2016/08/23(火) - 09:18
今年で創業110周年を迎えたイタリア屈指の老舗バイクブランド、ウィリエールより新型エアロロードバイク「Cento10 AIR」が登場。カムテール形状のチューブ、専用エアロハンドル、インテグレーテッド設計によるシフトケーブルの内蔵化、ダイレクトマウントブレーキなどによりエアロ性能を高めている。
今回登場した「Cento10 AIR(チェントディエチ・エアー)」は、ウィリエールの創業110周年を記念した新たなフラッグシップエアロロード。今年のジロ・デ・イタリアでデビューを飾り、ベテランライダーのフィリッポ・ポッツァート(イタリア、ウィリエール・サウスイースト)が駆る1台だ。
先代モデルにあたる「Cento1」シリーズと比較すると各チューブが直線的となり、シンプルな佇まいへと変化した「Cento10 AIR」。しかし、カムテール断面を巧みに活用し、例えばフォークブレードは先端とショルダー部で断面形状を変えるといったように、実は空気の流れをきめ細かく最適化している。
この他にも、フォーククラウンとヘッドチューブの滑らかなインテグレーテッド設計や、ホイールとのクリアランスを大きく取ったフォークブレード及びシートステー、ダイレクトマウントブレーキや臼式シートクランプの採用により空気抵抗を低減。この様なきめ細かい設計により、フレーム単体のエアロ性能を大幅に高めることに成功したのだ。
そして、「Cento10 AIR」のエアロ性能にとって最大の肝となるのが「ALABARDA(アラバルダ)」と名付けられた専用設計のステム一体型ハンドルである。その特徴はシフトケーブルのルーティングにあり、ステム部からヘッドチューブへと通してフレームに内蔵。カムテール断面のフラット部や、ボルトの代わりに臼を用いたクランプ機構、エアロ形状のヘッドスペーサーとあわせて、自転車全体の空気抵抗の中でも特に大きな割合を占めるハンドル周りのエアロダイナミクスを改善。「Cento1 AIR」に対して前方投影面積は2.86%増加したものの、8%ものパワーセーブを可能とした。
一方で、メンテナンス性とのバランスにも配慮されている「ALABARDA」。裏側には溝が設けられており、そこにケーブル類やシマノDi2のジャンクションAを収め、最後に専用プレートで蓋をするという構造をとる。このため、一般的なロードバイクと大差ない時間で組み付けできるはずだ。機械式コンポを使用する場合には、専用設計のFD用アジャスターをダウンチューブに取り付ける。
「ALABARDA」には、ステム長とハンドル幅の組み合わせが異なる5サイズが用意されるが、汎用規格のハンドルバー及びステムも使用可能。より細かくフィッティングにこだわる方や、お気に入りのハンドルがある方にも対応した、ユーザーフレンドリーな設計だ。大きなタイヤクリアランスは最大28mmに対応する。
フレーム素材には、「Cento1」シリーズと同じく60Tクラスのカーボンを採用する。BB386からBB86へと変更となったボトムブラケットや、左右非対称設計のシートステーと合わせて、より高効率な走りを実現。そして、サイズごとに乗り味が変わらないよう、各サイズで細かくチューブ径を変えている点も、忘れてならないポイントである。
サイズはXS、S、M、L、XL、XXLの6種類をラインアップ。カラーはホワイト、マットブラック、レッドの3色展開だ。販売パッケージはフレームセットと3種類の完成車を用意。完成車は、シマノR9100系新型DURA-ACEと同ULTEGRAからコンポーネントを選択できる、ホイールにシマノWH-R9100-C40-CLをアッセンブルした仕様も用意される(いずれも機械式変速)。取り扱いは服部産業。
ウィリエール Cento10 AIR(完成車/フレームセット)
フレーム:60tカーボン
フォーク:60tカーボン
ボトムブラケット:BB86
最大タイヤ幅:28mm
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL(6種類)
カラー:ホワイト、マットブラック、レッド
税抜価格:
フレームセット 440,000円
ALABARDA単体 72,000円
フレーム+ALABARDAセット 500,000円
シマノ R9100系DURA-ACE+WH-R9100-C40-CL 910,000円
