11月15日(日)に今シーズンを締めくくるロードレース、熊本国際ロード2009が行われる。UCI1.2でランクされる168kmのワンデイレース、昨年は鈴木真理(シマノレーシング)が制したが、今年はコースがよりきついものに変更されている。

鞠智城(きくちじょう)前がスタート地点鞠智城(きくちじょう)前がスタート地点 photo:Hideaki.TAKAGI昨年にツール・ド・コリア‐ジャパンとして行われた熊本のレースが、今年はワンデイのロードレースとして開催される。舞台は熊本県北部の山鹿市。由緒ある鞠智城(きくちじょう)前を朝9時にパレードスタート、1周13.6kmを12周する168kmで行われる。

コースはゴール前こそ昨年と同じだが、ほかは異なる。標高差100mほど、最大勾配10%ほどの登坂とその半分ほどの登坂区間があり、ここがカギになる。
レースは序盤に少数の逃げができ、それをメイン集団が追走する形態になろう。果たしてメイン集団からブリッジをかけるアタックが出るか、そしてゴールも逃げ集団による少数の勝負になるだろう。コースがきつくなっているので、昨年のような大集団でのゴールの可能性は低い。
ここをトップで通過するのは果たして誰かここをトップで通過するのは果たして誰か photo:Hideaki.TAKAGI

前日の14日(土)にライセンスコントロールが終わり、スタートリストが発表になった。以下、チームと日本人選手名を記す。

BLITZEN宇都宮プロレーシングチーム:廣瀬、清水、長沼、斉藤、中山
EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン:宮澤、清水、福島、菊池、中島
マトリックスパワータグ: 向川、木守、涌本、澤田、元砂、福田
シマノレーシング:鈴木真理、野寺、飯野、畑中、鈴木譲、狩野
チームブリヂストン・アンカー: 山本、普久原、三瀧、嶌田、伊丹、福田
NIPPOコルナゴ: 井上、真鍋、佐野、山下
日本・大学選抜:西薗、加藤哲史、高橋将輝、早川、十時、中村弦太
鹿屋体育大学:伊藤、吉田、野口、江夏
中国ナショナルチーム
ホンコンチャイナナショナルチーム
大韓民国ナショナルチーム
議政府市チーム
大韓民国・学生選抜
日本・大学選抜チーム、6人それぞれに期待だ日本・大学選抜チーム、6人それぞれに期待だ photo:Hideaki.TAKAGI

国内チームでは、昨年優勝の鈴木真理、梅丹の宮澤・清水、NIPPOは佐野・真鍋、BSアンカーはツール・ド・おきなわを制した伊丹、マトリックスは向川と特に若手、ブリッツェンは清水、廣瀬、日本大学選抜は西薗、早川、中村ら、そして鹿屋は吉田、伊藤らが注目選手だ。

海外では韓国勢がスプリント力に長けており、中国ナショナルチームは、来年もスキル・シマノで走ることが決まっているジー・チェンも出場。ホンコンチャイナは若手だが、リャン・チーイン(ケンジ)がまとめ役だ。

いっぽうでエントリーリストに上がっていた阿部嵩之(シマノレーシング)、野中竜馬・内間康平(鹿屋体育大学)、小坂光(ブリッツェン)、辻善光(マトリックス)らは体調不良等のため欠場している。入れ替わりで出る狩野智也や木守望らに期待だ。

photo&text:高木秀彰

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