2016/08/07(日) - 09:40
スペイン人選手3人対、宇都宮ブリッツェン3人の構図になった中盤。雨澤毅明と堀孝明がアタックし有利に進め、ラスト1.5kmでスパートをかけたのは増田成幸。オスカル・プジョル(チーム右京)らを下し完全な勝利を挙げた。
長野県宮田村での連戦初日は10.7kmで標高差890mを上るヒルクライム。平均勾配8.6%だが部分的に10%が連続するハードなコース。スタート時点では気温35度を記録していたが、フィニッシュ地点の宮田高原キャンプ場は標高1650mで木陰はやや涼しさを感じる。翌日は性格の全く違うクリテリウムのため、チームによっては出場選手を分けたところも。
P1クラスタは108名がスタート。注目は昨年32分32秒で優勝したプジョル。今年のツアー・オブ・ジャパンの富士山ステージを歴代2位の38分台で上ったその走力に期待がかかる。スタート後はマトリックスパワータグが先頭を引く。しだいに同チームのホセ・ビセンテ・トリビオが先頭固定となって5km地点まで引く。このハイペースに集団は絞られ先頭は7人になる。宇都宮ブリッツェンは増田、堀孝明、雨澤毅明、チーム右京はプジョル、ベンジャミ・プラデス、サルバドール・グアルディオラそしてマトリックスのホセ・ビセンテだ。
宇都宮ブリッツェン対、スペイン人選手の構図となった中盤、まず雨澤がアタックする。時差で次に堀がアタックし合流して宇都宮ブリッツェンの若手2人が先頭を走る。これを追うのはプジョルで増田がこれに続く。ヒルクライムと言えど勾配の緩い区間もありロードレースの駆け引きが続く。先頭から雨澤が下がり後続に合流するが堀は先頭で粘る。
ラスト1.5kmで先行していた堀もプジョルの集団につかまるが、ここで増田が鋭いアタックを繰り出す。これには誰も反応できず増田は差を広げてフィニッシュし優勝。これにプジョル、堀、雨澤と続いた。宇都宮ブリッツェンがレースを完全に支配したが若い堀と雨澤の活躍が特に光った。これに増田個人の力がかみ合いレースを支配した。プジョルらが軒並み昨年よりタイムを落とす中、増田は昨年の自身のタイムを32秒縮めている。
優勝した増田成幸(宇都宮ブリッツェン)のコメント
オスカル(プジョル)に勝てたのがすごく嬉しいですね。1対1でやっていたらどうなっていたか。僕のほうが実力は下のはずなので今日は若手の2人が思い切ってアタックしてくれて、ライバルチームの力を削って自分が勝てただけです。ヒルクライムですが今日は展開があって走っててもドキドキしましたね。いつも外国人選手にやられっぱなしだったのでここらで頑張っておかないと。最後は苦しかったですが逃げ切りました。
結果
P1クラスタ 10.7km
1位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)33分52秒
2位 オスカル・プジョル(チーム右京)+19秒
3位 堀孝明(宇都宮ブリッツェン)+21秒
4位 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)+27秒
5位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+1分27秒
6位 サルバドール・グアルディオラ(チーム右京)+2分05秒
7位 森本誠(イナーメ信濃山形)
8位 山下貴宏(シエルヴォ奈良ミヤタメリダレーシングチーム)+2分08秒
9位 才田直人(リオモベルマーレレーシングチーム)
10位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)+2分15秒
Jプロツアーリーダー ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
U23リーダー 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
Fクラスタ 10.7km
1位 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)43分44秒
2位 坂口聖香(パナソニックレディース)+2分59秒
3位 針谷千紗子(Live GARDEN BICI STELLE)+5分52秒
Jフェミニンツアーリーダー 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)
E1クラスタ 10.7km
1位 岡篤志(弱虫ペダルサイクリングチーム)36分57秒
2位 宮津旭(サイタマサイクルプロジェクト)+11秒
3位 長塚寿生(弱虫ペダルサイクリングチーム)+1分02秒
4位 松木健治(クラブシルベスト)+1分20秒
5位 中村俊介(SEKIYA)+2分09秒
6位 藤田康祐(SPADE・ACE)+2分13秒
