2016/10/08(土) - 15:42
世界最大の自転車ショー「ユーロバイク」。次期新製品が明らかになると同時にバイク界の潮流がつかめる展示会でホットなニューモデルを探した。Part.5ではデローザ、コラテック、エディ・メルクス、ファブリック、ブルックス、カーボンTi、チャレンジの7ブランドをピックアップします(記事インデックスはこちらから)。
デローザ(イタリア)
イタリアの老舗レーシングブランド「デローザ」は、ブランド初のエアロロード「SK PININFARINA」に登場した2種類のスペシャルカラーが話題となった。ダミアーノ・クネゴ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)がジロ・デ・イタリアより使用する「SK PININFARINA H2 SPEED」は、水素燃料を用いたピニンファリーナのレーシングカー「H2 SPEED」をオマージュしたカラーリングを纏う。
「SK PININFARINA LUXURY」は、こだわりの三層ペイントによるラグジュアリーモデルで、サテン地とポリッシュが織りなすコントラストが見る者を惹き付ける。販売は完成車で行われ、コンポーネントはカンパニョーロSUPERRECORD EPS V3、ホイールはピニンファリーナのロゴのみが添えられたカンパニョーロBORA ULTRA 80。サドルのトップカバーとバーテープは、フェラーリの内装に使われるものと同じ素材を使用しているのだとか。
また、「SK PININFARINA」にはディスクブレーキ仕様が追加。数年前よりラインアップされるIDOL Discは、前後のエンドがスルーアクスル対応へとアップデートされている。その他の継続モデルもカラーが施されており、どれもイタリアンブランドらしいハイセンスな仕上がりだ。
コラテック(ドイツ)
ジャーマンブランドのコラテックからは、新モデルが多数登場した。アルミの上位グレード「CORONES」はカーボンモデルの流れを汲んだフレーム設計となり、軽量化と高剛性化の一挙に達成。活況を呈しているハイグレードアルミロード戦線に名乗りを挙げた。
写真はないがカーボン製のセカンドグレードの「R.T Carbon」もハイエンドモデルCCT EVOから多くのテクノロジーを受け継ぎフルモデルチェンジ。その他、国内では未展開のTTバイク「C-TIME」や、双胴式のトップチューブが特徴的なMTBクロスカントリーバイク「SUPER BOW」シリーズも展示されていた。
エディ・メルクス(ベルギー)
エディ・メルクスの注目は、4年ぶりとなる新型フラッグシップロード「EM-525」の登場だ。先代にあたる「EMX-525」を踏襲し、剛性を更に強化しつつ、エアロ性能や振動吸収性も高め、レーシング性能に磨きを掛けた。また、1モデルであらゆる用途に対応できるよう、2種類のジオメトリーと、ディスクブレーキとリムブレーキという2種類のブレーキ仕様を用意したことも特徴である。
ファブリック(イギリス)
スタイリッシュなデザインと高い機能性を兼ね備えるサイクルパーツを展開する新興ブリティッシュブランドのファブリックは、ラインアップを順調に拡大中。前照灯として尾灯としても使えるバーサタイルなライト「FL」シリーズや、金属素材の質感を活かした仕上げのハンディーツールなどが登場した。
3Dプリンター製フルカーボンサドル「ALM ULTIMATE」や、スタンダードサドル「Scoop」シリーズには新色が追加。ボトルケージを一体化した「Cageless Water bottle」のツール缶バージョン「TOOL KEG BOTTLE」は、晴天の霹靂というべきアイデアプロダクトだ。
ブルックス(イギリス)
同じイギリスでもファブリックとは対照的に、今年で創業150年の節目を迎えたブルックス。伝統的な革サドルが有名な同社だが、近年は多種多様なプロダクトを展開しており、今年はオリジナルデザインのヘルメットが2種類登場。「Harrier」はコンペティショナルなフォルムを持つロードバイク用モデルで、カスクが製造を行う。フィッティングシステムはカスクの代表モデルであるMOJITOと共通だ。「Island」は、街並みに溶け込むミニマムなデザインのライトユーザー向けモデルである。
ヘルメット以外にもブース内では、ブルックスならではのトラディショナルな雰囲気を持つバックパックやパニアバック、CAMBIUMサドルから着想を得たバーテープなども展示されていた。
カーボンTi(イタリア)
「ぶっ飛んだ」といっては失礼だが、見た目のインパクトも強烈な軽量パーツを展開するイタリアンブランドのカーボンTi。CW編集部が注目したのは「CarboCam」と名付けられたロード用楕円チェーンリングだ。アウターで比較すると、ローターの「Qarbo」が実測117gなのに対して、「CarboCam」はカーボン製のベースに金属製の歯を組み合わせることでは81gという強烈な軽さを実現している。
チャレンジ(イタリア)
イタリアンタイヤブランドのチャレンジは、同社の看板商品とも言うべきシクロクロス用とグラベルロード用のラインアップを拡大。シクロクロス用には、砂地に特化したトレッドパターンの「DUNE」や、世界選手権での男女U23制覇を記念したアルカンシェル仕様のTEAM EDITIONが登場した。
