィニッシュ。チームスカイはUCIワールドチームの中で最下位となる18位でレースを終えた。
ティレーノ〜アドリアティコ2017第1ステージ結果
1位 BMCレーシング 23’20”(Ave.58.371km/h)
2位 クイックステップフロアーズ +17”
3位 エフデジ +22”
4位 モビスター
5位 オリカ・スコット +25”
6位 ロットNLユンボ +40”
7位 ロット・ソウダル +52”
8位 バーレーン・メリダ +53”
9位 ディメンションデータ
10位 アスタナ +55”
11位 サンウェブ +56”
12位 トレック・セガフレード +58”
13位 アージェードゥーゼール +1’00”
14位 UAEチームエミレーツ +1’09”
15位 ボーラ・ハンスグローエ +1’11”
16位 キャノンデール・ドラパック +1’18”
17位 カチューシャ・アルペシン +1’36”
18位 チームスカイ +1’42”
19位 アンドローニジョカトリ +1’45”
20位 バルディアーニCSF +2’21”
21位 NIPPOヴィーニファンティーニ +2’22”
22位 ノボノルディスク +2’52”
個人総合成績
1位 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、BMCレーシング) 23’21”
2位 ローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシング)
3位 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)
4位 シュテファン・キュング(スイス、BMCレーシング)
5位 ダニエル・オス(イタリア、BMCレーシング)
6位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシング)
7位 トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ) +16”
8位 マッテーオ・トレンティン(イタリア、クイックステップフロアーズ)
9位 ボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、クイックステップフロアーズ)
10位 ジュリアン・ヴェルモート(ベルギー、クイックステップフロアーズ)
ヤングライダー賞
1位 シュテファン・キュング(スイス、BMCレーシング) 23’21”
2位 ボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、クイックステップフロアーズ) +16”
3位 フェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ)
チーム総合成績
1位 BMCレーシング 23’20”
2位 クイックステップフロアーズ +17”
3位 エフデジ +22”
text:Kei Tsuji
photo:TDWsport
「二つの海のレース(ティレニア海からアドリア海まで)」という名前に相応しく、ティレニア海に面したリード・ディ・カマイオーレでティレーノ〜アドリアティコは開幕した。
初日は今年も海沿いの保養地を走る22.7kmのチームタイムトライアル。8名が一斉にスタートし、隊列を組む22チームが平坦コースを駆け抜けた。
前半から飛ばしたのはアメリカのBMCレーシングで、チームTT世界チャンピオンのクイックステップフロアーズを寄せ付けないスピードで快走。終盤まで8名全員で走り、7名でフィニッシュラインを切ったBMCレーシングが23分20秒のトップタイムで優勝した。
トム・ボーネン(ベルギー)を先頭にフィニッシュしたステージ2位のクイックステップフロアーズとは17秒差。平均スピードは58.371km/hに及んだ。気象条件は異なるが、BMCレーシングは同じコースで前年に記録したタイムを35秒も上回った。
チームリーダーのティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ)は「チームでステージ優勝を果たすのは格別だ。BMCレーシングのアイデンティティーとも言える種目で結果を残すことができてよかった。プレッシャーをはねのけて掴んだ勝利はチームの自信につながる。自分はまだレース距離を稼げていないけど、自信を持って総合争いに挑みたい」とコメントしている。
青いリーダージャージに袖を通したのは先頭でフィニッシュしたダミアーノ・カルーゾ(イタリア)。「最高の気分だ。夢がかなった気分。ローハン・デニスとシュテファン・キュングの2人が今日は強力な牽引を見せてくれた。とてもとても速いペースで走りきった。(クイックステップフロアーズとの)17秒差には正直驚いたよ。このジャージを着て走る明日からのステージが楽しみだ」とイタリアンレースで首位を走るイタリアンは語っている。
UCIワールドチームが順当に上位に入る中、苦しい走りを強いられたのはゲラント・トーマス(イギリス)を擁するチームスカイ。終盤にジャンニ・モスコン(イタリア)がバトンホイールの突然の破損により落車し、同様にディエゴ・ローザ(イタリア)とミケル・ランダ(スペイン)もホイールトラブルによって失速してしまう。モスコンはマンホールの穴がホイール破損の原因だと語っている。
チームスカイはフィニッシュ時間計測に1名足らない4名での走行になり、チームメイトの復帰を待った影響でBMCレーシングから1分42秒遅れでフィニッシュ。チームスカイはUCIワールドチームの中で最下位となる18位でレースを終えた。
ティレーノ〜アドリアティコ2017第1ステージ結果
1位 BMCレーシング 23’20”(Ave.58.371km/h)
2位 クイックステップフロアーズ +17”
3位 エフデジ +22”
4位 モビスター
5位 オリカ・スコット +25”
6位 ロットNLユンボ +40”
7位 ロット・ソウダル +52”
8位 バーレーン・メリダ +53”
9位 ディメンションデータ
10位 アスタナ +55”
11位 サンウェブ +56”
12位 トレック・セガフレード +58”
13位 アージェードゥーゼール +1’00”
14位 UAEチームエミレーツ +1’09”
15位 ボーラ・ハンスグローエ +1’11”
16位 キャノンデール・ドラパック +1’18”
17位 カチューシャ・アルペシン +1’36”
18位 チームスカイ +1’42”
19位 アンドローニジョカトリ +1’45”
20位 バルディアーニCSF +2’21”
21位 NIPPOヴィーニファンティーニ +2’22”
22位 ノボノルディスク +2’52”
個人総合成績
1位 ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、BMCレーシング) 23’21”
2位 ローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシング)
3位 グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)
4位 シュテファン・キュング(スイス、BMCレーシング)
5位 ダニエル・オス(イタリア、BMCレーシング)
6位 ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ、BMCレーシング)
7位 トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ) +16”
8位 マッテーオ・トレンティン(イタリア、クイックステップフロアーズ)
9位 ボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、クイックステップフロアーズ)
10位 ジュリアン・ヴェルモート(ベルギー、クイックステップフロアーズ)
ヤングライダー賞
1位 シュテファン・キュング(スイス、BMCレーシング) 23’21”
2位 ボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク、クイックステップフロアーズ) +16”
3位 フェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ)
チーム総合成績
1位 BMCレーシング 23’20”
2位 クイックステップフロアーズ +17”
3位 エフデジ +22”
text:Kei Tsuji
photo:TDWsport
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