Jエリートツアーリーダー 岡篤志(弱虫ペダルサイクリングチーム)
photo&text:高木秀彰
長野県宮田村での連戦初日は10.7kmで標高差890mを上るヒルクライム。平均勾配8.6%だが部分的に10%が連続するハードなコース。スタート時点では気温35度を記録していたが、フィニッシュ地点の宮田高原キャンプ場は標高1650mで木陰はやや涼しさを感じる。翌日は性格の全く違うクリテリウムのため、チームによっては出場選手を分けたところも。
P1クラスタは108名がスタート。注目は昨年32分32秒で優勝したプジョル。今年のツアー・オブ・ジャパンの富士山ステージを歴代2位の38分台で上ったその走力に期待がかかる。スタート後はマトリックスパワータグが先頭を引く。しだいに同チームのホセ・ビセンテ・トリビオが先頭固定となって5km地点まで引く。このハイペースに集団は絞られ先頭は7人になる。宇都宮ブリッツェンは増田、堀孝明、雨澤毅明、チーム右京はプジョル、ベンジャミ・プラデス、サルバドール・グアルディオラそしてマトリックスのホセ・ビセンテだ。
宇都宮ブリッツェン対、スペイン人選手の構図となった中盤、まず雨澤がアタックする。時差で次に堀がアタックし合流して宇都宮ブリッツェンの若手2人が先頭を走る。これを追うのはプジョルで増田がこれに続く。ヒルクライムと言えど勾配の緩い区間もありロードレースの駆け引きが続く。先頭から雨澤が下がり後続に合流するが堀は先頭で粘る。
ラスト1.5kmで先行していた堀もプジョルの集団につかまるが、ここで増田が鋭いアタックを繰り出す。これには誰も反応できず増田は差を広げてフィニッシュし優勝。これにプジョル、堀、雨澤と続いた。宇都宮ブリッツェンがレースを完全に支配したが若い堀と雨澤の活躍が特に光った。これに増田個人の力がかみ合いレースを支配した。プジョルらが軒並み昨年よりタイムを落とす中、増田は昨年の自身のタイムを32秒縮めている。
優勝した増田成幸(宇都宮ブリッツェン)のコメント
オスカル(プジョル)に勝てたのがすごく嬉しいですね。1対1でやっていたらどうなっていたか。僕のほうが実力は下のはずなので今日は若手の2人が思い切ってアタックしてくれて、ライバルチームの力を削って自分が勝てただけです。ヒルクライムですが今日は展開があって走っててもドキドキしましたね。いつも外国人選手にやられっぱなしだったのでここらで頑張っておかないと。最後は苦しかったですが逃げ切りました。
結果
P1クラスタ 10.7km
1位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)33分52秒
2位 オスカル・プジョル(チーム右京)+19秒
3位 堀孝明(宇都宮ブリッツェン)+21秒
4位 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)+27秒
5位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+1分27秒
6位 サルバドール・グアルディオラ(チーム右京)+2分05秒
7位 森本誠(イナーメ信濃山形)
8位 山下貴宏(シエルヴォ奈良ミヤタメリダレーシングチーム)+2分08秒
9位 才田直人(リオモベルマーレレーシングチーム)
10位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)+2分15秒
Jプロツアーリーダー ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
U23リーダー 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
Fクラスタ 10.7km
1位 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)43分44秒
2位 坂口聖香(パナソニックレディース)+2分59秒
3位 針谷千紗子(Live GARDEN BICI STELLE)+5分52秒
Jフェミニンツアーリーダー 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)
E1クラスタ 10.7km
1位 岡篤志(弱虫ペダルサイクリングチーム)36分57秒
2位 宮津旭(サイタマサイクルプロジェクト)+11秒
3位 長塚寿生(弱虫ペダルサイクリングチーム)+1分02秒
4位 松木健治(クラブシルベスト)+1分20秒
5位 中村俊介(SEKIYA)+2分09秒
6位 藤田康祐(SPADE・ACE)+2分13秒
Jエリートツアーリーダー 岡篤志(弱虫ペダルサイクリングチーム)
photo&text:高木秀彰
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