photo:Makoto.AYANO
デローザ(イタリア)
イタリアの老舗レーシングブランド「デローザ」は、ブランド初のエアロロード「SK PININFARINA」に登場した2種類のスペシャルカラーが話題となった。ダミアーノ・クネゴ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)がジロ・デ・イタリアより使用する「SK PININFARINA H2 SPEED」は、水素燃料を用いたピニンファリーナのレーシングカー「H2 SPEED」をオマージュしたカラーリングを纏う。
「SK PININFARINA LUXURY」は、こだわりの三層ペイントによるラグジュアリーモデルで、サテン地とポリッシュが織りなすコントラストが見る者を惹き付ける。販売は完成車で行われ、コンポーネントはカンパニョーロSUPERRECORD EPS V3、ホイールはピニンファリーナのロゴのみが添えられたカンパニョーロBORA ULTRA 80。サドルのトップカバーとバーテープは、フェラーリの内装に使われるものと同じ素材を使用しているのだとか。
また、「SK PININFARINA」にはディスクブレーキ仕様が追加。数年前よりラインアップされるIDOL Discは、前後のエンドがスルーアクスル対応へとアップデートされている。その他の継続モデルもカラーが施されており、どれもイタリアンブランドらしいハイセンスな仕上がりだ。
コラテック(ドイツ)
ジャーマンブランドのコラテックからは、新モデルが多数登場した。アルミの上位グレード「CORONES」はカーボンモデルの流れを汲んだフレーム設計となり、軽量化と高剛性化の一挙に達成。活況を呈しているハイグレードアルミロード戦線に名乗りを挙げた。
写真はないがカーボン製のセカンドグレードの「R.T Carbon」もハイエンドモデルCCT EVOから多くのテクノロジーを受け継ぎフルモデルチェンジ。その他、国内では未展開のTTバイク「C-TIME」や、双胴式のトップチューブが特徴的なMTBクロスカントリーバイク「SUPER BOW」シリーズも展示されていた。
エディ・メルクス(ベルギー)
エディ・メルクスの注目は、4年ぶりとなる新型フラッグシップロード「EM-525」の登場だ。先代にあたる「EMX-525」を踏襲し、剛性を更に強化しつつ、エアロ性能や振動吸収性も高め、レーシング性能に磨きを掛けた。また、1モデルであらゆる用途に対応できるよう、2種類のジオメトリーと、ディスクブレーキとリムブレーキという2種類のブレーキ仕様を用意したことも特徴である。
ファブリック(イギリス)
スタイリッシュなデザインと高い機能性を兼ね備えるサイクルパーツを展開する新興ブリティッシュブランドのファブリックは、ラインアップを順調に拡大中。前照灯として尾灯としても使えるバーサタイルなライト「FL」シリーズや、金属素材の質感を活かした仕上げのハンディーツールなどが登場した。
3Dプリンター製フルカーボンサドル「ALM ULTIMATE」や、スタンダードサドル「Scoop」シリーズには新色が追加。ボトルケージを一体化した「Cageless Water bottle」のツール缶バージョン「TOOL KEG BOTTLE」は、晴天の霹靂というべきアイデアプロダクトだ。
ブルックス(イギリス)
同じイギリスでもファブリックとは対照的に、今年で創業150年の節目を迎えたブルックス。伝統的な革サドルが有名な同社だが、近年は多種多様なプロダクトを展開しており、今年はオリジナルデザインのヘルメットが2種類登場。「Harrier」はコンペティショナルなフォルムを持つロードバイク用モデルで、カスクが製造を行う。フィッティングシステムはカスクの代表モデルであるMOJITOと共通だ。「Island」は、街並みに溶け込むミニマムなデザインのライトユーザー向けモデルである。
ヘルメット以外にもブース内では、ブルックスならではのトラディショナルな雰囲気を持つバックパックやパニアバック、CAMBIUMサドルから着想を得たバーテープなども展示されていた。
カーボンTi(イタリア)
「ぶっ飛んだ」といっては失礼だが、見た目のインパクトも強烈な軽量パーツを展開するイタリアンブランドのカーボンTi。CW編集部が注目したのは「CarboCam」と名付けられたロード用楕円チェーンリングだ。アウターで比較すると、ローターの「Qarbo」が実測117gなのに対して、「CarboCam」はカーボン製のベースに金属製の歯を組み合わせることでは81gという強烈な軽さを実現している。
チャレンジ(イタリア)
イタリアンタイヤブランドのチャレンジは、同社の看板商品とも言うべきシクロクロス用とグラベルロード用のラインアップを拡大。シクロクロス用には、砂地に特化したトレッドパターンの「DUNE」や、世界選手権での男女U23制覇を記念したアルカンシェル仕様のTEAM EDITIONが登場した。
photo:Makoto.AYANO
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