2016/09/26(月) - 00:13
初開催のJBCFまえばし赤城山ヒルクライムはオスカル・プジョル(チーム右京)が初代優勝者に。ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が2位、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)は落車して3位になったためリーダーはホセ・ビセンテに。
JBCF初の赤城山ヒルクライム
前日のまえばしクリテリウムとのTwo In One大会として9月25日(日)に行われたまえばし赤城山ヒルクライム。全長20.8km標高差1313mがコースであり、標高差1200mどまりの多い日本国内のヒルクライムレースとしては標高差が大きい部類になる。当日朝は久しぶりの青空が広がり、一般クラス3500人の参加者も含め初秋の赤城山が選手を歓迎する。
一般クラスの参加者に見送られてP1クラスタが群馬グリフィンレーシングチーム先頭でスタート photo:Hideaki TAKAGI
好天に恵まれた赤城山のフィニッシュ地点 photo:Hideaki TAKAGI
P1クラスタはすべてのクラスで最初の朝6時55分にスタート。正式スタート後は群馬グリフィンレーシングチームの菅洋介と長沼隆行が抜け出しチームをアピール。その後は阿曽光佑(キナンサイクリングチーム)、木村圭佑(シマノレーシング)、屋部佳伸(FIETS GROEN 日本ロボティクス)、アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)らがアタックあるいは先頭に立ち集団は安定しない。
3km地点、勾配の緩い区間でアタックが繰り返される photo:Hideaki TAKAGI
9km地点から3kmを逃げたジョン・アベラストゥリ(チーム右京) photo:Hideaki TAKAGI
15km地点、集団を引く森本誠(イナーメ信濃山形) photo:Hideaki TAKAGI
16km地点、ペースを上げる田窪賢次(マトリックスパワータグ) photo:Hideaki TAKAGI
中盤まで安定しない集団
9km地点から雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)が先頭に立つとようやく集団は安定し、ここからジョン・アベラストゥリ(チーム右京)が逃げる。スプリンターのアベラストゥリはここから8分強、約3kmに渡って逃げ続け仕事をする。この動きも集団に吸収されたがその集団を引くのは森本誠(イナーメ信濃山形)。速いペースで引き続け集団は20人ほどになる。
その後は田窪賢次(マトリックスパワータグ)が先頭に立ちスピードを上げ集団も12人ほどとなった時点でホセ・ビセンテがアタックするが森本が引く集団に吸収される。そしてフィニッシュ地点まであと2.5km地点でプジョルが鋭くアタック。平地のようなスピードで単独抜け出すと独走態勢に。
17km地点、アタックするホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) photo:Hideaki TAKAGI
ラスト2km、オスカル・プジョル(チーム右京)を2人が追走する photo:Hideaki TAKAGI
ラスト2.5kmでオスカル・プジョルがアタック
集団からは増田そしてホセ・ビセンテの2人が抜け出し追走するが、ラスト1km地点で増田がセンターラインのキャッツアイに前輪を取られ落車。ホセ・ビセンテが単独でプジョルを追走し追い上げるものの10秒差でプジョルが逃げ切って優勝。ホセ・ビセンテ、増田と続き、この成績でホセ・ビセンテがJプロツアーリーダーに返り咲いた。
ラスト1km、オスカル・プジョル(チーム右京)が独走態勢でフィニッシュ地点へ向かう photo:Hideaki TAKAGI
オスカル・プジョル(チーム右京)が56分29秒で優勝 photo:Hideaki TAKAGI
優勝したプジョルはツアー・オブ・ジャパン富士山ステージで優勝し個人総合優勝を決めたヒルクライムの実力者。中盤では対極のスプリンターであるアベラストゥリの献身的なアシストがありチームで優勝を獲得した。中盤過ぎまで比較的緩い勾配が続くためロードレースの展開となり、チーム右京、マトリックスパワータグそして宇都宮ブリッツェンの合計3チームが総力戦で赤城山に臨んだ。
女子は唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が1時間07分33秒で優勝 photo:Hideaki TAKAGI
久しぶりの好天に恵まれた赤城山ヒルクライム当日 photo:Hideaki TAKAGI
P1クラスタ表彰 photo:Hideaki TAKAGI
Fクラスタ表彰 photo:Hideaki TAKAGI
E1クラスタ表彰 photo:Hideaki TAKAGI
E2クラスタ表彰 photo:Hideaki TAKAGI
結果
P1クラスタ
1位 オスカル・プジョル(チーム右京)56分29秒
2位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+10秒
3位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+33秒
4位 湊諒(シマノレーシング)+34秒
5位 堀孝明(宇都宮ブリッツェン)+36秒
6位 畑中勇介(チーム右京)+39秒
7位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)+40秒
8位 サルバドール・グアルディオラ(チーム右京)+42秒
9位 森本誠(イナーメ信濃山形)+44秒
10位 西村大輝(シマノレーシング)+55秒
Jプロツアーリーダー ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
U23リーダー 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
Fクラスタ
1位 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)1時間07分33秒
2位 樫木祥子(ニールプライド南信スバルサイクリングチーム)+1分27秒
3位 福田咲絵(フィッツ)+5分37秒
Jフェミニンツアーリーダー 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)
E1クラスタ
1位 星野貴也(COW GUMMA)1時間00分31秒
2位 藤田康祐(SPADE・ACE)+29秒