シマノ R9100系DURA-ACE+WH-RS11 710,000円
シマノ 6800系ULTEGRA+WH-RS11 585,000円
今回登場した「Cento10 AIR(チェントディエチ・エアー)」は、ウィリエールの創業110周年を記念した新たなフラッグシップエアロロード。今年のジロ・デ・イタリアでデビューを飾り、ベテランライダーのフィリッポ・ポッツァート(イタリア、ウィリエール・サウスイースト)が駆る1台だ。
先代モデルにあたる「Cento1」シリーズと比較すると各チューブが直線的となり、シンプルな佇まいへと変化した「Cento10 AIR」。しかし、カムテール断面を巧みに活用し、例えばフォークブレードは先端とショルダー部で断面形状を変えるといったように、実は空気の流れをきめ細かく最適化している。
この他にも、フォーククラウンとヘッドチューブの滑らかなインテグレーテッド設計や、ホイールとのクリアランスを大きく取ったフォークブレード及びシートステー、ダイレクトマウントブレーキや臼式シートクランプの採用により空気抵抗を低減。この様なきめ細かい設計により、フレーム単体のエアロ性能を大幅に高めることに成功したのだ。
そして、「Cento10 AIR」のエアロ性能にとって最大の肝となるのが「ALABARDA(アラバルダ)」と名付けられた専用設計のステム一体型ハンドルである。その特徴はシフトケーブルのルーティングにあり、ステム部からヘッドチューブへと通してフレームに内蔵。カムテール断面のフラット部や、ボルトの代わりに臼を用いたクランプ機構、エアロ形状のヘッドスペーサーとあわせて、自転車全体の空気抵抗の中でも特に大きな割合を占めるハンドル周りのエアロダイナミクスを改善。「Cento1 AIR」に対して前方投影面積は2.86%増加したものの、8%ものパワーセーブを可能とした。
一方で、メンテナンス性とのバランスにも配慮されている「ALABARDA」。裏側には溝が設けられており、そこにケーブル類やシマノDi2のジャンクションAを収め、最後に専用プレートで蓋をするという構造をとる。このため、一般的なロードバイクと大差ない時間で組み付けできるはずだ。機械式コンポを使用する場合には、専用設計のFD用アジャスターをダウンチューブに取り付ける。
「ALABARDA」には、ステム長とハンドル幅の組み合わせが異なる5サイズが用意されるが、汎用規格のハンドルバー及びステムも使用可能。より細かくフィッティングにこだわる方や、お気に入りのハンドルがある方にも対応した、ユーザーフレンドリーな設計だ。大きなタイヤクリアランスは最大28mmに対応する。
フレーム素材には、「Cento1」シリーズと同じく60Tクラスのカーボンを採用する。BB386からBB86へと変更となったボトムブラケットや、左右非対称設計のシートステーと合わせて、より高効率な走りを実現。そして、サイズごとに乗り味が変わらないよう、各サイズで細かくチューブ径を変えている点も、忘れてならないポイントである。
サイズはXS、S、M、L、XL、XXLの6種類をラインアップ。カラーはホワイト、マットブラック、レッドの3色展開だ。販売パッケージはフレームセットと3種類の完成車を用意。完成車は、シマノR9100系新型DURA-ACEと同ULTEGRAからコンポーネントを選択できる、ホイールにシマノWH-R9100-C40-CLをアッセンブルした仕様も用意される(いずれも機械式変速)。取り扱いは服部産業。
ウィリエール Cento10 AIR(完成車/フレームセット)
フレーム:60tカーボン
フォーク:60tカーボン
ボトムブラケット:BB86
最大タイヤ幅:28mm
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL(6種類)
カラー:ホワイト、マットブラック、レッド
税抜価格:
フレームセット 440,000円
ALABARDA単体 72,000円
フレーム+ALABARDAセット 500,000円
シマノ R9100系DURA-ACE+WH-R9100-C40-CL 910,000円
シマノ R9100系DURA-ACE+WH-RS11 710,000円
シマノ 6800系ULTEGRA+WH-RS11 585,000円
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