2017/03/06(月) - 09:21
イタリアを代表する老舗バイクブランド、デローザより、同社のピュアレーシングバイク「PROTOS(プロトス)」がフルモデルチェンジ。昨年のサイクルモードで全世界初披露された話題の旗艦モデルを紹介しよう。
イタリア・ミラノに拠を構え、自転車メーカーとして長い歴史を持つデローザ。特にレースシーンとの関わりは古く、自転車競技の歴史の中で今もなお、最高の選手として語り継がれるエディ・メルクスにフレームを供給していた事でも知られるレーシングバイクブランドだ。
今回そのデローザのラインアップの中から、ピュアレーシングモデルとして展開されるPROTOSが2年の開発期間を経てフルモデルチェンジ。その車体は全世界に先駆けて昨年のサイクルモードにて初お披露目となった。そんなPROTOSがピュアレーシングたる理由を紐解く時に忘れてはならないのが、2004年のジロ・デ・イタリアでステファノ・ガルゼッリ(イタリア、当時ヴィーニ・カルディローラ)のために用意された「PROTOTYPE 1d」だ。
ジロの難関山岳ステージを制しているこのバイクは、当時としては革新的だったユニディレクショナル・カーボンファイバー(単一方向性カーボン繊維)を用い、圧倒的な軽量化と高剛性を実現したバイクだ。そんなプレミアムフレームを市販化モデルとした時につけられた名前が「PROTOS」である。2007年にはデローザのラインアップから姿を消したものの2012年には再登場。2代目PROTOSはNIPPOヴィーニファンティーニ等のトップチームに使用され、多くの勝利に貢献してきた。
そんな純粋たるレーシングバイクPROTOSは、今回のモデルチェンジによって3代目となり、より美しく、より速く生まれ変わっている。直線を基調としたフレームデザインは前作を踏襲しつつ、各チューブをシェイプアップ。エアロダイナミクスを追求しながらも、特にシートステーとフロントフォークは細身な形状へと変化が加えられることで艶めかしいルックスを獲得した。フレーム素材には4タイプの異なる最新のカーボン素材を組み合わせることで剛性を20%向上させ、重量も20%ほど軽量に仕上げている。
フロントトライアングルはカムテール形状のチューブを採用。フォークはヘッドチューブと統合されたデザインとなり、随所に空力性能向上へのアプローチが見て取れる。シートステーはシートチューブ外側からトップチューブに接続される形となりねじれ剛性を強化させつつ、横方向に扁平加工されることで垂直方向の荷重に関しては柔軟性を持たせ、快適性の向上を図っている。
ブレーキにはダイレクトマウントブレーキを採用し、制動力を上げつつも、リアブレーキはBBハンガー下ではなく、シートステーに配置されブレーキフィーリングを重要視している。また、BB規格はレース現場でのメンテナンス性に配慮してイタリアンタイプのスレッド式としたことで精度を高め、パワーメーターの計測値安定にも一役買っているという。ヘッドチューブのベアリング径は上側1-1/8、下側1-1/4だ。
カラーはブラック、グリーン、グレイ、マッド、ホワイトの通常カラー5種と、Revoと呼ばれるデローザのロゴ文字をランダムに配置したカモフラージュカラーの計6種類だ。なおRevoカラーは限定生産のカラーリングとなる。
サイズは45、47、49、51、53、55、57、58.5の8サイズで、コンポーネントは電動式、機械式双方に対応。販売はフレームセットのみで、通常カラーが680,000円(税抜)、Revoカラーが770,000円(税抜)だ。取り扱いは日直商会。
デローザ PROTOS フレームセット
サイズ:45、47、49、51、53、55、57、58.5
カラー:ブラック、グリーン、グレイ、マッド、ホワイト、Revo
BB:ITA(70mm)
ヘッドセット:Taper Headset 1-1/8to1-1/4
重量:フレーム 970g、フォーク 370g
フレーム価格:680,000円(税抜)、770,000円(Revoカラー・税抜)
イタリア・ミラノに拠を構え、自転車メーカーとして長い歴史を持つデローザ。特にレースシーンとの関わりは古く、自転車競技の歴史の中で今もなお、最高の選手として語り継がれるエディ・メルクスにフレームを供給していた事でも知られるレーシングバイクブランドだ。
今回そのデローザのラインアップの中から、ピュアレーシングモデルとして展開されるPROTOSが2年の開発期間を経てフルモデルチェンジ。その車体は全世界に先駆けて昨年のサイクルモードにて初お披露目となった。そんなPROTOSがピュアレーシングたる理由を紐解く時に忘れてはならないのが、2004年のジロ・デ・イタリアでステファノ・ガルゼッリ(イタリア、当時ヴィーニ・カルディローラ)のために用意された「PROTOTYPE 1d」だ。
ジロの難関山岳ステージを制しているこのバイクは、当時としては革新的だったユニディレクショナル・カーボンファイバー(単一方向性カーボン繊維)を用い、圧倒的な軽量化と高剛性を実現したバイクだ。そんなプレミアムフレームを市販化モデルとした時につけられた名前が「PROTOS」である。2007年にはデローザのラインアップから姿を消したものの2012年には再登場。2代目PROTOSはNIPPOヴィーニファンティーニ等のトップチームに使用され、多くの勝利に貢献してきた。
そんな純粋たるレーシングバイクPROTOSは、今回のモデルチェンジによって3代目となり、より美しく、より速く生まれ変わっている。直線を基調としたフレームデザインは前作を踏襲しつつ、各チューブをシェイプアップ。エアロダイナミクスを追求しながらも、特にシートステーとフロントフォークは細身な形状へと変化が加えられることで艶めかしいルックスを獲得した。フレーム素材には4タイプの異なる最新のカーボン素材を組み合わせることで剛性を20%向上させ、重量も20%ほど軽量に仕上げている。
フロントトライアングルはカムテール形状のチューブを採用。フォークはヘッドチューブと統合されたデザインとなり、随所に空力性能向上へのアプローチが見て取れる。シートステーはシートチューブ外側からトップチューブに接続される形となりねじれ剛性を強化させつつ、横方向に扁平加工されることで垂直方向の荷重に関しては柔軟性を持たせ、快適性の向上を図っている。
ブレーキにはダイレクトマウントブレーキを採用し、制動力を上げつつも、リアブレーキはBBハンガー下ではなく、シートステーに配置されブレーキフィーリングを重要視している。また、BB規格はレース現場でのメンテナンス性に配慮してイタリアンタイプのスレッド式としたことで精度を高め、パワーメーターの計測値安定にも一役買っているという。ヘッドチューブのベアリング径は上側1-1/8、下側1-1/4だ。
カラーはブラック、グリーン、グレイ、マッド、ホワイトの通常カラー5種と、Revoと呼ばれるデローザのロゴ文字をランダムに配置したカモフラージュカラーの計6種類だ。なおRevoカラーは限定生産のカラーリングとなる。
サイズは45、47、49、51、53、55、57、58.5の8サイズで、コンポーネントは電動式、機械式双方に対応。販売はフレームセットのみで、通常カラーが680,000円(税抜)、Revoカラーが770,000円(税抜)だ。取り扱いは日直商会。
デローザ PROTOS フレームセット
サイズ:45、47、49、51、53、55、57、58.5
カラー:ブラック、グリーン、グレイ、マッド、ホワイト、Revo
BB:ITA(70mm)
ヘッドセット:Taper Headset 1-1/8to1-1/4
重量:フレーム 970g、フォーク 370g
フレーム価格:680,000円(税抜)、770,000円(Revoカラー・税抜)
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