パリ〜ルーベを主宰するA.S.O.が今年大会の石畳区間を発表。総延長は昨年から2.2km伸びた55kmとなり、更に2区間が30年ぶりに復活する。



総延長55kmとなった石畳区間総延長55kmとなった石畳区間 photo:Makoto.AYANO今年で115回目を迎える「クラシックの女王」パリ〜ルーベ(UCIワールドツアー)。コンピエーニュの街中からスタートし、難易度5つ星の石畳「アランベール」「モンサン・ぺヴェル」そして「カルフール・ド・ラルブル」を経てルーベの旧ヴェロドロームにフィニッシュする大まかなコース設定こそ変更無いが、今年は112.5km地点の「ブリアストル(セクター26)」、そして116km地点の「ソレム(セクター25)」が1987年以来30年ぶりに復活。いずれも勝負を決定づける難易度では無いものの、石畳区間の総延長が55km(昨年は52.8km)へと伸ばされているため、昨年以上に消耗戦となると見られている。

ルートを設定したティエリー・グヴヌー氏はリリースの中で「ブリアストルの石畳は改修されているものの、3kmと長く難易度は決して低くない。ソレムはずっと短いが登り勾配。この2区間でレースを厳しいものとする意図はなく、各セクター間に変化をつけることが狙いだ」と語っている。

今年のパリ〜ルーベにはこのレースでの引退を表明しているトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ)のほか、昨年優勝しているマシュー・ヘイマン(オーストラリア、オリカ・スコット)、世界王者のペーター・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)ら世界屈指のパヴェマイスターたちが参戦を表明中だ。

text:So.Isobe

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