3位 岩倉航太郎(竹芝サイクルレーシング)+1分26秒
4位 公文拓真(徳島サイクルレーシング)+1分43秒
5位 高橋義博(LinkTOHOKU)+1分48秒
6位 河合玄太(リベルタスTOCHIGI BICYCLE CLUB)+1分51秒
Jエリートツアーリーダー 岡篤志(弱虫ペダルサイクリングチーム)
E2クラスタ
1位 狩野敦(上毛レーシング)1時間01分53秒
2位 宿谷英男(竹芝サイクルレーシング)+19秒
3位 折橋孝治(湾岸サイクリング・ユナイテッド)+32秒
4位 小林成輔(SUBARU RT)+49秒
5位 村田哲寛(トンデモクラブCSKAGA)+1分38秒
6位 阿部孝寛(チーム・ウォークライド)+2分34秒
photo&text:Hideaki TAKAGI
JBCF初の赤城山ヒルクライム
前日のまえばしクリテリウムとのTwo In One大会として9月25日(日)に行われたまえばし赤城山ヒルクライム。全長20.8km標高差1313mがコースであり、標高差1200mどまりの多い日本国内のヒルクライムレースとしては標高差が大きい部類になる。当日朝は久しぶりの青空が広がり、一般クラス3500人の参加者も含め初秋の赤城山が選手を歓迎する。
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P1クラスタはすべてのクラスで最初の朝6時55分にスタート。正式スタート後は群馬グリフィンレーシングチームの菅洋介と長沼隆行が抜け出しチームをアピール。その後は阿曽光佑(キナンサイクリングチーム)、木村圭佑(シマノレーシング)、屋部佳伸(FIETS GROEN 日本ロボティクス)、アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)らがアタックあるいは先頭に立ち集団は安定しない。
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中盤まで安定しない集団
9km地点から雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)が先頭に立つとようやく集団は安定し、ここからジョン・アベラストゥリ(チーム右京)が逃げる。スプリンターのアベラストゥリはここから8分強、約3kmに渡って逃げ続け仕事をする。この動きも集団に吸収されたがその集団を引くのは森本誠(イナーメ信濃山形)。速いペースで引き続け集団は20人ほどになる。
その後は田窪賢次(マトリックスパワータグ)が先頭に立ちスピードを上げ集団も12人ほどとなった時点でホセ・ビセンテがアタックするが森本が引く集団に吸収される。そしてフィニッシュ地点まであと2.5km地点でプジョルが鋭くアタック。平地のようなスピードで単独抜け出すと独走態勢に。
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ラスト2.5kmでオスカル・プジョルがアタック
集団からは増田そしてホセ・ビセンテの2人が抜け出し追走するが、ラスト1km地点で増田がセンターラインのキャッツアイに前輪を取られ落車。ホセ・ビセンテが単独でプジョルを追走し追い上げるものの10秒差でプジョルが逃げ切って優勝。ホセ・ビセンテ、増田と続き、この成績でホセ・ビセンテがJプロツアーリーダーに返り咲いた。
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優勝したプジョルはツアー・オブ・ジャパン富士山ステージで優勝し個人総合優勝を決めたヒルクライムの実力者。中盤では対極のスプリンターであるアベラストゥリの献身的なアシストがありチームで優勝を獲得した。中盤過ぎまで比較的緩い勾配が続くためロードレースの展開となり、チーム右京、マトリックスパワータグそして宇都宮ブリッツェンの合計3チームが総力戦で赤城山に臨んだ。
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結果
P1クラスタ
1位 オスカル・プジョル(チーム右京)56分29秒
2位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+10秒
3位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+33秒
4位 湊諒(シマノレーシング)+34秒
5位 堀孝明(宇都宮ブリッツェン)+36秒
6位 畑中勇介(チーム右京)+39秒
7位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)+40秒
8位 サルバドール・グアルディオラ(チーム右京)+42秒
9位 森本誠(イナーメ信濃山形)+44秒
10位 西村大輝(シマノレーシング)+55秒
Jプロツアーリーダー ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
U23リーダー 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
Fクラスタ
1位 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)1時間07分33秒
2位 樫木祥子(ニールプライド南信スバルサイクリングチーム)+1分27秒
3位 福田咲絵(フィッツ)+5分37秒
Jフェミニンツアーリーダー 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)
E1クラスタ
1位 星野貴也(COW GUMMA)1時間00分31秒
2位 藤田康祐(SPADE・ACE)+29秒
3位 岩倉航太郎(竹芝サイクルレーシング)+1分26秒
4位 公文拓真(徳島サイクルレーシング)+1分43秒
5位 高橋義博(LinkTOHOKU)+1分48秒
6位 河合玄太(リベルタスTOCHIGI BICYCLE CLUB)+1分51秒
Jエリートツアーリーダー 岡篤志(弱虫ペダルサイクリングチーム)
E2クラスタ
1位 狩野敦(上毛レーシング)1時間01分53秒
2位 宿谷英男(竹芝サイクルレーシング)+19秒
3位 折橋孝治(湾岸サイクリング・ユナイテッド)+32秒
4位 小林成輔(SUBARU RT)+49秒
5位 村田哲寛(トンデモクラブCSKAGA)+1分38秒
6位 阿部孝寛(チーム・ウォークライド)+2分34秒
photo&text:Hideaki TAKAGI
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